JPS61100302A - ウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法 - Google Patents
ウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法Info
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- JPS61100302A JPS61100302A JP22061784A JP22061784A JPS61100302A JP S61100302 A JPS61100302 A JP S61100302A JP 22061784 A JP22061784 A JP 22061784A JP 22061784 A JP22061784 A JP 22061784A JP S61100302 A JPS61100302 A JP S61100302A
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- boron nitride
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- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B27/00—Tools for turning or boring machines; Tools of a similar kind in general; Accessories therefor
- B23B27/14—Cutting tools of which the bits or tips or cutting inserts are of special material
- B23B27/141—Specially shaped plate-like cutting inserts, i.e. length greater or equal to width, width greater than or equal to thickness
- B23B27/145—Specially shaped plate-like cutting inserts, i.e. length greater or equal to width, width greater than or equal to thickness characterised by having a special shape
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23B—TURNING; BORING
- B23B2200/00—Details of cutting inserts
- B23B2200/24—Cross section of the cutting edge
- B23B2200/242—Cross section of the cutting edge bevelled or chamfered
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- B23B—TURNING; BORING
- B23B2226/00—Materials of tools or workpieces not comprising a metal
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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- Geometry (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
この発明はウルツ鉱型窒化硼素を含有する焼結体チップ
を切削工具刃部に付けて、ロックウェル硬度Ｃスケール
（以下ＨＲＣと記す） ４０〜７゜の鋼材を切削速度２
００ ｍ／ｍ以下、送り量０．２ｍ／回転以下、切込み
１．０禦以下で切削する場合のチップ刃先のランド形成
方法に関するものである。
を切削工具刃部に付けて、ロックウェル硬度Ｃスケール
（以下ＨＲＣと記す） ４０〜７゜の鋼材を切削速度２
００ ｍ／ｍ以下、送り量０．２ｍ／回転以下、切込み
１．０禦以下で切削する場合のチップ刃先のランド形成
方法に関するものである。
（従来技術）
従来、高圧相窒化硼素を使った切削工具としては、立方
晶型窒化硼素（ＣＢＮ ）を含有する焼結体、ウルツ鉱
型窒化硼素い■Ｎ）を含有する焼結体およびＣＢＮ （
！： ＷＢＮとを含有する焼結体がある。このうちＣＢ
Ｎ含有焼結体は硬くて切れ味は良いが、もろく欠は易い
難点がある。ＷＢＮ含有焼結体はＣＢＮ含有焼結体よシ
靭性に優れている。更にＷＢＮとＣＢＮとを含有する焼
結体は硬度と靭性とを適度に制御することができる。
晶型窒化硼素（ＣＢＮ ）を含有する焼結体、ウルツ鉱
型窒化硼素い■Ｎ）を含有する焼結体およびＣＢＮ （
！： ＷＢＮとを含有する焼結体がある。このうちＣＢ
Ｎ含有焼結体は硬くて切れ味は良いが、もろく欠は易い
難点がある。ＷＢＮ含有焼結体はＣＢＮ含有焼結体よシ
靭性に優れている。更にＷＢＮとＣＢＮとを含有する焼
結体は硬度と靭性とを適度に制御することができる。
そのためこのような焼結体のチップは、従来研削加工に
頼っていたＨＲＣ硬度４０〜７０の焼入鋼の切削加工用
として大量に使われるようになってきた。
頼っていたＨＲＣ硬度４０〜７０の焼入鋼の切削加工用
として大量に使われるようになってきた。
しかし、靭性を高めたＷＢＮ工具でも、窒化硼素粉末の
焼結体であるから比較的脆弱でおることは否めない。旋
盤やフライス盤等の工作機械の精度の低いものや、何ら
かの作用で外乱を受けやすい環境で稼働している場合、
あるいは作業者の技能に問題がある場合などに、時々刃
先のチッピングや、塑性的摩耗等による工具損傷を生じ
、切削精度や能率の著しい低下がもたらされることがあ
る。
焼結体であるから比較的脆弱でおることは否めない。旋
盤やフライス盤等の工作機械の精度の低いものや、何ら
かの作用で外乱を受けやすい環境で稼働している場合、
あるいは作業者の技能に問題がある場合などに、時々刃
先のチッピングや、塑性的摩耗等による工具損傷を生じ
、切削精度や能率の著しい低下がもたらされることがあ
る。
本発明者らは経験上１、上記のような精度、能率の低下
も、恐らくは刃先先端のチャンファの改善により防げる
ものが多いのではないかと考えた。
も、恐らくは刃先先端のチャンファの改善により防げる
ものが多いのではないかと考えた。
チャンファとは、刃先が欠けるのを防ぐため刃先稜線を
１覇以内の幅で細く研ぎ落した所をい＼、その加工を一
般にチャンファ・ホーニングと呼んでいるが、正式名称
ではない。ＪＩＳ規格では、すくい面ランド、逃げ面ラ
ンドという呼び名だけ決められておシ、その寸法、角度
の表示法もない現状である。
１覇以内の幅で細く研ぎ落した所をい＼、その加工を一
般にチャンファ・ホーニングと呼んでいるが、正式名称
ではない。ＪＩＳ規格では、すくい面ランド、逃げ面ラ
ンドという呼び名だけ決められておシ、その寸法、角度
の表示法もない現状である。
従来技術を示す図書としては株式会社大河出版発行、悔
涙、管野両氏編著「超硬工具のカントコロ」５９頁に「
ホーニングの目やす」として第８図の絵に添えて、「角
度」は「超硬２０°、サーメット２５°、セラミックス
３０°」とし、「幅」はいずれも送り量をｆとして「ｆ
×０．５〜０．８」としている。この程度の目やすて、
作業に当る ！□現場技術者が、思い思いに「ホーニ
ング」しているのが一般である。その「ホーニング」の
目的は上記文献に「”鋼削シには、ホーニングを２とい
われていますが、微小の刃こぼれをふせぐとともに、断
続的な切刃への衝撃に対しても切刃採掘に効果があシま
す。」とあるように刃先保護が唯一の目的であった。
涙、管野両氏編著「超硬工具のカントコロ」５９頁に「
ホーニングの目やす」として第８図の絵に添えて、「角
度」は「超硬２０°、サーメット２５°、セラミックス
３０°」とし、「幅」はいずれも送り量をｆとして「ｆ
×０．５〜０．８」としている。この程度の目やすて、
作業に当る ！□現場技術者が、思い思いに「ホーニ
ング」しているのが一般である。その「ホーニング」の
目的は上記文献に「”鋼削シには、ホーニングを２とい
われていますが、微小の刃こぼれをふせぐとともに、断
続的な切刃への衝撃に対しても切刃採掘に効果があシま
す。」とあるように刃先保護が唯一の目的であった。
（発明が解決しようとする問題点）
本発明者等は新しいＷＢＮ焼結工具の切削性能試験のた
め、刃先形状、角度、ランド寸法を種々に変えた実験を
行った。この実験によシ、本発明者等が考えたとおシ、
刃先のランド形成は単なる刃先寿命の延伸策でなく、切
削加工の精度、能率を左右する重要要件である事を見出
した。また、−個のチップで寿命も精度も能率もよいも
のを求めることは難しい事も分った。
め、刃先形状、角度、ランド寸法を種々に変えた実験を
行った。この実験によシ、本発明者等が考えたとおシ、
刃先のランド形成は単なる刃先寿命の延伸策でなく、切
削加工の精度、能率を左右する重要要件である事を見出
した。また、−個のチップで寿命も精度も能率もよいも
のを求めることは難しい事も分った。
こうして本発明者等は、窒化硼素系刃先チップで焼入鋼
、特殊鋼を切削する場合、加工精度に重点をおくチップ
と、加工能率に重点をおくチップとをはつきシ分け、夫
々に対するランド形成方法を明示することを発明の目的
としたのである。
、特殊鋼を切削する場合、加工精度に重点をおくチップ
と、加工能率に重点をおくチップとをはつきシ分け、夫
々に対するランド形成方法を明示することを発明の目的
としたのである。
（問題点を解決するための手段）
多くの実験の結果として得られたこの発明は、ウルツ鉱
型窒化硼素粉末を含有する焼結体チップを切削工具刃部
に付けて、ロックウェル硬度Ｃスケール４０〜７０の鋼
材を、切削速度２００ ｍ／＝以下、送り量０．２０
ｍ ／回転以下、切込み１．０醪以下で切削する場合に
使用する切削工具において、 上記チップ刃先のランド形成は、すくい面に対するラン
ド傾斜角１８°−５８°、ランド幅０．１５〜０．３５
ｍ とすることを特徴とするウルシ鉱型窒化硼素焼
結体切削工具刃先のランド形成方法である。
型窒化硼素粉末を含有する焼結体チップを切削工具刃部
に付けて、ロックウェル硬度Ｃスケール４０〜７０の鋼
材を、切削速度２００ ｍ／＝以下、送り量０．２０
ｍ ／回転以下、切込み１．０醪以下で切削する場合に
使用する切削工具において、 上記チップ刃先のランド形成は、すくい面に対するラン
ド傾斜角１８°−５８°、ランド幅０．１５〜０．３５
ｍ とすることを特徴とするウルシ鉱型窒化硼素焼
結体切削工具刃先のランド形成方法である。
特に加工精度に重点をおく場合は、すくい面に対するラ
ンド傾斜角１８°〜２８°、ランド幅０．１５〜０．２
５ ｍとし、加工能率に重点をおく場合は、すくい面に
対するランド傾斜角２８°〜６８°、ランド幅０．２５
〜０．３５■とするのである。
ンド傾斜角１８°〜２８°、ランド幅０．１５〜０．２
５ ｍとし、加工能率に重点をおく場合は、すくい面に
対するランド傾斜角２８°〜６８°、ランド幅０．２５
〜０．３５■とするのである。
（作用）
この発明は従来、もっばら研削加工に頼っていたＨＲＣ
４０〜７０の焼入鋼、特殊鋼の加工を切削加工に変える
ため、ｗＢＮ系焼結体チップの使い方を示すものとい＼
得る。チップの使い方といっても、これをバイト、カッ
ター等の切削工具刃部に付け、所要のすくい角、逃げ角
を与えて用いる事は従来と全く変らない。その切削条件
として、切削速度２ＣＪＯｍ／ｍ以下、送り量０．２０
餌／回転以下、切込み１．０簡以下としたのも、高硬度
仔を対象とした場合、比較的妥当な範囲である。
４０〜７０の焼入鋼、特殊鋼の加工を切削加工に変える
ため、ｗＢＮ系焼結体チップの使い方を示すものとい＼
得る。チップの使い方といっても、これをバイト、カッ
ター等の切削工具刃部に付け、所要のすくい角、逃げ角
を与えて用いる事は従来と全く変らない。その切削条件
として、切削速度２ＣＪＯｍ／ｍ以下、送り量０．２０
餌／回転以下、切込み１．０簡以下としたのも、高硬度
仔を対象とした場合、比較的妥当な範囲である。
この発明の特徴は、ＷＢＮ焼結体チップによシＨＲＣ４
０〜７０という高硬度鋼を切削加工する場合、粗削シ用
チップと中仕上用チップとを使い分け、夫々専用チップ
として、そのランド角、幅を指定したところにある。予
めランド形成を済ました使い捨てチップも、そうでない
ものも、粗削シ用と中仕上用とのランド寸法を上述のよ
うに違えて仕上げるのである。熱論、粗削シ用は加工能
率に重点をおくものでアシ、中仕上用は加工精度に重点
をおくものとなる。概していえば、前者はランド傾斜角
、ランド幅共に大きく、後者は共に小さい。どうして前
者が能率的で、後者が精度に勝るかけ、理論でなく、多
くの実験結果から導かれた。
０〜７０という高硬度鋼を切削加工する場合、粗削シ用
チップと中仕上用チップとを使い分け、夫々専用チップ
として、そのランド角、幅を指定したところにある。予
めランド形成を済ました使い捨てチップも、そうでない
ものも、粗削シ用と中仕上用とのランド寸法を上述のよ
うに違えて仕上げるのである。熱論、粗削シ用は加工能
率に重点をおくものでアシ、中仕上用は加工精度に重点
をおくものとなる。概していえば、前者はランド傾斜角
、ランド幅共に大きく、後者は共に小さい。どうして前
者が能率的で、後者が精度に勝るかけ、理論でなく、多
くの実験結果から導かれた。
これについては以下の実施例によって説明する。
（実施例）
第１．２図にウルツ鉱型窒化硼素い■Ｎ）含有焼結体の
切削用チップＣの二側を示す。そのＷＢＮ （一部は焼
結中にＣＢＮに変化）部分を／、その合材を−としてい
る。ＷＢＮ微粉末を焼結と同時に超硬合金の台材λに接
合したもので、窒化硼素（ＢＮ）部分／の寸法は厚み１
簡、−辺の長さ４．５＋＋ｍ、台材コの厚み５咽、その
−辺の長さ１２露である。
切削用チップＣの二側を示す。そのＷＢＮ （一部は焼
結中にＣＢＮに変化）部分を／、その合材を−としてい
る。ＷＢＮ微粉末を焼結と同時に超硬合金の台材λに接
合したもので、窒化硼素（ＢＮ）部分／の寸法は厚み１
簡、−辺の長さ４．５＋＋ｍ、台材コの厚み５咽、その
−辺の長さ１２露である。
第５図は第１図のチップＣの先端部を拡大したもので、
この発明によシ刃先のランド３を形成している。第４図
にそのランド３を含む刃先 １゜断面を示す。チッ
プのＷＢＮ系焼結体部分／の上面ｌαがすくい面、側面
／ｂが逃げ面となシ、両面が交る稜線を研ぎ落してラン
ド３が作られている。上面／ａと側面／ｂとは直角をな
している。
この発明によシ刃先のランド３を形成している。第４図
にそのランド３を含む刃先 １゜断面を示す。チッ
プのＷＢＮ系焼結体部分／の上面ｌαがすくい面、側面
／ｂが逃げ面となシ、両面が交る稜線を研ぎ落してラン
ド３が作られている。上面／ａと側面／ｂとは直角をな
している。
すくい面／αに対するランド傾斜角をθ、ランド幅をＬ
としている。
としている。
このチップＣはバイト、ミリングカッター等の切削工具
刃部に取付けて使うことは従来と変りない。第５．６図
にこれをクランプオン式バイトホルダ弘に取付けた状態
を示す。このホルダグはＪＩＳ規格のＦ’Ｎ１１Ｒ−５
５で、これを水平に固定すると、刃先のすくい面／ｃＬ
がすくい角γ、この例では角５°、逃げ面／ｂが逃げ角
α、この例では角５°だけ傾斜し、アプローチ角Ｗ、こ
の例では角１５°を生ずる。
刃部に取付けて使うことは従来と変りない。第５．６図
にこれをクランプオン式バイトホルダ弘に取付けた状態
を示す。このホルダグはＪＩＳ規格のＦ’Ｎ１１Ｒ−５
５で、これを水平に固定すると、刃先のすくい面／ｃＬ
がすくい角γ、この例では角５°、逃げ面／ｂが逃げ角
α、この例では角５°だけ傾斜し、アプローチ角Ｗ、こ
の例では角１５°を生ずる。
第７図はこれによる切削中の状態の説明図で、バイトホ
ルダグの軸を被切削材Ｍの軸に直角に向けると切込み角
には７５°となる。切込み（深さ）はαで示す。
ルダグの軸を被切削材Ｍの軸に直角に向けると切込み角
には７５°となる。切込み（深さ）はαで示す。
従来の技術の項で挙げた図書からとった第８図は、付は
刃Ｃのすくい面ランドを手持ちのホーニング砥石Ｈでも
って形成するところを示している。
刃Ｃのすくい面ランドを手持ちのホーニング砥石Ｈでも
って形成するところを示している。
次に第１図のチップＣを第５．６図のホルダダにつｉて
、第７図のように丸棒試料を旋削した場合、刃先ランド
３の角度、幅が切削抵抗、切削面精度、刃先摩耗にどの
ように影響するかを調べた実験結果を述べる。
、第７図のように丸棒試料を旋削した場合、刃先ランド
３の角度、幅が切削抵抗、切削面精度、刃先摩耗にどの
ように影響するかを調べた実験結果を述べる。
実験は多岐にわたって行ったが、こ＼には合金工具鋼５
ＫＤ１１（主要元素Ｃｒ １１．９５、Ｍｏ Ｏ，９１
、Ｖｏ、２５、Ｃ１，５２）に対するもののみ示す。な
お機械構造用炭素鋼Ｓ ４０Ｃ，Ｓ ５０ＣＸＳＫ５及
び７、軸受鋼ＳＵＪ ２〜４、ダイス鋼ＳＫＤ １及び
１１、高速度鋼ＳＫＨ４，９，５５，５７等、熱処理に
よシＨＲＣ４０〜７０にしたものも、はｙ同様な傾向を
示している。
ＫＤ１１（主要元素Ｃｒ １１．９５、Ｍｏ Ｏ，９１
、Ｖｏ、２５、Ｃ１，５２）に対するもののみ示す。な
お機械構造用炭素鋼Ｓ ４０Ｃ，Ｓ ５０ＣＸＳＫ５及
び７、軸受鋼ＳＵＪ ２〜４、ダイス鋼ＳＫＤ １及び
１１、高速度鋼ＳＫＨ４，９，５５，５７等、熱処理に
よシＨＲＣ４０〜７０にしたものも、はｙ同様な傾向を
示している。
さて、上記試料５ＫＤ−１１は熱処理によυＨＲＣ６０
にし、これを削る第１図のチップＣの刃先ランド形状は
、第４図の角θを１５．２０．２５．６０．３５と変え
、ランド幅りを０．１．０．２．０．３と変えたものを
用意した。
にし、これを削る第１図のチップＣの刃先ランド形状は
、第４図の角θを１５．２０．２５．６０．３５と変え
、ランド幅りを０．１．０．２．０．３と変えたものを
用意した。
実験の切削条件は、切削速度５０〜２００ｍ／＝＋、送
り量０．０２〜０．１６１１Ｗ／回転、切込み０．１〜
０．５嘔の湿式、乾式で行ったが、その典型的な一例を
と＼に示す。
り量０．０２〜０．１６１１Ｗ／回転、切込み０．１〜
０．５嘔の湿式、乾式で行ったが、その典型的な一例を
と＼に示す。
この例の切削条件は終始、切削速度１００ ｆ’ｒＬ／
ｍ、送り量０．０８１ｗ／回転、切込み０．２■、乾式
切削である。第９図以下はその実験結果の一部である。
ｍ、送り量０．０８１ｗ／回転、切込み０．２■、乾式
切削である。第９図以下はその実験結果の一部である。
第９図は切削抵抗の送り分力を縦軸、ランド角θを横軸
にしている。第１０図は主分力を縦軸にしただけ異る。
にしている。第１０図は主分力を縦軸にしただけ異る。
線図の丸はＬ＝Ｑ、ｉｗ、三角はＬ ＝ ０．’ｌ ｗ
ｔ＋ 、四角はＬ ＝ ０．５ｗｓのランド幅のものを
表わす。
ｔ＋ 、四角はＬ ＝ ０．５ｗｓのランド幅のものを
表わす。
非常に微妙な実験で、被剛材のくわえ方、焼入鋼材の表
皮と内部との硬度差等の影響もひソいていると思われる
が、第９．１０図その他の実験結果を総合して、θ＝２
０°〜２５°付近で切削抵抗は両分力ともに低く、ラン
ド幅りの影響は少いことが確かめられた。
皮と内部との硬度差等の影響もひソいていると思われる
が、第９．１０図その他の実験結果を総合して、θ＝２
０°〜２５°付近で切削抵抗は両分力ともに低く、ラン
ド幅りの影響は少いことが確かめられた。
第１１図は同じ切削条件で、切削面粗さとランド形状の
関係を示す一例である。三角の線図つまりＬ＝０．２ｍ
のものがθの変動に対して安定しておシ、そのθは２０
°の時、表面粗さが最も低い。つまり、きれいな切削面
になる。
関係を示す一例である。三角の線図つまりＬ＝０．２ｍ
のものがθの変動に対して安定しておシ、そのθは２０
°の時、表面粗さが最も低い。つまり、きれいな切削面
になる。
第１２．１３図は摩耗量とランドの関係を示す。
第１２図はＬ ＝ ０．２の場合、第１６図はＬ ＝
０．３の場合、夫々のランド角θが１５°（白丸）、２
０゜（黒丸）、２５°（白黒丸）、３０°（三角）、５
５゜（四角）の時の摩耗量増大傾向を示す。
０．３の場合、夫々のランド角θが１５°（白丸）、２
０゜（黒丸）、２５°（白黒丸）、３０°（三角）、５
５゜（四角）の時の摩耗量増大傾向を示す。
総合的には、工具摩耗量はランド角θが６０゜よシ増大
するあたりから、いずれのランド幅りに対しても摩耗量
が少なく、例えば切削時間、４５分において、ランド角
θが１５°、２０°、２５°のものに比して、約１／２
の摩耗である。従って、切削面精度をゆるくシ、切削抵
抗の変動に耐え振動を抑制できる加工設備で使えば、チ
ップ寿命は二倍となる。
するあたりから、いずれのランド幅りに対しても摩耗量
が少なく、例えば切削時間、４５分において、ランド角
θが１５°、２０°、２５°のものに比して、約１／２
の摩耗である。従って、切削面精度をゆるくシ、切削抵
抗の変動に耐え振動を抑制できる加工設備で使えば、チ
ップ寿命は二倍となる。
以上、第９〜１５図に例示したものをはじめ多くの実験
データから得られた傾向をまとめると、〒 次のようになる。
データから得られた傾向をまとめると、〒 次のようになる。
まず切削抵抗は、ランドθが１８°〜２８°、ランド幅
りが０．２ｍ＋を中心に０．１５〜０．２５ｍ の範
囲で最小である。
りが０．２ｍ＋を中心に０．１５〜０．２５ｍ の範
囲で最小である。
切削面粗さは、°ランドθ＝１８°〜２８°においてラ
ンド幅Ｌ ＝ ０．１５〜０．２５ ｆｉで最も変動少
く、安定した精度を示す。つまシ、切削抵抗と切削面粗
さでは、同じランド形状が好ましい結果となった。説明
をはふいたが、切り屑の状態も良かった。このランド角
、幅では工具の振動が少く、安定した切削が行われるが
、工具摩耗が若干速いため、高精度加工に適したものと
い＼得る。 一つぎに、切削抵抗が若干高く、切削面
粗さの変動も大きく、切シ屑処理など、いわゆる切削性
能は上記範囲のランド形状のものに劣るが、工具摩耗量
く寿命が長いため加工能率が増大するランド角θ、ラン
ド幅りの範囲が、θ＝２８°〜３８°、Ｌ ＝ ０．２
５〜０．５５簡に存在することが確認された。加工能率
を上げる過酷な使用に耐えるランド形状といってもよい
。
ンド幅Ｌ ＝ ０．１５〜０．２５ ｆｉで最も変動少
く、安定した精度を示す。つまシ、切削抵抗と切削面粗
さでは、同じランド形状が好ましい結果となった。説明
をはふいたが、切り屑の状態も良かった。このランド角
、幅では工具の振動が少く、安定した切削が行われるが
、工具摩耗が若干速いため、高精度加工に適したものと
い＼得る。 一つぎに、切削抵抗が若干高く、切削面
粗さの変動も大きく、切シ屑処理など、いわゆる切削性
能は上記範囲のランド形状のものに劣るが、工具摩耗量
く寿命が長いため加工能率が増大するランド角θ、ラン
ド幅りの範囲が、θ＝２８°〜３８°、Ｌ ＝ ０．２
５〜０．５５簡に存在することが確認された。加工能率
を上げる過酷な使用に耐えるランド形状といってもよい
。
上の結果から、この発明はチップ刃先のランド角θ、ラ
ンド幅りを、精度重点の場合と、能率重点の場合とに分
けた。好都合なことに双方の好ましいθ、Ｌの範囲はθ
＝２８°、Ｌ ＝ ０．２５間の上下に分かれた。前者
にはθ＝１８°〜２８°、Ｌ＝０．１５〜０．２５咽、
後者にはθ＝２８°〜３８°、Ｌ＝０．２５〜０．３５
雪が好ましいθとＬの範囲である。
ンド幅りを、精度重点の場合と、能率重点の場合とに分
けた。好都合なことに双方の好ましいθ、Ｌの範囲はθ
＝２８°、Ｌ ＝ ０．２５間の上下に分かれた。前者
にはθ＝１８°〜２８°、Ｌ＝０．１５〜０．２５咽、
後者にはθ＝２８°〜３８°、Ｌ＝０．２５〜０．３５
雪が好ましいθとＬの範囲である。
もつともθ＝２８°、Ｌ＝０．２５１１１１１が精度と
能率の分かれ目というほど画然と分かれる訳でない。
能率の分かれ目というほど画然と分かれる訳でない。
精度の山と能率の谷との遷移点といった目安である。ま
た実験のランド角θは角度５°おきで行ったのに、指定
範囲に１８°、２８°、５８°といった半ばな値が出た
のは、角度５°の違いで良と不良が隣接した場合、その
中間値を限界値としたためである。
た実験のランド角θは角度５°おきで行ったのに、指定
範囲に１８°、２８°、５８°といった半ばな値が出た
のは、角度５°の違いで良と不良が隣接した場合、その
中間値を限界値としたためである。
（発明の効果）
この発明はダイヤモンドに近い硬度をもつ窒化硼素系工
具により、従来、研削加工に限られた焼入鋼等を旋削加
工する場合に有効な刃先となすべきランド形成方法を確
立し、特定する目的を達した。
具により、従来、研削加工に限られた焼入鋼等を旋削加
工する場合に有効な刃先となすべきランド形成方法を確
立し、特定する目的を達した。
この発明は、従来、単に刃こぼれを防ぐだめのものであ
った刃先ランドが、切削面精度、能率に重要な役割をし
ている事を実験でもって確かめた。そして、一般バイト
に粗削り用、中仕上用、仕上用の区別があるように、チ
ップ刃先のランド形状にも、少くとも粗削シ用（能率重
点）、中仕上用（精度重点）の区別が必要なことを明ら
かにし、夫々のすくい面に対するランド傾斜角、ランド
幅の数値範囲を特定した。
った刃先ランドが、切削面精度、能率に重要な役割をし
ている事を実験でもって確かめた。そして、一般バイト
に粗削り用、中仕上用、仕上用の区別があるように、チ
ップ刃先のランド形状にも、少くとも粗削シ用（能率重
点）、中仕上用（精度重点）の区別が必要なことを明ら
かにし、夫々のすくい面に対するランド傾斜角、ランド
幅の数値範囲を特定した。
この発明は、靭性を増した窒化硼素系焼結チップが各種
焼入鋼の旋削に広く使用される道を開いたものとい＼得
る。
焼入鋼の旋削に広く使用される道を開いたものとい＼得
る。
第１．２図はこの発明に使用するチップ二側の斜視図、
第３図はその刃先拡大斜視図、第４図は同じく断面図、
第５．６図は実験に使用したバイトホルダの立面図、平
面図、第７図は切削状況を示す平面図、第８図は従来の
ランド形成方法を示す斜視図、第９．１０図はランド形
状とバイトの送り分力、主分力との関係を示す線図、第
１１図はランド形状と切削面精度（粗さ）との関係を示
す線図、第１２．１３図はランド幅０．２ｍ＋、［１，
３ｍｍ夫々の場合のランド角、使用時間と摩耗量との関
係を示す線図である。 ／・・−ＷＢＮ系焼結体部、／α・・・すくい面、コ・
・・台材、３・・・ランド、Ｃ・・・チップ、θ・・・
ランド傾斜角、Ｌ・・・ランド幅。 特許出願人 江 １） 弘箪７図 Ｍ 笥９図 □ｅ。 第８ｍ ＝ θ０
第３図はその刃先拡大斜視図、第４図は同じく断面図、
第５．６図は実験に使用したバイトホルダの立面図、平
面図、第７図は切削状況を示す平面図、第８図は従来の
ランド形成方法を示す斜視図、第９．１０図はランド形
状とバイトの送り分力、主分力との関係を示す線図、第
１１図はランド形状と切削面精度（粗さ）との関係を示
す線図、第１２．１３図はランド幅０．２ｍ＋、［１，
３ｍｍ夫々の場合のランド角、使用時間と摩耗量との関
係を示す線図である。 ／・・−ＷＢＮ系焼結体部、／α・・・すくい面、コ・
・・台材、３・・・ランド、Ｃ・・・チップ、θ・・・
ランド傾斜角、Ｌ・・・ランド幅。 特許出願人 江 １） 弘箪７図 Ｍ 笥９図 □ｅ。 第８ｍ ＝ θ０
Claims (3)
- （１）ウルツ鉱型窒化硼素粉末を含有する焼結体チップ
を切削工具刃部に付けて、ロックウェル硬度Ｃスケール
４０〜７０の鋼材を、切削速度２００ｍ／ｍｍ以下、送
り量０．２０ｍｍ／回転以下、切込み１．０ｍｍ以下で
切削する場合に使用する切削工具において、 上記チップ刃先のランド形成は、すくい面 に対するランド傾斜角１８°〜３８°、ランド幅０．１
５〜０．３５ｍｍとすることを特徴とするウルツ鉱型窒
化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法。 - （２）特許請求の範囲（１）記載のランド形成方法にお
いて、加工精度に重点をおく場合は、すくい面に対する
ランド傾斜角１８°〜２８°、ランド幅０．１５〜０．
２５ｍｍとするウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先
のランド形成方法。 - （３）特許請求の範囲（１）記載のランド形成方法にお
いて、加工能率に重点をおく場合は、すくい面に対する
ランド傾斜角２８°〜５８°、ランド幅０．２５〜０．
３５ｍｍとするウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先
のランド形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22061784A JPS61100302A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | ウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22061784A JPS61100302A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | ウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61100302A true JPS61100302A (ja) | 1986-05-19 |
Family
ID=16753777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22061784A Pending JPS61100302A (ja) | 1984-10-22 | 1984-10-22 | ウルツ鉱型窒化硼素焼結体切削工具刃先のランド形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61100302A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0703032A1 (en) * | 1994-09-22 | 1996-03-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Indexable insert for milling and milling cutter emplyoing the same |
| GB2339713A (en) * | 1998-07-23 | 2000-02-09 | Valenite Inc | A cutting insert |
| EP1122010A1 (en) * | 1999-11-25 | 2001-08-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material |
| JP2016128378A (ja) * | 2016-01-29 | 2016-07-14 | 住友電気工業株式会社 | 窒化ホウ素多結晶体および工具 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS541099U (ja) * | 1977-06-07 | 1979-01-06 |
-
1984
- 1984-10-22 JP JP22061784A patent/JPS61100302A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS541099U (ja) * | 1977-06-07 | 1979-01-06 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0703032A1 (en) * | 1994-09-22 | 1996-03-27 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Indexable insert for milling and milling cutter emplyoing the same |
| US5707185A (en) * | 1994-09-22 | 1998-01-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Indexable insert for milling and milling cutter employing the same |
| GB2339713A (en) * | 1998-07-23 | 2000-02-09 | Valenite Inc | A cutting insert |
| EP1122010A1 (en) * | 1999-11-25 | 2001-08-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material |
| US6612786B1 (en) | 1999-11-25 | 2003-09-02 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cutting tool of polycrystalline hard sintered material |
| JP2016128378A (ja) * | 2016-01-29 | 2016-07-14 | 住友電気工業株式会社 | 窒化ホウ素多結晶体および工具 |
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