JPS609947Y2 - テ−プレコ−ダのワンタッチ録音装置 - Google Patents

テ−プレコ−ダのワンタッチ録音装置

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JPS609947Y2
JPS609947Y2 JP16529478U JP16529478U JPS609947Y2 JP S609947 Y2 JPS609947 Y2 JP S609947Y2 JP 16529478 U JP16529478 U JP 16529478U JP 16529478 U JP16529478 U JP 16529478U JP S609947 Y2 JPS609947 Y2 JP S609947Y2
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JP
Japan
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rotor
tape
recording
gear
button
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JP16529478U
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JPS5584755U (ja
Inventor
泰正 荻野
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はテープレコーダのワンタッチ録音装置に関す
るものである。
テープレコーダにおいて録音および再生時のテープ定常
走行状態で、消去用、録音用、あるいは録音再生用など
のヘッドを取着したヘッド基板を移動させ、ヘッドを録
音再生用テープに当接させる必要があり、この移動に従
来は人間の指で電子回路のスイッチである操作釦を押し
このスイッチを閉じソレノイドを介して、ヘッド基板を
移動させる間接電子式か、あるいは人間の指で操作釦を
押圧しその力をリンク、レバーなどを介して直接ヘッド
基板に伝えて移動させる直接機械式とがあった。
しかし、前者では操作釦は軽く操作性は良いが、電子回
路およびソレノイドなどにより高価になるとともにテー
プ定常走行状態ではソレノイドは常時動作させなければ
ならず大きな電流を必要とし電池式のテープレコーダに
は使用できないという欠点があった。
また後者では安価に作ることはできるが、操作釦の押圧
力に大きな力を必要とし操作性が悪いという欠点があっ
た。
また録音釦を操作するだけで録音再生スイッチを切換え
るとともにテープ定常走行状態とするいわゆるワンタッ
チ録音式のテープレコーダにおいては、録音再生切換ス
イッチを切換えるとともに人間の指で録音装置および再
生装置を動作させヘッド基板を移動させなければならず
、大きな力を必要とし極めて操作性が悪いという欠点が
あった。
この考案はこのような欠点を改善するためにモータから
の駆動力を利用してヘッド基板を移動させるようにし、
録音釦の操作が軽くできる安価なテープレコーダのワン
タッチ録音装置を提供しようとするものである。
以下この考案の一実施例を図面によって説明する。
第1図はテープレコーダの停止状態を示すが、図におい
て1は基板、2はこの基板に植設されたガイド軸、3は
消去ヘッド4録音再生ヘツド5を取着し、上記ガイド軸
を介して摺動自在とされたヘッド基板で、基板1とに張
架された引張ばね6により付勢されている。
7は上記ヘッド基板圧着用のひねりばね、8は基板1に
枢着され同軸的に嵌着したギヤ9を有した回転軸でモー
タ(図示せず)の回転力により図示反時計方向に回転す
るようになっている。
10は基板1に枢着された回転子で第2図に示すように
、外形に上記回転軸のギヤ9と作動中噛合うギヤIOA
と停止時およびテープ定常走行時、上記ギヤ9と噛合わ
ない切欠部10Bと、この回転子の回転により中心から
の移動距離が増大し、最大値に達した後に減少するよう
なカム部10Cと、係止部10D、IOE、10Fで形
成されている。
11は上記基板に植設された軸12に巻設され、上記回
転子の係子部10Fと当接し、回転子10を図示時計方
向に付勢しているひねりばね、13は押圧部13A、1
3Bを有し、停止時第3図に示すように上記回転子に設
けられた係止部10Eと係合し、上記ひねりばね11に
より時計方向に付勢された回転子10の回転を阻止する
レバーで、上記基板に植設された軸14に回動自在とさ
れ、基板1とに張架された引張ばね15により、図示反
時計方向に付勢されている。
16は上記基板に植設された軸17に回動自在に取着さ
れた回動子で、作動時上記回転子に設けられたカム部1
0Cに当接するとともに、テープ定常走行時には上記回
転子の係千部100と当接する当接部16Aと上記ひね
りばね7と当接しこのひねりばねを介してカムIOCの
移動距離をヘッド基板3に伝達し移動させる保合部16
Bと、鉤部16Cとを形成している。
18は上記基板に植設された軸14に回動自在とされ、
ひねりばね19により図示時計方向に付勢されたレバー
で、上記回転子10の回転によるカム部10Cの移動距
離により回動する回動子16の鉤部16Cとカム移動距
離最大となる前に当接し、カム移動距離が最大値を越え
減少した時、上記鉤部と係合し回動子16をロック保持
する当接片18A1および押圧部18Bを形成している
20は基板1に植設された軸21に回動自在に取着され
たレバーで押圧部20Aを有し、録音釦操作時にレバー
13の押圧部13Bに係合しこのレバー13を時計方向
に回動できるようになっている。
第8図は停止時の操作釦機構を示すもので22は基板1
に植設されたガイド軸23を介して摺動自在とされた録
音作動子で、録音釦22A、レバー20の押圧部20A
との当接部22B、ロックピン22C1録音再生切換ス
イツチ24およびモータスイッチ25の押圧部22Dを
有し、引張ばね26により付勢されている。
27は基板1に植設されたガイド軸28を介して摺動自
在とされた定常送り作動子で、定常送り釦27A、レバ
ー13の押圧部13Aとの当接部27B10ツクピン2
7C1モータスイツチ25の押圧部27Dおよび停止時
からテープ定常走行切換え時に回動子16の係合部16
Bに係合し、この定常送り作動子をテープ定常走行状態
位置にする保合子27Eとを有し、引張ばね29にて付
勢されている。
30は基板1に植設されたガイド軸31を介して横動自
在とされた第1係合子て、テープ定常走行時上記定常送
り作動子のロックピン27Cと係合し、この定常送り作
動子をテープ定常走行状態にロック保持する鉤部30A
1および斜辺30Bを有し、引張ばね40にて付勢され
てる。
32は基板1に植設されたガイド軸33を介して横動自
在とされた第2係合子て録音時上記録音作動子のロック
ピン22Cと係合し、この録音作動子を録音状態にロッ
ク保持する鉤部32A1および斜辺32Bを有し、引張
ばね39にて付勢されている。
34は基板1に植設されたガイド軸35を介して摺動自
在とされた停止作動子で、停止釦34A1この停止作動
子の作動時にレバー18の押圧部18Aと当接する当接
部34B、作動時に第1係合子30の斜辺30Bと当接
しこの第1係合子を右動させる当接部34C1作動時に
第2係合子32の斜辺32Bと当接しこの第2係合子を
右動させる当接部34Dを有し引張ばね36により付勢
されている。
つぎにこのように構成されたものの動作について説明す
る。
第6図はテープ定常走行状態を示すもので、この状態と
するにはまず第9図図示矢印方向に定常送り釦24Aを
押圧する。
すると定常送り作動子27の押圧部27Dがモータスイ
ッチ25を閉状態とするのでモータに電流が流れ回転軸
8およびギヤ9は反時計方向に回転する。
またこの定常送り作動子の当接部27Bが第3図におけ
るレバー13の押圧部13Aを押圧するのでこのレバー
は時計方向に回動し、回転子10の係止部10Eとの係
合が解かれ回転子10はひねりばね11により時計方向
へ回動し、ギヤIOAがすでに回転している回転軸のギ
ヤ9と噛合い回転子10は時計方向に略々1回転する。
この回転子の回転により第4図で示すようにカム部10
Gにそって回動子16の当接部16Aが移動するので回
動子16は軸17を中心として回動し、保合部16Bに
よりひねりばね7を介してヘッド基板3を第6図図示縦
方向に摺動させる。
回転子10の回転終了付近で第5図に示すように鉤部1
6Cにレバー1Bの係合部18Aが係合し、またこの係
合により回転子10の係合部10Eに回動子16の当接
部16Aが当接し回転子10が1回転した後第6図のよ
うになり定常走行状態が保持されるとともに回転子10
の回動も阻止され、第6図のテープ定常走行状態が保持
される。
一方回動子16が反時計方向に回動すると第9図に示す
ようにこの回動子の係合部16Bが定常送り作動子27
の係合部24Eと当接、係合し、この作動子を縦方向に
移動させこの作動子に設けられたロックピン27Cが第
1係合子30の鉤部30Aに入り込み定常送り釦27A
をテープ定常走行状態にロック保持する。
つぎにテープ定常走行状態から第1図の停止状態にする
には第9図において引張ばね36に抗して停止釦34A
を押圧すると、停止作動子34の当接部34Bが第6図
のレバー18の押圧部18Bを押圧し、このレバーを反
時計方向に回動させ、このレバー18の係合部18Aと
回動子16の鉤部16Cとの係合が解除されるので、ヘ
ッド基板3は引張ばね6により移動し第1図で示す停止
状態となる。
一方停止作動子34の上方移動により停止作動子34の
当接部34Cが第1係合子30の斜辺30Bと当接しこ
の係合子を右動させるので鉤部30Aと定常送り作動子
27のロックピン27Cとの係合が解かれ、また回動子
16の反時計方向回動により回動子16の係合部16B
と定常送り作動子27の係合部27Eとの係合が解かれ
定常送り作動子27は引張ばね29により下方に移動し
第8図に示す停止状態となる。
つぎに録音状態とする動作について説明する。
第10図において録音釦22Aを図示矢印方向に押圧す
れば、録音作動子22のロックピン22Cが第2係合子
32の鉤部32Aに入り込みこの録音作動子を録音状態
にロック保持する。
録音再生切換スイッチ24は録音作動子22の押圧部2
2Dにより押圧され録音状態に切換えられ、モータスイ
ッチ25も上記押圧部22Dにより押圧され閉状態とな
リモータに電流が流れ回転軸8およびギヤ9は反時計方
向に回転する。
また録音作動子22の当接部22Bが第3図におけるレ
バー20の押圧部20 Aを押圧するのでこのレバー2
0は反時計方向に回動しレバー13の押圧部13Bを押
圧するのでレバー13が時計方向に回動し、前述テープ
定常走行状態切換えで説明したのと全く同じようにして
以後第6図で示すテープ定常走行状態となる。
また同様に定常送り作動子27および定常送り釦27A
も第10図に示すように回動子16の反時計方向回動に
よりテープ定常走行状態になる。
この録音状態を解除するには第10図において引張ばね
36に抗して停止釦34Aを押圧すると、停止作動子3
4の当接部34Dが第2係合子32の斜辺32Bと尚接
しこの係合子を右動させるので鉤部32Aと録音作動子
22のロックピン22Gとの係合がとかれるので録音作
動子22は引張ばね26によりその停止位置に移動し録
音再生切換スイッチは録音状態が解除される。
また、停止作動子34の当接部34Bがレバー18の押
圧部18Bを押圧し、かつ上記停止作動子の当接部34
Cが第1係金子の斜辺30Bに当接するので、前述した
テープ定常走行状態から停止状態切換えと全く同様にし
て、ヘッド基板移動機構および操作釦機構の停止状態へ
の切換えが行なえる。
なお、上記実施例では第1保合子30および第2係合子
32はそれぞれ別個のもので説明したが、鉤部30Aお
よび32Aを有する一つの保合子としてもよく、横動す
るリンクにとられれるものでなく、例えば回動するレバ
ー等その他のものであってもよく、また定常送り作動子
27は回動子16により移動されるが回転子10のカム
10Cにより直接移動してもよいことはもちろんである
以上のようにこの考案のテープレコーダのワンタッチ録
音装置はモータの駆動力を利用してヘッド基板の移動を
行なうようにしており、定常送り釦は軽く操作でき操作
性のよいものとすることができ、電子回路ソレノイドな
ど使用しなくてもよいため電池使用のテープレコーダに
も適用でき、また安価に製作することができるものであ
る。
さらに録音釦は録音再生切換えスイッチを録音状態にす
るだけで、従来のようにヘッド基板を移動させる必要が
ないので軽く操作できまた定常走行釦も動作するので視
覚的に良好な操作性の良いテープレコーダのワンタッチ
録音装置を得ることができたものである。
さらにまた、手動で回転子の係合を解除するものである
から、スイッチ、ソレノイド等が不要で、構成を簡略化
し電源部も小形小容量のものが使用できて安価であり、
かつ、いつでも保合解除を行うことができる等の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図はこの考案の一実施例を示し、第1図は
停止時の上面図、第2〜第5図は定常走行への切換動作
説明図、第6図は定常走行状態の上面図、第7図は録音
時の定状走行状態の上面図、第8図は停止時の操作釦機
構図、第9図は定常走行状態の操作釦機構図、第10図
は録音時の操作釦機構図であり、図中1は基板、3はヘ
ッド基板、8は回転軸、9はギヤ、10は回転子、IO
Aはギヤ、IOBは切欠部、IOCはカム部、13はレ
バー、16は回動子、22Aは録音釦、24Aは定常送
り釦である。 なお図中同一符号は同一部分をあられす。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板1に枢着されモーターで駆動される回転軸8にギヤ
    9を形成し、このギヤ9と噛合うギヤ10Aを形成した
    回転子10を介して前記モーターの駆動力によりテープ
    より離れる方向に付勢されたヘッド基板3を該テープに
    近接移動させるようにしたワンタッチ録音装置において
    、ヘッド基板3の作動時以外、上記回転軸8のギヤ9と
    噛合わないように上記ギヤIOA外周部に切欠部10B
    を−ケ所設け、停止時レバー13と係合して回転子10
    の回転を阻止する係止部10Eと、回動子16と当接し
    回転により変位し回動子16を移動させるカム部10C
    とを上記回転子10に設け、録音釦22Aの押圧ロック
    により前記モーターを回転させるとともに上記レバー1
    3と上記係止部10Eとの保合を解除して上記回動子1
    6を移動させ、この回動子16の移動によりヘッド基板
    3を移動させるとともに、定常送り釦27Aの一部と係
    合し、定常送り釦移動位置で定常送り釦27Aを係合ロ
    ックして録音状態とするようにしたことを特徴とするテ
    ープレコーダのワンタッチ録音装置。
JP16529478U 1978-11-30 1978-11-30 テ−プレコ−ダのワンタッチ録音装置 Expired JPS609947Y2 (ja)

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JP16529478U JPS609947Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30 テ−プレコ−ダのワンタッチ録音装置

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JPS5584755U JPS5584755U (ja) 1980-06-11
JPS609947Y2 true JPS609947Y2 (ja) 1985-04-06

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