JPH0418088Y2 - - Google Patents

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JPH0418088Y2
JPH0418088Y2 JP1983167929U JP16792983U JPH0418088Y2 JP H0418088 Y2 JPH0418088 Y2 JP H0418088Y2 JP 1983167929 U JP1983167929 U JP 1983167929U JP 16792983 U JP16792983 U JP 16792983U JP H0418088 Y2 JPH0418088 Y2 JP H0418088Y2
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JP
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control plate
rotating body
plate
chassis
solenoids
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JP1983167929U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、一対の吸着ソレノイドをそれぞれ個
別にオン、オフ制御することにより、これら吸着
ソレノイドによつて吸着保持される部材の位置を
二通りに切換え、これに応じて別の部材の作動位
置などを決定し得る電磁式の制御装置に関するも
のである。
(考案の目的) 本考案の目的は、一対の吸着ソレノイドのオ
ン、オフ制御により、シヤーシにスライド可能に
組みつけられた制御プレートのスライド位置を切
換え、これに基づく一つの機能と、さらに別の機
能とを併せて発揮し得る電磁式制御装置を提供す
ることである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、本考案の電磁式制
御装置は次のように構成されている。
すなわちシヤーシに対して所定の元位置からス
プリング力に抗してスライド操作可能に取付けら
れているとともに、その元位置、スライド操作さ
れた位置及びこれらのほぼ中間位置においてモー
ド選定に関連するヘツドプレートの位置をそれぞ
れ異なる切換え位置に規制する制御プレートと、
前記シヤーシに対して制御プレートのスライド操
作方向に対向して配置され、かつそれぞれ個別に
オン・オフ制御が可能な一対の吸着ソレノイド
と、前記制御プレートに対して回動可能に取りつ
けられた回動体と、この回動体に対しその回動支
点の両側にそれぞれ設けられ、前記制御プレート
がスライド操作された位置にあるときで、かつ前
記吸着ソレノイドのオン状態において個々にロツ
クされるロツク部材と、前記回動体の回動に連動
し、その回動方向に応じてモード選定に関連する
ギヤの位置を中立位置から二つの切換え位置に作
動させるギヤアームとを備えている。
そして前記回動体は、そのいずれか一方のロツ
ク部材がロツクされた状態で、かつ制御プレート
が元位置の方向へスライドすることで回動し、か
つそのときの回動量を規制することで制御プレー
トを前記中間位置に保持させるように設定されて
いる。
(実施例) 以下、本考案の上記構成を、図面で示すカセツ
トテープ用録音再生機の実施例に従つて説明す
る。
このカセツトテープ用録音再生機(以下「カセ
ツトデツキ」と略称する)に適用された電磁式制
御装置を平面で表した第1図、その左側面を表し
た第2図、第1図の−線断面を表した第3
図、第1図を分解斜視図で表した第4図におい
て、シヤーシ1の下面には早送りプレート(以下
「FFプレート」と称する)26及び制御プレート
6がそれぞれ組つけられている。すなわち、これ
ら両面プレート26,6はシヤーシ1の下面に突
設した二本のガイドピン2に沿つてそれぞれのガ
イド孔27,7の範囲で第1図の上下方向へスラ
イド可能に組みつけられているのである。なお、
制御プレート6は上記の各ガイドピン2の頭部に
よつて落脱しないように支承されており、FFプ
レート26はこの制御プレート6とシヤーシ1下
面との間に組つけられている(第3図参照)。
上記制御プレート6は常に第1図の下方向に関
して強いスプリング力が作用しており、これによ
つて制御プレート6は図示の状態に引き戻されて
いる。ここで、カセツトデツキに対して所定の操
作がなされると、上記制御プレート6は駆動リン
ク11を通じて上記のスプリング力に抗して第1
図の上方向(矢印P方向)へスライド操作される
のである。また、この制御プレート6には第2図
及び第4図で示すように、その一方の側縁の一部
において立上部8が一体に曲げ形成されていると
ともに、他方の側縁の一部にはカム面20が形成
されている。このカム面20に対してはカセツト
デツキのヘツドプレート(図示しない)から一体
的に突出するピンローラ21がヘツドプレートに
働いている所定のスプリング力をもつて圧接可能
に位置している。
なお、上記シヤーシ1には第2図及び第4図か
ら明らかなように、制御プレート6の上記矢印P
で示すスライド方向と対向する側において上下一
対の吸着ソレノイド3,4がブラケツト5によつ
て取りつけられている。これらの各ソレノイド
3,4は図示しない電気回路からの信号によつて
それぞれ個別にオン、オフ制御が可能である。
上記制御プレート6における立上部8の一部に
は外形がほぼT字型をした回動体13が、この立
上部8に立てた主軸14に対して回動自在に組み
つけられている。この回動体13には、その回動
支点である上記主軸14の軸芯から等距離の上下
位置においてそれぞれ磁性体15,16が軸17
によつて取りつけられている。つまり、これらの
両磁性体15,16はそれぞれの軸17を回転軸
として一定の範囲では自由に回動し得るように取
りつけられている。そして、これらの磁性体1
5,16は前記の制御プレート6が矢印P方向へ
スライド操作されたときに前記の各吸着ソレノイ
ド3,4にそれぞれ接触可能であつて、この実施
例ではロツク用の部材の役目を果す。また、上記
回動体13の作動アーム部18は、両磁性体1
5,16を仮想的に結ぶ直線と直交する方向へ延
長されていて、その先端にはピン19が固定され
ている。
外形がほぼL型に形成された切換クランク22
は、そのほぼ中間のボス部が主軸23に対して回
転可能に支持されており、この主軸23は前記制
御プレート6の立上部8にあけられた窓9を通じ
てシヤーシ1の一部に固定されている。このクラ
ンク22の片方のアーム部に形成されているスリ
ツト24は前記回動体13の作動アーム部18の
先端に設けたピン19と係合している。なお、こ
のピン19とスリツト24との係合は、制御プレ
ート6が回動体13と共に矢印P方向へフルスト
ロークでスライドした場合でも保持されるように
設定されている。クランク22の他方のアーム部
先端にはピン25が固定されていて、これは制御
プレート6の立上部8にあけられた別の窓10を
通じて前記FFプレート26の係合爪28に係合
している。すなわち、このクランク22が主軸2
3まわりに回動することにより、上記のピン25
及び係合爪28を通じてFFプレート26が第1
図の上下方向へスライド操作されるのである。
一方、シヤーシ1の下面において軸31によ
り、このシヤーシ1に対して回転可能に取りつけ
られたギヤアーム30は、その一端に係合ピン3
2を有し、他端にギヤ軸33を有する。この係合
ピン32は上記FFプレート26の一部に形成さ
れた係合孔29に係合しており、ギヤ軸33には
第1図及び第3図で示す如く、早送りギヤ(以下
「FFギヤ」と略称する)34が軸支されている。
以上の構成において、前記の両吸着ソレノイド
3,4を共にオンした状態で制御プレート6を矢
印P方向へスライド操作すると、このプレート6
と共に移動する回動体13の両磁性体15,16
が第5図のAで示すようにそれぞれの対応する吸
着ソレノイド3,4に接触し、かつ吸着保持され
るため、回動体13はその位置にロツクされたこ
とになる。従つてこの後、制御プレート6に対す
る矢印P方向への操作力が解除されても、該プレ
ート6はそれに作用しているスプリング力にかか
わらずスライド操作された位置にとどまることと
なる。この結果、制御プレート6の前記カム面2
0は、その最も切り込まれた凹部20aが前記ヘ
ツドプレートのピンローラ21に対向位置し、こ
のピンローラ21はヘツドプレートに作用してい
るスプリング力に基づいて第5図のBで示す如く
上記凹部20aに位置する。つまり、このときの
ピンローラ21は例えば第1図において最も左方
寄りに位置することとなり、これはヘツドプレー
ト(ヘツド)が最も前進した状態であつて、カセ
ツトデツキとしてはプレイ(録音あるいは再生)
の操作態様である。
次に一方の吸着ソレノイド4のみをオンにした
状態で、上述したと同様に制御プレート6を矢印
P方向へスライド操作すると、このソレノイド4
に対応する磁性体16のみが吸着保持される。従
つてこの後、制御プレート6に対する操作力が解
除されると、このプレート6はそのスプリング力
によつて第6図のAで示すように半ストロークだ
け元の方向へ復帰する。このため、制御プレート
6のカム面20は、その中段の平坦部20bがヘ
ツドプレートのピンローラ21に対向位置し、ピ
ンローラ21は第6図のBで示すようにカム面2
0の平坦部20bに位置する。これはヘツドプレ
ートがわずかに前進した状態であつて、カセツト
デツキとしては頭出しの態様である。
また、制御プレート6が半ストロークだけ戻る
動作により、第6図のAで示すように回動体13
がその主軸14を回動支点として時計回り方向へ
回動することとなる。これにより、作動アーム部
18のピン19に係合している前記の切換クラン
ク22がその主軸23まわりに回転する。このク
ランク22の回動に伴つて先に述べたようにFF
プレート26がスライド操作されるのであるが、
クランク22が第6図のAで示すように回動した
場合、FFプレート26は第1図の下方へスライ
ドする。このFFプレート26のスライドに連動
して、前記のギヤアーム30が軸31まわりに第
1図の矢印F方向へ回動する。このときのFFギ
ヤ34の変移によつてカセツトデツキは早送りの
態様となる。
上記の場合とは別の吸着ソレノイド3のみがオ
ンになつたときは、第7図のAで示すようにこの
吸着ソレノイド3に対応する磁性体15が吸着保
持され、回動体13は上記の場合とは逆の反時計
回り方向へ回転する。これにより、FFプレート
26は第1図の上方へスライドし、もつてギヤア
ーム30は矢印R方向へ回動する。このときの
FFギヤ34の変位によつてカセツトデツキは巻
戻しの態様となる。なお、この場合においてもヘ
ツドプレートのピンローラ21は前記の場合と同
様に制御プレート6のカム面20における平坦部
20bに位置し(第7図のB参照)、カセツトデ
ツキとしては頭出しの態様が得られるのである。
また、第5図〜第7図で示すいずれの状態にお
いても、それぞれにおいて通電状態にある吸着ソ
レノイド3,4がオフになると制御プレート6は
それぞれのスプリング力によつて元の位置へ引き
戻される。これにより、ヘツドプレートのピンロ
ーラ21は第1図で示すように最も右方へ押し戻
され、このときのヘツド(図示しない)は最も後
退した状態となる。
このように制御プレート6が元の位置(第1図
〜第3図で示す位置)に復帰したとき、その位置
規制は回転体13の各磁性体15,16の軸17
先端がシヤーシ1のストツパー面1aに当接する
ことで行つている。これと同様に第6図のA及び
第7図のAで示すように制御プレート6が半スト
ロークだけ元の方向へ引き戻された場合において
も、吸着されていない側の磁性体の軸がシヤーシ
1のストツパー面1aに当ることで制御プレート
6の位置を規制している。
第8図で示す実施例は前記回動体13と吸着ソ
レノイド3,4によつて吸着される部材とを別個
に構成したものである。すなわち、シヤーシ1の
一部に対して回動可能に取り付けられたチツプア
ーム40,41には、磁性体42,43が備えつ
けられている。これら両アーム40,41はスプ
リング48によつてそれぞれの磁性体42,43
を吸着ソレノイド3,4に接触させる方向へ付勢
している。
回動体13はその主軸14の両側においてピン
46,47がそれぞれ固定されている。これらの
ピン46,47は、上記アーム40,41の磁性
体42,43が吸着ソレノイド3,4に吸着保持
されたときに、これらアーム40,41のロツク
爪44,45によつてロツクされ得るように位置
している。
従つてこの第8図で示す実施例では、両吸着ソ
レノイド3,4がオン、オフ制御されることによ
り、上記の各チツプアーム40,41の動作を通
じて回動体13がロツクされたり、その解除がな
されるのである。
なお、その他の構成は先の実施例と同様である
ので重複する説明は省略する。
(考案の効果) このように本考案は、一対の吸着ソレノイドが
個別にオン、オフ制御され、前記回動体のいずれ
か一方のロツク部材がロツクされた状態で制御プ
レートが後退したとき、回動体が回動してギヤア
ームを中立位置から切換え位置に作動させるとと
もに、制御プレートが元位置とスライド操作位置
との中間位置に保持されてヘツドプレートがその
ときのモードと対応した位置に規制される。すな
わち吸着ソレノイドが個別にオン・オフ制御され
た場合には、回動体の回動と制御プレートのスラ
イド量とに基づいてモード選定に必要な二部材の
切換えが同時に実行される。このことは、吸着ソ
レノイドを同時にオン・オフ制御したときのモー
ド選定との組合せにより、多種類のモードが簡単
な操作で選定できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は電磁式
制御装置の平面図、第2図は第1図の左側面図、
第3図は第1図の−線断面図、第4図は装置
の分解斜視図、第5図のA,B〜第7図のA,B
は吸着ソレノイドのオン、オフ制御に伴う作動状
態を表した概略図、第8図は異なる実施例を第2
図の一部と対応させて表した側面図である。 1……シヤーシ、3,4……吸着ソレノイド、
6……制御プレート、20……カム面、13……
回動体、15,16,46,47……ロツク用の
部材、18……作動アーム部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シヤーシに対して所定の元位置からスプリング
    力に抗してスライド操作可能に組みつけられてい
    るとともに、その元位置、スライド操作された位
    置及びこれらのほぼ中間位置においてモード選定
    に関連するヘツドプレートの位置をそれぞれ異な
    る切換え位置に規制する制御プレートと、 前記シヤーシに対して制御プレートのスライド
    操作方向に対向して配置され、かつそれぞれ個別
    にオン・オフ制御が可能な一対の吸着ソレノイド
    と、 前記制御プレートに対して回動可能に取りつけ
    られた回動体と、 この回動体に対しその回動支点の両側にそれぞ
    れ設けられ、前記制御プレートがスライド操作さ
    れた位置にあるときで、かつ前記吸着ソレノイド
    のオン状態において個々にロツクされるロツク部
    材と、 前記回動体の回動に連動し、その回動方向に応
    じてモード選定に関連するギヤの位置を中立位置
    から二つの切換え位置に作動させるギヤアームと
    を備え、 前記回動体は、そのいずれか一方のロツク部材
    がロツクされた状態で制御プレートが元位置の方
    向へスライドすることで回動し、かつそのときの
    回動量を規制することで制御プレートを前記中間
    位置に保持させるように設定されている電磁式制
    御装置。
JP16792983U 1983-10-28 1983-10-28 電磁式制御装置 Granted JPS6076424U (ja)

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JP16792983U JPS6076424U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 電磁式制御装置

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JP16792983U JPS6076424U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 電磁式制御装置

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JPS6076424U JPS6076424U (ja) 1985-05-28
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557131B2 (ja) * 1974-09-04 1980-02-22

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557131U (ja) * 1978-06-27 1980-01-17
JPS57146249U (ja) * 1981-03-11 1982-09-14

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JPS557131B2 (ja) * 1974-09-04 1980-02-22

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JPS6076424U (ja) 1985-05-28

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