JPS6097904A - 防蟻剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は８−ヒドロキシキノリンと吸着剤を配合するこ
とを特徴とする防蟻剤に関するものである。

（発明の技術的背景及びその問題点） 本邦の風土は気象条件が白蟻類の成育に適する為、特に
気候温和な地方に於ては木材のみならず鉄、コンクリ−
）１−用いた構造物すら白蟻類に食い荒され、又は七詐
らの分泌物によって腐食崩潰せられ、その被害は甚大な
ものがある。白蟻類による被害の多くは戸外に於て発生
する為、これらの駆除に用うる薬剤は気象条件例えば風
雨、日光直射および寒暑などに影ｗｔ−受けないものが
望ましい。

従来、この対策としてアルドリン、ディルドリン、エン
ドリン等が主として用いられて１！りが、ドリン系防蟻
剤か公害問題で使用中止となってからは、クロルデン、
ナフテン酸銅、スミチオン（住人化学社製商品名）等が
用いられる様になってきている。

しかしながら、これらは防蟻効果の点でドリン系より大
幅に劣シ、かっクロルデン等の有機塩素系防蟻剤では、
生物分解性が小であり、新たな公害源となることも考え
られている。

そこで本発明考らは、従来使用さｎていた防蟻含有する
防蟻剤を先に出願した（特願昭５７−１９９３６１号）
が、８−ヒドロキシキノリンは熱的にやや不安定であり
、長期的（例えばケーブル寿命３０〜４０年）に考え友
場合、揮散して効果が減少するという欠点があつ友。

さらに８．−ヒドロキシキノリンの誘導体は一般的に粉
子径が大きく、重いこともありプラスチック及び塗料等
に分散使用する際には分散性が悪い為防蟻効果にばらつ
きを生じ易いという欠点を有していた。

（発明の目的） 不発明は、かかる難点を解消すべく成さｎ友もので、高
温にさらされた場合でも、８−ヒドロキシキノリンの揮
散を抑制することのできる防蟻剤を提供することを目的
とする。

（発明の概要） 本発明はかかる知見に基づいて成され友もので、８−ヒ
ドロキシキノリンと吸着剤を有効成分として含有する防
蟻剤を提供しようとするものであるゎ不発明に使用する
８−ヒドロキシキノリンはあらゆる金属と結合して不溶
性の塩を形成する特性含有し、雑菌防停虹剤および金属
の補促剤として広く使用されている。又これの金属塩も
既に農薬として果実、野菜などに噴霧されて広く使用さ
れているものであり、人畜に無害で水に溶けず日光、熱
に対してもほぼ安定で戸外に於ける使用に適合した薬剤
と言える。

更に、不発明における吸着剤としては８−ヒドロキシキ
ノリンを物理的にトラップするものや、錯体を形成する
ものが使用される。８−ヒドロキシキノリン會物理的に
トラップする吸着剤としてはカーボン、活性炭、アルミ
ナ及びシリカ等の多孔質ゲルが、又８−ヒドロキシキノ
リンの錯体を形成させる吸着剤としては次に述べる様な
金属又は金属化合物がある。

特に後者の場合はプラスチック等に対する分散性が良好
なため防蟻効果にばらつ＠を生じない。すなわち、ｚｎ
、　ＡｔＸＦｅ、　ＭＩ１％　Ｃ”５Ｍｇ５　ｓｎ、Ｎ
ｔ、　００％　１３ａ、　Ｃａ、Ｓｒ等の金属又はその
塩化物、硫酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、亜硫酸塩、リン酸
塩、炭酸塩、重炭酸塩、　３− ケイ酸塩、有機多塩基酸塩、シュウ酸塩等である。

本発明の実施方法としては、例えばポリエチレン、塩化
ビニル共重合体、ナイロン、ポリエステル、ポリイミド
、ポリプロピレン、ポリ酢ｌ！ビニルのような樹脂ある
いはアスファルト等に粉末状の８−ヒドロキシキノリン
と吸着剤全混合して防蟻剤を調整する。

８−ヒドロキシキノリンは樹月旨に対して０．１〜１０
重童％含有されるよう適宜混合すればよく、又吸着剤の
添加量もほぼ同量でよい。

前記配合量は、０．１重量％未満では効果がなく又１０
重量％を越えた場合は効果が上昇しないだけでなく、機
械特性等を低下させるためである。

以上の防蟻剤を用いて構造物などに対して防蟻措置を施
すには、これらをキシレン、メチルイソブチルケトン又
はリン酸トリクレジルなどの単−又は混付浴媒あるいは
重油に溶解して、構造物などの材料の表面に刷毛塗シ又
は噴霧などの方法によって塗布するか、木材などの場合
は浸漬すればよい。又、ケーブルシースに混練するかあ
るいは　４− ケーブル抑えテープあるいは介在等に含浸させたり、接
着剤あるいはシートに混練しても使用できる。

（発明の実施例） 次にこれらの防蟻効果ヲ災雄側をもって説明する。

実施例 表に示すように８−ヒドロキシキノリンと吸着剤の微粉
末を樹脂にそれそえ５重量％混合分散せしめた組成物を
シート状に成形した後、３ｃｆｎ×９ｃＩｎ×５０ｍの
試験片ｔ−得た。比較例として８−ヒドロキシキノリン
あるいは８−ヒドロキシキノリン銀単体ｔ−５憲量 て同形状の試験片を作成した。これらの試験片を１００
℃の恒温槽中で１６８時間熱処理後白蟻２００匹と共に
同一試験器内に入れ、白蟻の死亡率が１００％に達する
迄の時間と脆化温度を測定し、次表にその殺蟻性および
脆化温度を併せて示した。

以下余白 （発明の効果） 以上述べたように本発明にょる防蟻剤は８−ヒドロキシ
キノリン単体および８−ヒドロキシキノリンの誘導体に
比較して熱的に長期信頼性の高い特徴を有するとともに
％に、８−ヒドロキシキノリンの錯体を形成させる吸着
剤を使用すれば、８−ヒドロキシキノリンの誘導体に比
較して分散性が良好である。

　７− ８−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．８−ヒドロキシキノリンと吸着剤を有効成分として
   含有すること′ｔ″特徴とする防蟻剤。 ２、吸着剤は８−ヒドロキシキノリンを物理的にトラッ
   プする多孔質ゲルである特許請求の範囲第１項記載の防
   蟻剤。 ３、吸着剤は８−ヒドロキシキノリンとの錯体を形成す
   る金属又は金属化合物である特許請求の範囲第１項記載
   の防蟻剤。