JPS609777B2 - ソフトチユ−インガムおよびその製法 - Google Patents

ソフトチユ−インガムおよびその製法

Info

Publication number
JPS609777B2
JPS609777B2 JP57058644A JP5864482A JPS609777B2 JP S609777 B2 JPS609777 B2 JP S609777B2 JP 57058644 A JP57058644 A JP 57058644A JP 5864482 A JP5864482 A JP 5864482A JP S609777 B2 JPS609777 B2 JP S609777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chewing gum
soft chewing
candy
soft
gum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57058644A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58175444A (ja
Inventor
正佳 福田
啓三 山地
健二郎 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Foods Ltd
Original Assignee
Kanebo Foods Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Foods Ltd filed Critical Kanebo Foods Ltd
Priority to JP57058644A priority Critical patent/JPS609777B2/ja
Publication of JPS58175444A publication Critical patent/JPS58175444A/ja
Publication of JPS609777B2 publication Critical patent/JPS609777B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はさくさくした噛み心地を有するソフトチュー
インガムおよびその製法に関するものである。
従来からソフトチューインガムの製法として、ガムベー
スに、粉類および砂糖の少なくとも一方と、水飴および
液糖の少なくとも一方と、チューインガム添加物とを添
加し、水を加えて70〜110℃の温度範囲で煮詰めて
溶解練成し、最後に香料を加え、ついで冷却したのち成
形する方法が知られている。
この方法によって得られるソフトチューインガムは、水
を加えて煮詰められているため、粘弾性に富んだテクス
チャー(キントンアメ様噛み心地)を有しており、ソフ
トキャラメルのような粘弾性の少ないさくさくした噛み
心地は有していない。そのうえ、そしやく時に、ソフト
チューインガム中に唾液が急激に入り込んで全体の水分
が急激に大きくなるため、いわゆるとるけそうな感じに
なり、かつ歯に付着するとともに、香味が一気に出ると
いう問題も有していた。そこで、発明者らは、このよう
な問題を解決するため、プルランを使用することを提案
した。
プルランは、グルコースを含む糠類を培地とし、ブルラ
リヤ、ブルランスと称する徴よう酵母で培養することに
より得られた通常平均分子量が高々350000好まし
くは80000〜500000を有する微生物多糖類の
一種をいい、その物性は無味、無臭の非結晶性不定形白
色粉末で、水、ジメチルホルムアミド等にゲル化される
ことなく容易に溶解されて粘鋼な安定溶液になるが曳糸
性の弱いもので、非吸湿性を有するものである。プルラ
ンの使用により、軟化現象(唾液が入ってとるけそうに
なる現象)が改良され、歯付防止および香味の持続性が
改善された。しかしながら、この方法によっても、得ら
れるソフトチューインガムは、粘弾性に富んだテクスチ
ャーを有しており、ソフトキャラメルのような粘弾性の
少ないさくさくした噛み心地は有していない。本発明は
、ソフトキャラメル調の粘弾性の少ないさくさくした噛
み心地を有するソフトチュ−ィンガムを提供するために
なされたもので、低含水率の飴状物母体中に、ガムベー
ス、粉末糖類およびその他の添加物が分散されているソ
フトチューインガムを第1の要旨とし、溶融したガムベ
ースに煮詰めた飴状物を混練する工程とし この鷹練物
に粉末糖類を添加し濠練する工程と「その他の添加物を
添加混練する工程を備えているソフトチューインガムの
製法を第2の要旨とするものである。
すなわちL本発明のソフトチューインガムは、低含水率
の飴状物母体中にガムベースおよび粉末糖類が分散され
た構造になっており、特に粉末糖類が結晶状態で分散さ
れた構造になっているため、これと低含水率の飴状物母
体の有するテクスチヤ−とが相まって「ソフトキャラメ
ルのような粘弾性の少ないさくさくした噛み心地を呈す
るものである。
しかも、軟化現象、歯付現象や香味の一時発散現象を全
く生じないのである。このようなソフトチューインガム
はし溶融したガムベースに、予め煮詰めた飴状物を添加
混練しtその後粉末糠類を添加混糠することにより始め
て得られるものであり、煮詰めた飴状物の使用および原
料の添加混練の順序が極めて重要である。つぎに、本発
明を詳しく説明する。
本発明に用いるガムベースは、ガムベース用樹脂および
天然チクルの少なくとも一方を主体とし、ワックス、食
品乳化剤、無機充填剤等を適宜添加したものである。
特に、効果の点から高重合度の酢酸ビニル樹脂とロジン
のグリセリンェステルを主体としたフーセンガム用のガ
ムベースを用いることが好ましい。ここで、高重合度の
酢酸ビニル樹脂は、重合度が450〜100の華度のも
ののことである。ガムベースの配合量は、ガムベースが
ソフトチューインガム全体の15〜3の重量%(以下r
%」と略す)を占めるように設定することが好ましい。
最も好ましいのは20〜25%の範囲内である。配合量
が15%より少なくなると、そしやく時に唾液が浸透し
加溢されると軟化現象を生起し、逆に30%より多くな
ると、過度に弾力性が強調されて良好な食感が得られな
い場合があるので共に好ましくない。また「低含水率の
飴状物(キャンディ)は「砂糖と水飴を主体としたもの
で、砂糖と水飴を、砂糖/水飴=40/60〜80/2
0〜好ましくは60/40〜70/30の割合に配合し
煮詰めることにより得られるものである。
低含水率の飴状物の水分は、その配合量によっても多少
異なるが、6〜9%に設定されていることが効果の点か
ら好ましい。このように水分を設定することにより、低
含水率の飴状物からソフトチューインガムに寄与する水
分が3〜4%になる。低含水率の飴状物の配合量は、低
含水率の飴状物がソフトチューインガム全体の25〜6
5%を占めるように設定することが好ましく、最も好ま
しいのは30〜50%である。
配合量が25〜65%の範囲を外れると所期の効果が得
られにくくなる。粉末糖類としては、砂糖トブドゥ糖「
麦芽糖、乳糖〜 ソルビトール、マンニトール、マルビ
トール〜キシリトール等があげられ、単独でもしくは併
せて用いられる。
しかしながら、これらに限定するものではなく、粉末状
の糖類であれば自由に使用しうるものである。粉末糖類
の配合量は、粉末糖類がソフトチューインガム全体の1
0〜50%を占めるように設定することが好ましく、最
も好ましいのは20〜40%である。
配合量が10〜50%の範囲を外れると所期の効果が得
られにくくなる。その他の添加物は、一般のチューイン
ガム用の添加物のことであり、例えば香料、酸味料、着
色料等があげられ、必要に応じて適宜に選択使用される
本発明のソフトチューインガムは、上記の原料を用い、
例えばつぎのようにして製造される。
すなわち、煮詰めたキャンディを用意するとともに、ガ
ム用ニーダーを壁温が50〜60qCになるように加熱
し〜その温度に保つ。つぎに、このニーダ−に、澄洋羽
根を回転させつつ風船ガムベースを投入し均一に溶融さ
せ、ついで上記の煮詰めたキャンディを80〜90q0
まで冷却してニーダーの中心部に徐々に投入する。キヤ
ンディが均一に混練されたのち、粉末糖類を徐々に添加
して混練し、混練物を50午○以下の温度まで冷却する
。そして香料、その他の添加物を投入し混練する。この
ようにしてソフトチューインガムが得られる。このソフ
トチューインガムは、成形工程→包装工程を経て最終製
品になる。特に、このソフトチューインガムは、エクス
ツルダー→サイジング→クーリング→カットアンドラッ
ブという連続的成形包装設備に掛けるのに最適な特性を
備えている。本発明のソフトチューインガムは、低含水
率の飴状物母体中に、ガムベース、粉末糖類およびその
他の添加物が分散されているため、これまでのソフトチ
ューインガムとは全く異なり、ソフトキャラメルのよう
な粘弾性の少ないさくさくした噛み心地を呈し、極めて
優れた食感を有している。
しかも、これまでのもののように軟化してとげるような
感じになったり、歯に付着したりすることもない。その
うえ、香味の出かたが温和であって持続性があり、長く
香味を楽しむことができるのである。つぎに、実施例に
ついて比較例と併せて説明する。
実施例 1 砂糖と水飴とを、砂糖/水飴=65/35の割合で混合
し、これを12〆Cまで煮詰めて、煮詰めたキャンディ
を得た。
他方、ニーダーを60ooに保温し、風船ガムベース2
5の重量部(以下「部」と略す)を投入して溶融した。
つぎに、上記煮詰めたキヤンディ45碇歌を8500ま
で冷却してニーダー中に徐々に投入し均一に混練したの
ち、粉糖300部を投入して混練した。ついで、この混
練物を4蟹0まで冷却したのち、ストロベリーオイル8
部、クエン酸5部、赤色色素液2部を添加混綾しソフト
チューインガムを得た。つぎに、得られたソフトチュー
インガムを15×18×25肋の寸法に成形した。比較
例 1 実施例1におけるストロベリーオイル、クエン酸、色素
液以外の原料を一括してニーダーに投入し、水10碇部
を加えて120午0まで煮詰めた。
これを50つ0まで冷却し、上記ストロベリーオイル、
クエン酸、色素液を添加して実施例1と同機にしてソフ
トチューィンガムを得、これを成形した。比較例 2平
均分子量10万のプルラン3峠都をグラニュー糖45$
部で分散したものと、水分30%の水飴430部と、水
3碇部とをステンレス製平鍋に投入し120℃まで煮詰
めてキャンディ状物をつくった。
つぎに、これと風船ガムベース25碇都とを70℃に保
温したニーダーに投入し、均一に涙練したのち、ストロ
ベリーオイル8部、クエン酸5部、赤色色素液2部を加
えて混練しソフトチューインガムを得た。つぎに、これ
を実施例1と同様に成形した。上記のようにして、得ら
れたソフトチューインガムについて官能検査および物性
測定を実施した。その結果を第1表および第2表に示し
た。第1表(言主) 官能検査は、年令10〜15才の
男女各50名で実施し、ソフトチューインガムを食べさ
せて、その噛み心地および粘さを評価させた。
第1表より、実施例1のソフトチューインガムは、噛み
心地が比較例1、2のものよりも圧倒的に優れており、
また粘弾性(粘さ)が小さいことがわかる。
第2表 (認) 万能引張試験機(ィンストロン)による雛断テ
スト(温度20oo)第2表より、実施例1のソフトチ
ューインガムも比較例1、2のものも軟らかさ(雛断応
力)に差は認められず、いずれも軟らかいといえる。
しかし、粘さ(伸び)では大きな差があり、実施例1の
ソフトチューインガムは、粘さが少なく、歯の入りがよ
いのである。つぎに、実施例1のキャンディと粉糖の配
合比率を基準にし、キャンディと粉糖の配合比率を第3
表のように変えて軟らかさ(馳断応力)と粘さ(伸び)
の変化を調べた。
その結果は第4表のとおりである。なお、この場合、製
品の水分を均一にするため、キャンディ水分はそれぞれ
調整した。第 3 表 第 4 表 (言王) ィンストロンによる鱗断テスト(温度200
)第4表より、キャンディの比率が増加すると、軟らか
さは変化しないが、粘さ(伸び)が大きくなって比較例
1、2の欠点と同様な欠点がみられるようになり、逆に
、キャンディの比率が減少すると、軟らかさがなくなっ
て(硬くなり)粘さ(伸び)が小さくなり通常のチュー
インガムの物性に近くなることがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低含水率の飴状物母体中に、ガムベース、粉末糖類
    およびその他の添加物が分散されていることを特徴とす
    るソフトチユーインガム。 2 その他の添加物が香料、酸味料および色素等である
    特許請求の範囲第1項記載のソフトチユーインガム。 3 飴状物母体がソフトチユーインガム全体の25〜6
    5重量%を占め、ガムベースがソフトチユーインガム全
    体の15〜30重量%を占め、粉末糖類がソフトチユー
    インガム全体の10〜50重量%を占めるように設定さ
    れている特許請求の範囲第1項または第2項記載のソフ
    トチユーインガム。 4 溶融したガムベースに煮詰めた飴状物を混練する工
    程と、この混練物に粉末糖類を添加し混練する工程と、
    その他の添加物を添加混練する工程を備えていることを
    特徴とするソフトチユーインガムの製法。 5 煮詰めた飴状物が、砂糖と水飴とを、砂糖/水飴=
    40/60〜80/20に設定して煮詰めることにより
    得られたもので、含水率が6〜9重量%に設定されたも
    のである特許請求の範囲第4項記載のソフトチユーイン
    ガムの製法。
JP57058644A 1982-04-06 1982-04-06 ソフトチユ−インガムおよびその製法 Expired JPS609777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57058644A JPS609777B2 (ja) 1982-04-06 1982-04-06 ソフトチユ−インガムおよびその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57058644A JPS609777B2 (ja) 1982-04-06 1982-04-06 ソフトチユ−インガムおよびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58175444A JPS58175444A (ja) 1983-10-14
JPS609777B2 true JPS609777B2 (ja) 1985-03-13

Family

ID=13090287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57058644A Expired JPS609777B2 (ja) 1982-04-06 1982-04-06 ソフトチユ−インガムおよびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS609777B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6717916B2 (ja) * 2018-11-15 2020-07-08 株式会社ロッテ チューインガム菓子の製造方法
JP7372789B2 (ja) * 2019-09-06 2023-11-01 株式会社ロッテ チューインガムの製造方法およびチューインガム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58175444A (ja) 1983-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4714620A (en) Soft, sugarless aerated confectionery composition
US5462760A (en) Aerated and grainy confectionery product and process for manufacturing the said confectionery product
JP4907048B2 (ja) 砂糖を含まない菓子製品
US3255018A (en) Abhesive chewing gum, compositions and methods for preparing same
JPH0514536B2 (ja)
JPH0211223B2 (ja)
JPS63173544A (ja) ミントフレーバー組成物およびそれを含有する菓子組成物
JP3127322B2 (ja) 無糖グミゼリー及びその製造方法
JP2009039064A (ja) ソフトキャンディ及びその製造方法
JPH03147743A (ja) ソフトキャンディ及びその製法
IE53474B1 (en) A chewable comestible product and process for its production
JP2010154784A (ja) 生キャラメル様食感を有するグミキャンディ
JPH0551264B2 (ja)
JPS609777B2 (ja) ソフトチユ−インガムおよびその製法
JPH1056A (ja) クッキー類などを含有するソフトキャンディ及びその製造方法
JP2942421B2 (ja) 粘土状ソフトキャンディ
JPH06276946A (ja) チューイングキャンディ及びその製造方法
JPH01128748A (ja) センター入りソフトキャンデイ
KR20160026676A (ko) 무설탕 소프트 캔디 제조방법 및 조성물
JPH0323135B2 (ja)
JP4053250B2 (ja) ソフトキャンディ様チューインガム及びチューインガムのソフトキャンディ様食感調整方法
JP6802409B1 (ja) 具材入りソフトキャンディ
JPH0636718B2 (ja) 複合チユ−インガムおよびその製法
CA1229517A (en) Chewy confection
JPS6231893B2 (ja)