JPS609722B2 - 色白化粧料 - Google Patents

色白化粧料

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JPS609722B2
JPS609722B2 JP15830479A JP15830479A JPS609722B2 JP S609722 B2 JPS609722 B2 JP S609722B2 JP 15830479 A JP15830479 A JP 15830479A JP 15830479 A JP15830479 A JP 15830479A JP S609722 B2 JPS609722 B2 JP S609722B2
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acid
skin
kojic acid
monoester
whitening
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純義 長井
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Sansho Pharmaceutical Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
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    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/49Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds
    • A61K8/4973Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing heterocyclic compounds with oxygen as the only hetero atom
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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    • A61Q19/02Preparations for care of the skin for chemically bleaching or whitening the skin

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な色白化粧料に関する。
さらに詳しくは、式(1):(式中、Rは炭素数3〜2
の蘭の脂肪族のアシル基である)で示されるコウジ酸の
モノヱステル化物を有効成分として含有せしめた美白効
果および日燈防止効果の大なる色白化燃料に関する。
色白の美しい肌にしたいと願うのは女性の常であり、従
来より過酸化水素、過酸化亜鉛、過酸化マグネシウム、
過酸化ナトリウム、過ホウ酸亜鉛、過ホゥ酸マグネシウ
ムまたは過ホゥ酸ナトリウムなどの過酸化物を配合した
化粧料が広く使用されていた。
しかしながら前記のごとき過酸化物は保存性、物理的ま
たは化学的安定性あるいは化粧料への配合性の面で問題
があり、かつその美白効果も充分ではなかった。近年に
なって、ビタミンC、システイン、コロイド硫黄などを
配合した化粧料が開発され賞用されているが、これらと
てもなお充分に満足しうる保存性、安定性および美白効
果を有するものとはいいがたい。しかるに、本発明者は
人体に好ましくない副作用を有せず、かつすぐれた美白
効果および日焼防止効果を奏しうる美白剤を見出すべく
種々研究を重ねた結果、前記式(1)で示されるコウジ
酸モノェステル化物が人体皮膚内に存在するチロジナー
ゼの活性を阻害して顕著なメラニン生成抑制作用を示し
、すぐれた美白効果および日焼防止効果を奏し、色素沈
着症などに対してきわめて有効であるとともに、pH、
光、熱などに対する安定性が大きく保存性がすこぶる良
好であり、さらに該モノェステル化物は油溶性にすぐれ
ており、クリームなどに配合されたぱあし、、容易に油
層に溶解するためにその皮膚吸収性がきわめて良好であ
り、しかも人体に対してまったく無害であるという新た
な事実を見出し、本発明を完成するにいたつた。
本発明の色白化粧料に有効成分として配合される前記式
(1)で示されるモノェステル化物は、たとえばコウジ
酸のピリジン溶液中に脂肪族カルボン酸の塩化物を加え
、室温下でェステル化反応せしめ、クロマトグラフによ
り分離精製するかまたは有機溶媒で抽出することにより
容易にえられる。
コウジ酸はそれ自体強力なチロジナーゼ活性阻害力を有
するものであるが、該コウジ酸を脂肪族カルボン酸と反
応させてモノェステル化物とすることにより、そのチロ
ジナーゼ活性阻害力がすぐれていると共に、光、pHに
対する安定性が増加して保存安定性がきわめて良好とな
り「 さらに油溶性が増加し、クリームなどに配合する
‘まあも、、容易に油層に熔解して皮膚吸収性が増加す
るなどのすぐれた美白効果および日焼防止効果を奏しう
る。
さらに本発明における前記モノェステル化物は、コウジ
酸に比してその保存安定性にすぐれており、たとえば前
記モノェステル化物を濃度1%(重量%、以下同様)で
バニシングクリーム〔たとばステアリン酸8部(重量部
、以下同様)、セタノール3部、ミッロウ5部「ラノリ
ン2部」ィソプロピルミリステート6部、オリーブ油2
部、流動パラフィン7部、ソルビタンモノステアレート
5.5部、トリェタノールアミン0.6部、プロピレン
グリコール3部、精製水49.$部および適量の酸化防
止剤、防腐剤および香料からなる〕に配合せしめt 4
500の熱雰囲気下で4週間放置したときの変色度は、
コウジ酸を前記と同機にしてバニシングクリームに配合
し、前記と同一条件下で放置したときの変色度に比して
かなりの向上がみられる。
本発明において用いられる前記脂肪族カルポン酸として
は、飽和脂肪族カルボン酸、不飽和脂肪族カルボン酸な
どがあげられる。
飽和脂肪族カルボン酸としては、たとえばプロピオン酸
、酪酸、n−舌草酸、iso−吉草酸、メチルエチル酢
酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、ェナント酸、カプリ
ル酸、ベラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシル酸、ラウ
リン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ベンタデシル酸
、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ノンデ
レル酸、アラキン酸などが用いられるが、酸の皮膚刺激
性を低減下せしめるうえでC8〜C2oの飽和脂肪族カ
ルボン酸を用いるのが好ましい。
そのうちとくに好ましいものは酪酸、カプリル酸、バル
ミチン酸およびステアリン酸などである。なおC2。よ
り大きい前記脂肪族カルボン酸はとくにその使用が制限
されるものではないが、その入手がきわめて困難である
ために、製造コストのうえから好ましくない。また不飽
和脂肪族カルボン酸としては、たとえばリノール酸、リ
ノレン酸、マレィン酸、フマル酸、オレィン酸またはア
ラキドン酸などが用いられうる。
本発明の色白化粧料は適宜の化粧料基材に前述のごとき
モノェステル化物を含有せしめたものであるが、該モノ
ェステル化物の含有量としては通常0.01〜10%程
度、なかんずく1〜5%程度の範囲が採用される。
ただし、かかる範囲内で充分に満足しうる美白効果、日
焼防止効果が奏されうるのであって、10%より多量に
含有せしめるときはそれに見合う実益がともな3つず、
一方0.1%より少なく含有せしめるときは美白効果、
日暁防止効果の面で若干の不安が残るからである。以上
述べたごと〈本発明の色白化粧料は、美白剤としてコウ
ジ酸のモノェステル化物を含有せしめることにより「従
釆品の欠点を克服しえたものであって、用いる化粧料基
村などによって何ら制限されるものではない。
したがって本発明においては、化粧料基材として従来よ
り多用されている種合の基礎化粧料基材、たとえば各種
アルコール類、動植物脂肪、界面活性剤、ペクチン、カ
ルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、さらには安
定剤、色素、香料およびその他の成分を適宜配合し、要
すれば加熱溶融または熔融婿拝したものなどがすべてそ
のまま採用可能である。つぎに、本発明において美白剤
および日焼防止剤として用いられる前記モノェステル化
物について、参考例「実施例および処方例をあげて詳細
に説明する。
参考例 1 (コウジ酸モノパルミテート) コウジ酸1.0夕(7.04ミリモル)をピリジン6の
‘に熔解し、2000にて蝿洋下塩化パルミトィル2.
17机上(1.937夕、1当量)を35分間にわたっ
て通下して1幼時間室温に放置した。
えられた黄色反応液を氷水50の【中に注ぎ込み、折出
した白色粉末を炉別し「水洗、乾燥して粗生成物2.3
9夕(モノェステルとジェステルの混合物)をえた。該
粗生成物をエタノールで抽出し、融点76.0〜81.
0午○の白色で光沢のある粉末1.47夕(収率54.
9%)をえた。メタノールついでエーテルでさらに再結
晶を行なったときのこのものの融点は81.0〜82.
ぴCであり、無色の板状結晶となった。元素分析および
IR分析の結果はつぎのとおりである。
元素分析値:C,2日3605として実 測 値:C6
9.44日9.54 計 算 値:C69.13日9.74 1R(し特撰ol伽‐1):3310(0−H)、31
15参考例 2(コウジ酸モノプチレート) コウジ酸1.0夕(7.04ミリモル)をピリジン6地
に溶解し、氷袷で蝿梓下塩化プチリル0.743の‘(
0.750夕、1当量)を通下した。
3び分後、氷水俗を取り去り反応液を徐々に室温に戻し
た。
1湖寺間放置後濃縮して淡褐色の液体(モノェステル、
ジェステルおよびピリジン塩酸塩の混合物)1.83夕
をえた。
この液体を分取薄層クロマトグラフ〔展開溶媒:クロロ
ホルムーェタノール(19:1)、プレート:シリカゲ
ル60PF254(メルク社製)〕で分離した。
Rfo.31の分画を分取し、これをさらに前記分取薄
層クロマトグラフ(展開溶媒:酢酸エチル)で精製し、
Rfo.38の分画から無色の液体モノェステル0.5
67夕(収率38.0%)をえた。えられた液体をさら
に前記分取薄層クロマトグラフ(展開溶媒:酢酸エチル
)で2回精製したのち冷蔵庫内に放置すると融点70.
0〜72.0ooの無色斜状晶0.482夕(収率32
.3%)をえた。これをエーテルから再結晶すると融点
72.5〜73.000の結晶がえられた。元素分析お
よびIR分析の結果はつぎのとおりである。
元素分析値:C,虹,205として実 測 値:C56
.60日5.70 計 算 値:C56.45日5.69 m(し帯袋ol肌‐1):3380(0−H)、309
0参考例 3(コウジ酸モノカプリレート) コウジ酸1.0夕(7.04ミリモル)をピリジン6の
‘に溶解し、氷袷で麓梓下塩化カプリリル1.23地(
1.146夕、1当量)を3び分間にわたって造下した
のち1独時間室温で放置した。
えられた反応液を氷水中に注ぎ込み、析出した油状物を
クロロホルムで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後
炉過、濃縮して黄士色の粉末(モノェステルとジェステ
ルの混合物)1.61夕をえた。えられた粉末を実施例
2で用いた分取薄層クロマトグラフ〔展開溶媒:クロロ
ホルムーェタノール(19:1)〕を用いて分離し、R
fo.28の分画から無色の鱗片状晶のコウジ酸モノカ
プリレート0.855夕(融点60.0〜62.500
、収率:45.3%)をえた。
これをさらにnーヘキサンーェーテル混合溶媒から再結
晶して融点63.5〜64.0ooの無色の鱗片状の結
晶をえた。
元素分析およびIR分析の結果はつぎのとおりである。
元素分析値:C,4日2o05として実 測 値:C6
2.69日746 計 算 値:C62.56日7.76 1R(し帯墨ol伽‐1):3235(0−H)、31
10参考例 4(コウジ酸モノステアレート) コウジ酸1.0夕(7.04ミリモル)をピリジン6の
‘に溶解し、20こ○で鷹投下塩化ステアロィル2.3
7のと(2.132夕、1当量)を30分間にわたって
通下し、1独特間室温に放置したのち、えられた反応液
を氷水中に注ぎ込み、析出した固形物を炉別し、水洗、
乾燥して微褐色粉末2.45夕(モノェステルとジェス
テルの混合物)をえた。
ついでエタノールで抽出し、エタノール層から融点45
.0〜71.000の白色で光沢を有する粉末のモノェ
ステル1.20夕(収率41.7%)をえた。さらにメ
タノールついでエーテルから再結晶を繰り返して融点8
3.5〜85.5℃の無色の微細針状晶の固形物をえた
。元素分析およびIR分析の結果はつぎのとおりである
元素分析値:C24日4。05として 実 測 値:C70.55日9.87 計 算 値:C70.33HIO.28 1R(し帯鞍ol伽‐1):3280(0一H)、31
10実施例 1〜4参考例1でえたコウジ酸モノパルミ
テートを用いて次表に示す配合割合でバニシングクリー
ムを調製した。
同機にして参考例2〜4でえた各モノェステル化物を用
いてそれぞれのバニシングクリーム(実施例2〜4)を
調製した。
実施例1でえたバニシングクリームのチロジナーゼ活性
阻害力を調べるために、年齢20〜45才の女性82人
の色素沈着症患者に対してこのクリームを3ケ月間にわ
たって1日1回患部に塗布した。
その結果、被検患者のうち症状が完治したもの25人、
症状の改善をみたもの41人、症状に変化のなかったも
の16人であった。この試験結果から、被検患者のうち
約80%が色素沈着症に対して有効であり、顕著なチロ
ジナ−ゼ活性阻害力を有していることが判明した。
同様にして実施例2〜4でえた各クリームについてそれ
ぞれ色素沈着症患者によるパネル実験を行なった結果、
いずれのクリームも前記実施例1でえたクリームとほぼ
同様なチロジナーゼ活性阻害力を有していることが判明
した。つぎに本発明の色白化粧料の処方例を列挙するが
、本発明はもとよりこれらの処方例のみに限定されるも
のではない。
処方例 1 〔ローシヨン〕 (成分) (部)コウジ酸
モノパルテート 4.00ァミノ酢酸
0.20塩酸ピリドキ
シン 0.05フェノールスル
ホン酸亜鉛 0.30プロピレングリコ
ール 8.00ヱタノール
5.00精 製 水
86.35香料および防腐
剤 少 量処方例 2〔バツク〕 (成分) (部)コウジ酸
モノパルミテート(参考例1) 4.00アミノ酢酸
0.20フェノールスル
ホン酸亜鉛 0.30プロピレングリコ
ール 13.00カルボキシビニ
ルポリマー 1.20水酸化ナトリウ
ム 0.14エタノール
2.50酸化チタ
ン 0.02精 製 水
82.54香料および防
腐剤 少 量処方例 3〔パツク〕 (成分) (部)コウジ
酸モノブチレート(参考例2) 1.50ポリピニ
ルアルコール 15.00ポリビ
ニルピロリドン 4.00プロピ
レングリコール 6.00エタノ
ール 10.00精
製 水 69.70香料お
よび防腐剤 少 量処方例、4〔ミ
ルクローション〕 (成分) (部)コウジ酸
モノパルミテート(参考例1) 4.00ステアリン
酸 2.00セタノール
0.50ラノリン
2.00オレイル
オレエート 2.00スクワ
ラン 3.00流
動パラフィン 8.00乳 化
剤 2。
60トリエタノールアミン 1.0
0プロピレングリコール 4.0
0精 製 水 74.90
香料、酸化防止剤および防腐剤 少 量処方例
5〔バニシングクリーム〕 (成分) (部)コウジ酸
モノカプリレート(参考例3) 4.00MCステア
リン酸 8.00ミツロウ
5.00セタノ
ール 3.00ラ
ノリン 2.0
0ミリスチン酸ィソプロピル 6.00
流動パラフィン 7.00オ
リーブ油 2.00乳 化
剤 5.50トリヱタノ
ールアミン 0.60プロピレン
グリコール 3.00精 製
水 57.70香料、酸化
防止剤および防腐剤 少 量処方例 6〔コー
ルドクリーム〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(I): ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数3〜20個の脂肪族のアシル基であ
    る)で示されるコウジ酸のモノエステル化物を有効成分
    として含有せしめたことを特徴とする色白化粧料。 2 モノエステル化物の含有量が0.01〜10重量%
    である特許請求の範囲第1項記載の色白化粧料。
JP15830479A 1979-12-05 1979-12-05 色白化粧料 Expired JPS609722B2 (ja)

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