JPH0616685B2 - 美白食品 - Google Patents

美白食品

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JPH0616685B2
JPH0616685B2 JP58246867A JP24686783A JPH0616685B2 JP H0616685 B2 JPH0616685 B2 JP H0616685B2 JP 58246867 A JP58246867 A JP 58246867A JP 24686783 A JP24686783 A JP 24686783A JP H0616685 B2 JPH0616685 B2 JP H0616685B2
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JP
Japan
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food
whitening
acid
present
kojic acid
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JP58246867A
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English (en)
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JPS60137253A (ja
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洋一 小原
俊哉 伊藤
良雄 比壽
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NIPPON MENAADO KESHOHIN KK
SANSEI SEIYAKU KK
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NIPPON MENAADO KESHOHIN KK
SANSEI SEIYAKU KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、飲食することにより色白の美しい肌にする美
白食品に関する。
従来、この種の食品にはビタミンCを配合したものがあ
るが、安定性が悪くて充分に満足しうるものとはいいが
たい。
また、食品ではないが、色白の美しい肌にしたり、しみ
やそばかす等の色素沈着を取り除く医薬品として、シス
テイン、グルタチオン等のSH基製剤、ビタミンC、コ
ロイド硫黄又はハイドロキノン等を配合した皮膚外用剤
がある。しかし、これらの皮膚外用剤は、ビタミンCを
配合したもののように安定性が悪い、コロイド硫黄を配
合したもののように美白効果が充分ではない、ハイドロ
キノンを配合したもののように副作用を有する、等の欠
点を有し、充分に満足しうるものとはいいがたい。
更に、特開昭56−7710号と特開昭56−79616号公報に開
示されているように、コウジ酸の脂肪酸エステルは、皮
膚に外用すると、美白効果と日焼防止効果を奏すること
が発見され、化粧料にコウジ酸の脂肪酸エステルを配合
した色白化粧料が発明された。
ところが、この色白化粧料は、皮膚に付着して使用され
るので、使用量に制限があり、美白効果や日焼防止効果
に制限がある。
また、色白化粧料は、化粧料の基剤に対してアレルギー
体質の人には使用することができない。
また、化粧の習慣がない男性や子供には、使用されな
い。
本発明の目的は、上記のような従来の課題を解決するこ
とである。
本発明者は、コウジ酸又はその脂肪酸エステルは、これ
を飲食した場合にも、美白効果と日焼後の色素沈着防止
効果を奏すると共に、人体に対して全く無害であり、し
かも、これを食品に配合した場合、耐酸性、耐アルカリ
性、光、熱に対する安定性が高く、保存性が良好である
ことを発見したのである。
本発明は、上記の発見に基いて完成したものである。
即ち、本発明は、飲食する食品は、コウジ酸又はその脂
肪酸エステルからなる美白剤を添加してなることを特徴
とする美白食品である。
本発明の美白食品は、飲食すると、美白効果と日焼後の
色素沈着防止効果を奏する。
また、飲食しても、人体に好ましくない副作用がなく、
安全である。
また、本発明の美白食品は、コウジ酸又はその脂肪酸エ
ステルからなる美白剤を多量に安定に配合することがで
き、美白剤を多量に配合しても、保存性が良好である。
また、本発明の美白食品は、化粧料の基剤に対してアレ
ルギー体質の人や、化粧の習慣がない男性や子供等にも
使用されるので、従来の色白化粧料に比較して、幅広い
層の人が使用することができる。
本発明において使用するコウジ酸は、次の構造式を有
し、 水溶性の化合物であり、分子量142の無色の針状結晶
である。これは、主として、アスペルギルス オリザ、
アスペルギルス フラバス、アスペルギルス タマリ、
アスペルギルス ヴエンテイー、アスペルギルス ニド
ヴランス、アスペルギルス キヤンデイダス等のアスペ
ルギルス属子ノウ菌によつて各種炭水化合物から培養生
産される。又は化学合成される。
また、本発明において使用するコウジ酸の脂肪酸エステ
ルとは、例えば、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸とのモノエス
テル又はジエステル、リノール酸、リノレン酸、オレイ
ン酸等の不飽和脂肪酸とのモノエステル又はジエステ
ル、又は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とのジエステルであ
る。
なお、本発明において使用するコウジ酸の安全性は各種
の試験によつて確認されている。
本発明の美白食品は、食品の種類や形態に制限がなく、
例えば、ゼリー、麺類、パン、ビスケツト、クツキー、
キヤンデイ、乳製品、ドリンク、お茶等のいずれの飲食
物でもよく、また、錠剤、顆粒、ハードカプセル、ソフ
トカプセル等のいずれの形態であつてもよい。
本発明の美白食品に含有するコウジ酸又はその脂肪酸エ
ステルの量は、0.01〜20重量%であり、好ましくは
0.1〜10重量%であり、食品の飲食量に応じて定め
る。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1 錠菓 本例の錠菓は、次の原料を均一に混合し、これを造粒し
て打錠したものであり、コウジ酸を0.2%含有してい
る。
実施例1 比較例 クエン酸 1.0重量部 1.0重量部 脱脂粉乳 15.0 15.0 シヨ糖脂肪酸エステル 1.0 1.0 フレーバー 1.5 1.5 コウジ酸 0.2 − グラニユー糖 20.0 2 0.0 乳 糖 61.3 6 1.5 比較例の錠菓は、上記の原料を用いて実施例1の錠菓と
同様に製造したものであり、コウジ酸を含有していな
い。
実施例1の錠菓と比較例の錠菓は、それぞれ、しみ、そ
ばかす、色黒で悩んでいる年令25〜50才の一般女性
25名に1日3錠ずつ3月間試食してもらつて、本発明
の効果を確認する試験を行つた。試験結果は、各被験者
が肌のなめらかさ、しみ、そばかす、肌の色白の
改善程度を自己評価した。この結果は次の表の通りであ
る。
実施例1 この表から明らかなように、コウジ酸を含有しいる実施
例1の錠菓は、コウジ酸を含有していない比較例の錠菓
に比して、優れた美白効果を奏する。
このことは、コウジ酸が皮膚中のチロジナーゼ活性を阻
害し、メラニンの生成を抑制して、美白効果や色素沈着
防止効果を奏することを示すものと認められる。
実施例2 キヤンデー 本例のキヤンデーは、粉末マルビツト83.0重量部とク
エン酸0.4重量部を水16.4重量部に混合して溶解し、
この混合液をバキユームパンで減圧下で加熱して水分が
2〜5%になるまで濃縮しこれを冷却盤上に移して適量
の香料と食用色素及びコウジ酸0.2重量部を加え品温6
0℃位まで冷却し、これをローラ又はスタンピングマシ
ンで成型したものである。
実施例3 ソフトカプセル状食品 本例のソフトカプセル状食品は、密ロウ14.0重量部と
サフラワー油85.8重量部を加熱溶解して均一に混合
し、撹拌しながら徐冷し、45℃になつたところで、コ
ウジ酸0.2重量部を加えて30℃まで冷却し、これをコ
ロイドミルで粉砕、過し、減圧タンクで脱泡して半製
品とし、この半製品にゼラチンのソフトカプセルを被膜
して乾燥したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 比壽 良雄 福岡県太宰府市国分754の2 (56)参考文献 特開 昭55−127993(JP,A) 特開 昭56−79616(JP,A) 特開 昭56−7710(JP,A) 特公 昭55−157509(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲食する食品に、コウジ酸又はその脂肪酸
    エステルからなる美白剤を添加してなることを特徴とす
    る美白食品。
JP58246867A 1983-12-23 1983-12-23 美白食品 Expired - Lifetime JPH0616685B2 (ja)

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JP58246867A JPH0616685B2 (ja) 1983-12-23 1983-12-23 美白食品

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JPS60137253A JPS60137253A (ja) 1985-07-20
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