JPS609702B2 - 光学活性ベンジルアルコール誘導体の製法 - Google Patents
光学活性ベンジルアルコール誘導体の製法Info
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- JPS609702B2 JPS609702B2 JP13703777A JP13703777A JPS609702B2 JP S609702 B2 JPS609702 B2 JP S609702B2 JP 13703777 A JP13703777 A JP 13703777A JP 13703777 A JP13703777 A JP 13703777A JP S609702 B2 JPS609702 B2 JP S609702B2
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Description
本発明は強力な持続性強○作用を有する光学活性Q−(
3・4ージメトキシフェネチルアミノメチル)−4ーヒ
ドロキシベンジルアルコールの新規製法に関する。 本発明によれば、光学活性Q−(3・4ージメトキシフ
エネチルアミノメチル)一4ーヒドロキシベンジルアル
コール〔1〕は、光学活性4−アセトキシフェニルグリ
シン〔D〕を出発原料とし、この化合物をホルミル化し
て光学活性Nーホルミルー4−アセトキシフエニルグリ
シン〔m〕を得、次いでこの化合物とNーベンジルー3
・4ージメトキシフェネチルアミン〔W〕とを縮合反応
させ、得られる光学活性N−ホルミル−N′−ペンジル
−N′一(3・4−ジメトキシフエネチル)一4−アセ
トキシフエニルグリシンアミド〔V〕を部分加水分解反
応に付して光学活性N′−ペンジルーN′−(3・4−
ジメトキシフエネチル)一4ーヒドロキシフエニルグリ
シンアミド〔W〕を得、この化合物を鍵酸塩とした後に
アセチル化して光学活性N′−ペンジルーN′−(3・
4一ジメトキシフヱネチル)一4−アセトキシフェニル
グリシンアミド〔血〕を得、この化合物をジアゾ化反応
に付した後にアセチル化し、得られる光学活性N−ペン
ジル−N−(3・4−ジメトキシフエネチル)一〇ーア
セチルー4ーアセトキシマンデル酸アミド〔肌〕を還元
反応に付して光学活性Q−(N−ペンジルー3・4−ジ
メトキシフエネチルアミノメチル)−4ーヒドロキシベ
ンジルアルコール〔K〕を得、この化合物を接触還元反
応に付すことにより、目的化合物〔1)を得ることがで
きる。 以下、本発明方法を詳しく説明する。 第一工程のホルミル化反応は、原料化合物
3・4ージメトキシフェネチルアミノメチル)−4ーヒ
ドロキシベンジルアルコールの新規製法に関する。 本発明によれば、光学活性Q−(3・4ージメトキシフ
エネチルアミノメチル)一4ーヒドロキシベンジルアル
コール〔1〕は、光学活性4−アセトキシフェニルグリ
シン〔D〕を出発原料とし、この化合物をホルミル化し
て光学活性Nーホルミルー4−アセトキシフエニルグリ
シン〔m〕を得、次いでこの化合物とNーベンジルー3
・4ージメトキシフェネチルアミン〔W〕とを縮合反応
させ、得られる光学活性N−ホルミル−N′−ペンジル
−N′一(3・4−ジメトキシフエネチル)一4−アセ
トキシフエニルグリシンアミド〔V〕を部分加水分解反
応に付して光学活性N′−ペンジルーN′−(3・4−
ジメトキシフエネチル)一4ーヒドロキシフエニルグリ
シンアミド〔W〕を得、この化合物を鍵酸塩とした後に
アセチル化して光学活性N′−ペンジルーN′−(3・
4一ジメトキシフヱネチル)一4−アセトキシフェニル
グリシンアミド〔血〕を得、この化合物をジアゾ化反応
に付した後にアセチル化し、得られる光学活性N−ペン
ジル−N−(3・4−ジメトキシフエネチル)一〇ーア
セチルー4ーアセトキシマンデル酸アミド〔肌〕を還元
反応に付して光学活性Q−(N−ペンジルー3・4−ジ
メトキシフエネチルアミノメチル)−4ーヒドロキシベ
ンジルアルコール〔K〕を得、この化合物を接触還元反
応に付すことにより、目的化合物〔1)を得ることがで
きる。 以下、本発明方法を詳しく説明する。 第一工程のホルミル化反応は、原料化合物
〔0〕とホル
ミル化剤とを溶媒の存在下もしくは非存在下に反応させ
ることにより実施できる。 ホルミル化剤としては、たとえばギ酸と酢酸との泥酸無
水物などが適当である。反応は冷却下にてもスムーズに
進行し「高収率にて化合物〔町〕を得ることができる。
第二工程の縮合反応は、まず適当な溶媒中で化合物〔m
〕を活性ヱステル化剤と反応させて化合物〔m〕の活性
ェステルを得、ついでこのェステルとアミン〔W〕とを
反応させることにより実施するのが好ましい。 活性ヱステル化剤としては〜たとえばィソプチルクロロ
カーボネート等があげられる。反応は冷却下に、特に好
ましくは約一30℃にてスムースに進行し、好収率にて
化合物〔V〕を製することができる。第三工程の部分加
水分解反応は、この種の反応の常法に従い「例えば適当
な溶媒中で化合物〔V〕と塩化水素を20%含有するメ
タノールとを接触処理することにより実施できる。 反応は室温にてもスムースに進行し、脱アセチル化及び
脱ホルミル化をうけた化合物〔W〕を収率よく得ること
ができる。第四工程のアセチル化反応は、所謂選択的ア
セチル化であって「 まず、化合物〔W〕のアミノ基を
鍵酸塩とすることによって保護しも次いでアセチル化剤
と反応させて実施するのが適当である。 前記鉱酸塩としては、たとえば塩酸塩、硫酸塩等があげ
られ、また、アセチル化剤の例としてはトたとえばアセ
チルクロリドが好適に使用できる。反応は室温にてもス
ムースに進行し、定量的に化合物〔肌〕を得ることがで
きる。第五一a工程のジアゾ化反応は「適当な溶媒中で
化合物〔抑〕と蛭硝酸とを反応させることにより実施す
ることができる。 亜硝酸は、たとえば反応容器中で亜硝酸ソーダと酢酸と
を反応させて製し、直ちに使用するのが好ましい。反応
は室温にてもスムースに進行し、光学活性N−ペンジル
−N一(314一ジメトキシフエネチル)一〇−アセチ
ル−4−ヒドロキシマンデル酸アミド(推定)を得るこ
とができる。尚、本工程で一部ラセミ化が生起する。第
五一b工程のアセチル化反応は、上記ジアゾ化反応で製
したマンデル酸アミド誘導体をァセチル化剤と反応させ
ることにより実施できる。 アセチル化剤としては無水酢酸、アセチルクロリド等を
あげることができる。また、反応溶媒としてピリジン等
を使用すれば反応が促進され好都合である。反応は冷時
乃至熱時スムースに進行し「収率よく化合物〔脚〕を得
ることができる。第六工程の還元反応は、適当な溶媒中
で化合物〔肌〕と還元剤とを反応させて実施することが
できる。 環元剤としては、たとえばリチウムアルミニウムヒドリ
ド、アラン、ジボラン等が使用できる。反応は熱時好適
に進行し「化合物〔K〕を製することができる。最終工
程の接触還元反応は、この種の反応の常法に従いも適当
な溶媒中で接触還元触媒の存在下に化合物〔K〕と水素
ガスとを接触させることにより実施できる。 前記触媒としては例えばパラジウム亀カーボン、酸化白
金等があげられる。反応は常温常圧乃至加温加圧下にス
ムースに進行し、収率よく目的化合物〔1〕を得る。実
施例 ‘1)D−4−アセトキシフエニルグリシン10夕、ギ
酸20机‘及び無水酢酸20机乙の混液を1000以下
に冷却し、5時間反応させる。 反応後、析出物をロ取し「ィソプロピルェーテルで洗浄
すれば、D−N−ホルミル−4−アセトキシフエニルグ
リシンを白色粉末として10.15タ得る。収率89.
8%。本品はィソプoパノールより再結晶すればmP.
184〜185qoを示す。 〔Q〕努−214.9o(C=1.089エタノール)
mッ帯毅ol(肌‐1):3380、1760「172
0【2} 本品1.19夕のテトラヒドロフラン(以下
tTHFと称す)20M溶液に「 N−メチルモルホリ
ン0。 5夕を加え、これを−3000に冷却し、そこへイソブ
チルクロロカーポネート0.68夕のTHF5机上液を
約1び分を要して滴下する。 滴下後、同温にて更に35分かくはんする。つぎに、N
−ペンジル−3・4ージメトキシフエネチルアミン1.
35夕のTHF5の‘液を約20分を要して滴下し「更
に同温にて1時間かくはんして反応を終る。反応液を水
に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出層を水洗乾燥後、溶
媒を蟹去し、残澄の油(約2.3のを活性炭処理すれば
、D−N−ホルミル−N′ーベンジルーN′一(314
−ジメトキシフエネチル)−4ーアセトキシフエニルグ
リシンアミドを淡黄色油として1.83夕を得る。収率
74.7%。 夕〔ぴ〕容−2
8.び(C=1.14 メタノール)IRレ糟町(弧‐
1):3400、1750、1680、1640脚 本
品9.6夕、塩化水素を20%含有するメタノール40
泌及びメタノール100のZの溶液を室温にて約4時間
かくはんする。反応液よりメタノーZルを減圧留去し、
残湾を水にとかし、この水溶液を酢酸エチルで洗浄後、
アンモニア水で液性をアルカリ性となす。分離する油を
酢酸エチル・ で抽出し、水洗、乾燥後溶媒を留去し、
残査の結晶をエタノール・ィソプロピルヱーテル渡液Z
で洗浄すれば、D−N′−ペンジル−N′−(3・4一
ジメトキシフエネチル)−4−ヒドロキシフェニルグリ
シンアミドを5.85タ得る。収率72%。本品は、イ
ソプロパノールより再結晶すれ2ば、徴針状晶にして、
mp.143〜144ooを示す。 〔Q〕宵十20.90(C=1.180 メタ/ール)
IRレ洋舞ol(伽‐1):3550、3440、33
10、3270、1650元素分析値C25日2804
N2 2計算値:C、71.1
7;日、6.92、N、6.42実験値:C、71.4
1:日、6.71、N、6.66‘4’ 本品を常法に
より塩酸塩となし、その7.0夕を酢酸65のとに加え
る。 更に、そこヘアセチルクロリド25のZを加え、室温に
て1報時間かくはんす3る反応液より酢酸及び過剰のア
セチルクロリドを減圧蟹去し、残査にエタノールを加え
よくまぜた後「減圧下にエタノールを蟹去する。粗製の
D一N′ーベンジルーN′一(314−ジメトキシフエ
ネチル)−4−アセトキシフエニルグリシンアミド塩酸
塩を油として7.75タ得る。定量的。〔Q〕容一13
.30(C=0.633 メタノール)IR〃鰭鮒(肌
‐1):1758173ふ1640N聡sm/e:46
2(M↓)■ 本品7.6夕〔【4}で得た粗製品〕の
酢酸50の‘溶液に酢酸ナトリウム2夕を加えていまら
〈かくはん後(食塩が析出する)、内温12〜170に
て亜硝酸ナトリウム1.4夕を少量宛添加し、競いて3
時間反応させる。 一夜室温放置後、酢酸を減圧蟹去し、残澄に水を加え酢
酸エチルで抽出する。抽出層を水洗乾燥後を蟹去して、
粗製のNーベンジルーN−(3・4一ジメトキシフエネ
チル)一〇ーアセチルー4ーヒドロキシマンデル酸アミ
ド(推定)を油として6.67夕を得る。本品をピリジ
ン50の‘にとかし、これに無水酢酸6の上を加え、室
温にて3時間反応させる。 反応液より減圧下ピリジンを留去し、残造(油にして6
.9夕)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離
すれば、粗製のN−ペンジル−N一(3・4一ジメトキ
シフエネチル)一〇−アセチル−4−アセトキシマンデ
ル酸アミドとして4.43夕を得る。通算収率573%
。NEssm/e:505(M十) 〔Q〕容−6.40(C=1.51、メタノール)IR
〃器も(弧‐1):1750、1640脚 本品4.3
夕のTHF50机溶液を、リチウムアルミニウムヒドリ
ド2夕のTHFIOO泌泥液へ滴下し、続いて17時間
かくはん環流する。 反応物を水で分解し、少量の酢酸を加え、酢酸エチルで
抽出する。抽出層を水洗乾燥後溶媒を留去すれば、粗製
のQ−(N−ペンジル−314−ジメトキシフエネチル
アミノメチル)一4−ヒドロキシベンジルアルコールを
油として3.37タ得る。本品をエタノール40の‘及
び10%塩酸1の‘の混液にとかし、10%パラジウム
・炭素0.5夕を加え、水素気流中常温常圧でしんとう
する。 約200のとの水素を吸収して反応がおわる。反応液よ
り触媒をロ去し、ロ液よりエタノールを留去し、残澄の
油を水にとかし、重そう水を加えてアルカリ性となし、
クロロホルムで抽出する。抽出層を乾燥後溶媒を蟹去す
れば、油1.87夕が得られる。本品をィソプロパノー
ル・インプロピルエーテル混液で処理すれば、1−Q−
(3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチル)−4ー
ヒドロキシベンジルアルコールを白色固体として1.4
タ得る。 通算収率52%。本品は、メタノールより再結晶すれば
プリズム晶にして、mp.146〜147q0を示す。
〔Q〕啓一10‐30(C=1.11、メタノール)元
素分析値:C,8日2304N計算値:C、68.12
:日、7.31:N、4.41実験値:C、67.95
;日、7.30:N、4.39本品の光学純度は36.
8%である。 〔1一Q一(3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチ
ル)一4ーヒドロキシベンジルアルコールの純品は、m
p.16がo(分解)にして、〔Q〕容−280(C=
1、メタノールを示す。
ミル化剤とを溶媒の存在下もしくは非存在下に反応させ
ることにより実施できる。 ホルミル化剤としては、たとえばギ酸と酢酸との泥酸無
水物などが適当である。反応は冷却下にてもスムーズに
進行し「高収率にて化合物〔町〕を得ることができる。
第二工程の縮合反応は、まず適当な溶媒中で化合物〔m
〕を活性ヱステル化剤と反応させて化合物〔m〕の活性
ェステルを得、ついでこのェステルとアミン〔W〕とを
反応させることにより実施するのが好ましい。 活性ヱステル化剤としては〜たとえばィソプチルクロロ
カーボネート等があげられる。反応は冷却下に、特に好
ましくは約一30℃にてスムースに進行し、好収率にて
化合物〔V〕を製することができる。第三工程の部分加
水分解反応は、この種の反応の常法に従い「例えば適当
な溶媒中で化合物〔V〕と塩化水素を20%含有するメ
タノールとを接触処理することにより実施できる。 反応は室温にてもスムースに進行し、脱アセチル化及び
脱ホルミル化をうけた化合物〔W〕を収率よく得ること
ができる。第四工程のアセチル化反応は、所謂選択的ア
セチル化であって「 まず、化合物〔W〕のアミノ基を
鍵酸塩とすることによって保護しも次いでアセチル化剤
と反応させて実施するのが適当である。 前記鉱酸塩としては、たとえば塩酸塩、硫酸塩等があげ
られ、また、アセチル化剤の例としてはトたとえばアセ
チルクロリドが好適に使用できる。反応は室温にてもス
ムースに進行し、定量的に化合物〔肌〕を得ることがで
きる。第五一a工程のジアゾ化反応は「適当な溶媒中で
化合物〔抑〕と蛭硝酸とを反応させることにより実施す
ることができる。 亜硝酸は、たとえば反応容器中で亜硝酸ソーダと酢酸と
を反応させて製し、直ちに使用するのが好ましい。反応
は室温にてもスムースに進行し、光学活性N−ペンジル
−N一(314一ジメトキシフエネチル)一〇−アセチ
ル−4−ヒドロキシマンデル酸アミド(推定)を得るこ
とができる。尚、本工程で一部ラセミ化が生起する。第
五一b工程のアセチル化反応は、上記ジアゾ化反応で製
したマンデル酸アミド誘導体をァセチル化剤と反応させ
ることにより実施できる。 アセチル化剤としては無水酢酸、アセチルクロリド等を
あげることができる。また、反応溶媒としてピリジン等
を使用すれば反応が促進され好都合である。反応は冷時
乃至熱時スムースに進行し「収率よく化合物〔脚〕を得
ることができる。第六工程の還元反応は、適当な溶媒中
で化合物〔肌〕と還元剤とを反応させて実施することが
できる。 環元剤としては、たとえばリチウムアルミニウムヒドリ
ド、アラン、ジボラン等が使用できる。反応は熱時好適
に進行し「化合物〔K〕を製することができる。最終工
程の接触還元反応は、この種の反応の常法に従いも適当
な溶媒中で接触還元触媒の存在下に化合物〔K〕と水素
ガスとを接触させることにより実施できる。 前記触媒としては例えばパラジウム亀カーボン、酸化白
金等があげられる。反応は常温常圧乃至加温加圧下にス
ムースに進行し、収率よく目的化合物〔1〕を得る。実
施例 ‘1)D−4−アセトキシフエニルグリシン10夕、ギ
酸20机‘及び無水酢酸20机乙の混液を1000以下
に冷却し、5時間反応させる。 反応後、析出物をロ取し「ィソプロピルェーテルで洗浄
すれば、D−N−ホルミル−4−アセトキシフエニルグ
リシンを白色粉末として10.15タ得る。収率89.
8%。本品はィソプoパノールより再結晶すればmP.
184〜185qoを示す。 〔Q〕努−214.9o(C=1.089エタノール)
mッ帯毅ol(肌‐1):3380、1760「172
0【2} 本品1.19夕のテトラヒドロフラン(以下
tTHFと称す)20M溶液に「 N−メチルモルホリ
ン0。 5夕を加え、これを−3000に冷却し、そこへイソブ
チルクロロカーポネート0.68夕のTHF5机上液を
約1び分を要して滴下する。 滴下後、同温にて更に35分かくはんする。つぎに、N
−ペンジル−3・4ージメトキシフエネチルアミン1.
35夕のTHF5の‘液を約20分を要して滴下し「更
に同温にて1時間かくはんして反応を終る。反応液を水
に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出層を水洗乾燥後、溶
媒を蟹去し、残澄の油(約2.3のを活性炭処理すれば
、D−N−ホルミル−N′ーベンジルーN′一(314
−ジメトキシフエネチル)−4ーアセトキシフエニルグ
リシンアミドを淡黄色油として1.83夕を得る。収率
74.7%。 夕〔ぴ〕容−2
8.び(C=1.14 メタノール)IRレ糟町(弧‐
1):3400、1750、1680、1640脚 本
品9.6夕、塩化水素を20%含有するメタノール40
泌及びメタノール100のZの溶液を室温にて約4時間
かくはんする。反応液よりメタノーZルを減圧留去し、
残湾を水にとかし、この水溶液を酢酸エチルで洗浄後、
アンモニア水で液性をアルカリ性となす。分離する油を
酢酸エチル・ で抽出し、水洗、乾燥後溶媒を留去し、
残査の結晶をエタノール・ィソプロピルヱーテル渡液Z
で洗浄すれば、D−N′−ペンジル−N′−(3・4一
ジメトキシフエネチル)−4−ヒドロキシフェニルグリ
シンアミドを5.85タ得る。収率72%。本品は、イ
ソプロパノールより再結晶すれ2ば、徴針状晶にして、
mp.143〜144ooを示す。 〔Q〕宵十20.90(C=1.180 メタ/ール)
IRレ洋舞ol(伽‐1):3550、3440、33
10、3270、1650元素分析値C25日2804
N2 2計算値:C、71.1
7;日、6.92、N、6.42実験値:C、71.4
1:日、6.71、N、6.66‘4’ 本品を常法に
より塩酸塩となし、その7.0夕を酢酸65のとに加え
る。 更に、そこヘアセチルクロリド25のZを加え、室温に
て1報時間かくはんす3る反応液より酢酸及び過剰のア
セチルクロリドを減圧蟹去し、残査にエタノールを加え
よくまぜた後「減圧下にエタノールを蟹去する。粗製の
D一N′ーベンジルーN′一(314−ジメトキシフエ
ネチル)−4−アセトキシフエニルグリシンアミド塩酸
塩を油として7.75タ得る。定量的。〔Q〕容一13
.30(C=0.633 メタノール)IR〃鰭鮒(肌
‐1):1758173ふ1640N聡sm/e:46
2(M↓)■ 本品7.6夕〔【4}で得た粗製品〕の
酢酸50の‘溶液に酢酸ナトリウム2夕を加えていまら
〈かくはん後(食塩が析出する)、内温12〜170に
て亜硝酸ナトリウム1.4夕を少量宛添加し、競いて3
時間反応させる。 一夜室温放置後、酢酸を減圧蟹去し、残澄に水を加え酢
酸エチルで抽出する。抽出層を水洗乾燥後を蟹去して、
粗製のNーベンジルーN−(3・4一ジメトキシフエネ
チル)一〇ーアセチルー4ーヒドロキシマンデル酸アミ
ド(推定)を油として6.67夕を得る。本品をピリジ
ン50の‘にとかし、これに無水酢酸6の上を加え、室
温にて3時間反応させる。 反応液より減圧下ピリジンを留去し、残造(油にして6
.9夕)をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離
すれば、粗製のN−ペンジル−N一(3・4一ジメトキ
シフエネチル)一〇−アセチル−4−アセトキシマンデ
ル酸アミドとして4.43夕を得る。通算収率573%
。NEssm/e:505(M十) 〔Q〕容−6.40(C=1.51、メタノール)IR
〃器も(弧‐1):1750、1640脚 本品4.3
夕のTHF50机溶液を、リチウムアルミニウムヒドリ
ド2夕のTHFIOO泌泥液へ滴下し、続いて17時間
かくはん環流する。 反応物を水で分解し、少量の酢酸を加え、酢酸エチルで
抽出する。抽出層を水洗乾燥後溶媒を留去すれば、粗製
のQ−(N−ペンジル−314−ジメトキシフエネチル
アミノメチル)一4−ヒドロキシベンジルアルコールを
油として3.37タ得る。本品をエタノール40の‘及
び10%塩酸1の‘の混液にとかし、10%パラジウム
・炭素0.5夕を加え、水素気流中常温常圧でしんとう
する。 約200のとの水素を吸収して反応がおわる。反応液よ
り触媒をロ去し、ロ液よりエタノールを留去し、残澄の
油を水にとかし、重そう水を加えてアルカリ性となし、
クロロホルムで抽出する。抽出層を乾燥後溶媒を蟹去す
れば、油1.87夕が得られる。本品をィソプロパノー
ル・インプロピルエーテル混液で処理すれば、1−Q−
(3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチル)−4ー
ヒドロキシベンジルアルコールを白色固体として1.4
タ得る。 通算収率52%。本品は、メタノールより再結晶すれば
プリズム晶にして、mp.146〜147q0を示す。
〔Q〕啓一10‐30(C=1.11、メタノール)元
素分析値:C,8日2304N計算値:C、68.12
:日、7.31:N、4.41実験値:C、67.95
;日、7.30:N、4.39本品の光学純度は36.
8%である。 〔1一Q一(3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチ
ル)一4ーヒドロキシベンジルアルコールの純品は、m
p.16がo(分解)にして、〔Q〕容−280(C=
1、メタノールを示す。
Claims (1)
- 1 光学活性4−アセトキシフエニルグリシンをホルミ
ル化して光学活性N−ホルミル−4−アセトキシフエニ
ルグリシンを得、次いでこの化合物とN−ベンジル−3
・4−ジメトキシフエネチルアミンとを縮合反応させ、
得られる光学活性N−ホルミル−N′−ベンジル−N′
−3・4−ジメトキシフエネチル)−4−アセトキシフ
エニルグリシンアミドを部分加水分解反応に付して光学
活性N′−ベンジル−N′−(3・4−ジメトキシフエ
ネチル)−4−ヒドロキシフエニルグリシンアミドを得
、この化合物を鉱酸塩とした後にアセチル化して光学活
性N′−ベンジル−N′−(3・4−ジメトキシフエネ
チル)−4−アセトキシフエニルグリシンアミドを得、
この化合物をジアゾ化反応に付した後にアセチル化し、
得られる光学活性N−ベンジル−N−(3・4−ジメト
キシフエネチル)−0−アセチル−4−アセトキシマン
デル酸アミドを還元反応に付して光学活性α−(N−ベ
ンジル−3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチル)
−4−ヒドロキシベンジルアルコールを得、この化合物
を接触還元反応に付すことを特徴とする光学活性α−(
3・4−ジメトキシフエネチルアミノメチル)−4−ヒ
ドロキシベンジルアルコールの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13703777A JPS609702B2 (ja) | 1977-11-14 | 1977-11-14 | 光学活性ベンジルアルコール誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13703777A JPS609702B2 (ja) | 1977-11-14 | 1977-11-14 | 光学活性ベンジルアルコール誘導体の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5470232A JPS5470232A (en) | 1979-06-05 |
JPS609702B2 true JPS609702B2 (ja) | 1985-03-12 |
Family
ID=15189367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13703777A Expired JPS609702B2 (ja) | 1977-11-14 | 1977-11-14 | 光学活性ベンジルアルコール誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609702B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2434308C (en) | 2001-01-18 | 2010-09-21 | Schering Corporation | Synthesis of temozolomide and analogs |
-
1977
- 1977-11-14 JP JP13703777A patent/JPS609702B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5470232A (en) | 1979-06-05 |
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