JPS609684B2 - 有害生物防除機能を有する固形状材料 - Google Patents

有害生物防除機能を有する固形状材料

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JPS609684B2
JPS609684B2 JP52027859A JP2785977A JPS609684B2 JP S609684 B2 JPS609684 B2 JP S609684B2 JP 52027859 A JP52027859 A JP 52027859A JP 2785977 A JP2785977 A JP 2785977A JP S609684 B2 JPS609684 B2 JP S609684B2
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博之 中山
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、目的とする任意の場所のみに、持続性のある
防虫、殺虫、殺菌あるし、は殺鼠機能を簡便に付与し得
る材料に関する。
従来、任意の場所における害虫、細菌、鼠などの被害を
防ぐために、種々の方法が用いられている。
例えば、種々の薬剤溶液を含有したエアゾール型スプレ
ーなどが市販されており、目的の場所に薬剤溶液を散布
することによって害虫、細菌、鏡などの被害を防ぐこと
ができる。しかしこの方法では、目的とする場所以外に
も薬剤溶液が逸散するので、人畜に害を与えたり器物を
汚染したりするおそれがあるばかりでなく、経済性にも
乏しい。さらに、この方法では、薬剤溶液が物体表面に
付着するだけなので、薬剤の揮散あるいは他の物体の接
触による脱着によって薬効の持続性が少ないという欠点
がある。本発明の目的は、従来技術の欠点をすべて改良
した防虫、殺虫、殺菌および殺鼠作用を付与する材料を
提供するにある。
すなわち、目的とする任意の場所のみに、持続性のある
防虫、殺虫、殺菌、殺鼠などの薬効機能を簡便に付与し
得る塗り付け用材料を提供するにある。さらに、人畜へ
の被害、器物の損傷を与えることなく、薬効機能を簡便
に付与し得る塗り付け用材料を提供するにある。本発明
者は、上記目的を達成するための鋭意研究を重ねた結果
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は溶媒可溶性樹脂5〜6塁重量%、溶
媒30〜94重量%および固形化剤I〜2の重量%から
なる組成物100重量部に対し、薬剤0.01〜1の重
量部を加えてなる有害生物防除性組成物を25℃におけ
る粘度が1ぴセンチポィズ以下および25℃における破
壊応力が1〜30k9′地の固形状に成型した有害生物
防除機能を有する塗り付け用固形状材料に関するもので
ある。従来から、液体農薬、灯油などを固形化剤によっ
て固形化することは公知であるが、これは運搬などを容
易にするため固形化そのものを目的としたものである。
また、固形化剤を用いて塗料を半固形化することも公知
である。しかし、本発明は全く目的のことなるもので、
有害生物防除機能を有する材料を固形化することによっ
て組成物中の薬剤の揮散を防ぎ薬効の持続性をはかると
ともに必要箇所のみに塗布することができるので器物を
汚染したり人蓄に害を与えたりするおそれがないもので
ある。本発明に用いられる薬剤は目的により選定される
。防虫を目的とする場合には、樽脳、ナフタレン、P−
ジクロルベンゼン、(3・4ージク口口ペンジル)トリ
フヱニルホスホニウムクロリド、Q.Qービス−(31
5−ジクロロー2ーヒドロキシフェニル)ートルェンス
ルホン酸のナトリウム塩、クロロ−○−クレゾチニツク
酸のナトリウム塩、Bーヒドロキシ8′−フルオロジェ
チルェーテルなどが用いられる。毅虫を目的とする場合
には「y−ベンゼンヘキサクロリド、P・P′ージクロ
ロージフエニルトリクロロエタン、(202−ビス(P
ーメトキシ)一101・1ートリクロロエタン、407
ーメタノー314・717−テトラヒドロインダン、ト
キサフエン、トリクロロカムフアンなどの有機塩素系化
合物類:へキサェチルテトラホスフエイト「テトラエチ
ルピロホスフエイト、テトラエチル、ジチオピロホスフ
エイトなどの有機リン化合物類;インポルニルチオシァ
ノアセテート、フェノチアジンなどの有機ィオゥ系化合
物類:406−ジニトロー○−クレゾール、204ージ
ニトロアニソール、フタロニトリルなどの有機窒素化合
物類:ニコチン、ピレトリン、ァレトリンなどの天然化
合物類;などが目的とする害虫により選定される。殺菌
を目的とする場合には、ジメチルジチオカルバメート〜
テトラメチルチウラムジスルフイド「メルカプトベソゾ
チアゾールなどの有機ィオゥ化合物類ミメトキシェチレ
ン塩化水銀、エチル硫酸水銀などの有機水銀化合物類:
テトラクロロ−P−ペンゾキノン、203−ジクロロ−
104−ナフトキノンなどの塩化キノン類:ペンタクロ
ロフェノール、2G4・6−トリクロロフエノールなど
のフェノール系化合物類:などが用いられる。殺鼠を目
的とする場合には、Q−ナフチルチオウレア、フルオロ
酢酸ナトリウム、カストリックスなどが用いられる。薬
剤の使用量は「用いる薬剤の種類、目的とする有害生物
によって異なるが、通常樹脂「溶媒および固形剤の合計
10堰重量部に対して、0.01〜1の重量部門いられ
る。0.01重量部未満の場合には薬剤の作用が少なす
ぎて効果がなく、1の重量部をこえると有害生物の防除
以外に人畜に害を及ぼすことがあるばかりでなく、高価
となり経済性に乏しい。
本発明に用いられる固形化剤としては、キシリトール、
ソルビトール、ヘプチトールなどの5〜7価の糠アルコ
ール類とペンズアルデヒド、トルアルデヒド、アニスア
ルデヒド、核置換ペンズアルデヒドなどの芳香族アルデ
ヒド類との縮合物(以下ペンジリデンソルビトール類と
略す):ステアリン酸ナトリウム、ミリスチン酸アンモ
ニウムなどの炭素原子12〜3仇固を有する脂肪族カル
ボン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩(以下脂
肪族カルボン酸塩と略す):寒天およびカラゲニンなど
の海藻粘買物類:カゼイン、卵白、卵黄などの動物蛋白
質類:などが用いられる。
固形化剤の使用量は、用いる固形化剤、溶媒および樹脂
の種類によって異なるが、通常、固形化剤、溶媒および
樹脂の合計中の1〜2の重量%用いられる。1重量%未
満であると固形状に成型するのが困難であり、2の重量
%をこえると固形状物が固すぎて任意の固体表面に塗布
することが不可能となる。
本発明に用いられる溶媒は公知のものが広く用いられる
が、固形化剤の固形化能を有効に働かせるためには溶媒
に熔解させる必要があり、ベンジリデンソルビトール類
を固形化剤に用いる場合には、アルキルホルムアミド、
アルキルスルフホキシド「アルキルエステル、アルコー
ル、エーテルなどの樋性有機溶媒を溶媒中10%以上含
むことが望まし〈ト脂肪族カルボン酸類、海藻粘質物類
および動物蛋白質類を固形化剤に用いる場合にはト水を
溶媒中20%以上含むことが望ましい。
溶媒は、固形化剤、溶媒および樹脂の合計中30〜94
重量%含むことが望ましい。30重量%未満であると〜
固形状材料の粘度および硬度が大きすぎて任意の固体表
面を塗布するのが困難であり、94重量%をこえると固
形状に成型が困難となると同時に、樹脂による薬効の持
続性の保持が困難となる。
本発明に用いられる樹脂は単体で固体のものなど広く公
知のものが用いられるが、選定された溶媒に溶解させる
ことが望ましく「固形化剤および溶媒の種類によって決
められる。
例えば、ベンジリデンソルビト−ル類を用いる場合には
「酢酸ビニル樹脂「ブチラール樹脂、アクリル樹脂、ポ
リプタジェン、ケトン樹脂、セルローズアセテートブチ
レートなどの有機溶媒に溶解する樹脂が望ましく、脂肪
族カルボン酸塩類、海藻粘質物類および動物蛋白質類を
用いる場合には、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアクリルァミド、カルボキシメチルセル
ローズ、水溶性澱粉などの水溶性樹脂を用いることが望
ましい。樹脂の形態は、単体粉末、樹脂溶液およびェマ
ルジョンなどの分散体のいずれでも用いることが出来る
。樹脂の使用量は、固形化剤、溶媒および樹脂の合計中
5〜6雄重量%が望ましい。5重量%未満であると薬剤
の揮散あるいは他の物体との接触による脱着を防いで薬
効の持統性を保持するのが困難であり、6溝重量%をこ
えると固形状材料の粘度および硬度が大きくなり任意の
固体表面に塗布するのが困難となる。
本発明において、固形化剤の効果を増すために、水添ヒ
マシ油、ェロジル、体質顔料などを用いることも出来る
さらに、着色を目的として染料あるいは顔料、芳香付与
を目的として香料などを併用することも出来る。本発明
の固形状材料の固形化の程度は、2500における粘度
が1ぴセンチポィズ以下および25qoにおける破壊応
力が1〜30k9/のの範囲であるが「この範囲外であ
ると材料を任意の固体表面に塗布することが困難となる
本発明において固形状材料を製造するにはL薬剤、固形
化剤、溶媒および樹脂からなる組成物を60〜150午
Cの温度に加熱して均一に溶解あるいは分散した後、熱
い材料を目的とする形状の型に注入後冷却して固形状材
料を得る。
押出機により成形することも可能である。組成物を一度
にすべて加熱するのではなく、固形化剤を溶媒に加熱溶
解した液を、薬剤、樹脂、溶媒からなる加熱溶液に加え
ることが有利なこともある。本固形状材料は使用時間を
長くするために「溶媒を姪散しない容器に充填すること
が望ましい。
さらに、作業する時に手を薬剤の汚染から防ぐために、
容器を直接手に持つて塗布出来るような容器に固形状材
料を充填すると、使用に際して大変便利である。該容器
としては、ねじることによって内容物を押出し可能な口
紅型容器、後部から押すことによって前部から内容物を
押し出すことが可能な中空の柱状容器などがあげられる
。本発明による有害生物防除除機能を有する固形状材料
は、任意の固体表面に非常に簡便に防虫、殺虫、殺菌あ
るし、は殺鼠機能を付与することが出来る.と同時に、
その薬効を長時間にわたって持続することが出来るので
、有害生物から人間の生活環境を守るのに大変有効な材
料である。
以下、本発明の詳細を実施例をあげて説明するが、実施
例はなんら本発明を限定するものではない。
実施例 1 蝿梓棒、温度計および冷却管をとりつけた300泌の4
つ口セパラブルフラスコ中に、B−ヒドロキシB′ーフ
ルオロジエチルエーテル0.1夕、ソルビトールlmo
lとペンゾアルデヒド公holとの縮合物5夕、ポリ酢
酸ビニル(数平均分子量約30000)50夕、ブチル
セロソルブ45夕を仕込み、120ooで1時間加熱櫨
拝して均一に溶解後、内容10の‘の口紅型容器に充填
し、室塩で放置して固形状材料を得た。
得られた固形状材料の2500の粘度は2×1ぴセンチ
ポィズ(嶋津製作所製押出し型プラストメーターで測定
、以下同じ)、2500における破壊応力は22kg/
の(豊田工業製半導体小形圧力変換器で測定、以下同じ
)であり、任意の固体表面に塗布可能であった。アブラ
虫の常時侵入していた台所において床と壁の接触する角
部の四周を該固形状材料で塗布した所、2ケ月間台所へ
のアブラ虫の侵入は認められなかった。実施例 2 実施例1と同様のフラスコに、テトラクロルーP−ペン
ゾキノン0.05夕、寒天粉末2夕、ゼラチン1夕、ポ
リピニルアルコール(重合度500、けん化度80%)
7夕、水91夕を仕込み、70午0の温度で2時間加熱
燈梓後、内容10処の口紅型容器に充填し、室温で放置
して固形状材料を得た。
得られた固形状材料の25qoの粘度は4×1ぴセンチ
ポィズ、25ooにおける破壊応力は3k9′めであり
、任意の固体表面に塗布可能であった。湿度の大きい環
境にさらされる、常時カビの生えている土壁に該固形状
材料を塗布した所、1ケ月間カビの発生は認められなか
った。実施例 3 実施例1と同様のフラスコに、フタロニトリル19、ス
テアリン酸ナトリウム10夕、ポリビニルピロリドン(
数平均分子量700000)30夕、水40夕、グリセ
リン20夕を仕込み、90ooの温度で1時間加熱燈梓
後、内容10の‘の口紅型容器に充填し、室温で放置し
て固形状材料を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 溶媒可溶性樹脂5〜69重量%、溶媒30〜94重
    量%および固形化剤1〜20重量%からなる組成物10
    0重量部に対し、薬剤0.01〜10重量部を加えてな
    る有害生物防除性組成物を25℃における粘度が10^
    6センチポイズ以下および25℃における破壊応力が1
    〜30kg/cm^2の固形状に成型した有害生物防除
    機能を有する塗り付け用固形状材料。
JP52027859A 1977-03-14 1977-03-14 有害生物防除機能を有する固形状材料 Expired JPS609684B2 (ja)

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JPS60260501A (ja) * 1984-06-07 1985-12-23 Shinto Paint Co Ltd 固型かび防止塗料
JPS63230602A (ja) * 1987-03-19 1988-09-27 Iic Kagaku Kogyo Kk 固形化された土壌線虫防除剤の製造方法
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WO2004002932A1 (ja) * 2002-06-27 2004-01-08 Asahi Glass Company, Limited 含フッ素アルコールおよびその製造方法

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