JPS6096823A - 燃焼不適ごみの処理方法 - Google Patents
燃焼不適ごみの処理方法Info
- Publication number
- JPS6096823A JPS6096823A JP20365983A JP20365983A JPS6096823A JP S6096823 A JPS6096823 A JP S6096823A JP 20365983 A JP20365983 A JP 20365983A JP 20365983 A JP20365983 A JP 20365983A JP S6096823 A JPS6096823 A JP S6096823A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluidized bed
- burning
- unsuitable
- waste
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/30—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a fluidised bed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は燃焼不適ごみの処理方法に係9、特に公害原因
物質の排出抑制に好適な処理方法に関するものである。
物質の排出抑制に好適な処理方法に関するものである。
最近、都市ごみの処理に際しては、ストーカ炉で焼却処
理が可能なごみと、プラスチック等の高発熱量で腐触性
の物質を含む燃焼不適ごみが互いに分別して回収されて
いる。この燃焼不適とみは適当な処理方法がないため、
現在はほとんど埋立処分されているが、埋立地の不足等
から早急な対策が望まれている。このような目的に沿う
処理方法として燃焼不適ごみを石灰石とともに1000
℃程度の高温で燃焼し、公害原因物質を生成スラグ中に
とじ込めようとする溶融炉方式や流動床焼却方式のもの
が提案されているが、これらの方法はいずれも飽埋温度
が800℃〜1200℃と高温であるため、NO!の発
生や重金属の大気への揮散が避けられない上、助熱料を
要するので処理コストが高くなる等の欠点があり、実用
上必ずしも満足できるものではない。しかしながら、こ
れらの方法の内でも特に後者の流動床焼却方式は、改良
始第で大きな可能性を有している。
理が可能なごみと、プラスチック等の高発熱量で腐触性
の物質を含む燃焼不適ごみが互いに分別して回収されて
いる。この燃焼不適とみは適当な処理方法がないため、
現在はほとんど埋立処分されているが、埋立地の不足等
から早急な対策が望まれている。このような目的に沿う
処理方法として燃焼不適ごみを石灰石とともに1000
℃程度の高温で燃焼し、公害原因物質を生成スラグ中に
とじ込めようとする溶融炉方式や流動床焼却方式のもの
が提案されているが、これらの方法はいずれも飽埋温度
が800℃〜1200℃と高温であるため、NO!の発
生や重金属の大気への揮散が避けられない上、助熱料を
要するので処理コストが高くなる等の欠点があり、実用
上必ずしも満足できるものではない。しかしながら、こ
れらの方法の内でも特に後者の流動床焼却方式は、改良
始第で大きな可能性を有している。
従来のこの種の流動床焼却方式の装置を第1図に示すが
、この装置においては、燃焼不適ごみ1は、先ず供給機
2から流動焼却炉3内へ投入される。この流動焼却炉3
の下部には砂等の流動媒体が充填されており、空気吹込
み管5から供給される空気の作用により流動層4を形成
している。上記によシ投入された燃焼不適ごみ1は、こ
の流動層4中で空気吹込み管5から導入される空気と接
触して燃焼し、焼却処理される。この場合、流動層4の
温度は一般に800℃以上の高温となるため、NOxが
発生する上ごみ中の重金属が生成ガス中へ揮散する。こ
のNO,や重金属を含む生成ガスは、次いで空気予熱機
12、廃熱回収ボイラ4、電気集塵機等の集塵装置16
を順次経て熱回収および除塵されたのち、煙突19から
大気中へ排出されるが、この排ガス21中には依然とし
てNO□や重金属が含まれてくるため、これらが環境保
全上問題となっている。
、この装置においては、燃焼不適ごみ1は、先ず供給機
2から流動焼却炉3内へ投入される。この流動焼却炉3
の下部には砂等の流動媒体が充填されており、空気吹込
み管5から供給される空気の作用により流動層4を形成
している。上記によシ投入された燃焼不適ごみ1は、こ
の流動層4中で空気吹込み管5から導入される空気と接
触して燃焼し、焼却処理される。この場合、流動層4の
温度は一般に800℃以上の高温となるため、NOxが
発生する上ごみ中の重金属が生成ガス中へ揮散する。こ
のNO,や重金属を含む生成ガスは、次いで空気予熱機
12、廃熱回収ボイラ4、電気集塵機等の集塵装置16
を順次経て熱回収および除塵されたのち、煙突19から
大気中へ排出されるが、この排ガス21中には依然とし
てNO□や重金属が含まれてくるため、これらが環境保
全上問題となっている。
また、燃焼不適ごみ中には一般にポリ塩化ビニル等の塩
素を含む物質も多く含まれているので、上記燃焼時に0
11やMCIが発生し、後続の空気予熱機12や廃熱回
収ボイ:74等で腐蝕トラブルを生じ易い。この対策と
して、空塔部10の上部に設けられたライン11からC
aCO5やCa (OH)z等の脱塩剤を粉体あるいは
液状にしたものを軍務、供給して脱塩する方法がとられ
ているが、従来はその供給方法に問題があり、脱塩効果
は必ずしも充分ではない。
素を含む物質も多く含まれているので、上記燃焼時に0
11やMCIが発生し、後続の空気予熱機12や廃熱回
収ボイ:74等で腐蝕トラブルを生じ易い。この対策と
して、空塔部10の上部に設けられたライン11からC
aCO5やCa (OH)z等の脱塩剤を粉体あるいは
液状にしたものを軍務、供給して脱塩する方法がとられ
ているが、従来はその供給方法に問題があり、脱塩効果
は必ずしも充分ではない。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくシ、排
ガス中のNO工や重金属を増加させることなく、燃焼不
適ごみを処理することができる流動床焼却方式の処理方
法を提供することにある。
ガス中のNO工や重金属を増加させることなく、燃焼不
適ごみを処理することができる流動床焼却方式の処理方
法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、流動層焼却部とそ
の後流に空塔部を備えた流動焼却炉を用いてプラスチッ
ク等の高発熱性物質を含む燃焼不適ごみを焼却処理する
に当り、上記流動層焼却部での焼却処理を400〜60
0℃の比較的低温下で部分酸化方式により行い、次いで
該処理で発生する分解ガスを空気の供給下に700〜7
50°Cで二次燃焼することを特徴とする。
の後流に空塔部を備えた流動焼却炉を用いてプラスチッ
ク等の高発熱性物質を含む燃焼不適ごみを焼却処理する
に当り、上記流動層焼却部での焼却処理を400〜60
0℃の比較的低温下で部分酸化方式により行い、次いで
該処理で発生する分解ガスを空気の供給下に700〜7
50°Cで二次燃焼することを特徴とする。
上記の構成とすることにより、流動層焼却部の温度は4
00〜600℃と比較的低温であるためNO,の発生や
重金属の揮散が抑制される。またこのようにして得られ
るNO,および重金属含量の低い分解ガスが次に比較的
低温下で二次燃焼されるので、可燃分の燃焼をNO□お
よび重金属の増加をともなうことなく可燃分を良好に燃
焼させることができる。
00〜600℃と比較的低温であるためNO,の発生や
重金属の揮散が抑制される。またこのようにして得られ
るNO,および重金属含量の低い分解ガスが次に比較的
低温下で二次燃焼されるので、可燃分の燃焼をNO□お
よび重金属の増加をともなうことなく可燃分を良好に燃
焼させることができる。
本発明において、流動層焼却部の温度を400〜600
℃に保つには、例えば流動層への吹込み空気量を理論燃
焼空気敗よりも少くすればよい。
℃に保つには、例えば流動層への吹込み空気量を理論燃
焼空気敗よりも少くすればよい。
また、二次燃焼部の温度を700〜750℃に保つには
、例えば該二次燃焼部に水冷壁を設け、これにより除熱
を行えばよい。なお、本発明においても、燃焼時に発生
するC1xやMCIを除去するため、焼却炉内へ脱塩剤
を供給することが好ましい。
、例えば該二次燃焼部に水冷壁を設け、これにより除熱
を行えばよい。なお、本発明においても、燃焼時に発生
するC1xやMCIを除去するため、焼却炉内へ脱塩剤
を供給することが好ましい。
この場合、該脱塩剤の供給位置は、二次燃焼部の上流側
(二次空気供給位置より上流側)とすることが望ましい
。
(二次空気供給位置より上流側)とすることが望ましい
。
以下、図面に示す実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
明する。
第2図は、本発明の実施例を示す流動床焼却方式の装置
の概念図である。この装置は、第1図の同一符号とその
説明が同様に参照される部分と、流動化空気ライン13
から分岐したのち流動焼却炉3の上部を形成する空塔部
(本実施例では二次燃焼部でもある)10に連結された
二次空気ライン20と、該空塔部10の内周面に溢って
設けられた水冷壁23と、上記二次空気ライン20より
下方(上流側)において空塔部に設けられた粉状脱塩剤
の供給ラインIIAとから主に構成される。
の概念図である。この装置は、第1図の同一符号とその
説明が同様に参照される部分と、流動化空気ライン13
から分岐したのち流動焼却炉3の上部を形成する空塔部
(本実施例では二次燃焼部でもある)10に連結された
二次空気ライン20と、該空塔部10の内周面に溢って
設けられた水冷壁23と、上記二次空気ライン20より
下方(上流側)において空塔部に設けられた粉状脱塩剤
の供給ラインIIAとから主に構成される。
なお、図中、14は水冷壁23から送られる加熱水を受
け、これからスチーム15を回収するドラムであり、ま
た、図中には第1図に示す廃熱回収ボイラ14は省略さ
れている。
け、これからスチーム15を回収するドラムであり、ま
た、図中には第1図に示す廃熱回収ボイラ14は省略さ
れている。
このような構成の装置において、第1図の場合と同様に
して燃焼不適ごみ1が供給機2を経たのち流動焼却炉3
内へ投入され、次いで流動層4内で空気吹込み管5から
導入される、理論燃焼空気量より少ない空気と接触し、
400〜600℃の温度下で部分燃焼方式により熱分解
される。この熱分解により、C01Hzおよび0M4等
の炭化水素からなる熱分解ガス22と、燃え残りの炭素
分からなるチャーが生成する。チャーの1部は流動層4
内で粉砕作用を受け、微粉となって熱分解ガス22に同
伴されながら空塔部10の方向へ飛び上がる。微粉化が
進まない残部のチャーは流動層内に滞留するが、空気吹
込み管5から吹込まれる空気によって燃焼される上流動
層4の粉砕作用を受けるので、最終的には微細化される
。
して燃焼不適ごみ1が供給機2を経たのち流動焼却炉3
内へ投入され、次いで流動層4内で空気吹込み管5から
導入される、理論燃焼空気量より少ない空気と接触し、
400〜600℃の温度下で部分燃焼方式により熱分解
される。この熱分解により、C01Hzおよび0M4等
の炭化水素からなる熱分解ガス22と、燃え残りの炭素
分からなるチャーが生成する。チャーの1部は流動層4
内で粉砕作用を受け、微粉となって熱分解ガス22に同
伴されながら空塔部10の方向へ飛び上がる。微粉化が
進まない残部のチャーは流動層内に滞留するが、空気吹
込み管5から吹込まれる空気によって燃焼される上流動
層4の粉砕作用を受けるので、最終的には微細化される
。
上記によシ流動層4から空塔部10の方向へ上昇した熱
分解ガスと微粉チャーはラインIIAを経て供給される
CaC0*等の粉状脱塩剤と接触し、該ガス中のHCI
は下記(1)式の反応下に脱塩される。
分解ガスと微粉チャーはラインIIAを経て供給される
CaC0*等の粉状脱塩剤と接触し、該ガス中のHCI
は下記(1)式の反応下に脱塩される。
2HCI + CaCO5−+ CaC12+ COz
+ H2O−−−(1)上記反応にともなう脱塩効率
は、5oo℃において大略80%に達することが別途の
実験によシ確かめられている。
+ H2O−−−(1)上記反応にともなう脱塩効率
は、5oo℃において大略80%に達することが別途の
実験によシ確かめられている。
上記の脱塩処理を受けた熱分解ガスは、次いでライン2
0を経て供給される2次空気の存在下に2次燃焼される
。その際、これを除熱なしで行うと、空塔部10の温度
は800℃以上の高温となり、NOxの発生および重金
属の揮散が顕著となるので、これを抑制するだめ空塔部
の内周に設けられた水冷壁23によシ除熱が行われる。
0を経て供給される2次空気の存在下に2次燃焼される
。その際、これを除熱なしで行うと、空塔部10の温度
は800℃以上の高温となり、NOxの発生および重金
属の揮散が顕著となるので、これを抑制するだめ空塔部
の内周に設けられた水冷壁23によシ除熱が行われる。
この除熱により、2次燃焼に必要な空気を投入して、完
全燃焼を行なわせても、空塔部10をNO,の発生およ
び重金属の揮散を抑制するに必要な700〜750℃の
低温に保つことができる。なお、この2次燃焼時には、
熱分解ガスに同伴される微粉状のチャーも燃焼され、最
終的には灰分となる。
全燃焼を行なわせても、空塔部10をNO,の発生およ
び重金属の揮散を抑制するに必要な700〜750℃の
低温に保つことができる。なお、この2次燃焼時には、
熱分解ガスに同伴される微粉状のチャーも燃焼され、最
終的には灰分となる。
本発明の実施例の効果を第3図および第4図によυ説明
する。すなわち、第3図は、燃焼不適ごみを本発明範囲
内の500℃で熱分解した場合に得られる重金属の移動
分布を示すものであるが、この図から、各重金属ともに
80−以上がチャー(白抜き部参照)に含まれ、分解ガ
ス(斜線部参照)へは、10%〜20チしか揮散しない
ことがわかる。また、第4図は、温度を変化させてチャ
ーを焼却した場合に得られる重金属の揮散率を示すもの
であるが、この図から、重金属の揮散は焼却温度が70
0〜800℃の範囲で急激に増加するが、本発明範囲内
の750℃以下では低く抑えられることかわかる。なお
、前述の(1)式で未脱塩となったHe lやChは、
空塔部10へ達したのち下記(2)〜(5)の反応によ
り完全に脱塩される。
する。すなわち、第3図は、燃焼不適ごみを本発明範囲
内の500℃で熱分解した場合に得られる重金属の移動
分布を示すものであるが、この図から、各重金属ともに
80−以上がチャー(白抜き部参照)に含まれ、分解ガ
ス(斜線部参照)へは、10%〜20チしか揮散しない
ことがわかる。また、第4図は、温度を変化させてチャ
ーを焼却した場合に得られる重金属の揮散率を示すもの
であるが、この図から、重金属の揮散は焼却温度が70
0〜800℃の範囲で急激に増加するが、本発明範囲内
の750℃以下では低く抑えられることかわかる。なお
、前述の(1)式で未脱塩となったHe lやChは、
空塔部10へ達したのち下記(2)〜(5)の反応によ
り完全に脱塩される。
CaCO5→CaO+ COz ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(2)CaO+ 2fi
C1−+ CaC1z + HtO・” = ・・−−
・・・(3)Hz+ψ2−+山O・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)上記
の二次燃焼で発生した排ガスは、流動焼却炉3の炉頂か
ら抜出され、以後順次空気予熱機12、脱塵装置16を
通ったのち煙突21から大気中へ排出される。なお、上
記空気予熱器12では、ライン13中を送られる流動化
空気との熱交換が行われ、また、脱塵装置i!i16で
は、排ガス中の主としてCa11mからなる灰分18の
除去が行われる。
・・・・・・・・・・・・・・(2)CaO+ 2fi
C1−+ CaC1z + HtO・” = ・・−−
・・・(3)Hz+ψ2−+山O・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)上記
の二次燃焼で発生した排ガスは、流動焼却炉3の炉頂か
ら抜出され、以後順次空気予熱機12、脱塵装置16を
通ったのち煙突21から大気中へ排出される。なお、上
記空気予熱器12では、ライン13中を送られる流動化
空気との熱交換が行われ、また、脱塵装置i!i16で
は、排ガス中の主としてCa11mからなる灰分18の
除去が行われる。
この除去灰分は、一般にセメント固化等の処置をされた
のち埋立廃棄される。一方、流動層4内に溜った燃焼灰
や脱塩処理で発生した塩類等の不燃1物は、燃焼不適ご
み中に持ち込まれたガラス片1、瓦れきおよび金属類等
の不燃物とともに流動焼却炉3の下部に設けられた媒体
抜出管6を経て抜出され、次いでふるい機等の分離機7
で媒体と分離される。該分離後、媒体はライ/8を経て
流動層4へ循環返送され、不燃物9は系外へ抜出される
。
のち埋立廃棄される。一方、流動層4内に溜った燃焼灰
や脱塩処理で発生した塩類等の不燃1物は、燃焼不適ご
み中に持ち込まれたガラス片1、瓦れきおよび金属類等
の不燃物とともに流動焼却炉3の下部に設けられた媒体
抜出管6を経て抜出され、次いでふるい機等の分離機7
で媒体と分離される。該分離後、媒体はライ/8を経て
流動層4へ循環返送され、不燃物9は系外へ抜出される
。
この際、流動層の温度は一般に500℃と比較的氏温で
あるため、上記循環系の機器寿命等に有利ヒなる上、ヒ
ートロスを低く押えることができるりでスチーム回収量
の向上が可能となる。
あるため、上記循環系の機器寿命等に有利ヒなる上、ヒ
ートロスを低く押えることができるりでスチーム回収量
の向上が可能となる。
次に、第5図は、本発明の他の実施例に係る流動床焼却
方式の装置を示すもので、このものは、空塔内の二次燃
焼部に替えてその後流に独立の2次燃焼炉26を設ける
ことと、流動化空気の吹込み管に替えて分散板25を設
けること以外は第2図に示す装置と同様な構成である。
方式の装置を示すもので、このものは、空塔内の二次燃
焼部に替えてその後流に独立の2次燃焼炉26を設ける
ことと、流動化空気の吹込み管に替えて分散板25を設
けること以外は第2図に示す装置と同様な構成である。
なお、この場合も、脱塩剤の供給ライン11は、本発明
の主旨に従い二次燃焼炉の上流側である空塔部10に設
けられる。このような構成の装置としても本発明を実施
することも可能であり、第2図に示す実施例と同様な効
果が達成される。
の主旨に従い二次燃焼炉の上流側である空塔部10に設
けられる。このような構成の装置としても本発明を実施
することも可能であり、第2図に示す実施例と同様な効
果が達成される。
以上、本発明によれば、流動焼却炉を用いて燃焼不適ど
みを焼却処理するに当シ、流動層焼却部での処理を40
0〜600℃の比較的低温下で部分酸化方式により行い
、次いで該処理で発生する分解ガスを空気の供給下に7
00〜750℃で二次燃焼することによシ、流動層焼却
部からはNO。
みを焼却処理するに当シ、流動層焼却部での処理を40
0〜600℃の比較的低温下で部分酸化方式により行い
、次いで該処理で発生する分解ガスを空気の供給下に7
00〜750℃で二次燃焼することによシ、流動層焼却
部からはNO。
および重金属含量の低い分解ガスが得られ、次いでこの
分解ガスが比較的低温下で二次燃焼されることとなるの
で、これらの相乗効果によりNO,および重金属の増加
をともなうことなく燃焼不適ごみを完全燃焼することが
できる。まだ、副次的な効果として、燃焼用空気(流動
化空気と二次空気を合計したもの)の使用計が従来法よ
り一般に15〜30チ少くてよいので、これに対応して
電力等のユーティリティを削減することができ、これに
より処理コストの低減が可能となる。
分解ガスが比較的低温下で二次燃焼されることとなるの
で、これらの相乗効果によりNO,および重金属の増加
をともなうことなく燃焼不適ごみを完全燃焼することが
できる。まだ、副次的な効果として、燃焼用空気(流動
化空気と二次空気を合計したもの)の使用計が従来法よ
り一般に15〜30チ少くてよいので、これに対応して
電力等のユーティリティを削減することができ、これに
より処理コストの低減が可能となる。
第1図は、従来の流動床焼却式とみ処理装置の系統図、
第2図は、本発明の実施例に係る流動床焼却式ごみ処理
装置の系統図、第3図および第4図は、本発明の実施例
の効果を説明するために示す、それぞれ燃焼不適ごみ分
解時における重金属分布率を示す図およびチャー焼却時
における重金属分布率を示す図、第5図は、本発明の他
の実施例に係る流動床焼却式ごみ処理装置の系統図であ
る。 l・・・燃焼不適とみ、3・・・流動焼却炉、4・・・
流動層、5・・・空気吹込み管、10・・・空塔部、1
1.11A・・・脱塩剤供給ライン、12・・・空気予
熱器、16・・・廃熱回収ボイラ、18・・・灰分、2
0・・・二次空気ライン、22・・・熱分解ガス、23
・・・水冷壁、25・・・分散板、26・・・二次燃焼
炉。 代理人 弁理士 川 北 武 良 筆1図 第3ト1 第4図 f却轟皮、(’C)
第2図は、本発明の実施例に係る流動床焼却式ごみ処理
装置の系統図、第3図および第4図は、本発明の実施例
の効果を説明するために示す、それぞれ燃焼不適ごみ分
解時における重金属分布率を示す図およびチャー焼却時
における重金属分布率を示す図、第5図は、本発明の他
の実施例に係る流動床焼却式ごみ処理装置の系統図であ
る。 l・・・燃焼不適とみ、3・・・流動焼却炉、4・・・
流動層、5・・・空気吹込み管、10・・・空塔部、1
1.11A・・・脱塩剤供給ライン、12・・・空気予
熱器、16・・・廃熱回収ボイラ、18・・・灰分、2
0・・・二次空気ライン、22・・・熱分解ガス、23
・・・水冷壁、25・・・分散板、26・・・二次燃焼
炉。 代理人 弁理士 川 北 武 良 筆1図 第3ト1 第4図 f却轟皮、(’C)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)流動層焼却部とその後流に空塔部を備えた流動焼
却炉を用いてプラスチック等の高発熱性物質を含む燃焼
不適ごみを焼却処理するに当り、上記流動層焼却部での
焼却処理を400〜600℃の比較的低温下で部分酸化
方式により行い、次いで該処理で発生する分解ガスを空
気の供給下に700〜750℃で2次燃焼することを特
徴とする燃焼不適ごみの処理方法。 (2、特許請求の範囲第1項において、上記分解ガスの
二次燃焼部上流側に粉状の脱塩剤を供給することを特徴
とする燃焼不適ごみの処理方法。 (3)特許請求の範囲第1項において、上記分解ガスの
二次燃焼部に水冷壁を設け、との除熱作用により燃焼部
の温度を上記700〜750℃の範囲に抑制することを
特徴とする燃焼不適ごみの処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365983A JPS6096823A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 燃焼不適ごみの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20365983A JPS6096823A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 燃焼不適ごみの処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6096823A true JPS6096823A (ja) | 1985-05-30 |
JPH0361085B2 JPH0361085B2 (ja) | 1991-09-18 |
Family
ID=16477718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20365983A Granted JPS6096823A (ja) | 1983-11-01 | 1983-11-01 | 燃焼不適ごみの処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6096823A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6332208A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | Fuji Denki Sousetsu Kk | 廃棄物燃焼システムにおける排ガス中の塩化水素中和方法 |
JPS6332210A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | Fuji Denki Sousetsu Kk | 廃棄物燃焼システム |
EP0411133A1 (en) * | 1988-10-20 | 1991-02-06 | Ebara Corporation | Combustion apparatus and its combustion control method |
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