JPS609522B2 - エチルカルボキシメチルセルロ−スの製造方法 - Google Patents

エチルカルボキシメチルセルロ−スの製造方法

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JPS609522B2
JPS609522B2 JP2626879A JP2626879A JPS609522B2 JP S609522 B2 JPS609522 B2 JP S609522B2 JP 2626879 A JP2626879 A JP 2626879A JP 2626879 A JP2626879 A JP 2626879A JP S609522 B2 JPS609522 B2 JP S609522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は混合セルロースエーテルであるエチルカルボキ
シメチルセルロースの製造方法に関するものである。
本発明の目的の一つは、エチルカルポキシメチルセルロ
ースの工業生産に適する新規な方法を提供するものであ
る。
他の目的は、新規でかつ腸溶性コーティング剤として優
れた性質を有するエチルカルボキシメチルセルロースを
提供するものである。エチルカルポキシメチルセルロー
スの製造法としては、次の3通りが考えられる。
(1) カルポキシメチルセルロースをエチル化する、
(ii)エチルセルロースをカルボキシメチル化する、
(iil)セルロースに2種類のエーテル化剤を同時に
反応させる。
このうち(i)の方法が最も実用的である。
しかしながら、従来の方法では以下に述べるようにカル
ボキシメチル化度の高いもの(D.S.0.5以上)を
原料としてエチル化することができなかった。(なお、
ここで○.S.とはDegeeofSu広titutj
onの略であり、分子中のアンヒドログルコース単位1
モル当りの導入された置換基の平均数を意味する、以下
この意に用いる。)(i)の方法については袴公昭53
一8751に記載がある。
しかしながらこれに提案された方法は全く公知のカルボ
キシメチルセルロースの製法とエチルセルロ−スの製法
をつなぎあわせたもの、即ち、公知のエチルセルロース
の製法におけるパルプの代りにナトリウムカルボキシメ
チルセルロースを使用したものにすぎずカルボキシメチ
ルセルロースに最適の方法を示したものではない。即ち
、特公昭53−8751は第1段階としてセルロース性
原料を水酸化アルカリおよびモノクロル酢酸またはその
ナトリウム塩にて処理し、セルロース分子中にカルボキ
シメチル基を導入し、次いで第2段階として反応物中の
水酸化ナトリウムと水の重量比が反応初期において水:
水酸化ナトリウム=20:80乃至50:50である条
件下にて塩化エチルを作用させることを特徴としている
。このセルロースの塩化エチルによるエチル化を行う際
、反応初期におし、て水:水酸化ナトリウム=20:8
0乃至50:50の条件で行うことは英国特許第778
732号明細書の2頁等に記載された条件をそのまま踏
襲したものである。しかし、カルボキシメチルセルロー
スをアルカリおよび水の存在下におくと一般に高粘性を
示し、ブロッキングを起してしまい、塩化エチルの浸透
が困難であり、所望のエーテル置換度は得られにくく、
反応中の楓拝も困難となる。
特にカルボキシメチル化置換度0.5以上の場合にその
煩向が著しくなり0.6以上のような置換度のものでは
この先行特許の実施は不可能である。また持公昭53−
8751の実施例において実際に開示されているのもカ
ルボキシメチル置換度0.49以下の場合だけである。
一方、特関昭50−144752には、ジオキサンを含
むスラリー系でカルボキシメチルセルロースをエチル化
する方法が示されているが、これはカルボキシメチル置
換度0.4以下のカルボキシメチルセルロースに対して
であり置換度D.S.0.5以上の場合はやはりアルカ
リ性下でブロッキングを起しヱチル化は困難である。
本発明者は鋭意研究の結果、エチルエーテル化する原料
としてカルボキシメチル化度の高いナトリウムカルボキ
シメチルセルロースを40メッシュ以下の粒度に粉砕し
、水により均一に膨潤させた後、エーテル化することに
よりカルボキシメチル化度が高く、かつエチル化度も高
い混合エーテルが効率良く得られることを見し、出しこ
の発明に到達した。
かくして、本発明によれば、カルボキシメチル置換度0
.4乃至1.2のナトリウムカルボキシメチルセルロー
スを、少なくとも9の重量%以上が40メッシュスクリ
ーンを通過する程度に粉砕し、その水分含量をナトリウ
ムカルボキシメチルセルロース:水=75:25乃至5
0:50に調湿し「 これを水と自由に混合しない溶媒
特に炭化水素に分散させた後、アルカリおよびハロゲン
化エチルを加えて反応させカルボキシメチル置換度0.
4乃至1.2でェトキシル置換度0.5乃至2.5の溶
解性の良好なエチルカルボキシメチルセルロースを得る
ことを特徴とするエチルカルボキシメチルセルロースの
製造方法が、提供される。
一方、腸溶性コーティング剤として、胃から小腸に至る
部分で溶解するのが好ましく、また胃腸中のpHに個人
差があるので薬局方によるpH7.5で溶解するものだ
けでなく、pH5程度以上の各種pHで溶解するものが
望まれているが、本発明ではその要望に合うコーティン
グ剤が提供される。
更に、腸溶製剤の製剤化の工程よりすればエチルカルボ
キシメチルセルロースの溶剤に対する溶解性が非常に重
要な問題となる。水に不安定な薬剤特に酵素製剤等はコ
ーティング剤を溶剤に熔解して、この溶液を用いて製剤
化する必要があるが、従来の方法で得られるエチルカル
ボキシメチルセルロースではその溶解性から使用可能な
溶剤が限定され、特殊な混合溶剤しか用いることができ
なかった。すなわち、これまでに報告されたエチルカル
ボキシメチルセルロースの溶剤溶解性に関しては薬業時
報昭和53王2月27日付フロィント産業欄本山氏の報
告あるいは特開昭52一41213の5頁に示されてい
るように無水エタノールには溶解しないが、エタノール
に水を15〜20%加えると溶解する。また特公昭53
一8751号にはトルヱンーェタノール(80:20)
、塩化メチレンーメタノール(50:50入 エチルセ
ロソルプーアセトン(80:20)に溶解することは記
載されているが、メタノール、エタノール、アセトン等
の単独無水の溶剤に対する溶解性について何らの記載も
ない。本発明によれば、およそpH5以上の各種pHで
溶解可能な腸溶製剤のコーティング材料として最適のエ
チルカルボキシメチルセルロースが得供されるものであ
る。
また本発明により得られたカルボキシメチル置換度0.
5〜1.2でェトキシル置換度1.5〜2.5のエチル
カルボキシメチルセルロースは、これまで溶解すること
が知られている前記の如き混合溶媒に溶解することはも
ちろんであるが、メタノール、エタノール、アセトン、
メチル、エチルケトン、酢酸メチルのような単独無水の
溶剤にも溶解し、水に不安定な薬剤特に酵素製剤に対し
ても無水エタノールを使用した無公害のコーティングが
可能であり、広い範囲の溶剤コーティングが可能となる
という特長を有する。このように無水の有機溶剤に可溶
のエチルカルポキシメチルセルロースは今まで全く知ら
れていないものである。そして、上記有機溶剤溶液とし
て得られる皮膜は、強勘で経時変化に安定であるばかり
か、腸溶皮としての各種特性を有する。本発明において
は、原料のナトリウムカルボキシメチルセルロースとし
てカルボキシメチル置換度0.仏〆上、好ましくは0.
5以上で、1.2〆下のものが用いられる。
カルボキシメチル置換度が1.2以上であると最終的に
得られるエチルカルボキシメチルセルロースが胃液で崩
壊するおそれがあり好ましくない。またカルボキシメチ
ル鷹換度1.2以上のものを得ようとするとエーテル化
剤(モ/クロル酢酸)を多量に要する割に反応率が抵く
、ロスが多く原料として得られ難い。本発明に用いるナ
トリウムカルボキシメチルセルロースは工業的に大量に
生産されているものを粉砕あるいは分級して使用すれば
良い。
粉砕あるいは分級粒度としては90%以上が40メッシ
ュ(JIS標準フルィ)を通過する程度であることが必
要で、実用的には約90%が60メッシュを通過する以
上のものを使用するのが好ましい。あるいはパルプを通
常の方法によりモノクロル酢酸またはモノクロル酢酸ナ
トリウムでカルボキシメチルェ−テル化し、ナトリウム
力ルボキシメチルセルロ−スを乾燥、粉砕して使用して
も良いことは勿論である。この発明においてはエチル化
反応を均一に行わせるに粉末状のナトリウムカルボキシ
メチルセルロースをナトリウムカルボキシメチルセルロ
ース:水=75:25乃至50:5Q望ましくは73:
27乃至球:47になるよう水分を均一に吸収させてお
く。水分の賦与は乾燥した粉末に水蒸気を接触させる(
調湿する)ことにより行われる。この水分の賦与はナト
リウムカルボキシメチルセルロース:水=75:25よ
り水分が少ないと不充分であり、50:50より多いと
粒子がブロッキングをおこす危険性がある。このように
して得られた水により均一に磯字爵し反応しやすくなっ
たナトリウムカルボキシメチルセルロースを水と自由に
混合しない溶剤、特にベンゼン、トルエン、ヘキサン、
ヘプタンのような炭化水素系溶剤に分散させ、アルカリ
およびハロゲン化エチルを加えて反応させエチルカルボ
キシメチルセルロースナトリウム塩を得る。
反応終了後、溶剤を蒸発させて除去し、鉱酸(例えば硫
酸)を加えて脱塩し、更に所望により生成物を酢酸のご
とき有機酸に溶解させ水を加えて沈澱さすことにより、
所望のェトキシル置換度1.5乃至2.5のエチルカル
ボキシメチルセルロースを得ることができる。最終生成
物であるエチルカルボキシメチルセルロースのェトキシ
ル置換度については、これが1.5以下であると有機溶
剤への溶解性が乏しくなるので1.5以上とする。
また、2.5以上のェトキシル置換度のものを得るのは
不可能である(理論的にはカルボキシメチル置換度とェ
トキシル基の置換度の合計は3.0が限界である)。上
記ナトリウムカルボキシメチルセルロースとハロゲン化
エチルとの反応において使用できるハロゲン化エチルと
しては、塩化エチル、臭化エチルが挙げられ、塩化エチ
ルの使用が好ましい。
ハロゲン化エチルは所望のヱトキシル置換度のものを得
るのに要する理論量の1.5〜4倍量、好ましくは2〜
3倍量用いられる。アルカリは使用するハロゲン化エチ
ルの0.7〜2.0当量、好ましくはほぼ1当量が用い
られる。
また、上記反応は約100〜160午○好ましくは11
0〜150qoで行われる。かつ通常使用した有機溶媒
、水並びにハロゲン化エチルの気散を防止するために、
気密下で反応が行なわれる。その際、反応に不活性な気
体例えば窒素ガスの気流中で行うのが好ましい。反応時
間は、反応温度、ハロゲン化エチルの種類などによって
左右されるが少なくとも持公昭53−8751号記載の
方法より有意に短い時間で十分である。以上のようにし
て得られたエチルカルボキシメチルセルロースは十分な
耐胃液性と腸液熔解性を示すが、腸内において速やかに
溶解、例えば5分以内に溶解するためには重合度は低い
方が望ましい。
例えば、エタノール:水=80:2の昆合液の5重量%
溶液粘度が1&ps以下であるとき腸液に対し速やかに
溶解する。腸溶性コーティング剤等に適当な低重合度の
エチルカルボキシメチルセルロースは、酢酸等の有機溶
剤に溶解した後、硫酸等の鉱酸を触媒として加水分解に
より主鏡を切断した後、水に加えて沈澱し、水洗後乾燥
することによって得ることができる。
以下に実施例をあげて本発明を説明するが本発明はこれ
によって限定されるものではない。
なお、以下の実施例では特記しない限り%は重量%を意
味する。実施例 1 D.S.0.65、1%水溶液粒度8&ps、80メッ
シパスが95%以上に粉砕したナトリウムカルボキシメ
チルセルロースをナトリウムカルボキシメチ′セルロー
ス:水=68.7:31.3に論湿した。
調溢したナトリウムカルボキシメチルセルロース72(
22舷の水を含む)を242像のトルェン中に分散させ
た後、灘拝しながらフレーク状水酸化ナトリウム40笹
を添加した後、塩化エチル100舵を加え、雰囲気を窒
素置換後オ−トクレープ中で12℃で6時間反応した。
反応後冷却し、さらにフレーク状水酸化ナトリウム22
舵を加えた後窒素置換し、さらに120℃で6時間反応
した。溶媒を除去した後、カルボキシメチル基を駿型に
するに充分な量の硫酸水溶液で処理し、水洗乾燥した。
精製したエチルカルポキシメチルセルロースはヱトキシ
ル置換度D.S.2.04であり、メタノール、エタノ
ール、アセトン、エチルエチルケトン、酢酸メチル、エ
タノール:水=80:20の溶液に均一に溶解した。ェ
タノ−ルの5%溶液粘度は7比ps、アセトンの5%溶
液粘度は19ps、エタノール:水=80:20の混合
液に5%溶解した溶液の粘度は8$psであるた。また
、上記生成物を酢酸に溶解し、硫酸で加水分解すること
により、低重合度化したエチルカルボキシメチルセルロ
ースを得た。
低重合度化カルボキシメチルセルロースも上誌の各種溶
媒に均一に溶解した。エタノールの5%溶液粘度は7.
松PS、アセトンの5%溶液粘度は3.枕ps、エタノ
ール:水=80:20の5%溶液粘度は10.枕psで
あった。
溶液を硫延乾燥して製した皮膜はpH5.0以上のマッ
キルバィン緩衝溶液に溶解した。実施例 2〜5実施例
1に示した反応条件のうち、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロースの調湿水分のみを変化させることにより反
応系に入る水分量のみを変えてエチルカルボキシメチル
セルロースを合成した。
なお、ナトリウムカルボキシメチルセルロースその他の
量、反応条件は一定とした。精製したエチルカルボキシ
メチルセルロースの溶剤溶解性は良好であった。比較例
1〜4 実施例1〜5と同様ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ースの調溢水分のみを変化させた。
結果は次表に示す。精製したエチル力ルポキシメチルセ
ルロ−スの溶剤溶解性は不良であった。エチル化反応初
期の水:NaOHの比のみについて言えば比較2〜4、
実施例1〜4は先行技術(特公昭53−8751)の範
囲であり、実施例5は範囲外である。
実施例 6 D.S.0.52、1%水溶液粘度21&ps、80メ
ッシュパスが95%以上に粉砕したナトリウムカルポキ
シメチルセルロースをナトリウムカルボキシメチルセル
ロース:水=68.9:31.1に調湿した。
調湿したナトリウムカルボキシメチルセルロース684
g(21総の水を含む)を242処のトルェン中に分散
させた後、蝿拝しながらフレーク状水酸化ナトリウム4
0処を添加した後、塩化エチル1005gを加え、窒素
置換後オートクレープ中で120℃で6時間反応した。
反応後冷却し、さらにフレーク状水酸化ナトリウム22
賭を加えた後、窒素置換し、さらに12000で6時間
反応した。溶媒を除去した後、酸型にするに充分な量の
硫酸水溶液で処理し、水洗、乾燥した。精製したエチル
カルボキシメチルセルロースはェトキシル置換度P.s
.2.09であり、メタノール、エタノール、アセトン
、メチルエチルケトン、酢酸メチル、エタノール:水=
80:20の溶液に均一に溶解した。エタノールの5%
溶液粘度は36ps、アセトンの5%溶液粘度は1比p
s、エタノール:水=8:2の混合液に5%溶解した粘
度は4&psであった。また、上記生成物を酢酸に溶解
し硫酸で加水分解することにより、低重合度化したエチ
ルカルボキシメチルセルロースを得た。
これら上記溶媒に均一に溶解した。エタノールの5%溶
液粘度は10.父pS、アセトンの5%溶液粘度は4.
&ps、エタノール:水=8:2の5%溶液粘度は14
.$psであった。溶液を硫延乾燥した皮膜はpH5.
9以上のマッキルバィン緩衝溶液に溶解した。実施例
7 D.S.0.57、1%水溶液粘度15$ps、80メ
ッシュパスが95%以上に粉砕したナトリウムカルボキ
シメチルセルロースをナトリウムカルボキシメチルセル
ロース:水=67.8:32.2になるように調湿した
調湿したナトリウムカルボキシメチルセルロース70雛
(22腿の水分を含む)を242暖のトルェン中に分散
させた後、燈拝しながらフレーク状水酸化ナトリウム4
0唆を添加した後、塩化エチル100舷を加え窒素置換
後オートクレープ中で120℃で6時間反応した。反応
後冷却し、さらにフレーク状水酸化ナトリウム22斑を
加えた雰囲気を窒素置換し120ooで6時間さらに反
応した。
溶媒を除去した後酸型にするに充分な量の硫酸水溶液で
処理し、水洗乾燥した。精製したエチルカルボキシメチ
ルセルロースはェトキシル置換度D.S.2.09であ
りメタノール、エタノール、アセトン、メチルエチルケ
トン、酢酸メチール、エタノール:水=80:20の溶
液に均一に溶解した。エタノールの5%溶液粘度は5松
PS、アセトンの5%溶液粘度は1次ps、エタノール
:水=8:2の混合液に5%溶解した粘度は63psで
あった。また、上記生成物を酢酸に溶解し、硫酸で加水
分解することにより低重合度化したエチルカルボキシメ
チルセルロースを得た。
これも上記溶媒に均一に溶解した。エタノールの5%溶
液粘度は9.0pS、アセトンの5%溶液粘度は4.×
ps、ェタノル:水=8:2の5%溶液粘度は13.$
psであった。溶液を硫延乾燥した皮膜は母5.5以上
のマッキルバィン緩衝溶液に熔解した。比較例 5針葉
樹材を使用した溶解パルプ(平均繊維長2.4肌)を使
用し、繊維を切断しないで鱗綿し、ィソプロパノールを
反応溶媒としてカルボキシメチル化し、メタノール:水
=80:20の溶液で洗浄した後、乾燥し、D.S.0
.58のナトリウムカルボキシメチルセルロースを得た
このナトリウムカルボキシメチルセルロースをナトリウ
ムカルボキシメチルセルロース:水二66.9:33.
1に銃湿した。この調溢したナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース209.※(水分69.3gを含む)を3
13gのトルェン中に分散させた。鷹拝を均一に行なう
ために過剰に加えたトルェン以外の薬品はすべて実施例
7に示したと同じ割合、即ちナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース純分に対する比を一定にして力え、反応条
件は同一とした。反応後精製してエチルカルポキシメチ
ルセルロースを得た。この生物はエタノール:水=80
:20の溶液に均一に溶せず、不透明でゲルが大量に存
在した。ェトキシル基の置換度は○.S.1.71であ
った。実施例 8D.S.0.47、1%水溶液粘度4
&ps、80メッシュパスが95%以上に粉砕したナト
リウムカルボキシメチルセルロースを、ナトリウムカル
ボキシメチルセルロース:水=70:30になるように
調湿した。
調湿したナトリウムカルポキシメチルセルロース66雌
(198gの水分を含む)を242暖のトルェン中に分
散させた後、凝拝しながらフレーク状水酸化ナトリウム
40唆を添加した後、塩化エチル1005gを加え、窒
素置換後「 オートクレープ中で120ooで5時間反
応した。反応後冷却し、さらにフレーク状水酸化ナトリ
ウム22略を加えた後「雰囲気を窒素置換し、120o
oで3時間反応した。溶媒を除去した後硫酸水溶液で処
理し、酢酸に溶解後水中に加えて沈澱させ、水洗、乾燥
した。精製したエチルカルボキシメチルセルロースはェ
トキシル置換度2.15であり、メタノール、エタノー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、エタ
ノール:水=80:20の各溶媒に均一に溶解した。エ
タノールの5%溶液粘度は3父ps、アセトンの5%溶
液粘度は松ps、エタノール:水=80:20の混合液
中の5%溶液粘度は4$psであった。また上記生成物
を酢酸に溶解し、硫酸で加水分解することにより低重合
度化したエチルカルボキシメチルセルロースを得た。こ
のものは上記溶媒に均一に溶解するほか、PH6.2以
上のマッキルバィン緩衝液に溶解した。またエタノール
の5%溶液粘度は7.&ps、アセトンの5%溶液粘度
は3.次ps、エタノール:水=80:20の混合液の
5%溶液粘度は10.にpsであった。実施例 9 D.S.0.73、1%水溶液粘度8&ps、80メッ
シュパスが95%以上に粉砕したナトIJゥムカルボキ
シメチルセルロースを「ナトリウムカルボキシメチルセ
ルロース:水=69.5:30.5になるように調湿し
た。
調湿したナトリウムカルボキシメチルセルロース733
.雛(223.7gの水水分を含む)を2424gのト
ルェン中に分散させた後、蝿拝しながらフレーク状水酸
化ナトリウム40蜜を添加した後、塩化エチル1005
gを加え、窒素置換後オ−トクレープ中で6時間反応し
た。
反応後冷却し、さらにフレ−ク状水酸化ナトリウム22
5gを加えた後窒素置換し、120つCで6時間さらに
反応した。溶媒を除去した後、硫酸水溶液で処理し、水
洗後酢酸に溶解し水に沈澱後乾燥した。精製したエチル
カルボキシメチルセルロースはェトキシル置換度P.s
.2.10であり、メタノール、エタノール、アセトン
、メチルエチルケトン、酢酸メチル、メタノール:水=
80:20の溶液に均一に溶解した。
ェタ/−ルの5%溶液粘度は116pS、アセトンの5
%溶液粘度は3比ps、エタノール:水=80:20の
混合液中の5%溶液粘度は12比pSであった。
また、上記生成物を酢酸に溶解し、硫酸で加水分解する
ことにより低重合度化したエチルカルボキシメチルセル
ロースを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カルボキシメチル置換度0.4乃至1.2のナトリ
    ウムカルボキシメチルセルロースを、少なくとも90重
    量%以上が40メツシユスクリーンを通過する程度に粉
    砕し、その水分含量をナトリウムカルボキシメチルセル
    ロース:水=75:25乃至50:50に調湿し、これ
    を水と自由に混合しない溶媒特に炭化水素に分散させた
    後、アルカリ及びハロゲン化エチルを加えて反応させカ
    ルボキシメチル置換度0.4乃至1.2でエトキシル置
    換度1.5乃至2.5の溶解性の良好なエチルカルボキ
    シメチルセルロースを得ることを特徴とするエチルカル
    ボキシメチルセルロースの製造方法。
JP2626879A 1979-03-06 1979-03-06 エチルカルボキシメチルセルロ−スの製造方法 Expired JPS609522B2 (ja)

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