JPH0473441B2 - - Google Patents

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JPH0473441B2
JPH0473441B2 JP3020185A JP3020185A JPH0473441B2 JP H0473441 B2 JPH0473441 B2 JP H0473441B2 JP 3020185 A JP3020185 A JP 3020185A JP 3020185 A JP3020185 A JP 3020185A JP H0473441 B2 JPH0473441 B2 JP H0473441B2
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JP
Japan
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organic solvent
cellulose
alkali
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hbc
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JP3020185A
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Hiroshi Yokota
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なセルロースエーテル誘導体、
その製造方法、そしてその使用に関する。本発明
は、さらに詳しく述べると、新規なヒドロキシア
ルキルセルロース、特にヒドロキシブチルセルロ
ース、その製造方法、そしてその液晶成分として
の使用に関する。 〔従来の技術〕 セルロースエーテル誘導体は、周知の通り、セ
ルロースの水酸基の一部又は全部がエーテル化さ
れた化合物を指し、例えばアルキルセルロース、
ヒドロキシアルキルセルロース、カルボキシアル
キルセルロースなどを包含する。なかんずく、ヒ
ドロキシアルキルセルロースとしては、ヒドロキ
シエチルセルロース(以下、HCEと略称する;
その他も同様)、ヒドロキシプロピルセルロース
(HPC)、ヒドロキシエチルメチルセルロース
(HEMC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス(HPMC)、ヒドロキシエチルヒドロキシプロ
ピルセルロース(HEHPC)などが知られてお
り、実用に供されている。これらのセルロースエ
ーテルは、いずれも水溶性を示し、この特性及び
その他の特性を活かしてフイルム、バインダ、ノ
リ剤等として利用されている。なお、HPCは、
例外的に、但しアルコール類等の極性有機溶剤に
限られるというものの、有機溶剤可溶性を水溶性
に加えて示し、したがつて、上記した各種の水溶
性セルロースエーテルとは異なつた用途、例えば
医薬品や感光性樹脂としての用途をも有してい
る。 上記した説明から理解される通り、有機溶剤に
可溶なヒドロキシアルキルセルロースにはそれら
のセルロースエーテルに特有な用途があることは
予想がつく。実際、例えば特公昭48−19233号公
報には、冷水には可溶であるが熱水には不溶であ
り、また、多くの極性有機溶剤に可溶であるヒド
ロキシエチル・ヒドロキシブチルセルロース
(HEHBC)の製造と、かかるセルロースエーテ
ルの被覆素材としての及び各種工業分野における
使用とが開示されている。さらに、最近公開され
た特開昭59−172501号公報には、多種多様な有機
溶剤に可溶でかつ熱可塑性であるエチルヒドロキ
シアルキルメチルセルロース(EHAMC)とそ
の製造、そしてかかるセルロースエーテルのゲル
ラツカー、ワニス、ホツトメルト組成物等の成
分、印刷インキのような有機系での増粘剤などと
しての使用が開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の技術では、有機溶剤に可溶なヒドロキシ
アルキルセルロースとして、混合エーテルの形を
したもの、すなわち、2種類のヒドロキシアルキ
ルセルロースが結合したものが多く提案されてい
る。ヒドロキシアルキルセルロースの単独からな
るものもいくつか提案されているというものの、
満足し得るものではない。例えばHPCは、前記
した通りに有機溶剤に可溶であるというものの、
その有機溶剤可溶性はオールラウンドでなく、し
たがつて、使途も限られている。同様な問題点は
HECについても言え、また、HECは、先に引用
した特開昭59−172501号公報のなかでも言及され
ているように、製造が困難であり高価である。い
ずれにしても、当業者が満足することのできる有
機溶剤に可溶なヒドロキシアルキルセルロースは
殆ど混合エーテルの形でしか入手し得ないのが現
状である。 本発明は、上記したような従来の技術の問題点
を解決して、混合エーテルの形をとらないにも拘
わらず高極性から低極性までのあらゆるタイプの
有機溶剤に可溶であり、但し、不水溶性であり、
製造容易であり、そしてすぐれた使途をもつたヒ
ドロキシアルキルセルロースを提供しようとする
ものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者は、いろいろなヒドロキシアルキルセ
ルロースのなかでも従来一般的にしか説明されて
いないヒドロキシブチルセルロース(HBC)に
ついて研究を進めた結果、特定のHBCは上述の
問題点を解決するのに有効であるという事実をこ
のたび見い出した。この本発明のHBCは、セル
ロース分子の無水グルコース単位当りのヒドロキ
シブチル基のモル置換度(以下、この技術分野に
おいて広く用いられているようにMSと略称す
る)が3.0以上であることを特徴とする。なお、
このヒドロキシブチル基のMS値は、常法によ
り、C−13核磁気共鳴スペクトルを使用して、セ
ルロース分子の各無水グルコース単位に付加した
1,2ブチレンオキシドのモル数から求めた。さ
らに、本発明のHBCは、クロロホルム溶液中で
測定した場合、1.0〜10dl/gの範囲に含まれる
極限粘度数を有することが確認された。HBCの
極限粘度数も、上記MSと同様に常法に従い、25
℃のクロロホルム溶液中での粘度測定の結果から
求めた。 本発明によるHBCは、上記したように3.0以上
のヒドロキシルブチル・モル置換度を有すること
の結果(従来のそれは混合エーテルの形で高々
1.0であつた)、そしてまた極限粘度数も影響して
いると考えられるけれども、不水溶性であつて、
但し、極性の高い有機溶剤のみならず、極性の低
い有機溶剤にも可溶である。実際に、本発明の
HBCは、メチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール等の低級アルコール類か
らアセトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ジメチルスルホオキシド、塩化メチ
レン、クロロホルム等の各種の有機溶剤まで、高
極性から低極性までのあらゆるタイプの有機溶剤
に可溶もしくは易溶である。本発明のHBCは、
また、低級アルコール類とトルエン、キシレン等
の非極性溶剤とからなる混合溶剤に溶解すること
も可能である。 本発明によるHBCは、セルロース物質と1,
2−ブチレンオキシド(BO)を適当な有機溶媒
中でアルカリの存在下に反応させ、よつて、セル
ロースをエーテル化することによつて有利に調製
することができる。 本発明方法において出発物質として使用するこ
とのできるセルロース物質は、例えば、粉末パル
プ、粉末コツトンリンター、微結晶セルロースな
どである。この技術分野において広く用いられて
いるその他のセルロース物質もまた使用すること
ができる。さらに、パルプ類をアルカリ水溶液に
浸漬し、その後で圧搾及び解砕せしめて得たアル
カリセルロースをセルロース物質として使用する
こともでき、また、この場合にはBOを作用させ
てエーテル化を実施する時に別途にアルカリを存
在させることは不必要である。 本発明方法においてセルロース物質とBOの反
応に用いることのできる有機溶媒は、例えば、n
−ヘプタン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン
などの疎水性有機溶媒である。通常、このような
疎水性溶媒の1種類を単独で使用するかもしくは
2種類以上を組み合わせて使用することができ
る。さらに、必要に応じて、このような疎水性溶
媒の1種類もしくはそれ以上を例えばイソプロピ
ルアルコール、tert.−ブチルアルコールなどの親
水性有機溶媒の群から選ばれた1種類もしくはそ
れ以上と組み合わせて混合溶媒として使用するこ
ともできる。 本発明方法において反応系に存在させることの
できるアルカリは、例えば、苛性ソーダ、苛性カ
リなどに代表される苛性アルカリである。このよ
うなアルカリは、通常、水溶液の形で前記有機溶
媒系に添加するのが好ましい。 本発明方法は、その好ましい態様に従えば、次
のようにして実施することができる。 セルロース物質と下記の物質を記載の量(いず
れもセルロース物質100重量部に対して): アルカリ 5〜35重量部 水 20〜160重量部 有機溶媒 1000〜1500重量部 で混合して一緒に反応器に仕込み、10〜30℃の温
度で0.5〜2時間にわたつて攪拌する。この攪拌
によつてセルロースのアルカリ処理が完了した
後、300〜500重量部のBOを反応器に添加し、70
〜120℃の温度で25〜60時間にわたつてエーテル
化を行う。次いで、反応系を室温まで冷却し、先
に使用した残留アルカリを中和するための酸、例
えば酢酸を添加する。中和のための酸は、当量よ
りもやや過剰の量で添加することが好ましく、酸
の添加後に0.5〜1時間にわたつて攪拌を継続す
る。攪拌の完了後、粘稠なドープ状の反応生成物
が得られる。得られた反応生成物に水を加えて加
熱し、残留せる有機溶媒を留去する。さらに、得
られた固形物を沸騰水で煮沸し、そして換水する
操作を繰り返して副生成物を完全に除去する。精
製後、固形物を乾燥及び粉砕することで目的とす
るHBCが得られる。 本発明方法によつて得ることのできるHBCは、
前記した通り、不水溶性で、しかも高極性〜低極
性の各種の有機溶媒に可溶であるので、塗料成
分、印刷インキ成分として有利に使用することが
できる。さらに、本発明のHBCを有機溶剤に溶
解して得た溶液をガラス板などの平滑な表面を有
する板上に流延して脱溶媒することで、可塑性に
富んだフイルムを得、これらのフイルムを各種の
工業用フイルムとして利用することができる。 本発明者は、さらに、本発明のHBCは有機溶
剤濃厚溶液とした時に虹色を呈し、コレステリツ
ク液晶としての挙動を示すということを見い出し
た。本発明のHBCは、したがつて、液晶紡糸に
よる強力糸の製造やそれを液晶成分として含む表
示素子等の製作に有利に使用することができる。 〔実施例〕 例 1 粉末パルプ(αーセルロース含量96%、重合度
1200、カツテイングミルで粉砕した後に0.5mmφ
の多孔シーブを通過させたもの)20g、苛性ソー
ダ5.5g、水25g、tert.−ブチルアルコール50g
及びキシレン190gを1のセパラブルフラスコ
に仕込み、20℃で1時間攪拌した。次いで、90g
のBOを添加し、20℃で20分間攪拌混合した。そ
の後、還流温度(76℃)まで昇温した。還流を維
持しながら、6.5時間にわたつて加熱した。還流
温度は83℃まで上昇した。次いで、約30℃まで冷
却し、さらに90gのBOを添加し、再び還流温度
まで昇温し、還流温度を維持しながら24時間にわ
たつて加熱した。次いで、反応系を室温まで冷却
し、当量よりもやゝ過剰の酢酸を加えて苛性ソー
ダを中和した。粘稠なドープ状の反応生成物が得
られた。この生成物に水を加えた後、再び昇温
し、残留溶剤を留去した。得られた固形物を沸騰
水で煮沸し、換水する操作を精製が完了するまで
繰り返した。次いで、得られた精製固形物を乾燥
及び粉砕して所望のHBCを得た。得られたHBC
のMS値、クロロホルム溶液での極限粘度数及び
各種の有機溶剤に対する溶解性は下記の第1表に
示す通りであつた。なお、有機溶剤に対する溶解
性は、それぞれ、0.5%HBC溶液で評価した。記
載の結果から、本例で調製したHBCは満足し得
るものであることが判る。さらに、得られた
HBCの分子構造を確認するためにその赤外線吸
収スペクトルを求めたところ、添付の第1図に示
すような赤外スペクトルが得られた。 例 2 本例では、アルカリの使用量を低減した場合に
ついて検討した。 前記例1において用いたと同じ粉末パルプ20
g、苛性ソーダ3.1g、水14g、tert.−ブチルア
ルコール50g及びキシレン190gを1のセパラ
ブルフラスコに仕込み、20℃で1時間攪拌した。
次いで、90gのBOを添加し、20℃で20分間攪拌
混合した。その後、還流温度(76℃)まで昇温し
た。還流を維持しながら、15時間にわたつて加熱
した。還流温度は82℃まで上昇した。次いで、約
30℃まで冷却し、さらに90gのBOを添加し、再
び還流温度まで昇温し、還流温度を維持しながら
40時間にわたつて加熱した。次いで、反応系を室
温まで冷却し、当量よりもやや過剰の酢酸を加え
て苛性ソーダを中和した。得られた粘稠なドープ
状生成物を前記例1と同様に後処理し、そして乾
燥及び粉砕してHBCを得た。得られたHBCの
MS値、クロロホルム溶液での極限粘度数及び各
種の有機溶剤に対する溶解性は下記の第1表に示
す通りであつた。 例 3 本例では、アルカリの使用量をさらに低減した
場合について検討した。 前記例1において用いたと同じ粉末パルプ20
g、苛性ソーダ2.2g、水10g、tert.−ブチルア
ルコール50g及びキシレン190gを1のセパラ
ブルフラスコに仕込み、20℃で1時間攪拌した。
次いで、90gのBOを添加し、20℃で20分間攪拌
混合した。その後、還流温度(76℃)まで昇温し
た。還流を維持しながら、20時間にわたつて加熱
した。還流温度は82℃まで上昇した。次いで、約
30℃まで冷却し、さらに90gのBOを添加した。
再び還流温度まで昇温し、還流温度を維持しなが
ら30時間にわたつて加熱した。次いで、反応系を
室温まで冷却し、当量よりもやゝ過剰の酢酸を加
えて苛性ソーダを中和した。得られた粘稠なドー
プ状生成物を前記例1と同様に後処理し、そして
乾燥及び粉砕してHBCを得た。得られたHBCの
MS値、クロロホルム溶液での極限粘度数及び各
種の有機溶剤に対する溶解性は次の第1表に示す
通りであつた。
【表】 表中:○…溶解、△溶解するも濁り多し
例 4 セルロース物質として粉末パルプの代りに粉末
リンター(α−セルロース含量99%、重合度
2300、カツテイングミルで粉砕した後に0.5mmφ
の多孔シープを通過させたもの)を使用した以外
は、前記例1と全く同じ処方、条件及び手順で
HBCの調製を行つた。得られたHBCのMSは
4.1、クロロホルム溶液での極限粘度数は9.5dl/
gであつた。 例 5 セルロース物質として粉末パルプの代りに微結
晶セルロース(硝化綿グレードの木材パルプを
0.5%塩酸で加水分解して得られたもの;重合度
200)を使用した以外は前記例1と全く同じ処方、
条件及び手順でHBCの調製を行なつた。得られ
たHBCのMSは4.2、クロロホルム溶液での極限
粘度数は1.3dl/gであつた。 例 6 本例では、本発明のHBCの液晶成分としての
機能について検討した。 前記例5において調製したHBCを用い、固形
物濃度がそれぞれ50重量%、60重量%及び70重量
%の3種類のエチルアルコール溶液を調製した。
これらの濃厚溶液は、それぞれ、常温(約20℃)
で次の第2表に示すような色を呈示した。
【表】 呈色状態 赤橙色 緑色 青紫色
上記第2表に記載の結果から、エチルアルコー
ルの濃厚溶液とすることによつてHBCのリオト
ロピツク型コレステリツク液晶が形成されたこと
が判る。 例 7 本例では、前記例6と同様、本発明のHBCの
液晶成分としての機能について検討した。 前記例5において調製したHBCを用い、固形
物濃度がそれぞれ50重量%、60重量%及び70重量
%の3種類のジエチルアセトアミド溶液を調製し
た。これらの濃厚溶液は、それぞれ、常温(約20
℃)で次の第3表に示すような色を呈示した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、不水溶性でかつ高極性から低
極性までの種々の有機溶剤に可溶である新規なヒ
ドロキシブチルセルロースを容易に製造すること
ができる。さらに、本発明によれば、そのすぐれ
た特性のため、得られたHBCを種々の工業的用
途において利用することができる。とりわけ、本
発明のHBCは、液晶成分としての機能を有して
いるので、液晶組成物とそれを使用した液晶表示
素子等とを製作するのに有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のHBCの赤外線吸収スペク
トルを示した図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無水グルコース単位当りのヒドロキシブチル
    基のモル置換度が3.0以上であることを特徴とす
    るヒドロキシブチルセルロース。 2 クロロホルム溶液での極限粘度数が1.0〜10
    dl/gである、特許請求の範囲第1項に記載のヒ
    ドロキシブチルセルロース。 3 セルロース物質及び1,2−ブチレンオキシ
    ドを有機溶媒中でアルカリの存在下に反応させる
    ことを特徴とするヒドロキシブチルセルロースの
    製法。 4 前記有機溶媒が疎水性有機溶媒である、特許
    請求の範囲第3項に記載の製法。 5 前記有機溶媒が疎水性有機溶媒と親水性有機
    溶媒の混合溶媒である、特許請求の範囲第3項に
    記載の製法。 6 前記アルカリが苛性アルカリである、特許請
    求の範囲第3項に記載の製法。 7 前記セルロース物質の使用量を100重量部と
    した時、前記1,2−ブチレンオキシドが300〜
    500重量部、前記有機溶媒が1000〜1500重量部、
    前記アルカリが5〜35重量部、そして水が20〜
    160重量部の量でそれぞれ用いられる、特許請求
    の範囲第3項〜第6項のいずれか1項に記載の製
    法。 8 セルロース物質をアルカリで処理し、得られ
    たアルカリセルロースを1,2−ブチレンオキシ
    ドと有機溶媒中で反応させることを特徴とするヒ
    ドロキシブチルセルロースの製法。 9 前記アルカリが苛性アルカリである、特許請
    求の範囲第8項に記載の製法。 10 前記有機溶媒が疎水性有機溶媒である、特
    許請求の範囲第8項に記載の製法。 11 前記有機溶媒が疎水性有機溶媒と親水性有
    機溶媒の混合溶媒である、特許請求の範囲第8項
    に記載の製法。 12 無水グルコース単位当りのヒドロキシブチ
    ル基のモル置換度が3.0以上であるヒドロキシブ
    チルセルロースを液晶成分として含有することを
    特徴とする液晶組成物。 13 前記ヒドロキシブチルセルロースのクロロ
    ホルム溶液での極限粘度数が1.0〜10dl/gであ
    る、特許請求の範囲第12項に記載の液晶組成
    物。 14 前記ヒドロキシブチルセルロースを有機溶
    媒に溶解してなる、特許請求の範囲第12項又は
    第13項に記載の液晶組成物。
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JP6857562B2 (ja) * 2017-06-28 2021-04-14 第一工業製薬株式会社 化学修飾セルロース繊維

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