JPS6095037A - 貯水槽用ボ−ルタツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯水槽用ポールタップに関する。

従来、この貯水槽用ポールタップとして種々の構造が知
られているが、代表的なものとして第１図に示す実開昭
５４−５８８５８号公報のものがある。

第１図のものについて説明すると、ポールタップ本体（
Ｂ）はその流出口部（１）に先端が貯水槽底部近くまで
延びて開口する管状体（２）を接続しており、該管状体
（２）には万一上流側に真空状態が発生した場合にその
真空状態を破壊するために貯水槽の満水時の水位より上
方に空気口〈４）が設けられている。

従って、上記従来のものは、貯水槽へ給水する際、ポー
ルタップ本体の出口から流出し、管状体内を流下する水
が管状体の空気口から浅水する。

そのため空気口から落下づる水により貯水槽内の貯溜水
面に波浪が生じウォーターハンマーの原因となるばかり
でなく、空気口１から落下する水が貯溜水面を打つ音や
、波浪により弁が頻繁に開ｌ′！１するために生じるカ
チｐカチャという音などの騒音を発生１“ることにもな
る。

本発明は上記問題を解消し、空気口からの浅水をなくし
てウォーターハンマーや音の発生を防止することを目的
とするものである。

上記目的を達成するための本発明の基本的な構成は、ボ
ールタップ本体の流出口部に接続する管状体中途部の貯
水槽満水時の水位より上方に真空破壊弁を設け、この真
空破壊弁を上記管状体の中途部に穿設した空気口と、管
状体中途部に上下方向に摺動自在に配設されると共に軸
方向に通水孔が穿設された弁体と、該弁体を上方向に付
勢するバネとを備えた構造となし、非通水時には上記バ
ネで弁体を空気口より上方に位置させると共に、通水時
には水勢でバネの力に抗して弁体が降下し、上記空気口
が閉塞されるようになすものである。

以下、本発明の一実施例を図に基づいて説明する。

図中（Ｂ）は貯水槽（Ａ）内に装備され流入口部（８）
と流出口部（１）を連絡づる流路（９）途中に設けた弁
部（１０）を貯水槽（Ａ）内の水位の昇降に伴なう浮子
（１１）の上下動により開閉する従来周知の構造、形態
を有するポールタップ本体で、図面では弁部（１０）を
浮子（１１）の上下動により直接開閉されるパイロット
弁（ａ　）と、このパイロット弁（ａ）の開弁により開
弁作動が惹起される主弁（ｂ）とで構成するパイ０９１
式のポールタップ本体（Ｂ）が示されている。

上記ポールタップ本体（Ｂ）は流出口部（１）に管状体
（２）を接続する。

上記管状体（２）は先端が貯水槽（Ａ）の底部近くまで
延びて間口する。

また管状体（２）は、中途部には貯水槽（Ａ）の満水時
の水位より上方の位置に真空破壊弁（３）を設ける。

真空破壊弁（３）は管状体（２）の中途部に穿設した空
気口（４）と、管状体（２）内に上下方向に摺動自在に
配設されて上記空気口（４）を開閉する弁体（６）と、
該弁体（６）を上方を付勢するバネ（７）とを備える。

空気口（４）は、管状体（２）中途部に上下相対向して
外方へ突出する第１、第２段部（１２）（１３）を設け
、これら段部（１２）　（１３）間に大径な弁室（１４
）を形成して、その底壁、即ち第２段部（１３）に穿設
する。

弁体（６）は直径が弁室（１４）の内径より稍小径な円
板の略中央部に、弁室（１４）底面の内径、即ち第２段
部（１３）内径より梢大径な通水孔（５）を開穿すると
共に上記通水孔（５）孔縁に沿って上方へ延びる外径が
弁室（’１４）上流側の管状体（２）の内径より稍小径
なガイド筒部（１５）を設けて形成し、上記ガイド筒部
（１５）を弁室（１４）より上流側の管状体（２）に挿
入して弁室（１４）内に上下方向に摺動自在に配置する
。

また、弁体（６）は上面に突起（１６）数個を同一円周
上に設けると共にガイド筒部（１５）の外周面に突条（
１７）数個を軸方向に設け、該突条（１７）が弁室〈１
４）上流側の管状体（２）壁面に摺接するようになす。

バネ（７）は弁体（６）下面において通水孔（５）孔縁
に設けた係合凹部（１８）と弁室（１４）より下流側に
おいて管状体（２）の内周面に突出形成した環状凸部（
１９）とに亘って弾装し、弁体（６）を上流側に付勢す
る。

而して、斯るボールタップは、通常、即ち貯水槽（Ａ＞
が満水で弁部＜１０）が閉っているときは真空破壊弁（
３）の弁体（６〉がバネ（７）により上流側に押されて
空気口（４）を開いている。

一方、貯水槽（Ａ）内の水位が下がり浮子（１１）が下
降して弁部（１０）が聞くと、ポールタップ本体（Ｂ）
の流出口部（１）から管状体（２）内に流入し、流下り
゛る水の勢により弁体（６）がバネ（７）に抗して下流
側に押し下げられ、弁’！（１４）下面を構成する第２
段部（１３）に密着して空気口（４）を閉塞し、空気口
（４）から水が洩れるのを防止する。

この際、管状体（２）内に流入する水は、弁体（６）の
ガイド筒部（１５）外周面に設【プた突条（１７）によ
り、管状体（２）内周面とガイド筒部（１５）外周面と
の間に確保される間隙を通って弁体く６）の上面に廻り
込むが、弁体（６）上面は該面に設けた突起（１６）に
より弁室（１４）上面との間に略全面に亘って空隙を有
しているため、上面の略全面により水圧を受けることか
でき、バネ（７）に抗して確実に押し下げられる。

尚、第７図は真空破壊弁（３）の他の実施例を示すもの
で、空気口（４）は管状体（２）の側周面に開設され、
弁体（６）は軸方向に通水孔（５）を貫通開穿した筒状
に形成され管状体（２）内に上下方向に摺動自在に挿入
されている。

また、バネ（７）は弁体（６）下端面と、空気口（４）
より下方において管状体（２）内周面に段設したバネ受
は部（２０）とに亘って弾装され、弁体（６）を空気口
（４）より上方に押し上げている。

そして、この実施例の真空破壊弁（３）は管状体（２）
内を水が流れるとき、弁体（６）上端面が流水の圧力を
受け、その圧、力により弁体（６）がバネ（７）に抗し
て下方へ摺動し、その周側面で空気口（４）を塞ぐ。

本発明は上記の構成であるから以下の利点を有する。

（１〉空気口から洩水して、その水が貯水槽内の貯溜水
面に落ちることがなく、全ての水が貯溜水の水面下に吐
出されるので、貯溜水面に波浪が生じない。

従って、波浪による弁の頻繁な開閉でつＡ−ターハンマ
ーが生じることがな（１゜（２）空気口から洩水して、
その水が貯溜水面に落下して該水面を打つ音や、波浪に
よる弁の頻繁な開閉に伴う弁体と弁座の衝突音がなく、
静かである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の貯水槽用ボールタップの一例を飛す一部
切欠側面図、第２図【よ本考案の一実施例を示す貯水槽
用ボールタップの一部切欠側面図、第３図は要部の拡大
断面図で（イ）は空気口開放時、（ロ）は空気口閉鎖時
の状態を夫々示す、第４図は第３図（イ）のＩＶ　−Ｉ
Ｖ線断面図、第５図は真空破壊弁の弁体の平面図、第６
図は第５図のＶｌ−Ｖｌ線断面図である。第７図は本発
明貯水槽用ボールタップが取りつけられた貯水槽の一部
切欠正面図、第８図は真空破壊弁の伯の実施例を示す断
面図である。 図中 Ａ・・・貯水槽　Ｂ・・・ボールタップ本体１・・・流
出口部　２・・・管状体 ３・・・真空破壊弁　４・・・空気口 ５・・・通水口　６・・・弁　体 ７・・・バ　ネ 特許出願人　東陶機器株式会社 第３図 第４図　第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 貯水槽内に装備されるポールタップ本体の流出口部に先
   端が貯水槽底部近くまで延びて開口する管状体を接続す
   ると共にこの管状体の中途部で貯水槽の満水時の水位よ
   り上方の位置には真空破壊弁を設けてなり、上記真空破
   壊弁は上記管状体の中途部に穿設した空気口と、管状一
   体中途部に上下方向に摺動自在に配設８れると共に軸方
   向に通水孔が穿設された弁体と、該弁体を上方向に付勢
   するバネとを備え、非通水時には上記バネで弁体を空気
   口より上方に位置させると共に、通水時には水勢でバネ
   の力に抗して弁体が降下し、上記空気口が閉塞されるこ
   とを特徴とする貯水槽用ポールタップ。