JPS61290281A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

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JPS61290281A
JPS61290281A JP13204485A JP13204485A JPS61290281A JP S61290281 A JPS61290281 A JP S61290281A JP 13204485 A JP13204485 A JP 13204485A JP 13204485 A JP13204485 A JP 13204485A JP S61290281 A JPS61290281 A JP S61290281A
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gas
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Hidetoshi Yamada
英俊 山田
Namio Imoto
衣本 南海男
Tsuneo Kenjo
見城 恒男
Norichika Nakamura
中村 憲哉
Yuji Yamada
雄治 山田
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Osaka Gas Co Ltd
Yazaki Corp
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Osaka Gas Co Ltd
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は遮断弁の改良に関し、さらに詳しくは、開弁時
における弁作動エネルギーを大巾に減少せしめ得るよう
にした遮断弁に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の遮断弁は、第4図に示すように、主弁ノズル11
を介して流入口12と流出口13とを連通した流通室1
0と、この流通室10の前記主弁ノズル11に相対向し
て設けられ内部に弁作動機構20を配置した弁作動機構
収納室30と、前記弁作動機構20によって作動される
弁体40とから構成されている。
そして、従来から一般に前記弁体40は、図示したよう
に、主弁ノズル11に対して上流側に配置し、閉弁時に
おいてガスの供給圧力を弁背圧として利用し得るように
しである。
従って、閉弁時においては、弁体40を容易かつ迅速に
閉弁することができる一方、閉弁後、特に、ガスの供給
圧力が高い場合や、閉弁後において出口側のガス圧が低
下する場合は、弁体40を強い圧力で主弁ノズル11に
圧接することができ、ガス遮断性能や安全性の向上に寄
与することができる。
しかしながら、開弁時においては、上述した弁背圧に打
ち勝って弁体を引き上げなければならない。
この結果、弁体40を引き上げるために大きなエネルギ
ーを必要とし、弁体40をプランジャPを介して作動す
る例えばソレノイド等を大型化せざるを得ない。
この傾向は主弁ノズル11の径が大きくなればなる程、
すなはち大容量の遮断弁程、弁体40を作動するために
大きエネルギーを必要とし、その作動機構が大型化する
等問題があるのが現状である。
〔発明の目的〕
本発明は上述した各問題点を解消すべく検討した結果、
達成されたものである。
従って本発明の目的は、開弁時における弁作動エネルギ
ーを大巾に減少せしめ得るようにした遮断弁を提供する
ことにある。
(発明の構成〕 すなわち本発明は、主弁ノズルを介して流入口と流出口
とを連通した流通室と、この流通室の前記主弁ノズルに
相対向して設けられ内部に弁作動機構を配置した弁作動
機構収納室と、前記弁作動楓構によって作動される弁体
とからなり、この弁体を、前記主弁ノズルを開閉する第
1弁体と、この第1弁体に設けられた副弁ノズルを前記
弁作動機構の作動によって開閉すると共に第1弁体より
受圧面積が小さい第2弁体とから構成したことを特徴と
する遮断弁を、その要旨とするものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例により図面を参照しつつ具体的に説
明する。
第1図〜第3図は本発明の実施例からなる遮断弁を示し
、第1図は閉弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第2図は開弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第3図は弁作動機構及びマニュアル操作杆の作動機構
を示す一部を切欠した説明図である。
図においてEは本発明の実施例からなる遮断弁で、主弁
ノズル11を介して流入口12と流出口13とを連通し
た流通室10と、この流通室10の前記主弁ノズル11
に相対向して設けられ内部に弁作動機構20を配置した
弁作動機構収納室30と、前記弁作動機構20によって
作動される弁体40とから構成されている。
そして本発明においては、特に、上記弁体40を、前記
主弁ノズル11を開閉する第1弁体41と、この第1弁
体41に設けられた副弁ノズル42を前記弁作動機構2
0の作動によって開閉すると共に第1弁体41より受圧
面積が小さい第2弁体43とから構成しである。
さらにこの構造を説明すると、上述した弁体40は、本
実施例において次のように構成されている。
すなわち、弁体40を構成する上記第1弁体41は、中
央部に上下面を貫通して貫通孔44が設けられており、
この貫通孔44内に前記副弁ノズル42が嵌着しである
また、この副弁ノズル42の上方を囲って、前記第2弁
体43を昇降可能に装着する第2弁体取付部材45が着
脱可能に螺合しである。
そしてこの第2弁体取付部材45は、図示したように、
中間部に内方に突出する段部45aが形成されており、
また下部周囲には間隔をおいてガス流通孔46が穿設さ
れている。
さらに上述した第1弁体41の下面には、前記主弁ノズ
ル11に対応する位置に、ゴム状弾性体からなるシール
部材47が嵌着されている。
次に、上述した第1弁体41の第2弁体取付部材45内
に昇降可能に装着される前記第2弁体43は、下面の前
記副弁ノズル42に対応する位置にゴム状弾性体からな
るシール部材48が嵌着されており、上部中央部には前
記プランジャPの下端を取り付ける取付部49が設けら
れている。
そしてこの第2弁体43は、図示したように、上記第2
弁体取付部材45内に第2弁体圧下スプリング43aを
介して昇降可能に装着されている。
従って弁体40を開弁する場合、プランジャPを引き上
げると、まず、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力
に抗して第2弁体43を引き上げて、副弁ノズル42を
開口し、つづいて、第1弁体41を引き上げて主弁ノズ
ル11を開口し、ガスを流通することができる。
上述したように本発明においては、プランジャPが、ま
ず、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力に抗して第
2弁体43を引き上げ、副弁ノズル42を開口するよう
にしたから、この開口された副弁ノズル42を通じて、
上流側すなわち高圧のガス供給側から低圧の下流側に向
ってガスを流出せしめることができ、上流側のガス圧力
と下流側のガス圧力とを、あらかじめ、はぼ均衡せしめ
ることができる。
従って、前述した従来の遮断弁と比較して小さなエネル
ギーにより弁体40を開弁することができるのである。
さらに、本実施例においては、第2弁体43を引き上げ
た際、この@2弁体43の下部周縁に形成した鍔部43
bによって、第2弁体取付部材45の段部45aを殴打
するようにしたから、上述した開弁動作を助長すること
ができる。
つづいて前記弁作動機構20について説明する。
この弁作動機構20は、本実施例において図示したよう
に、ソレノイドSと、このソレノイドSの上部に配置さ
れたマニュアル操作杆Mの作動機構Tと、これらソレノ
イドS及びマニュアル操作杆Mの作動機構Tによって作
動されるプランジャPとから構成されている。
上記ソレノイドSは、内部に上記プランジャPを摺動自
在に挿入したプランジャ摺動管21の上部に、プランジ
ャホルダ22をガスシール部材51(本実施例において
はOリング)を介して嵌合すると共に、上記プランジャ
摺動管21の下部周囲に永久磁石23を、中間部周囲に
ソレノイドコイル24をそれぞれ配置することにより構
成されている。
そして、上記プランジャPの上部は、図示したように凸
状に形成されており、その上端に、前記プランジャホル
ダ22を貫通して、頂部に表示部Maを備えたマニュア
ル操作杆Mが取り付けられている。さらに、このプラン
ジャPの下端には、弁杆25を介して前述した弁体40
が着脱可能に取り付けられている。
また前記弁作動機構収納室30を形成する上部ケーシン
グ31の下面に、これを覆うようソレノイド取付ホルダ
60がガスシール部材a (本実施例においてはOリン
グ)を介して取り付けられており、このホルダ60の下
部と前記第1弁体41の上面との間に第1弁体押圧用ス
プリング61が取り付けられている。
次に、上述した弁作動機構20を作動して、前述した弁
体40を閉弁する場合及び開弁する場合について説明す
る。
〔閉弁する場合〕
上述したソレノイドSにガス遮断パルス信号が送られる
と、ソレノイドコイル24の磁界が永久磁石23の磁界
回路とは逆の回路を形成し、この結果、永久磁石23の
吸着力が減少し、前記弁体40を取り付けたプランジャ
Pが弁体押圧用スプリング61の押圧力によって下降す
る。
すると、まず、弁体40が前記主弁ノズル11に圧接さ
れてこの主弁ノズル11を閉塞し、これと同時に、前記
第2弁体圧下スプリング43aの押圧力によって、第2
弁体43が下降して副弁ノズル42を閉塞し、ガスの流
通を完全に遮断する。
〔開弁する場合〕
上記ソレノイドSにガス流通パルス信号が送られると、
ソレノイドコイル24の磁界が永久磁石23の磁界回路
と同じ方向に磁界回路を形成し、ソレノイドSの吸着力
が増加して、プランジャPが上昇する。
すると、まづ、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力
に抗して第2弁体43を引き上げ、副弁ノズル42を開
口し、つづいて、さらにプランジャPが第1弁体押圧用
スプリング61の押圧力に抗して上昇し、第1弁体41
が主弁ノズル11を開口し、ガスを流通する。
次に、前述したようにプランジャPの上端に取り付けら
れているマニュアル操作1+Mの作動機構Tについて説
明する。
マニュアル操作杆Mの作動機構Tは、本実施例において
第1図に示すように、前記ソレノイドSのプランジャホ
ルダ22の上部にガスシール部材52を介して螺合され
たポストナツト26と、このポストナツト26にガスシ
ール部材53を介して昇降可能に緩挿されたマニュアル
ボタン27と、このマニュアルボタン27に復帰機能を
附与するスプリング28と、このスプリング28を収納
するスプリングホルダ29とから構成されている。
さらにこの構造を説明すると、上記マニュアルボタン2
7は図示したように、内部に、前記マニュアル操作杆M
を引上げる際に、マニュアル操作杆Mの頂部に設けられ
ている表示部Maの頚部に係合する保合部Aを形成した
係合部材27aが設けられており、さらに外部には、上
記スプリング28を受けるスプリング受け27bが突設
しである。
なお、上述したマニュアルボタン27は、本実施例にお
いて、透明な合成樹脂により成型されており、前述した
マニュアル操作杆Mの表示部Maを外部から黙視できる
ようにしである。
また上記スプリング28は、図示したように、上部スプ
リング28a と下部スプリング28b とから構成さ
れており、上部スプリング28aは、上記スプリングホ
ルダ29の頂部に形成された鍔部29a と上記マニュ
アルボタン27のスプリング受け27b との間に装着
し、下部スプリング28bは、上記スプリング受け27
b と前記スプリングホルダ29の底部に形成された鍔
部29bとの間に装着されている。
32はキャップで、前記上部ケーシング31の頂部にガ
スシール部材54を介して着脱可能に螺合されている。
このキャップ32は、本実施例において、透明な合成樹
脂により成型されており、前述したマニュアル操作杆M
の表示部Maを外部から黙視できるようにしである。
マニュアル操作杆Mの作動機構Tは、上述したように構
成されているので、マニュアル操作によってガスの流通
を遮断する場合は、まず、上部ケーシング31の頂部か
ら、上記キャップ32を取り外し、しかる後、マニュア
ルボタン27を押圧してこれを下降せしめ、マニュアル
操作杆Mを下降する。
すると、プランジャPの上部がプランジャホルダ22か
ら離間し、プランジャホルダ22とプランジャPとの吸
着力が減少して、前記弁体40を取り付けたプランジャ
Pが弁体押圧用スプリング61の押圧力により下降し、
弁体40が前記主弁ノズル11に圧接されガスの流通を
遮断することができる。
また、マニュアル操作によってガスを流通せしめる場合
は、上述したと同様にまず、上部ケーシング31の頂部
から、上記キャップ32を取り外し、しかる後、マニュ
アルボタン27を引き上げ、プランジャPをプランジャ
ホルダ22の吸着域まで引き上げる。
すると、プランジャホルダ22の吸着力によって、プラ
ンジャPが弁体押圧用スプリング61の押圧力に抗して
上昇し、弁体40が主弁ノズル11を開口して、ガスを
流通することができる。
また、本実施例において、流通室10から弁作動機構収
納室30へのガスの漏洩を防止するためのガスシール手
段は、前述したように、プランジャ摺動管21の上部と
プランジャホルダ22との間に設けたガスシール部材5
1(本実施例においては0リング)と、このプランジャ
ホルダ22の上部とポストナツト26との間に設けたガ
スシール部材52(本実施例においてはOリング)と、
このポストナツト26とマニュアルボタン27との間に
設けたガスシール部材53(本実施例においてはOリン
グ)である。
このように本実施例において、各ガスシール部材は、プ
ランジャPの摺動部には一切設けられていないのである
従って、ソレノイドSによってプランジャPを作動する
際、ソレノイドSの作動性能を大巾に向上することがで
る一方、各ガスシール部材51.52.53が直接ガス
と接触しないので、各ガスシール部材51,52.53
が゛ガス温度の低下によって硬度変化を起しプランジャ
Pの作動抵抗が増加することがない。この結果、上述し
た本発明と相俟ってソレノイド等弁作動機構を一層小型
化することができ、コストダウンを図ることができる。
マタ、マニュアル操作杆MによってプランジャPを作動
する場合も、上述したと同様にプランジャの作動抵抗が
少ないため、マニュアル操作を容易化、ti1実化する
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述したように、弁体を、主弁ノズルを開閉す
る第1弁体と、この第1弁体に設けられた副主弁ノズル
を前記弁作動機構の作動によって開閉すると共に第1弁
体より受圧面積が小さい第2弁体とから構成したから、
プランジャを引き上げると、まず、第2弁体を引き上げ
て副弁ノズルを開口するようにしたから、この開口され
た副弁ノズルを通じて、上流側すなわち高圧のガス供給
側から低圧の下流側に向ってガスを流出せしめることが
でき、上流側のガス圧力と下流側のガス圧力とを、あら
かじめ、はぼ均衡せしめることができる。
従って、前述した従来の遮断弁と比較して小さなエネル
ギーにより弁体を開弁することができ、開弁時における
弁作動エネルギーを大巾に減少せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例からなる遮断弁を示し
、第1図は閉弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第2図は開弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第3図は弁作動機構及びマニュアル操作杆の作動機構
を示す一部を切欠した説明図であり、また第4図は従来
の遮断弁の要部を示す一部を切欠した説明図である。 10・・・流通室、11・・・主弁ノズル、12・・・
流通室の流入口、13・・・流通室の流出口、20・・
・弁作動機構、30・・・弁作動機構収納室、40・・
・弁体、41・・・第1弁体、42・・・副弁ノズル、
43・・・第2弁体43、P・・・プランジャ。 第3図 第4図 手続?111正書 昭和60年7月2日 特許庁長官  志 賀  学  殿 1、事件の表示   昭和60年6月19日出願の特許
願2、発明の名称   遮 断 弁 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所(居所) 大阪市東区平野町5丁目1番地氏名(名
称)(028)大阪瓦斯株式会社代表者 大 西  正
 文(ほか1名)4、代理人 住 所   〒105東京都港区虎ノ門1丁目2番3号
虎ノ門第−ビル5階 電話 東京(504) 3075・3076・3077
番6、補正の対象 明細書 7、補正の内容 明細書を全文にわたって別紙の通り補正する。 (別紙) 明細書 1、発明の名称 遮断弁 2、特許請求の範囲 主弁ノズルを介して流入口と流出口とを連通した流通室
と、この流通室の前記主弁ノズルにけられた     
と、前記弁作動機構によって作動される弁体とからなり
、この弁体を、前記主弁ノズルを開閉する第1弁体と、
この第1弁体に設けられた副弁ノズルを前記弁作動機構
の作動によって開閉すると共に第1弁体より受圧面積が
小さい第2弁体とから構成したことを特徴とする遮断弁
。 3、発明の詳細な説明 〔発明の技術分野〕 本発明は遮断弁の改良に関し、さらに詳しくは、開弁時
における弁作動エネルギーを大巾に減少せしめ得るよう
にした遮断弁に関するものである。 〔従来の技術〕 従来の遮断弁は、第4図に示すように、主弁ノズル11
を介して流入口12と流出口13とを連通した流通室1
0と、この流通室10の前記主弁ノズル11に相対向し
て設けられ内部に弁作動機構20を配置した弁作動機構
収納室30と、前記弁作動機構20によって作動される
弁体40とから構成されている。 そして、従来から一般に前記弁体40は、図示したよう
に、主弁ノズル11に対して上流側に配置し、閉弁時に
おいてガスの供給圧力を弁背圧として利用し得るように
しである。 従って、閉弁時においては、弁体40を容易かつ迅速に
閉弁することができる一方、閉弁後、特に、ガスの供給
圧力が高い場合や、閉弁後において出口側のガス圧が低
下する場合は、弁体40を強い圧力で主弁ノズル11に
圧接することができ、ガス遮断性能や安全性の向上に寄
与することができる。 しかしながら、開弁時においては、上述した弁背圧に打
ち勝って弁体を引き上げなければならない。 この結果、弁体40を引き上げるために大きなエネルギ
ーを必要とし、弁体40をプランジャPを介して作動す
る例えばソレノイド等を大型化せざるを得ない。 この傾向は主弁ノズル11の径が大きくなればなる程、
すなはち大容量の遮断弁程、弁体40を作動するために
大きエネルギーを必要とし、その作動機構が大型化する
等問題があるのが現状である。 〔発明の目的〕 本発明は上述した各問題点を解消すべく検討した結果、
達成されたものである。 従って本発明の目的は、開弁時における弁作動エネルギ
ーを大巾に減少せしめ得るようにした遮断弁を提供する
ことにある。 〔発明の構成〕 すなわち本発明は、主弁ノズルを介して流入口と流出口
とを連通した流通室と、この流通室の前記主弁ノズルに
設けられた弁作動機構と、前記弁作動機構によって作動
される弁体とからなり、この弁体を、前記主弁ノズルを
開閉する第1弁体と、この第1弁体に設けられた副弁ノ
ズルを前記弁作動機構の作動によって開閉すると共に第
1弁体より受圧面積が小さい第2弁体とから構成したこ
とを特徴とする遮断弁を、その要旨とするものである。 〔発明の実施例〕 以下本発明を実施例により図面を参照しつつ具体的に説
明する。 第1図〜第3図は本発明の実施例からなる遮断弁を示し
、第1図は閉弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第2図は開弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第3図は弁作動機構及びマニュアル操作杆の作動機構
を示す一部を切欠した説明図である。 図においてEは本発明の実施例からなる遮断弁で、主弁
ノズル11を介して流入口12と流出口13とを連通し
た流通室10と、この流通室10の前記主弁ノズル11
に相対向して設けられ内部に弁作動機構20を配置した
弁作動機構収納室30と、前記弁作動機構20によって
作動される弁体40とから構成されている。 そして本発明においては、特に、上記弁体40を、前記
主弁ノズル11を開閉する第1弁体41と、この第1弁
体41に設けられた副弁ノズル42を前記弁作動機構2
0の作動によって開閉すると共に第1弁体41より受圧
面積が小さい第2弁体43とから構成しである。 さらにこの構造を説明すると、上述した弁体40は、本
実施例において次のように構成されている。 すなわち、弁体40を構成する上記第1弁体41は、中
央部に上下面を貫通して貫通孔44が設けられており、
この貫通孔44内に前記副弁ノズル42が嵌着しである
。 また、この副弁ノズル42の上方を囲って、前記第2弁
体43を昇降可能に装着する第2弁体取付部材45が着
脱可能に螺合しである。 そしてこの第2弁体取付部材45は、図示したように、
中間部に内方に突出する段部45aが形成されており、
また下部周囲には間隔をおいてガス流通孔46が穿設さ
れている。 さらに上述した第1弁体41の下面には、前記主弁ノズ
ル11に対応する位置に、ゴム状弾性体からなるシール
部材47が嵌着されている。 次に、上述した第1弁体41の第2弁体取付部材45内
に昇降可能に装着される前記第2弁体43は、下面の前
記副弁ノズル42に対応する位置にゴム状弾性体からな
るシール部材48が嵌着されており、上部中央部には前
記プランジャPの下端を取り付ける取付部49が設けら
れている。 そしてこの第2弁体43は、図示したように、上記第2
弁体取付部材45内に第2弁体圧下スプリング43aを
介して昇降可能に装着されている。 従って弁体40を開弁する場合、プランジャPを引き上
げると、まず、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力
に抗して第2弁体43を引き上げて、副弁ノズル42を
開口し、つづいて、第1弁体41を引き上げて主−弁ノ
ズル11を開口し、ガスを流通することができる。 上述したように本発明においては、プランジャPが、ま
ず、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力に抗して第
2弁体43を引き上げ、副弁ノズル42を開口するよう
にしたから、この開口された副弁ノズル42を通じて、
上流側すなわち高圧のガス供給側から低圧の下流側に向
ってガスを流出せしめることができ、上流側のガス圧力
と下流側のガス圧力とを、あらかじめ、はぼ均衡せしめ
ることができる。 従って、前述した従来の遮断弁と比較して小さなエネル
ギーにより弁体40を開弁することができるのである。 さらに、本実施例においては、第2弁体43を引き上げ
た際、この第2弁体43の下部周縁に形成した鍔部43
bによって、第2弁体取付部材45の段部45aを殴打
するようにしたから、上述した開弁動作を助長すること
ができる。 つづいて前記弁作動機構20について説明する。 この弁作動機構20は、本実施例において図示したよう
に、ソレノイドSと、このソレノイドSの上部に配置さ
れたマニュアル操作杆Mの作動機構Tと、これらソレノ
イドS及びマニュアル操作杆Mの作動機構Tによっ、て
作動されるプランジャPとから構成されている。 上記ソレノイドSは、内部に上記プランジャPを摺動自
在に挿入したプランジャ摺動管21の上部に、プランジ
ャホルダ22をガスシール部材51(本実施例において
は0リング)を介して嵌合すると共に、上記プランジャ
摺動管21の下部周囲に永久磁石23を、中間部周囲に
ソレノイドコイル24をそれぞれ配置することにより構
成されている。 そして、上記プランジャPの上部は、図示したように凸
状に形成されており、その上端に、前記プランジャホル
ダ22を貫通して、頂部に表示部Maを備えたマニュア
ル操作杆Mが取り付けられている・。さらに、このプラ
ンジャPの下端には、弁杆25を介して前述した弁体4
0が着脱可能に取り付けられている。 また前記弁作動機構収納室30を形成する上部ケーシン
グ31の下面に、これを覆うようソレノイド取付ホルダ
60がガスシール部材a (本実施例においてはOリン
グ)を介して取り付けられており、このホルダ60の下
部と前記第1弁体41の上面との間に第1弁体押圧用ス
プリング61が取り付けられている。 次に、上述した弁作動機構20を作動して、前述した弁
体40を閉弁する場合及び開弁する場合について説明す
る。 〔閉弁する場合〕 上述したソレノイドSにガス遮断パルス信号が送られる
と、ソレノイドコイル24の磁界が永久磁石23の磁界
回路とは逆の回路を形成し、この結果、永久磁石23の
吸着力が減少し、前記弁体40を取り付けたプランジャ
Pが弁体押圧用スプリング61の押圧力によって下降す
る。 すると、まず、弁体40が前記主弁ノズル11に圧接さ
れてこの主弁ノズル11を閉塞し、これと同時に、前記
第2弁体圧下スプリング43aの押圧力によって、第2
弁体43が下降して副弁ノズル42を閉塞し、ガスの流
通・を完全に遮断する。 〔開弁する場合〕 上記ソレノイドSにガス流通パルス信号が送られると、
ソレノイドコイル24の磁界が永久磁石23の磁界回路
と同じ方向に磁界回路を形成し、ソレノイドSの吸着力
が増加して、プランジャPが上昇する。 すると、まづ、第2弁体圧下スプリング43aの押圧力
に抗して第2弁体43を引き上げ、副弁ノズル42を開
口し、つづいて、さらにプラ、ンジャPが第1弁体押圧
用スプリング61の押圧力に抗して上昇し、第1弁体4
1が主弁ノズル11を開口し、ガスを流通する。 次に、前述したようにプランジャPの上端に取り付けら
れているマニュアル操作杆Mの作動機構Tについて説明
する。 マニュアル操作杆Mの作動機構Tは、本実施例において
第1図に示すように、前記ソレノイドSのプランジャホ
ルダ22の上部にガスシール部材52を介して螺合され
たポストナツト26と、このポストナツト26にガスシ
ール部材53を介して昇降可能に緩挿されたマニュアル
ボタン27と、このマニュアルボタン27に復帰機能を
附与するスプリング2日と、このスプリング28を収納
するスプリングホルダ29とから構成されている。 さらにこの構造を説明すると、上記マニュアルボタン2
7は図示したように、内部に、前記マニュアル操作杆M
を引上げる際に、マニュアル操作杆Mの頂部に設けられ
ている表示部Maの頚部に係合する係合部Aを形成した
係合部材27aが設けられており、さらに外部には、上
記スプリング28を受けるスプリング受け27bが突設
しである。 なお、上述したマニュアルボタン27は、本実施例にお
いて、透明な合成樹脂により成型されており、前述した
マニュアル操作杆Mの表示部Maを外部から黙視できる
ようにしである。 また上記スプリング28は、図示したように、上部スプ
リング28a と下部スプリング28b とから構成さ
れており、上部スプリング28aは、上記スプリングホ
ルダ29の頂部に形成された鍔部29a と上記マニュ
アルボタン27のスプリング受け27b との間に装着
し、下部スプリング28bは、上記スプリング受け27
bと前記スプリングホルダ29の底部に形成された鍔部
29bとの間に装着されている。 32はキャップで、前記上部ケーシング31の頂部にガ
スシール部材54を介して着脱可能に螺合されている。 このキャップ32は、本実施例において、透明な合成樹
脂により成型されており、前述したマニュアル操作杆M
の表示部Maを外部から黙視できるようにしである。 マニュアル操作杆Mの作動機構Tは、上述したように構
成されているので、マニュアル操作によってガスの流通
を遮断する場合は、まず、上部ケーシング31の頂部か
ら、上記キャップ32を取り外し、しかる後、マニュア
ルボタン27を押圧してこれを下降せしめ、マニュアル
操作杆Mを下降する。 すると、プランジャPの上部がプランジャホルダ22か
ら離間し、プランジャホルダ22とプランジャPとの吸
着力が減少して、前記弁体40を取り付けたプランジャ
Pが弁体押圧用スプリング61の押圧力により下降し、
弁体40が前記主弁ノズル11に圧接されガスの流通を
遮断することができる。 また、マニュアル操作によってガスを流通せしめる場合
は、上述したと同様にまず、上部ケーシング31の頂部
から、上記キャップ32を取り外し、しかる後、マニュ
アルボタン27を引き上げ、プランジャPをプランジャ
ホルダ22の吸着域まで引き上げる。 すると、プランジャホルダ22の吸着力によって、プラ
ンジャPが弁体押圧用スプリング61の押圧力に抗して
上昇し、弁体40が主弁ノズル11を開口して、ガスを
流通することができる。 また、本実施例において、流通室lOから弁作動機構収
納室30へのガスの漏洩を防止するためのガスシール手
段は、前述したように、プランジャ摺動管21の上部と
プランジャホルダ22との間に設けたガスシール部材5
1(本実施例においてはOリング)と、このプランジャ
ホルダ22の上部とポストナツト26との間に設けたガ
スシール部材52(本実施例においては0リング)と、
このポストナツト26とマニュアルボタン27との間に
設けたガスシール部材53(本実施例においては0リン
グ)である。 このように本実施例において、各ガスシール部材は、プ
ランジャPの摺動部には一切設けられていないのである
。 従って、ソレノイドSによってプランジャPを作動する
際、ソレノイドSの作動性能を大巾に向上することがで
る一方、各ガスシール部材51.52.53が直接ガス
と接触しないので、各ガスシール部材51.52.53
がガス温度の低下によって硬度変化を起しプランジャP
の作動抵抗が増加することがない。この結果、上述した
本発明と相俟ってソレノイド等弁作動゛機構を一層小型
化することができ、コストダウンを図ることができる。 また、マニュアル操作杆MによってプランジャPを作動
する場合も、上述したと同様にプランジャの作動抵抗が
少ないため、マニュアル操作を容易化、確実化すること
ができる。 〔発明の効果〕 本発明は上述したように、弁体を、主弁ノズルを開閉す
る第1弁体と、この第1弁体に設けられた副主弁ノズル
を前記弁作動機構の作動によって開閉すると共に第1弁
体より受圧面積が小さい第2弁体とから構成したから、
プランジャを引き上げると、まず、第2弁体を引き上げ
て副弁ノズルを開口するようにしたから、この開口され
た副弁ノズルを通じて、上流側すなわち高圧のガス供給
側から低圧の下流側に向ってガスを流出せしめることが
でき、上流側のガス圧力と下流側のガス圧力とを、あら
かじめ、はぼ均衡せしめることができる。 従って、前述した従来の遮断弁と比較して小さなエネル
ギーにより弁体を開弁することができ、開弁時における
弁作動エネルギーを大巾に減少せしめることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図〜第3図は本発明の実施例からなる遮断弁を示し
、第1図は閉弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第2図は開弁状態の要部を示す一部を切欠した説明図
、第3図は弁作動機構及びマニュアル操作杆の作動機構
を示す一部を切欠した説明図であり、また第4図は従来
の遮断弁の要部を示す一部を切欠した説明図である。 10・・・流通室、11・・・主弁ノズル、12・・・
流通室の流入口、13・・・流通室の流出口、20・・
・弁作動機構、30・・・弁作動機構収納室、40・・
・弁体、41・・・第1弁体、42・・・副弁ノズル、
43・・・第2弁体43、P・・・プランジャ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  主弁ノズルを介して流入口と流出口とを連通した流通
    室と、この流通室の前記主弁ノズルに相対向して設けら
    れ内部に弁作動機構を配置した弁作動機構収納室と、前
    記弁作動機構によって作動される弁体とからなり、この
    弁体を、前記主弁ノズルを開閉する第1弁体と、この第
    1弁体に設けられた副弁ノズルを前記弁作動機構の作動
    によって開閉すると共に第1弁体より受圧面積が小さい
    第2弁体とから構成したことを特徴とする遮断弁。
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