JPH0144866Y2 - - Google Patents

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JPH0144866Y2
JPH0144866Y2 JP3663484U JP3663484U JPH0144866Y2 JP H0144866 Y2 JPH0144866 Y2 JP H0144866Y2 JP 3663484 U JP3663484 U JP 3663484U JP 3663484 U JP3663484 U JP 3663484U JP H0144866 Y2 JPH0144866 Y2 JP H0144866Y2
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JP
Japan
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valve
rubber
valve rubber
plunger
gap
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JP3663484U
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JPS60147868U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は例えばガス瞬間湯沸器等のガス器具の
ガス流量制御を行うのに用いられる電磁弁に係
り、特にマグネツトが一つで済み、外弁座と内弁
座と弁ゴムの間の間隙に残存したガスが弁ゴムに
浸透しても前記間隙内のガスが希薄になるのを防
ぎ、従つて弁ゴムが外弁座並びに内弁座に吸着す
ることがなく、マグネツトによるプランジヤーの
上下移動をスムーズにならしめる電磁弁に関す
る。
(ロ) 従来例 従来のガス流量制御を行う電磁弁においては、
安全の為に弁座と弁ゴムを二個所設けなくてはな
らず、この二個所の弁ゴムを動作させる為に二つ
のプランジヤーと二つのマグネツトが必要であ
り、従つて全体の構造が大きく、又複雑になり、
コストが高くなる等の欠点があつた。
又、弁座を同一方向、同心に二個所設けて前記
弁座に圧着される弁ゴムを広くして一つにした電
磁弁は、マグネツトとプランジヤーが一つですむ
利点はあるが、前記弁ゴムが閉弁されることによ
つて各弁座と前記弁ゴム間の間隙に残存したガス
が、時間がたつにつれ前記弁ゴムに浸透し外部に
逃げるので、前記間隙のガスが希薄になり、よつ
て高圧側のガス圧より低くなつて前記各弁座に弁
ゴムが吸着される。
次ぎにマグネツトが働いてプランジヤが作動し
ても前記吸着作用によつて弁ゴムが弁座より離脱
されないので開弁がなされず、電磁弁としての機
能を発揮できない欠点があつた。
(ハ) 目的 本考案は、上記従来の諸欠点に鑑み、これを消
除する為に開発されたものであつて、マグネツト
とプランジヤが一つで済み、構造簡単で小型にで
きてコストが安く済み、しかもガスが弁ゴムに浸
透して外部に逃げても各弁座と弁ゴム間の間隙の
ガス圧が高圧側のガス圧より低くなることがな
く、従つて、各弁座と弁ゴムの吸着作用が起こる
ことが無くてプランジヤーの作動によつて前記弁
ゴムがスムーズに開弁する電磁弁を提供すること
を主たる目的としている。
(ニ) 構成 本考案は、プランジヤーと、前記プランジヤー
に摺動自在なる外弁ゴムと、前記外弁ゴムと同心
であつて前記プランジヤーの下端に取り付けた内
弁ゴムと、前記外弁ゴムと内弁ゴムのそれぞれに
対応して外筒に固定したリング状の外弁座ならび
に内弁座と、その一端がプランジヤーに取り付け
られ、その他端が前記外弁ゴムと一体に形成され
た伸縮自在な隔壁と、外弁ゴムを弁座方向に押圧
する押圧手段とを具備する電磁弁であつて、前記
内弁ゴムと外弁ゴムの間には間隙を設け、前記間
隙と隔壁内部は連通していることを特徴とする電
磁弁である。
(ホ) 実施例 第1図は外観と内部機構を示す一部切断斜視図
であつて、第2図は閉弁状態の縦断面図であり、
第3図は開弁状態の縦断面図である。
図において、1は外筒、2は前記外筒1の上部
に取付けられたフレーム、3は、中心部にプラン
ジヤー挿入孔を有しかつプランジヤー挿入孔の周
囲壁を下方向にテーパ状に形成したベースであつ
て、前記外筒1と前記フレーム間に挟着してあ
る。
4はプランジヤーであつて、頭部が円錐台状に
形成され、前記頭部の中心部にバネ挿入孔が凹設
されており、一方、下部周囲は所定間隔削られて
細軸に形成されるとともに細軸の上部所定位置に
周溝41が刻設され、下端は鍔部となつている。
5はマグネツトであつて、コイル51、ボビン
52、モールド53からなり、中央にプランジヤ
ーガイド筒6が嵌挿されている。
7はコアであつて中腹部外周にリング溝が刻設
されてリング溝にはOリング71が嵌め込まれて
おり、Oリング71によつて前記プランジヤーガ
イド筒6との間隙を遮断し、一方下部には前記プ
ランジヤー4の円錐台状頭部と対応したテーパ状
の凹部72が形成され、凹部72に連通形成され
た円孔にはプランジヤーゴム8が挿着されてい
る。前記コア7は突起部73をかしめることによ
り前記フレーム2に固着されている。
9は前記プランジヤー4の頭部のバネ挿入孔に
挿入され、上端を前記プランジヤーゴム8の下部
凸部に嵌挿支持されたスプリングである。10は
前記プランジヤーガイド筒6の下端部に嵌め込ま
れたOリングであつて、前記ベース3のテーパ状
凹部壁部分によつて下方抜け止めされるとともに
Oリング押え板11によつて上方より押さえつけ
られてこの部分を遮断している。
12は内弁ゴムであつて、前記プランジヤー4
の下端鍔部が内部に嵌め込まれている。
13は前記内弁ゴム12の上方および周囲に所
定間隙をもつて配設された外弁ゴムであつて、内
径が前記内弁ゴムの外径より大きく形成されてお
り、中心孔に前記プランジヤー4が上下摺動自在
に嵌挿され、また上面に蛇腹状の隔壁14が一体
にもしくは固着されている。尚、外弁ゴム13の
下面には一条の突起輪部が一体に形成されてい
る。
前記隔壁14の上端は前記プランジヤー4の細
軸部分の周溝41に嵌め込まれており、輪状の締
付具15にて締め付け固定されている。
16は前記外弁ゴムの上部に載着されたスプリ
ング受けであつて、上部筒部にスプリング17の
下端が配設されており、スプリング17の上端は
前記ベース3の下面に当接されている。
18,19は前記外筒1の低圧側の段部に同心
に配設固定された内弁座及び外弁座であつて、内
弁座18は前記内弁ゴム12と、外弁座19は前
記外弁ゴム13と各々対応する個所に位置してい
る。
尚、20は外筒1の上面の周溝に嵌め込まれた
パツキンであつて、前記ベース3と前記外筒1間
を密封遮断している。
尚、21は前記外筒1のガス入側に連結された
ガス継手であり、22は外筒1のガス出口側に連
結された減圧弁であつて、23は減圧弁22の先
端に配設されたノズルである。
上記構成の電磁弁の作用を次に詳説する。第2
図に示すように、閉弁状態では内弁ゴム12がプ
ランジヤー4を介してスプリング9によつて、下
方に押圧されて内弁座18に圧着されている。一
方、外弁ゴム13はスプリング17によつて外弁
座19に圧着されている。
前記閉弁状態より電磁弁を開弁するときには、
マグネツト5の作動によつてプランジヤー4がス
プリング9のバネ力に抗して上方に移動してまず
内弁ゴム12を引き上げて内弁座18から離脱
し、次ぎに内弁ゴム12の上面が外弁ゴム13の
突起輪部に当接してスプリング17に抗して外弁
ゴム13が引き上げられる。
しかして、内弁ゴム12と外弁ゴム13は二段
階で開弁し、内弁ゴム12が開弁したときに内弁
ゴム12と外弁ゴム13間の間隙がガス出口側に
開通して、まずこの間隙をガス出口側と同気圧に
し、次ぎに外弁ゴム13が開弁してガス入口側の
高圧ガスがガス出口側に流入する。
反対に、閉弁するにはマグネツトの電流が切れ
てプランジヤー4がスプリング9によつて下降
し、外弁ゴム13がスプリング17によつて下降
する。このとき前記スプリング17によつて先に
外弁ゴム13が外弁座19に圧着され、次ぎに内
弁ゴム12が内弁座18に圧着される。
この閉弁の際、内弁ゴム12と外弁ゴム13、
内弁座18と外弁座19との間隙にガスが残存す
るがこのガスは時間が経過するにつれて前記内弁
ゴム12内部に浸透し、ガス出口側にわずかづつ
流出される。
よつて、前記間隙内のガスは希薄になつてしま
う。しかしながら、本考案においてはこの間隙を
前記蛇腹状の隔壁14の内部に連通してあるの
で、間隙内のガスが希薄になろうとすると前記蛇
腹状の隔壁14がガス入口側のガス圧によつて適
度に収縮されて前記間隙内のガス圧をつねにガス
入口側のガス圧と同圧にする。
従つて、内弁ゴム12と外弁ゴム13、内弁座
18と外弁座19間の間隙が常に一定であるの
で、各弁ゴムが各弁座に吸着することがなく、プ
ランジヤーの作動による弁ゴムの開弁作用がスム
ーズに行われる。
(ヘ) 効果 本考案は、叙上の如く、プランジヤーと、前記
プランジヤーに摺動自在なる外弁ゴムと、前記外
弁ゴムと同心であつて前記プランジヤーの下端に
取り付けた内弁ゴムと、前記外弁ゴムと内弁ゴム
のそれぞれに対応して外筒に固定したリング状の
外弁座ならびに内弁座と、その一端がプランジヤ
ーに取り付けられ、その他端が前記外弁ゴムと一
体に形成された伸縮自在な隔壁と、外弁ゴムを弁
座方向に押圧する押圧手段とを具備する電磁弁で
あつて、前記内弁ゴムと外弁ゴムの間には間隙を
設け、前記間隙と隔壁内部は連通しているもので
あるから、閉弁の際各弁ゴムと各弁座間の間隙に
残存したガスが内弁ゴムに浸透し外部に流出して
間隙内のガスが希薄になろうとしても、前記伸縮
自在な隔壁がガス圧差に応じて収縮し、よつて間
隙内のガス圧を常に外部のガス圧と同圧にするの
で、弁ゴムと弁座に吸着作用が発生することがな
く、よつてプランジヤーの作動による弁ゴムの開
弁作用がスムーズにおこなわれる。
又、内弁ゴムと外弁ゴムが一つのプランジヤー
に配設されているので、マグネツトが1個で済
み、よつて構造が簡単になりコンパクトにできる
とともにコストが安価である等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は一部切
断斜視図、第2図は閉弁状態の縦断面図、第3図
は開弁状態の縦断面図である。 1……外筒、4……プランジヤー、12……内
弁ゴム、13……外弁ゴム、14……隔壁、17
……スプリング、18……内弁座、19……外弁
座。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プランジヤーと、前記プランジヤーに摺動自在
    なる外弁ゴムと、前記外弁ゴムと同心であつて前
    記プランジヤーの下端に取り付けた内弁ゴムと、
    前記外弁ゴムと内弁ゴムのそれぞれに対応して外
    筒に固定したリング状の外弁座ならびに内弁座
    と、その一端がプランジヤーに取り付けられ、そ
    の他端が前記外弁ゴムと一体に形成された伸縮自
    在な隔壁と、外弁ゴムを弁座方向に押圧する押圧
    手段とを具備する電磁弁であつて、前記内弁ゴム
    と外弁ゴムの間には間隙を設け、前記間隙と隔壁
    内部は連通していることを特徴とする電磁弁。
JP3663484U 1984-03-13 1984-03-13 電磁弁 Granted JPS60147868U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3663484U JPS60147868U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁弁

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JP3663484U JPS60147868U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁弁

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Publication Number Publication Date
JPS60147868U JPS60147868U (ja) 1985-10-01
JPH0144866Y2 true JPH0144866Y2 (ja) 1989-12-25

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JP3663484U Granted JPS60147868U (ja) 1984-03-13 1984-03-13 電磁弁

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