JPS6094350A - 電気用積層板の製法 - Google Patents

電気用積層板の製法

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JPS6094350A
JPS6094350A JP20347983A JP20347983A JPS6094350A JP S6094350 A JPS6094350 A JP S6094350A JP 20347983 A JP20347983 A JP 20347983A JP 20347983 A JP20347983 A JP 20347983A JP S6094350 A JPS6094350 A JP S6094350A
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JP
Japan
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resin
laminate
weight
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electrical
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Application number
JP20347983A
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English (en)
Inventor
泰郎 東林
国富 哲夫
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は、電気機器や電子機器等に用いられる電気用
積層板の製法に関する。
電気用積層板の製法として、紫外線硬化型不飽和ポリエ
ステル樹脂シート(以下、これをポリエステルシニトと
する)の両面に樹脂含浸基材を重ね合わせて積層体をつ
くり、必要に応じてこの積層体の片面あるいは両面に金
属箔を載置したのち、成形を行って積層板(ポリエステ
ル樹脂コンポジット積層板)をつくるようにする製法が
ある。
しかし、この製法により得られた積層板は、打抜加工性
が悪く、そのため、打抜加工で設けた穴間にクラックが
入ってスルホール間抵抗が低くなってしまうということ
が多いという問題があった。
そのうえ、穴の周面の仕上りが悪くなって、大きい凹凸
ができ、このあと、スルホールメッキを行った場合にメ
ッキの厚みが不均一となって、加熱冷却試験を行ったと
きに導通不良が発生することが多いという問題もあった
C発明の目的〕 この発明は、ごのような問題を解決するためになされた
もので、打抜加工性等加工特性の優れた電気用積層板を
得ることのできる製法を提供することを目的としている
〔発明の開示〕
発明者らは、前記のような目的を達成するため、製造条
件等について研究を重ねた。その結果、ポリエステルシ
ートの未反応モノマー量(未反応度、未反応モノマーの
割合)と得られる積層板の打抜加工性とが密接な関係が
あるということを見い出した。そして、未反応モノマー
量が2重量%以上であれば積層板の打抜加工性が優れた
ものとなるが、20重量%を超えると今度は耐湿性、耐
薬品性、耐熱性等が悪くなるということを見出しここに
この発明を完成した。
したがって、この発明は、中間層となる紫外線硬化型不
飽和ポリエステル樹脂シートの上下面に樹脂含浸基材が
載置された積層体を成形して電気用積層板をつくるにあ
たり、シートとして未反応上ツマー量が2M量%以上2
0重量%以下となっているものを用いることを特徴とす
る電気用積層板の製法をその要旨としている。以下に、
この発明の詳細な説明する。
この発明では、ポリエステルシートとして未反応モノマ
ー量が2重量%以上20重量%以下となったものを用い
る。未反応上ツマー量が2重量%未滴のものを用いると
、得られる積層板の打抜加工性が悪くなるが、2重量%
以上のものを用いると積層板としたときにポリエステル
シートの架橋密度が低く抑えられるとともに、七ツマ−
が分散されることにより打抜時の歪エネルギーがシー1
〜に吸収されて打抜加工性が優れたものとなる。20重
量%を超えたものを用いると、得られる積層板が、スル
ホール形成される時に使用するメッキ用薬品(特にアル
カリ)に浸食され易くなったり、硬化度が不充分になっ
て耐湿性(加工時の蒸気に対する場合も含む)が劣った
ものとなったりするので、プリント板等に加工した場合
に実用に耐えなくなる。
この発明で使用するポリエステルシートは、たとえば、
つぎのようにしてつくる。不飽和ポリエステル樹脂と光
重合開始剤とを混合し、必要に応じて熱重合開始剤、充
填材(フィラー)、難燃剤等を添加して光硬化性樹脂組
成物をつくり、これをシート化する。シート化の方法は
特に限定されされないが、押し出し工法(成形法)によ
れば連続してシートをつ(ることができるので生産性が
高い。つぎに、紫外線をシートに当てて、未反応モノマ
ー量を2重量%以上20重量%以下に調節する。
前記のようなポリエステルシートを使用し、従来と同様
の方法で積層板をつくる。すなわち、ポリエステルシー
トの両面に樹脂含浸基材を重ね合わせ、必要に応じてこ
の積層体の片面あるいは両面に金B箔を載置する。つぎ
に、この積層体を成形して積層板を得る。
樹脂含浸基材の基材としては、ガラス布が好ましいが、
紙、不織布、その他一般に使用されるものであってもよ
い。含浸用樹脂としては、ポリエステルシートに用いた
のと同じ樹脂、すなわち不飽和ポリエステル樹脂を用い
るのが好ましいが、エポキシ樹脂等であってもよい。樹
脂含浸基材中の樹脂は硬化が充分であってもよく、未反
応上ツマー量がO〜5重量%程度となってもよい。金属
箔としては、アルミニウム、銅、黄銅(真鍮)等からな
るものが用いられ、載置の前に接着剤を付着させておく
ようにするのがよい。
前記のようにして得られた積層板は、打抜加工性等加工
特性が優れ、しかも充分な耐湿性、耐薬品性および耐熱
性も持っている。
なお、成形は加圧下あるいは無圧下のどちらで行うよう
にしてもよいが、無圧下で行うようにすると、連続的に
成形を行うことができるようになるので、積層板の生産
性を高くすることができるつぎに、実施例および比較例
について説明する(実施例1) 軟化点85℃の不飽和ポリエステル樹脂100重量部、
ジアリルフタレートモノマ−3ori量部、2−エチル
アントラキノン0.5重量部および炭酸カルシウム70
重量部を混合し、1軸押出機で混合して成形材料を得た
。つぎに、この成形材料を2軸押出機により、金型出口
温度を108℃としてシート状に押し出し、10.0c
mの距離から高圧水銀灯(オーク社製)で直ちに照射(
照射量1800mJ/cJ) して未反応モノマー量が
15.0重量%となった半硬化状のポリエステルシート
を得た。
他方、前記と同じ不飽和ポリエステル樹脂80重量部、
スチレンモノマー20重量部および触媒(硬化剤)とし
てのt−ブチルパーオキシベンゾエート(商品名パーブ
チル21日本油脂社製)2重量部からなるワニスを厚み
0.15mmのガラス布に樹脂量が50重量%となるよ
うに含浸させて樹脂含浸基材をつくった。
つぎに、ポリエステルシー1−の上下面に湿潤状態の樹
脂含浸基材を1枚ずつ重ね、さらにその外側に接着剤層
付きの厚み35μmの銅箔を1枚ずつ重ねて積層体をつ
くり、この積層体を無圧下150°Cで10分間加熱し
て厚み1.6 mmの電気用積層板を得た。
(実施例2) 未反応上ツマー量が5.OM量%となるようなポリエス
テルシートをつくるようにしたほかは実施例1と同様に
して、電気用積層板をつくった。
(比較例1) 実施例1と同様にしてつくった成形材料をシート状に押
し出し、50(2)の距離から高圧水銀灯で照射(60
00mJ/cffl) シて未反応モノマー量が0.5
重量%となった硬化ポリエステルシートをつくった。こ
のあと、このポリエステルシートを用い、実施例1と同
じようにして電気用積層板をつくった。
(比較例2) 未反応モノマー量が25.0 重量%となるようなポリ
エステルシートをつくるようにしたほかは実施例1と同
様にして電気用積層板をつくった。
実施例1.2および比較例1. 2で得られた積層板を
使用し、打抜加工性試験、煮沸後半田耐熱性試験および
冷熱サイクル試験を行った。ただし、打抜加工性試験で
は、大間1.78mmピッチ、ピン径0.7mm、穴数
21穴の試験金型を用いて実施し、大間100個中のク
ラック数をみることとした。耐アルカリ性試験では、5
%NaOH溶液に80℃で20分間浸漬した後の重量の
減少をみることとした。煮沸後半田耐熱性試験では、4
時間煮沸の後、260℃の半田に浸漬して、積層板が破
壊されるまでの時間をみることとした。冷熱サイクル試
験は、50穴直列回路が断線するまでの冷熱サイクル(
260℃、10秒→20℃、10秒を1サイクルとする
)の実施回数をみることとした。試験結果を第1表に示
す。
(以下余白) 第1表より、実施例1および実施例2で得られた積層板
は四つの試験の結果がいずれも満足できるものとなって
いるのに対し、比較例1で得られたものは打抜加工性試
験および冷熱サイクル試験の結果が悪く、比較例2で得
られたものは耐アルカリ性試験および煮沸後半田耐熱性
試験の結果が悪かったことがわかる。
〔発明の効果〕
この発明にかかる電気用積層板の製法では、中間層とな
る紫外線硬化型不飽和ポリエステル樹脂シートの上下面
に樹脂含浸基材が載置された積層体を成形して電気用積
層板をつくるにあたり、シートとして未反応モノマー量
が2重量%以上20M量%以下となっているものを用い
るようにするので、打抜加工性が優れ、しかも、耐湿性
、耐薬品性、耐熱性等も満足のできる電気用積層板を得
ることができる。
代理人 弁理士 松 本 武 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 中間層となる紫外線硬化型不飽和ポリエステル
    樹脂シートの上下面に樹脂含浸基材が載置された積層体
    を成形して電気用積層板をつくるにあたり、シートとし
    て未反応モノマー量が2重量%以上20重量%以下とな
    っているものを用いることを特徴とする電気用積層板の
    製法。 (2)樹脂含浸基材の基材が、ガラス布1紙および不織
    布からなる群の中から選ばれた1種である特許請求の範
    囲第1項記載の電気用積層板の製法(3)樹脂含浸基材
    の樹脂が、不飽和ポリエステル樹脂およびエポキシ樹脂
    のいずれか一方である特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の電気用積層板の製法。 (4)成形が無圧下で行われる特許請求の範囲第1項か
    ら第3項までのいずれかに記載の電気用積層板の製法。
JP20347983A 1983-10-28 1983-10-28 電気用積層板の製法 Pending JPS6094350A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007301916A (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Sumitomo Bakelite Co Ltd 金属張積層板およびその製造方法

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