JPS609419Y2 - 内燃機関の始動促進装置 - Google Patents
内燃機関の始動促進装置Info
- Publication number
- JPS609419Y2 JPS609419Y2 JP13620679U JP13620679U JPS609419Y2 JP S609419 Y2 JPS609419 Y2 JP S609419Y2 JP 13620679 U JP13620679 U JP 13620679U JP 13620679 U JP13620679 U JP 13620679U JP S609419 Y2 JPS609419 Y2 JP S609419Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- cylinder
- internal combustion
- exhaust
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関の始動促進装置に関するものである。
圧縮点火機関を始動させるには、ピストンによって圧縮
された後の空気温度を燃料着火温度以上に上昇させなけ
ればならない。
された後の空気温度を燃料着火温度以上に上昇させなけ
ればならない。
そしてこの圧縮後の温度は圧縮初期温度に大きく影響さ
れるので、この温度を高めることが始動性能を向上させ
ることになる。
れるので、この温度を高めることが始動性能を向上させ
ることになる。
従来は内燃機関の金気筒のそれぞれの吸気口入口に電熱
栓やインテークヒータなどの吸気加熱手段を設けて吸入
空気を加熱している。
栓やインテークヒータなどの吸気加熱手段を設けて吸入
空気を加熱している。
しかしこの従来技術では全部の吸気口入口に電熱栓を設
けているために、電池の容量に制限があるため早期に過
放電の状態になり、又十分なる吸気加熱ができなくなる
恐れが大であった。
けているために、電池の容量に制限があるため早期に過
放電の状態になり、又十分なる吸気加熱ができなくなる
恐れが大であった。
そこで本考案は電池の有効利用を計ることによって内燃
機関の始動を促進することを目的とするものである。
機関の始動を促進することを目的とするものである。
図面に基いて本考案の実施例を説明すると、第1図は内
燃機関のうちの一つの気筒Aの内部構造を示すもので、
シリンダ1内にはピストン2が嵌挿され、このシリンダ
内の燃焼室3の上部には吸気弁4及び排気弁5が位置し
ている。
燃機関のうちの一つの気筒Aの内部構造を示すもので、
シリンダ1内にはピストン2が嵌挿され、このシリンダ
内の燃焼室3の上部には吸気弁4及び排気弁5が位置し
ている。
クランク軸(図示せず)によって連動回転するカム6の
カム面にはタペット7が接合し、さらにロッド8を介し
て吸気及び排気ロッカアーム9,10を揺動させ、吸気
弁4、排気弁5を揚程駆動する。
カム面にはタペット7が接合し、さらにロッド8を介し
て吸気及び排気ロッカアーム9,10を揺動させ、吸気
弁4、排気弁5を揚程駆動する。
そしてこの吸気弁4、排気弁5によって吸気路11.排
気路12を開閉する。
気路12を開閉する。
ところでカム6は排気弁5を作動させるもので、その形
状の詳細は第2図示のようにカムノーズ6aと6bとを
有し、一方のカムノーズ6aは、第3図示のように排気
工程に作動させるものであり、他方のカムノーズ6bは
吸気行程の終期、例えば下死点(BDC)前50°から
圧縮行程の初期、例えば下死点後70°の間でこの排気
弁を作動させるものである。
状の詳細は第2図示のようにカムノーズ6aと6bとを
有し、一方のカムノーズ6aは、第3図示のように排気
工程に作動させるものであり、他方のカムノーズ6bは
吸気行程の終期、例えば下死点(BDC)前50°から
圧縮行程の初期、例えば下死点後70°の間でこの排気
弁を作動させるものである。
なお鎖線カーブは吸気弁4のリフトであり、TDCは上
死点である。
死点である。
そして吸気路11には吸気多岐枝パイプ(吸気マニホー
ルド)13が連通しており、吸気加熱手段として例えば
電熱ヒータ14が設けてあり、Sはスイッチ、Eはこの
ヒータ用の電源である。
ルド)13が連通しており、吸気加熱手段として例えば
電熱ヒータ14が設けてあり、Sはスイッチ、Eはこの
ヒータ用の電源である。
勿論この電熱ヒータ14の設置位置は吸気路11内でも
よく、吸入空気を加熱した状態で燃焼室3内に送り込め
る位置、即ち吸気口入口として総称できる位置であれば
よい。
よく、吸入空気を加熱した状態で燃焼室3内に送り込め
る位置、即ち吸気口入口として総称できる位置であれば
よい。
勿論電熱ヒータに代えてインテ−タヒータを用いてもよ
い。
い。
17は燃焼室3内に設けである着火補助手段であって、
例えばクローブプラグを用いることができる。
例えばクローブプラグを用いることができる。
そして内燃機関は第4図に示すように、複数(図面で6
個)の気筒A〜Fを有し、それぞれの吸気路11a〜l
lfには吸気マニホールド13が連結している。
個)の気筒A〜Fを有し、それぞれの吸気路11a〜l
lfには吸気マニホールド13が連結している。
そして排気路12a〜12fににも排気マニホールド1
5がそれぞれに連通している。
5がそれぞれに連通している。
そして排気マニホールド15の排気ガスは、矢印に示す
ように左端より右方に流れる。
ように左端より右方に流れる。
したがって以下排気マニホールド15を基準として気筒
Aを最上流として、気筒B、C,D、E・・・と順次下
流に位置するものとして説明する。
Aを最上流として、気筒B、C,D、E・・・と順次下
流に位置するものとして説明する。
今、機関を始動せんとしてスタータによりクランク軸(
図示せず)を回転させると、吸気弁4が開きピストン2
が下降しつつ燃焼室3内に空気を吸入する。
図示せず)を回転させると、吸気弁4が開きピストン2
が下降しつつ燃焼室3内に空気を吸入する。
ピストン2が下死点近くまで下降すると、上記したよう
にカム6のカムノーズ6bによって排気弁5が開く、即
ち2次開弁を行うものである。
にカム6のカムノーズ6bによって排気弁5が開く、即
ち2次開弁を行うものである。
ところで第4図を参照して本考案の作用を説明すると、
吸気マニホールド13より吸気路11a〜llfを通っ
て各気筒A−Fの燃焼室3に空気が送られるが、先ず最
も上流に位置する気筒Aが着火すると熱い排気ガスは排
気マニホールド15を通り、この時、隣接する下流の気
筒B、 C,・・・Fの各排気弁5が、吸気行程の終期
から圧縮行程初期にはカムノーズ6bによって2次開弁
の状態にあるため、この排気路12bを通って熱い排気
ガスが気筒B内に流入する。
吸気マニホールド13より吸気路11a〜llfを通っ
て各気筒A−Fの燃焼室3に空気が送られるが、先ず最
も上流に位置する気筒Aが着火すると熱い排気ガスは排
気マニホールド15を通り、この時、隣接する下流の気
筒B、 C,・・・Fの各排気弁5が、吸気行程の終期
から圧縮行程初期にはカムノーズ6bによって2次開弁
の状態にあるため、この排気路12bを通って熱い排気
ガスが気筒B内に流入する。
その結果は、先ず気筒Bは熱い排気ガスの、吸気下死点
における吸入によって圧縮初めの温度は高まり、圧縮上
死点近くの温度も高まり、始動を開始する。
における吸入によって圧縮初めの温度は高まり、圧縮上
死点近くの温度も高まり、始動を開始する。
このようにして最上流の気筒Aさえ着火すれば、その下
流にある気筒B−Fは必然的に着火し始動を行うもので
ある。
流にある気筒B−Fは必然的に着火し始動を行うもので
ある。
そこで本考案は二次開弁を行う内燃機関において、上流
に位置する気筒にのみ低温始動補助対策として加熱手段
を設け、この気筒さえ始動が確実であれば、下流の気筒
は必然的に着火し始動することに注目して完成されたも
のである。
に位置する気筒にのみ低温始動補助対策として加熱手段
を設け、この気筒さえ始動が確実であれば、下流の気筒
は必然的に着火し始動することに注目して完成されたも
のである。
そこで第4図に示す実施例においては最上流に位置する
気筒Aの吸入口にのみ吸気加熱手段として加熱ヒータ1
4を設けているものである。
気筒Aの吸入口にのみ吸気加熱手段として加熱ヒータ1
4を設けているものである。
その他加熱ヒータの設置位置は、一つの気筒に限定され
ることなく、複数でもよく、勿論全気筒に設置すること
は本考案の目的に合致しないことである。
ることなく、複数でもよく、勿論全気筒に設置すること
は本考案の目的に合致しないことである。
また本考案の目的を遠戚するためには、上流に位置する
気筒の燃焼室3内に着火補助手段、例えば、グローブプ
ラグ17を設けることもできる。
気筒の燃焼室3内に着火補助手段、例えば、グローブプ
ラグ17を設けることもできる。
勿論このグローブプラグ17と電熱ヒータ14とは択一
的に設けてもよく、又併用してもよい。
的に設けてもよく、又併用してもよい。
第5図は他の実施例を示すもので、これは排気マニホー
ルドが15aと15bとに分岐して、矢印にて示すよう
に中央部より排気されるものである。
ルドが15aと15bとに分岐して、矢印にて示すよう
に中央部より排気されるものである。
この場合は、上流に位置する即ち両端に位置する気筒A
とDの吸入口にそれぞれ吸気加熱手段14aと14bと
を設けたものである。
とDの吸入口にそれぞれ吸気加熱手段14aと14bと
を設けたものである。
したがって上流に位置する気筒AとDとが先ず着火すれ
ば、その後は気筒B、 E続いてC,Fが順次着火する
ものである。
ば、その後は気筒B、 E続いてC,Fが順次着火する
ものである。
勿論気筒A、 B、 Cを着火して後、気筒り、C,E
を着火させてもよい。
を着火させてもよい。
上記実施例においては最上流に位置する気筒の吸入口入
口のみに吸気加熱手段を設けたものであるが、決して一
個に限定されるものでなく、金気筒の吸入口の入口に吸
気加熱手段を設ける必要がないとの意味であって、上流
に位置する複数の気筒の吸入口に吸気加熱手段を設ける
ことは、本考案の技術思想に含まれるものである。
口のみに吸気加熱手段を設けたものであるが、決して一
個に限定されるものでなく、金気筒の吸入口の入口に吸
気加熱手段を設ける必要がないとの意味であって、上流
に位置する複数の気筒の吸入口に吸気加熱手段を設ける
ことは、本考案の技術思想に含まれるものである。
以上の構成によれば上流に位置する気筒のみに集中して
多くのエネルギーを注入できるので、十分な吸気加熱が
できるためその気筒の始動性と共に下流の気筒の始動性
も著しく向上し、電池が早期に過放電状態になることも
防止できるなど極めて大きな効果を発揮できるものであ
る。
多くのエネルギーを注入できるので、十分な吸気加熱が
できるためその気筒の始動性と共に下流の気筒の始動性
も著しく向上し、電池が早期に過放電状態になることも
防止できるなど極めて大きな効果を発揮できるものであ
る。
第1図は一つの気筒の断面図、第2図はカムの正面図、
第3図は弁リフトカーブを示す特性図、第4図は本考案
の実施例を示す平面図、第5図は他の実施例を示す平面
図である。 A−F・・・・・・気筒、1・・・・・・シリンダ、2
・・・・・ゼストン、3・・・・・・燃焼室、4・・・
・・・吸気弁、5・・・・・・排気弁、6・・・・・・
カム、6a、6b・・・・・・カムノーズ、9・・・・
・・吸気ロッカアーム、10・・・・・・排気ロッカア
ーム、11 v 11 a〜11 f ””吸気路、
12,12a〜12f・・・・・・排気路、13・・・
・・・吸気マニホールド、14,14a、14b・・・
・・・吸気加熱手段、15・・・・・・排気マニホール
ド、 17・・・・・・着火補助子 段。
第3図は弁リフトカーブを示す特性図、第4図は本考案
の実施例を示す平面図、第5図は他の実施例を示す平面
図である。 A−F・・・・・・気筒、1・・・・・・シリンダ、2
・・・・・ゼストン、3・・・・・・燃焼室、4・・・
・・・吸気弁、5・・・・・・排気弁、6・・・・・・
カム、6a、6b・・・・・・カムノーズ、9・・・・
・・吸気ロッカアーム、10・・・・・・排気ロッカア
ーム、11 v 11 a〜11 f ””吸気路、
12,12a〜12f・・・・・・排気路、13・・・
・・・吸気マニホールド、14,14a、14b・・・
・・・吸気加熱手段、15・・・・・・排気マニホール
ド、 17・・・・・・着火補助子 段。
Claims (1)
- 吸入行程終期から圧縮工程初期において開く機関用排気
弁を具備した多気筒4サイクル機関におイテ、排気マニ
ホールドのガスの流れの上流側に位置する一部の気筒の
燃焼室内に着火補助手段又は吸気口入口に吸気加熱手段
の少くとも一方を設けたことを特徴とする内燃機関の始
動促進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13620679U JPS609419Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 内燃機関の始動促進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13620679U JPS609419Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 内燃機関の始動促進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5654264U JPS5654264U (ja) | 1981-05-12 |
JPS609419Y2 true JPS609419Y2 (ja) | 1985-04-03 |
Family
ID=29367715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13620679U Expired JPS609419Y2 (ja) | 1979-10-03 | 1979-10-03 | 内燃機関の始動促進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609419Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS611656U (ja) * | 1984-06-10 | 1986-01-08 | マツダ株式会社 | デイ−ゼルエンジンの吸気装置 |
JP4635397B2 (ja) * | 2001-09-04 | 2011-02-23 | トヨタ自動車株式会社 | 多気筒内燃機関の気筒間egr運転方法 |
-
1979
- 1979-10-03 JP JP13620679U patent/JPS609419Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5654264U (ja) | 1981-05-12 |
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