JPS609390Y2 - エンジンのガバナ装置 - Google Patents

エンジンのガバナ装置

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Publication number
JPS609390Y2
JPS609390Y2 JP12719480U JP12719480U JPS609390Y2 JP S609390 Y2 JPS609390 Y2 JP S609390Y2 JP 12719480 U JP12719480 U JP 12719480U JP 12719480 U JP12719480 U JP 12719480U JP S609390 Y2 JPS609390 Y2 JP S609390Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
governor lever
lever
engine
weight
Prior art date
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Expired
Application number
JP12719480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5749530U (ja
Inventor
芳樹 山本
一利 岡本
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
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Publication of JPS5749530U publication Critical patent/JPS5749530U/ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンのガバナ装置に関し、エンジンが傾
斜した時、ガバナレバーの自重による揺動骨でガバナ装
置のガバナ特性が狂い出すのを防止することを目的とす
る。
従来、この種のガバナ装置は第3図に示すように、遠心
ボール式ガバナ20のガバナフォースAとガバナスプリ
ング21の張力との差力により、ガバナレバー22をそ
の下端を支点Pとして揺動させ、ガバナレバー22の先
端部に係合している燃料供給器(燃料噴射ポンプ)23
の供給量制御具(ラック)24の移動を制御するように
していた。
ところが、ガバナレバー22は下端部22aがエンジン
の固定壁25に揺動自在に枢支され、上方に立ち上る形
状であることから、エンジンが第3図のように右上向き
に傾斜すると、ガバナレバー22の自重で下端部22a
の枢支点Pを揺動中心としてガバナレバー22に、供給
量制御具24を燃料減量側に揺動させようとする分力F
1が生じ、エンジンの回転数を所定の回転数よりも低下
させる。
逆にエンジンが右下向きに傾斜するとガバナレバー22
の自重でガバナレバー22に供給量制御具24を燃料増
量側へ押すように働く分力が生じ、エンジンの回転を所
定の回転数よりも高回転にする。
どちらに傾いてもガバナ装置のガバナ特性がエンジンの
傾斜で狂ってしまう欠点があった。
本考案は上記欠点を解消するために提案されたもので、
ガバナレバーの自重でこれに生じるモーメントに釣合う
モーメントを生じるウェイトをガバナレバーに付設し、
エンジンの傾斜時でもガバナ特性が狂い出すことがない
ようにするものである。
以下本考案の実施例を図面に基き説明する。第1図はガ
バナ装置の周辺構造を示す一部を切除した正面図を示す
このガバナ装置TはエンジンEの側壁1に設けたポンプ
室2とギア室3とにわたって枢支したカム軸4の先端部
に、このカム軸4を駆動するカムギア5を固着し、カム
ギア5に遠心ボール式のガバナ6を内装しである。
そして、ガバナ6のカム軸4上の摺動でガバナレバー7
が左右に揺動するようになっている。
ガバナレバー7は下端部7aが固定壁8に設けた枢支ブ
ラケット9の支軸9aに揺動自在に枢支され、上端の出
力部分7bは水平に折曲った形に形成してあり、その出
力側部分7bのU形溝10に、ポンプ室2に上方から挿
入固着したフランジ形燃料噴射ポンプ(燃料供給器)1
1のラック(供給量制御具)12が係合する。
ガバナレバー7の折曲り部分7cにはガバナ6のガバナ
Aとは逆向きの張力を発生するガバナスプリング13が
アクセルレバ−14にわたってガバナレバー7を燃料増
量側へ押圧するように掛渡しである。
このように下端部7aを揺動自在に枢支し、出力側部分
7bが折曲った状態のガバナレバー7の重心点Gはガバ
ナレバー7の枢支点Pよりも後側に表われることから、
ガバナレバー7に枢支点Pを揺動中心として後側に倒そ
うとする力F1がモーメントとして働く。
このモーメントは従来例で説明したように、エンジンE
が傾斜するとそれにつれて大きくなり、ガバナ特性を狂
わせることから、このガバナレバー7の自重で生じるモ
ーメントに釣合う力F2のモーメントを発生するウェイ
トWがガバナレバー7の下端に取付けである。
即ち、ガバナレバー7の枢支点Pより下方に、ガバナレ
バー7の仮想中心1から右方へ角度θをもたせて延出し
た腕14の先端に固着しである。
このとき、腕14の長さ及び角度θとウェイトWの質量
はガバナレバー7に発生するモーメントに合せて適宜変
更される。
このようにガバナ装置Tのガバナレバー7を構成すると
、ガバナレバー7の形状やエンジンの傾斜でガバナレバ
ー7に生じるモーメントをウェイトWで発生するモーメ
ントが打消し合って釣合い、ガバナ特性が狂うことがな
くなる。
第2図に示すものは別実施例を示し、これは、ガバナレ
バー7の中間部に揺動枢支点Pを設けるとともに、下部
にウェイトWを設けた沿直保持棒15を前記揺動枢支点
Pに枢支させ、ガバナレバー7と沿直保持棒15の揺動
支点Pの上下三箇所をそれぞれスプリング16.16で
連結したものである。
本考案は以上に説明したように構成し作用するので次の
効果を奏する。
(イ)ガバナレバーの形状やエンジンの傾斜時に、ガバ
ナレバーの自重でガバナレバーに発生するモーメントを
、ガバナレバーに付設したウェイトで発生するモーメン
トで打消し合うので、高精度に調整さったガバナ特性を
狂わせることがなくなり、ガバナ特性を常に正確に維持
させることができる。
(ロ)しかも、その構造はガバナレバーにウェイトを付
設するだけの簡単な構造で済み、安価に実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はエンジンのガバナ装置の周辺構造を示す一部切
除正面図、第2図は別実施例の要部の正面図、第3図は
従来例を示す概略正面図である。 A・・・・・・ガバナフォース、E・・・・・・エンジ
ン、T・・・・・・ガバナ装置、W・・・・・・ウェイ
ト、6・・・・・・ガバナ、7・・・・・・ガバナレバ
ー、7b・・・・・・出力部、9b・・・・・・支軸、
11・・・・・・燃料供給器(燃料噴射ポンプ)、12
・・・・・・11の供給量制御具(ラック)、13・・
・・・・ガバナスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンEのガバナ装置Tのガバナレバー7を支軸9a
    に揺動自在に枢支し、ガバナレバー7の出力部7bを燃
    料供給器11の供給量制御具12に伝動係合させ、ガバ
    ナレバー7をガバナスプリング13で燃料増量側に弾圧
    するとともに、ガバナ6のガバナフォースAで燃料減量
    側に押圧し、この両者6.13の釣合でガバナレバー7
    を介して供給量制御具12を制御移動させるように構威
    し、支軸9aから見てガバナレバー7の出力部7b側の
    部分の自重によるモーメントに釣合うモーメントを出す
    ウェイトWをガバナレバー7に付設した事を特徴とする
    エンジンのがバナ装置。
JP12719480U 1980-09-05 1980-09-05 エンジンのガバナ装置 Expired JPS609390Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12719480U JPS609390Y2 (ja) 1980-09-05 1980-09-05 エンジンのガバナ装置

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Publication Number Publication Date
JPS5749530U JPS5749530U (ja) 1982-03-19
JPS609390Y2 true JPS609390Y2 (ja) 1985-04-03

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