JPS609387Y2 - 内燃機関の回転ダウン防止装置 - Google Patents

内燃機関の回転ダウン防止装置

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JPS609387Y2
JPS609387Y2 JP8810281U JP8810281U JPS609387Y2 JP S609387 Y2 JPS609387 Y2 JP S609387Y2 JP 8810281 U JP8810281 U JP 8810281U JP 8810281 U JP8810281 U JP 8810281U JP S609387 Y2 JPS609387 Y2 JP S609387Y2
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hydraulic
engine
oil
hydraulic cylinder
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JP8810281U
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Inventor
幸雄 河毛
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関の冷態運転時のハンチングならびに低
速運転時にクラッチ嵌入した場合における回転ダウンを
防止する装置に係り、更に詳しくは、ガバナ装置のテン
ションレバーに当接するアイドルサブスプリングを温度
センサおよびクラッチレバ−と連動した制御弁によって
制御される油圧作動筒の作動軸に連結し、機関冷態時な
らびにクラッチ嵌入時の何れによっても、前記アイドル
サブスプリングによってテンションレバーヲ燃料増方向
に押圧するようにした装置に関するものである。
ディーゼルエンジン等の内燃機関には、通常その出力軸
に加わる負荷の変動により、機関回転数が急激に変化す
るのを抑制するため、ガバナ装置が設けられている。
この種、内燃機関のガバナ装置としては、通常、第1図
に示した如く、カム軸1にピン2を中心として飛開揺動
自在のフライウェイト3が取付けられており、カム軸1
の回転数が上昇し、遠心力によりフライウェイト3が飛
開揺動すると、該フライウェイト3に押されたガイドブ
ツシュ4がベアリング5を介してシフタ6をスプリング
7の反発力に逆って矢印8の方向へ禅味上端がピン9に
より揺動可能に係着され、下端がピン1oによってシフ
タ6に係着されたがイドレバー11を右方向へ回動させ
る。
従ってガイドレバー11とピン12によって連結され、
下方の支点を中心に揺動自在のフローチンブレバー13
も右方向へ回動し、フローチンブレバー13とリンク1
4によって連結されたコントロールラック15が右方向
へ引張られる。
コントロールラック15は燃料噴射ポンプのピニオンと
噛合っており、コントロールラックカ右へ移動すると念
料噴射量が減少し、左へ押されると増量されるものであ
るから、上記フローチンブレバー13の右方向への回動
によって燃料噴射量が減少し、機関回転数が低下して機
関回転数が一定量に保たれる。
即ちこの機械係ではフライウェイト3の遠心力による推
力と、スプリング7の押圧力との釣合ったところで機関
回転数が一定に保たれるが、このバランスをくずして釣
合い位置を移動させるのがレギュレータハンドル16の
役目で、このレギュレータハンドル16を反時計方向に
回動させると同時に回動するスイベルレバー17にスプ
リング18を介して連結されたテンションレバー19が
ピン9を中心に左方向へ揺動し、このテンションレバー
19の下端はシフタ6と当接しているためフローチンブ
レバー13も左方向へ回動し、燃料増の方向に釣合い位
置が移行するようになっている。
ところが、上記構成のガバナ装置を備えた内燃機関にお
いても、機関冷態時には燃料の粘度が影響して燃料ポン
プのデリベリ−バルブでの吸い戻し量が多くなり、燃料
ポンプが不整噴射域に入ってハンチングを生じる外、内
燃機関によりクラッチを介して負荷機構を駆動する場合
に機関低速運転状態でクラッチを嵌入すると機関回転数
が著しく低下し、エンジンストップやハンチングの原因
となったりクラッチ部でのシャラ音あるいはガラ音と称
される異常音を生じるという問題を有していた。
なお、かかる内燃機関の回転不良の問題を克服するため
、従来のガバナ装置には、前記テンションレバー19近
傍のケーシング21に螺着したバネケース22によりア
イドルサブスプリング20を固定し、機関回転数が下っ
たとき、該アイドルサブスプリング20により前記テン
ションレバー19を燃料増方向に押圧するようにしてい
るが、従来のアイドルサブスプリング20は固定式であ
ったため、低速回転時の負荷変動に対する制御力に乏し
く、またアイドリング時間が長くなる関係から、現在の
内燃機関では、暖機運転時およびクラッチ嵌入時に運転
者が専ら自己の勘にたよってレギュレータハンドルを操
作することにより回転ダウンを防止せざるを得ないのが
実情であり、その早急な改善が切望されている。
本考案は、かかる従来の内燃機関が有していた欠点を解
消すべくなされたもので、機関低回転時にガバナ装置の
テンションレバーと当接するアイドルサブスプリングを
油圧作動筒の作動軸に連結し、該油圧作動筒と油圧源と
の間の油圧回路に、機関冷態時ならびにクラッチ嵌入時
のいずれによっても開弁する制御弁機構を設け、該弁機
構により前記油圧作動筒への油圧供給を制御することに
より、機関冷態時ならびにクラッチ嵌入時のいずれにお
いても前記アイドルサブスプリングを燃料噴射量が増加
する方向へ自動的に移動させるようにした構成を特徴と
するものである。
以下、本考案の具体的内容を添付図面に示す実施例を参
照しつつ詳細に説明する。
第2図は、本考案の回転ダウン防止装置の一実施例をそ
の油圧制御回路と共に図示した概要断面図であって、図
において、23は、前記第1図の如きガバナ装置におけ
るガバナケース21のテンションレバ−19近傍位置に
固定ナツト24を介して固着してなる油圧作動筒であっ
て、該油圧作動筒23の内室にシールリング25.25
を介して摺動可能に挿設されたピストン26には、先端
に前記テンションレバー19と当接するアイドルサブス
プリング20を固着したバネ受は部27を有し、かつ、
その中間部がOリング28を介して前記固定ナツト24
の中心孔29に挿通された作動軸30の後端側ねじ部3
1が螺着されている。
また、図中32は、上記作動軸30のねじ部31にロッ
クナツト33により位置調整可能に螺着され、作動軸3
0の矢印X方向の移動量を規制する作動ストローク調整
ナツトであって、該調整ナツト32と前記固定ナツト2
4との間には、油圧作動筒23に設けた作動油流入ポー
ト34から注入される作動油の圧力に抗してピストン2
6を矢印Y方向に付勢する圧縮スプリング35が介装さ
れている。
36は、上記構成の油圧作動筒23に対し、機関冷態時
に作動油を供給するための切換弁であって、該切換弁3
6は、その本体37が仕切壁38によって、弁室39と
ソレノイド室40とに分画され、該ソレノイド室40に
収設したソレノイド41が、機関に付設した温度センサ
Sおよびバッテリ電源Bと直列に結線さている。
また、他方の弁室39側には、Oリング42.42を介
して揺動可能に弁体43が収設され、該弁体43に突設
したロッド44は、前記仕切壁38を貫通してソレノイ
ド室40側に突出し、その先端部分に前記ソレノイド4
1と間隙1を存して着磁片45を備えている。
弁体43は、その外周に作動油案内溝43aを有してお
り、該案内溝43aを介して、本体37に設けたポート
45に対し油圧源Pに通じるポート46又は戻し孔47
を選択的に連通させるようになっていると共に、前記仕
切壁38との間に介装した圧縮スプリング48により左
方向に付勢されている。
また、切換弁本体37に設けたドレン孔49゜50は夫
々配管51を介して作動油貯留部下に連絡されている。
一方、図中、52は機関のクラッチレバ−と連動する流
路切換弁で、該切換弁52は弁外筒53内に、十字状の
交差油孔54,55を備えた弁体56を嵌着し、該本体
56にクラッチレバ−を連結したもので、弁外筒53に
は、2点鎖線で示す前進状態および後進状態に弁体56
を傾けたとき油孔54に連通する油路57,58が設け
られ、該油路57,58が前記油圧作動筒23のポート
34と配管59により連絡されていると共に、油孔55
は、常時油路60を介して油圧源であるオイルポンプP
と連通している。
また、中立状態で油孔55と連通する油路61は、中間
に絞り弁62を設けた配管63を介して前記切換弁36
側の戻し孔47に接続され、更に弁外筒53下部の油路
64は前記作動油貯留部Tに対して配管65により連通
している。
本考案の回転ダウン防止装置は叙上の如き構成を有する
もので、次にその作用を説明すると、先ず、機関冷態時
において、潤滑油の温度あるいは清水温度が一定値以下
であるときは、温度センサーSが、これを検知してその
接点が閉鎖し、切換弁36の電磁ソレノイド41が励磁
されると、該ソレノイド41が弁体43と一体の着磁片
45を引き付け、該弁体43を圧縮スプリング48に抗
して右方向へ移動させ、油溝43aによりポート45.
46が連通ずるため、オイルポンプPから吐出された作
動油は配管59から油圧作動筒23のポート34に圧送
され、ピストン26およヒ作動軸30を矢印X方向に強
制摺動させることにより、これによってばね受は部27
に固着したアイドルサブスプリング20がテンションレ
バー19を押圧して、該テンションレバー19を燃料増
方向に傾動させ、機関回転数を通常のアイドリング回転
数より高く保ち、機関が早期に暖機されると共に、ハン
チングが未然に防止される。
このようにして機関温度が上昇すると温度センサーSの
接点が開き、ソレノイド41への通電が停止してツレメ
イド41の励磁が解かれるため、切換弁36の弁体43
が圧縮スプリング48の弾力によって左方に復帰腰油圧
作動筒23内の作動油が圧縮スプリング35に押されて
摺動するピストン26の作用によりポート34→配管5
9→切換弁ポート45→油R43a→戻し孔47→配管
63→絞り弁62→油路61→油孔55,54→油路6
4→配管65の順路を経て作動油貯留部Tに戻される。
従って油圧作動筒23のピストン26が矢印Y方向に摺
動すると、これに連結したアイドルスプリング20のテ
ンションレバー19に対する押圧力が低下するため、テ
ンションレバー19が燃料噴射量減少方向(右方向)に
回動し、機関は通常のアイドリング回転数に復帰する。
また、クラッチレバ−を操作して、クラッチを嵌入する
場合、即ちクラッチレバ−に連動した切換弁52の弁体
56が前進又は後進のいずれかに傾動した場合は、油圧
源Pから油路60に供給さされる作動油が油孔55,5
4→油路57〔又は油路58〕→配管59を経て油圧作
動筒23に圧送され、ピストン26を矢印Xの方向に摺
動させるため、前記切換弁36による場合と同様にテン
ションレバー19がアイドルサブスプリング20によっ
て熱料噴射量増方向に回動付勢され、機関回転数が上昇
して、クラッチ嵌入に伴う回転ダウンを防止し、クラッ
チ部での異常音発生が抑止されることになる。
更に、クラッチレバ−を中立位置に戻すことにより切換
弁52の弁体56が中立位置になると、切換弁52の油
路61と油路64とが油孔55および54を介して連通
した状態となり、油圧ポンプPからの圧油は油孔55,
54を経て貯溜部Tに戻され、油圧作動筒23内の圧油
も配管59から切換弁ポート45→油R43a→戻し孔
47→配管63→絞り弁62→油路61→油孔55,5
4→油路64→配管65の順路を経て貯溜部に逃げるた
め、作動軸30は圧縮スプリング35に押されて矢印Y
方向に移動し、テンションレバー19がクラッチ位置に
戻ることになる。
なお、上記実施例においては油圧作動筒23への圧油供
給制御を行う制御弁機構として切換弁36および切換弁
52を接続した油圧回路を用いているが、制御弁機構の
態様は、これに限定されるものではなく、例えば、第3
図に示す如く温度センサSによって摺動する弁体43を
備えた切換弁36を油圧作動筒23と油圧源Pとの間に
介設し、クラッチ嵌入時にクラッチレバ−Lと連動する
カム66の凸部66a、66bにより弁体43をバネ4
8に抗して開弁方向に移動させ、機関冷態時ならびにク
ラッチ嵌入時にテンションレバー19を燃料増方向に回
動付勢することも可能である。
また、油圧作動筒23によるアイドルサブスプリング2
0の突出量は調整ナツト32およびロックナツト33の
位置調整によって容易に変更することが出来る。
以上述べた如く、本考案の回転ダウン防止装置はガバナ
装置のテンションレバーを燃料増方向に付勢するアイド
ルサブスプリングを油圧作動筒の作動軸に連結し、該油
圧作動筒に機関冷態時ならびにクラッチ嵌入時のいずれ
においても圧油を供給して、前記アイドルサブスプリン
グをテンションレバー押圧力向に移動させ機関回転数を
自動的に上昇させるようにしたものであるから、従来の
内燃機関の如く、機関冷態時においてハンチングを生じ
たり、クラッチ嵌入時にエンジンストップやハンチング
を起したり、また、これに伴ってクラッチ部で異常音が
発生したりする事態が未然に防止されると共に、暖機時
間が大巾に短縮されるというすぐれた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のガバナ機構の側断面図、第2図は、本
考案の回転ダウン防止装置の一例を油圧制御回路と共に
表わした断面概要図、第3図は、本考案の他の実施例を
示す概要図である。 19・・・・・・テンションレバー、20・・・・・・
アイドルサブスプリング、23・・・・・・油圧作動筒
、30・・・・・・作動軸、36,52・・・・・・切
換弁(制御弁機構)、P・・・・・・油圧源、S・・・
・・・温度センサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガバナ装置のテンションレバーに当接シてアイドリング
    時の機関回転数を決定するアイドルサブスプリングを備
    えた内燃機関の回転数調整装置において、前記テンショ
    ンレバーの近傍に作動油を供給したとき燃料増方向に移
    動する作動軸を備えた油圧作動筒を設け、該油圧作動筒
    の作動軸に前記アイドルサブスプリングを連結すると共
    に、前記油圧作動筒と油圧源とを連絡する油圧回路に機
    関冷態時ならびにクラッチ嵌入時の何れによっても前記
    油圧作動筒に圧油を供給する制御弁機構を設けたことを
    特徴とする内燃機関の回転ダウン防止装置。
JP8810281U 1981-06-15 1981-06-15 内燃機関の回転ダウン防止装置 Expired JPS609387Y2 (ja)

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JP8810281U JPS609387Y2 (ja) 1981-06-15 1981-06-15 内燃機関の回転ダウン防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS57200630U JPS57200630U (ja) 1982-12-20
JPS609387Y2 true JPS609387Y2 (ja) 1985-04-03

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