JPS609220A - スイツチング素子の制御回路 - Google Patents
スイツチング素子の制御回路Info
- Publication number
- JPS609220A JPS609220A JP58116481A JP11648183A JPS609220A JP S609220 A JPS609220 A JP S609220A JP 58116481 A JP58116481 A JP 58116481A JP 11648183 A JP11648183 A JP 11648183A JP S609220 A JPS609220 A JP S609220A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- overcurrent
- output
- switching element
- bias voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/08—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
- H03K17/082—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit
- H03K17/0826—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage by feedback from the output to the control circuit in bipolar transistor switches
Landscapes
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、スイッチング素子をオン、オフ制御する制
御回路に関する。
御回路に関する。
従来、スイッチング素子のオン、オフ制御回路には、ス
イッチング素子のオン、オフのスイッチング損失を低減
させるため、スイッチング素子のオン、オフの遷移時間
を短縮する回路が組込まれている。例えば、第1図は、
オフのスイ・ノチング時間を短くした従来のスイッチン
グ素子の制御回路の原理図である。スイッチング素子で
あるパワートランジスタQ1のベース−エミッタ間には
、順バイアス電圧および逆バイアス電圧を印加するため
の順バイアス回路および逆バイアス回路が設けられてい
る。順バイアス回路のスイッチS1および逆バイアス回
路のスイッチS2は、図示してない回路で交互にオン、
オフ制御される。
イッチング素子のオン、オフのスイッチング損失を低減
させるため、スイッチング素子のオン、オフの遷移時間
を短縮する回路が組込まれている。例えば、第1図は、
オフのスイ・ノチング時間を短くした従来のスイッチン
グ素子の制御回路の原理図である。スイッチング素子で
あるパワートランジスタQ1のベース−エミッタ間には
、順バイアス電圧および逆バイアス電圧を印加するため
の順バイアス回路および逆バイアス回路が設けられてい
る。順バイアス回路のスイッチS1および逆バイアス回
路のスイッチS2は、図示してない回路で交互にオン、
オフ制御される。
以上の構成においてスイッチS1がオンすると、パワー
トランジスタQlのベースーエミ・ツタ間には、直流電
源E1の電圧が抵抗R1を介して順バイアス電圧として
、第2図(a)に示すように印加される。ベースーエミ
ソタ間に順バイアス電圧が印加されると、第2図(c)
に示すようにベース電流が流れてパワートランジスタQ
1はオンし、第2図(d)に示す波形のコレクタ電流が
流れる。スイッチS1のオフと同時にスイッチS2がオ
ンすると、パワートランジスタQ1のベース−エミッタ
間には、第2図(b)に示す逆バイアス電圧が印加され
る。スイッチS1のオフによって順バイアス電圧が解除
されても素子内の残留電荷が完全に消滅するまでパワー
トランジスタQ1は、能動領域から遮断領域に移行する
遷移領域にある。この遷移領域時にベース−エミッタ間
に逆バイアス電圧が印加されると、第2図(c)に示す
波形のようにベースーエミッタ間に短時間逆電流が流れ
る。この逆電流によって残留電荷が強制的に消滅して、
パワートランジスタQ1は短時間で遮断領域に移行する
。すなわち、逆バイアス電圧によって、第2図(d)に
示す波形のようにパワートランジスタQ1のコレクタ電
流を急速遮断させるものである。また、順バイアス電圧
が印加されている第2図(a)に示ずt1時に、パワー
トランジスタQ1のコレクターエミッタ間に接続されて
いる負荷の短絡等によって過電流が流入すると、パワー
トランジスタQ1の出力線に設けられた図示しない過電
流検出器の出力によってスイッチS1を開放するととも
にスイッチS2を投入して、通常動作時と同じ値の逆バ
イアス電圧を印加することによりオン−オフ遷移動作の
短絡安全動作領域(以下、安全動作領域を単にASOと
いう。)の許容時間(数10μ5ec)以内に残留電荷
のストレージ時間を減少させて、パワートランジスタQ
1が高速に遮断するように動作させるところがパワート
ランジスタQ1の安全動作許容値を規定する特性には、
一般に、上記の短絡ASOの他、ベース−エミッタ間に
順バイアス電圧を印加したときの安全動作領域を示ず順
バイアスASO(第3図の実線)と、逆バイアス電圧を
印加したときの安全動作領域を示す逆バイアスASO(
第3図の破線)とがある。このうち、逆バイアスASO
の観点からパワートランジスタQ1の負荷短絡時動作を
考えた場合、コレクタ電流1cが(ハ)の位置にあると
きは、通當時と同じ値の逆バイアス電圧を印加しても(
ロ)の遮断位置まで遷移する曲線は逆バイアスASOの
許容範囲内であるので、パワートランジスタQ1が破壊
されるという心配はない。しかしながら、短絡時に供給
される逆バイアスペース電流が図の1b(n)の大きさ
に設定され、且つ短絡コレクタ電流1cが(イ)の位置
るあるときは、通當時と同じ値の逆バイアス電圧を印加
すると、(ロ)の遮断位置まで遷移する曲線が(ト)の
位置で逆バイアスASOを外れてしまい、パワートラン
ジスタQ1が瞬時にして破壊されてしまう欠点があった
。
トランジスタQlのベースーエミ・ツタ間には、直流電
源E1の電圧が抵抗R1を介して順バイアス電圧として
、第2図(a)に示すように印加される。ベースーエミ
ソタ間に順バイアス電圧が印加されると、第2図(c)
に示すようにベース電流が流れてパワートランジスタQ
1はオンし、第2図(d)に示す波形のコレクタ電流が
流れる。スイッチS1のオフと同時にスイッチS2がオ
ンすると、パワートランジスタQ1のベース−エミッタ
間には、第2図(b)に示す逆バイアス電圧が印加され
る。スイッチS1のオフによって順バイアス電圧が解除
されても素子内の残留電荷が完全に消滅するまでパワー
トランジスタQ1は、能動領域から遮断領域に移行する
遷移領域にある。この遷移領域時にベース−エミッタ間
に逆バイアス電圧が印加されると、第2図(c)に示す
波形のようにベースーエミッタ間に短時間逆電流が流れ
る。この逆電流によって残留電荷が強制的に消滅して、
パワートランジスタQ1は短時間で遮断領域に移行する
。すなわち、逆バイアス電圧によって、第2図(d)に
示す波形のようにパワートランジスタQ1のコレクタ電
流を急速遮断させるものである。また、順バイアス電圧
が印加されている第2図(a)に示ずt1時に、パワー
トランジスタQ1のコレクターエミッタ間に接続されて
いる負荷の短絡等によって過電流が流入すると、パワー
トランジスタQ1の出力線に設けられた図示しない過電
流検出器の出力によってスイッチS1を開放するととも
にスイッチS2を投入して、通常動作時と同じ値の逆バ
イアス電圧を印加することによりオン−オフ遷移動作の
短絡安全動作領域(以下、安全動作領域を単にASOと
いう。)の許容時間(数10μ5ec)以内に残留電荷
のストレージ時間を減少させて、パワートランジスタQ
1が高速に遮断するように動作させるところがパワート
ランジスタQ1の安全動作許容値を規定する特性には、
一般に、上記の短絡ASOの他、ベース−エミッタ間に
順バイアス電圧を印加したときの安全動作領域を示ず順
バイアスASO(第3図の実線)と、逆バイアス電圧を
印加したときの安全動作領域を示す逆バイアスASO(
第3図の破線)とがある。このうち、逆バイアスASO
の観点からパワートランジスタQ1の負荷短絡時動作を
考えた場合、コレクタ電流1cが(ハ)の位置にあると
きは、通當時と同じ値の逆バイアス電圧を印加しても(
ロ)の遮断位置まで遷移する曲線は逆バイアスASOの
許容範囲内であるので、パワートランジスタQ1が破壊
されるという心配はない。しかしながら、短絡時に供給
される逆バイアスペース電流が図の1b(n)の大きさ
に設定され、且つ短絡コレクタ電流1cが(イ)の位置
るあるときは、通當時と同じ値の逆バイアス電圧を印加
すると、(ロ)の遮断位置まで遷移する曲線が(ト)の
位置で逆バイアスASOを外れてしまい、パワートラン
ジスタQ1が瞬時にして破壊されてしまう欠点があった
。
この発明の上記の欠点に鑑みなされたもので、過電流検
出器が過電流を検出したときスイッチング素子を保護す
るため逆バイアスASOを越える逆バイアス電圧の印加
を制限して、スイッチング素子を保護する制御回路の提
供を目的とする。
出器が過電流を検出したときスイッチング素子を保護す
るため逆バイアスASOを越える逆バイアス電圧の印加
を制限して、スイッチング素子を保護する制御回路の提
供を目的とする。
この発明は要約すれば、スイッチング素子のオン時に過
電流を検出したとき、順バイアス回路をオフするととも
に、逆バイアス回路で形成する逆バイアス電圧をスイッ
チング素子のオン−オフ遷移動作が逆バイアスASO内
に入る電圧に設定する過電流時バイアス制御回路を設け
たことを特徴とする。
電流を検出したとき、順バイアス回路をオフするととも
に、逆バイアス回路で形成する逆バイアス電圧をスイッ
チング素子のオン−オフ遷移動作が逆バイアスASO内
に入る電圧に設定する過電流時バイアス制御回路を設け
たことを特徴とする。
以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
る。
第4図はこの発明の実施例であるスイ・ノチング素子の
制御回路のブロック図である。スイッチング素子である
パワートランジスタQ1のベースには、従来のスイッチ
ング素子制御回路と同様、スイッチS1.S2のオンに
よって、それぞれ順バイアス電圧、逆バイアス電圧が供
給される。スイッチS1およびS2のオン、オフ制御は
、論理回路および増幅器によって構成された過電流時バ
イアス制御aU回路1によって行われる。パワートラン
ジスタQ1のコレクタ側の出力線には、過電流を検出す
るための過電流検出器2が設けられている。過電流検出
器2の出力は、過電流時バイアス制御回路1のノア回路
10の一方の入力端子に入力される。ノア回路10の他
方の入力端子には、制御パルスの反転信号である停止信
号が入力される。ノア回路10の出力は、一方が制御パ
ルスの入力端子であるアンド回路11の他方の入力端子
に人力される。アンド回路11の“1”、“0”の出力
は、増幅器12を介してスイッチS1のオン、オフの制
御出力となる。一方、過電流検出器2の出力は、反転器
13を介してアンド回路15の一方の入力端子にも導か
れている。アンド回路15の他方の入力端子には、アン
ド回路11の出力が反転器14を介して入力されており
、このアンド回路15の“0”、”1”の出力は、増幅
器16を介してスイッチS2のオフ、オンの制御出力と
なる。
制御回路のブロック図である。スイッチング素子である
パワートランジスタQ1のベースには、従来のスイッチ
ング素子制御回路と同様、スイッチS1.S2のオンに
よって、それぞれ順バイアス電圧、逆バイアス電圧が供
給される。スイッチS1およびS2のオン、オフ制御は
、論理回路および増幅器によって構成された過電流時バ
イアス制御aU回路1によって行われる。パワートラン
ジスタQ1のコレクタ側の出力線には、過電流を検出す
るための過電流検出器2が設けられている。過電流検出
器2の出力は、過電流時バイアス制御回路1のノア回路
10の一方の入力端子に入力される。ノア回路10の他
方の入力端子には、制御パルスの反転信号である停止信
号が入力される。ノア回路10の出力は、一方が制御パ
ルスの入力端子であるアンド回路11の他方の入力端子
に人力される。アンド回路11の“1”、“0”の出力
は、増幅器12を介してスイッチS1のオン、オフの制
御出力となる。一方、過電流検出器2の出力は、反転器
13を介してアンド回路15の一方の入力端子にも導か
れている。アンド回路15の他方の入力端子には、アン
ド回路11の出力が反転器14を介して入力されており
、このアンド回路15の“0”、”1”の出力は、増幅
器16を介してスイッチS2のオフ、オンの制御出力と
なる。
次に、以上のように構成されたスイッチング素子の制御
回路の動作を、第5図のタイムチャートを参照して説明
する。第5図のタイムチャートは、第4図番部(a ”
−i )における信号状態を表すもである。第4図にお
いて、第5図(a)に示す制御パルスがアンド回路11
の一方の入力端子に入力すると、過電流検出器2および
停止信号の出力が0”でノア回路10は出力“l”を導
出しているため、アンド回路11の出力は1”となる。
回路の動作を、第5図のタイムチャートを参照して説明
する。第5図のタイムチャートは、第4図番部(a ”
−i )における信号状態を表すもである。第4図にお
いて、第5図(a)に示す制御パルスがアンド回路11
の一方の入力端子に入力すると、過電流検出器2および
停止信号の出力が0”でノア回路10は出力“l”を導
出しているため、アンド回路11の出力は1”となる。
アンド回路11の出力“1”は、増幅器12によってス
イッチS1をオンさせる。スイッチS1のオンは、パワ
ートランジスタQlのベース−′エミッタ間に抵抗R1
を介して直流電源Elの電圧を順バイアス電圧として印
加し、パワートランジスタQ1をオンさせる。制御パル
スが0″になり停止信号が第5図(b)に示すように“
1”になると、アンド回路11の出力は“θ″となって
スイッチS1をオフし、パワートランジスタQ1の順バ
イアス゛電圧を解除する。アンド回路11の出力が“0
゛になると、反転器14の出力は“1″になり、アンド
回路15の出力を“1”にしてスイッチS2をオンさせ
る。スイッチS2のオンは、抵抗R2を介して直流電源
E2の電圧をパワートランジスタQlのベース−エミッ
タ間に逆バイアス電圧として印加する。逆バイアス電圧
の印加は、第5図(i)に示す波形のような逆電流をベ
ースーエミソタ間に流入させる。この逆電流によって素
子内の残留電荷が強制的に消滅して、パワートランジス
タQ1は急速遮断する。ここでアンド回路11の出力“
1”を導出している第5図(a)のti時に突然パワー
トランジスタQ1のコレクタに過電流が流入すると、過
電流検出器2の出力は第5図(C)に示すように1”に
なってノア回路10の出力を“O”にする。これによっ
てアンド回路11の出力は第5図(e)に示すように“
0”になる。アンド回路11の出力が0″になると、制
御パルスが“1″でもスイッチS1はオフして、順バイ
アス電圧が解除される。一方、過電流検出器2の出力“
1”は、第5図(g)で示すように反転器13の出力を
“0”にするので、反転器14の出力は“I”であって
もアンド回路15の出力を第5図(h)で示すように“
0”状態に保持する。すなわち、過電流検出器2で過電
流を検出されると、制御パルスの“1”、“0”にかか
わらずスイッチSlをオフするだけでスイッチS2をオ
ンして逆バイアス電圧を印加しない。したがって、パワ
ートランジスタQ1に流入した過電流の大きさが第3図
の(イ)に示す位置にあったとしても、逆バイアス電圧
を印加しないことからパワーI・ランジスタQlのAs
Oは実線で示された順バイアスASOとなり、それ故一
点鎖線のように遷移して(ロ)の完全遮断状態になる途
中に素子が破壊されることはない。
イッチS1をオンさせる。スイッチS1のオンは、パワ
ートランジスタQlのベース−′エミッタ間に抵抗R1
を介して直流電源Elの電圧を順バイアス電圧として印
加し、パワートランジスタQ1をオンさせる。制御パル
スが0″になり停止信号が第5図(b)に示すように“
1”になると、アンド回路11の出力は“θ″となって
スイッチS1をオフし、パワートランジスタQ1の順バ
イアス゛電圧を解除する。アンド回路11の出力が“0
゛になると、反転器14の出力は“1″になり、アンド
回路15の出力を“1”にしてスイッチS2をオンさせ
る。スイッチS2のオンは、抵抗R2を介して直流電源
E2の電圧をパワートランジスタQlのベース−エミッ
タ間に逆バイアス電圧として印加する。逆バイアス電圧
の印加は、第5図(i)に示す波形のような逆電流をベ
ースーエミソタ間に流入させる。この逆電流によって素
子内の残留電荷が強制的に消滅して、パワートランジス
タQ1は急速遮断する。ここでアンド回路11の出力“
1”を導出している第5図(a)のti時に突然パワー
トランジスタQ1のコレクタに過電流が流入すると、過
電流検出器2の出力は第5図(C)に示すように1”に
なってノア回路10の出力を“O”にする。これによっ
てアンド回路11の出力は第5図(e)に示すように“
0”になる。アンド回路11の出力が0″になると、制
御パルスが“1″でもスイッチS1はオフして、順バイ
アス電圧が解除される。一方、過電流検出器2の出力“
1”は、第5図(g)で示すように反転器13の出力を
“0”にするので、反転器14の出力は“I”であって
もアンド回路15の出力を第5図(h)で示すように“
0”状態に保持する。すなわち、過電流検出器2で過電
流を検出されると、制御パルスの“1”、“0”にかか
わらずスイッチSlをオフするだけでスイッチS2をオ
ンして逆バイアス電圧を印加しない。したがって、パワ
ートランジスタQ1に流入した過電流の大きさが第3図
の(イ)に示す位置にあったとしても、逆バイアス電圧
を印加しないことからパワーI・ランジスタQlのAs
Oは実線で示された順バイアスASOとなり、それ故一
点鎖線のように遷移して(ロ)の完全遮断状態になる途
中に素子が破壊されることはない。
第6図は、この発明の他の実施例のブロック図である。
この実施例が先に示した第4図の実施例と太き(異なる
点は、逆バイアス回路が通常動作時の逆バイアス電圧を
印加するためのスイッチS2と、過電流検出時の逆バイ
アス電圧を印加するためのスイッチS3とを有すること
である。直列に接続されたスイッチS2と抵抗R2との
両端には、スイッチS3と抵抗R3との直列回路が接続
されている。逆バイアス電圧の電圧値を設定するための
抵抗R2およびR3の抵抗値は、R2くくR3の関係に
ある。抵抗R3の抵抗値は、逆バイアス電圧印加時のベ
ース電流を十分に小さくして・第3図に示すように逆バ
イアスASOの範囲を(ニ)(ホ)(へ)まで拡張する
値に設定されている。以上の構成において、過電流を検
出しない通常動作時は、増幅器12.16の増幅出力に
よってスイッチSl、S2を交互にオン、オフして、順
バイアス電圧および逆バイアス電圧を交互にパワートラ
ンジスタQ1のベース−エミッタ間に印加する。今、第
7図のタイムチャートに示すように制御パルスの出力が
1″のt1時に過電流検出器が過電流を検出すると、ス
イッチs1を直ちにオフして順バイアス電圧を解除する
とともに、増幅器17の出力によってスイッチs3をオ
ンして第7図Ce) に示すような逆バイアス電圧を印
加する。そうすると、過電流の大きさが第3図(イ)の
位置にあっても、逆バイアスASOは(ニ) (ホ)
(へ)まで拡張されているから、一点鎖線のように遷移
しても途中で逆バイアスASOの境界線を横切って素子
を破壊してしまうことがない。しかも逆バイアスASO
内の逆バイアス電圧がベース−エミッタ間に印加されて
いるので、パワートランジスタQ1のオン状態からオフ
状態に移行するときのストレージ時間が短縮されて、短
絡ASOの限界時間以下の余裕のある安全圏内でパワー
トランジスタQ1を急速遮断できる。
点は、逆バイアス回路が通常動作時の逆バイアス電圧を
印加するためのスイッチS2と、過電流検出時の逆バイ
アス電圧を印加するためのスイッチS3とを有すること
である。直列に接続されたスイッチS2と抵抗R2との
両端には、スイッチS3と抵抗R3との直列回路が接続
されている。逆バイアス電圧の電圧値を設定するための
抵抗R2およびR3の抵抗値は、R2くくR3の関係に
ある。抵抗R3の抵抗値は、逆バイアス電圧印加時のベ
ース電流を十分に小さくして・第3図に示すように逆バ
イアスASOの範囲を(ニ)(ホ)(へ)まで拡張する
値に設定されている。以上の構成において、過電流を検
出しない通常動作時は、増幅器12.16の増幅出力に
よってスイッチSl、S2を交互にオン、オフして、順
バイアス電圧および逆バイアス電圧を交互にパワートラ
ンジスタQ1のベース−エミッタ間に印加する。今、第
7図のタイムチャートに示すように制御パルスの出力が
1″のt1時に過電流検出器が過電流を検出すると、ス
イッチs1を直ちにオフして順バイアス電圧を解除する
とともに、増幅器17の出力によってスイッチs3をオ
ンして第7図Ce) に示すような逆バイアス電圧を印
加する。そうすると、過電流の大きさが第3図(イ)の
位置にあっても、逆バイアスASOは(ニ) (ホ)
(へ)まで拡張されているから、一点鎖線のように遷移
しても途中で逆バイアスASOの境界線を横切って素子
を破壊してしまうことがない。しかも逆バイアスASO
内の逆バイアス電圧がベース−エミッタ間に印加されて
いるので、パワートランジスタQ1のオン状態からオフ
状態に移行するときのストレージ時間が短縮されて、短
絡ASOの限界時間以下の余裕のある安全圏内でパワー
トランジスタQ1を急速遮断できる。
以上のようにこの発明によれば、スイッチング素子のオ
ン時に過電流を検出したとき、順バイアス回路をオフす
るとともに、逆バイアス回路で形成する逆バイアス電圧
をスイッチング素子のオン−オフ遷移動作が逆バイアス
ASO内に入る電圧に設定する過電流時バイアス制御回
路を設けたので、J it 流検出時に逆バイアス電圧
によってスイッチング素子が破壊するのを確実に防止す
ることができる。
ン時に過電流を検出したとき、順バイアス回路をオフす
るとともに、逆バイアス回路で形成する逆バイアス電圧
をスイッチング素子のオン−オフ遷移動作が逆バイアス
ASO内に入る電圧に設定する過電流時バイアス制御回
路を設けたので、J it 流検出時に逆バイアス電圧
によってスイッチング素子が破壊するのを確実に防止す
ることができる。
第1図は従来のスイッチング素子制御回路の原理図、第
2図は第1図に示す制御回路の動作を示すタイムチャー
ト、第3図はパワートランジスタの安全動作領域曲線を
示す図、第4図はこめ発明の実施例であるスイッチング
素子の制御回路のブロック図、第5図は第4図に示す制
御回路の動作を示すタイムチャート、第6図はこの発明
の他の実施例のブロック図、第7図は第6図に示す制御
回路の動作を示すタイムチャートである。 l−過電流時バイアス制御回路、 2−過電流検出器、 Ql−パワートランジスタ(スイッチング素子)、31
.S2−スイッチ。 出願人 株式会社三社電機製作所 代理人 弁理士 小森久夫
2図は第1図に示す制御回路の動作を示すタイムチャー
ト、第3図はパワートランジスタの安全動作領域曲線を
示す図、第4図はこめ発明の実施例であるスイッチング
素子の制御回路のブロック図、第5図は第4図に示す制
御回路の動作を示すタイムチャート、第6図はこの発明
の他の実施例のブロック図、第7図は第6図に示す制御
回路の動作を示すタイムチャートである。 l−過電流時バイアス制御回路、 2−過電流検出器、 Ql−パワートランジスタ(スイッチング素子)、31
.S2−スイッチ。 出願人 株式会社三社電機製作所 代理人 弁理士 小森久夫
Claims (1)
- (1) スイッチング素子のベースに対し順バイアス電
圧を印加する順バイアス回路および逆バイアス電圧を印
加する逆バイアス回路を有し、制御パルスのオン、オフ
に応じて前記順バイアス回路と逆バイアス回路とを交互
にオン、オフし、前記スイッチング素子のオン時に過電
流を検出したとき前記スイッチング素子を強制オフする
ようにしたスイッチング素子の制御回路において、前記
スイッチング素子のオン時に過電流を検出したとき、前
記順バイアス回路をオフするとともに、前記逆バイアス
回路で形成する逆バイアス電圧を前記スイッチング素子
のオン−オフ遷移動作が逆バイアス安全動作領域内に入
る電圧に設定する過電流時バイアス制御回路を設けたこ
とを特徴とするスイッチング素子の制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58116481A JPS609220A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | スイツチング素子の制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58116481A JPS609220A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | スイツチング素子の制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS609220A true JPS609220A (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=14688172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58116481A Pending JPS609220A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | スイツチング素子の制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020178418A (ja) * | 2019-04-16 | 2020-10-29 | 株式会社デンソー | スイッチの駆動回路 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS438084Y1 (ja) * | 1966-05-18 | 1968-04-11 | ||
JPS57107632A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-05 | Toshiba Corp | Switching circuit |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP58116481A patent/JPS609220A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS438084Y1 (ja) * | 1966-05-18 | 1968-04-11 | ||
JPS57107632A (en) * | 1980-12-24 | 1982-07-05 | Toshiba Corp | Switching circuit |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020178418A (ja) * | 2019-04-16 | 2020-10-29 | 株式会社デンソー | スイッチの駆動回路 |
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