JPS60916B2 - 化粧シ−ト乃至板 - Google Patents

化粧シ−ト乃至板

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Publication number
JPS60916B2
JPS60916B2 JP14572980A JP14572980A JPS60916B2 JP S60916 B2 JPS60916 B2 JP S60916B2 JP 14572980 A JP14572980 A JP 14572980A JP 14572980 A JP14572980 A JP 14572980A JP S60916 B2 JPS60916 B2 JP S60916B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
paper
decorative sheet
impregnated
decorative
Prior art date
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Expired
Application number
JP14572980A
Other languages
English (en)
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JPS5770658A (en
Inventor
二郎 杉本
利雄 石王丸
幸夫 玉島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP14572980A priority Critical patent/JPS60916B2/ja
Publication of JPS5770658A publication Critical patent/JPS5770658A/ja
Publication of JPS60916B2 publication Critical patent/JPS60916B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属箔を使用した熱硬化性樹脂イ劫鮭シートを
含む熱硬化性樹脂化粧シートに可榛性を賦与し、常温下
でも曲面加工可能とした化粧シートを得るために、コア
ー層最下部のバックとして熱硬化性樹脂を塗布乃至含浸
・乾燥したのち、片面側より熱可塑性樹脂を塗布乃至コ
ートし、乾燥した紙もしくは布を1枚熱可塑性樹脂を塗
布乃至コートした面を裏面側として使用しその上に必要
に応じ熱硬化性樹脂を塗布乃至含浸した紙・布を数枚重
ね、更にその上に表面層として金属箔或いは熱硬化性樹
脂イQ舷紙乃至布を重ね、これらを積層して、加熱・加
圧して成型して得られるイけ鮭シートに関するものであ
る。
従来、金属箔を表面層として使用した熱硬化性樹脂化粧
板を含む熱硬化性樹脂化粧板(以下熱硬化性樹脂イ劫粧
板と称す)は一般に硬くて熱に強いという特徴を有する
反面、脆い、切断し‘こくい、屈曲に弱く施工性が劣る
等の欠点がある。
又、合板・ハードボード、パーティクルポード等の他基
板に接着を行う場合、接着性が劣る為、裏面をサンドペ
ーパーなどを用いてサンデイングしなければ良好な接着
性が得られないという難点がある。これを改良する為、
熱硬化性樹脂を可塑化変性する種々の製造法や、熱可塑
性樹脂をあらかじめ紙乃至布に抄き込むか含浸せしめる
方法或いは熱可塑性樹脂を熱硬化性樹脂にブレンドして
紙乃至布に塗布又は含浸せしめ乾燥しコアー層として積
層し、加熱加圧して成型したポストフオーム用イ臼筋板
としたものがあるが、いずれも100℃以上の高温加熱
下でのみ曲面加工可能であり、常温又は低温下での曲面
加工は極めて困難である。これを改善せんが為には、コ
ア−層を薄くして、尚かつ、樹脂付着量を少なくする事
が必要となってくるが、これにより得られたイq鑑シー
トはカールが強く、取り扱いにくい。或いは耐水性、耐
熱性その他の性能が著しく劣る等の欠点が生じ、実用不
可能である。更に熱可塑性樹脂を縁抄した紙乃至布は高
価である他に、樹脂添加量を高くできない等の問題があ
る。又、熱硬化性樹脂に熱可塑性樹脂ブレンドする方法
では相溶性のない樹脂間では使用できない等の欠点があ
る。この為熱硬化性樹脂化粧シートの実用化例は極めて
少なく、多くは高圧メラミン化粧板等のように化粧板と
してフラットな面に使われ、曲面を有する個所には熱可
塑性樹脂シート(主として塩ビ化粧シート)が使用され
てきた。然し、熱可塑性樹脂シートは耐熱性、耐溶剤性
、耐摩耗性が劣り、特に塩ビシートにおいては火災時に
有毒な塩素ガスを発生するなど、満足できるものではな
かった。然し、近年商品としてのデザイン面から、イン
テリア品及び内装家具用品として優れた表面性能を有す
るとともに、多様なデザインが可能となるように容易に
曲面加工が可能であり、尚、且つ作業性や切削性など施
工面でも良好な化粧シートの開発が要求されてきた。本
発明は、これらの要求を満足する為、鋭意検討を重ね発
明されたもので、熱硬化性樹脂化粧板固有の優れた意匠
及び表面性能、特に耐熱性、耐摩耗性、耐溶剤性等の性
能と同等の品質を有し、常温下でも容易に曲げ加工可能
であり高溢加熱下では更に容易に曲げ加工可能である。
尚、且つ厚みが薄くても反りやカールが少なく、又、裏
面をサンデイング加工を施すことなく良好な接着性が得
られる熱硬化性樹脂化粧シートである。更にハサミやカ
ッターナイフ等でも容易に裁断可能である化粧シートで
ある。本発明は、熱硬化性樹脂化粧板のコァ−層の最下
部のバック用基材として使用される紙又は布に樹脂量(
合浸紙の重量に対する付着した樹脂重量の割合)を5〜
40%の範囲で熱硬化性樹脂或いは可塑化変性された熱
硬化性樹脂を塗布乃至含浸させ乾燥させる樹脂量につい
ては好ましくは10〜30%である。
即ち10%以下では耐水性、耐熱性等の性能が劣り、逆
に30%以上では曲げ加工性が低下する傾向がある。揮
発分については作業上問題なければよい。こうして得ら
れた含浸紙乃至布を連続工程でも、一旦巻取った後でも
よいが、更に片面側より熱可塑性樹脂を樹脂量3〜30
%揮発分12%以下で塗布乃至コートし、乾燥する。樹
脂量については好ましくは5〜25%であり、5%以下
では化粧シートの反りが大きくなる額向にあり、25%
以上では耐熱性等の性能が劣る頃向にある。揮発分につ
いては7%以下が好ましい。即ち、7%以上では保管中
に塗布紙乃至布同志のブロッキングを起しやすくなる。
低い側については乾燥工数等の経済性の他に、3%以下
では熱硬化性樹脂の硬化が進み、曲げ加工性が低下する
ので好ましくない。こうして得られた塗布紙乃至布の熱
可塑性樹脂を塗布乃至コートしてない面の上に応じて熱
硬化性樹脂を含浸乃至は塗布をした含浸or塗布紙・布
を数枚重ねその上にメラミン樹脂、尿素樹脂及びェポキ
シ樹脂その他の熱硬化性樹脂を含浸乃至塗布した化粧紙
乃至布或いは金属箔等を積層し、離型フィルム、鏡面板
等を用い常法により、加熱加圧して成型する化粧シート
を得る。以下、本発明を実施例及び比較例に基づいて具
体的に説明する。
実施例 1 坪量200夕/あのクラフト紙にP−トルェンスルホン
酸アミドで可塑化変性したフェノール系樹脂を含浸・乾
燥し、含浸紙の重量に対する樹脂付着量の割合が20%
である含浸紙を得、これにさらに片面より酢酸ビニール
樹脂ェマルジョンをコートし、樹脂付着量20%、揮発
分6%の含浸紙を得た。
この含浸紙の酢酸ビニール樹脂のコート面を下側とし、
その上に化粧含浸紙をおく、この化粧含浸紙は坪量80
夕/肘の木目柄印刷した化粧紙にメラミン樹脂液と硬化
剤内部離型剤等を混合した樹脂液を含浸・乾燥した。樹
脂付着量60%、揮発分7%の含浸紙である。これらの
含浸紙の化粧面側に鏡面板をセットし、熱圧成型した、
熱圧成型条件は温度140qo、圧力100k9/地、
加熱圧締時間19分、冷却圧縦10分で厚さ0.38肋
のメラミン化粧シートを得た。実施例 2米坪160夕
/〆のクラフト紙にP−トルェンスルホン酸アミドで可
塑化変性したフェノール系樹脂を含浸・乾燥し、含浸紙
の重量に対する樹脂付着量の割合が20%である含浸紙
を得、これに更に片面よりNBR(アクリルニトリルー
プタジェン共重合体)をコートし、樹脂コート量24%
の含濠紙を得た。
この含浸紙のNBRコート面を下側として、その上にヱ
ポキシ含浸紙をおく。この含浸紙は米坪30夕/めの高
セルロースにェポキシ樹脂液と硬化剤を混合した樹脂液
を含浸・乾燥し、樹脂付着割合60%のものである。耐
熱性の印刷インキにより表面に印刷した厚さ40一の銅
箔をェポキシ樹脂舎浸紙の上に重ね、常法により熱圧成
型した。熱圧成型条件は実施例1と同一であり、厚さ0
.28柳の鋼箔化粧シートを得た。この化粧板の曲り加
工性をテストした結果、優れた曲げ性能を示した。曲げ
性能データ 曲げ半径 常温加工 10 (R物) 80℃加熱加工 8130℃
〃 5 比較例 1 坪量200夕/でのクラフト紙にP−トルェンスルホン
酸アミドで可塑化変性したフェノール系樹脂を含浸。
乾燥し、樹脂付着量20%、揮発分8%の合浸紙を得た
。これに更に両面に酢酸ビニール樹脂を塗布し、樹脂付
着量20%揮発分6%の含浸紙を得た。この含浸紙に実
施例1のメラミン樹脂を含浸・乾燥した木目柄セルロー
ス化粧舎浸紙を積層し、実施例1と同一条件で熱圧成型
して、厚さ0.斑側のメラミン化粧シートを得た。比較
例 2 坪量10Mノれのクラフト紙にPートルェンスルホン酸
アミドで可塑化変性したフェノール系樹脂を含浸・乾燥
し、樹脂付着量35%揮発分8%の含浸紙を得た。
これとは別に坪量100夕/あのクラフト紙に酢酸ビニ
ール樹脂を塗布し、樹脂付着量30%、揮発分6%の塗
布紙を得た。更に実施例1と同じメラミン樹脂含浸紙を
得、メラミン樹脂含浸紙、フェノール系樹脂含浸紙、酢
酸ビニール樹脂舎浸紙を順次積層し、実施例1と同一条
件で熱圧成型して厚さ0.4仇蚊のメラミン化粧シート
を得た。以下、実施例1及び比較例1,2で得られた化
粧シートを5.5上合板に住友スリーエム社のEC−1
368を使い接着したものについて性能を表−1に記す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 表面化粧層の存する合成樹脂化粧シート乃至板を構
    成すべき素材の最裏面の熱硬化性合成樹脂塗布乃至含浸
    紙・布の裏側片面に熱可塑性合樹脂が塗布乃至コートさ
    れて成ることを特徴とする合成樹脂化粧シート乃至板。 2 表面層又は(及び)コアー層に塗布乃至含浸される
    熱硬化性樹脂が可塑化変性されたものである特許請求の
    範囲第1項記載の化粧シート乃至板。3 表面層が金属
    箔である特許請求の範囲第1項記載の化粧シート乃至板
    。 4 コアー層が一枚である特許請求の範囲第1項記載の
    化粧シート乃至板。 5 加熱加圧積層成形による貼着である特許請求の範囲
    第1項記載の化粧シート乃至板。
JP14572980A 1980-10-20 1980-10-20 化粧シ−ト乃至板 Expired JPS60916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14572980A JPS60916B2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 化粧シ−ト乃至板

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JP14572980A JPS60916B2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 化粧シ−ト乃至板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5770658A JPS5770658A (en) 1982-05-01
JPS60916B2 true JPS60916B2 (ja) 1985-01-10

Family

ID=15391778

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14572980A Expired JPS60916B2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 化粧シ−ト乃至板

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JP (1) JPS60916B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234826A (ja) * 1986-03-26 1987-10-15 メルラン、ジエラン 遮断器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62234826A (ja) * 1986-03-26 1987-10-15 メルラン、ジエラン 遮断器

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JPS5770658A (en) 1982-05-01

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