JPS6090067A - 有孔性物体の完全自動連続含浸装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鋳造品、焼結晶９合成樹脂成型品等の有孔性物
体に生ずるピンホール等の粗密部分を有機系の合成樹脂
含浸液にて充填固着せしめて均質化する有孔性物体の完
全自動連続含浸処理装置に係るものである。

従来、前記種類の連続含浸処理装置においては。

有機系の合成樹脂含浸液が入っている含浸タンク内で有
孔性物体の粗密部分に前記含浸液を真空下にて加圧含浸
せしめてから後処理として次のような処理工程をそれぞ
れ別個独立の直線状に配置されるべき機器乃至装置で行
っていた。

（１）有孔性物体乃至被処理物の表面に付着している余
分な含浸液を液回収槽にて除去回収する。

（２）第１次水洗槽内にて含浸処理物を水浴噴流まだは
空気攪拌して濃廃液にする。

（３）第２次水洗槽内で前同様手段にて処理して稀釈液
にする。

（４）予備槽を付設した熱硬化槽内で前記含浸処理物を
湯面制御しながら熱湯循環せしめた約９０〜９８°Ｃの
熱湯浴で含浸液を硬化せしめる。

（５）水切機にて前記含浸処理物の付着湯水を除去する
。

従って、従来方式では前記５段階のプロセスに対して例
えば直線状配置の設備乃至機器６ユニットを必要とし且
つ各プロセス毎に被処理物の出し入れをホイスト使用に
よる人手に依存しているために設備費、操作性、安全性
及び省力化等において未だ改善すべき余地が充分に残さ
れているのが現状である。

そこで９本発明は前記課題を解決するために。

被処理物の新規にして有用な移動機構と着脱機構とを具
備せしめたイＪ孔性物体の完全自動連続含浸装置を提供
しようとするものであって、その要旨とするところは、
自由端に・２スケノド自動着脱機構が装着しである昇降
旋回フレームと旋回可能なモノボールと前記フレームの
昇降及び旋回機構とから成るモノポール旋回リフトを中
心として載荷乃至脱荷シーツ、含浸、液切り、水洗、熱
硬化。

水切り等の各処理槽を同一円周上に配置し、前記リフト
の昇降及び旋回運動により含浸処理に必要な被処理物の
移動を行うように構成した点に存するものでちり、かく
して１本発明によれば、被処理物の移動機構として最も
単純構造のモノポール旋回リフトを採用し、上下及び旋
回の２種類の運動で同一円周上に配置されている各含浸
処理槽に前記被処理物を移動し、＝また生産用コンベア
ラインとの受渡しの全てを達成できるために自動イヒ。

省力化を図り得ると共に構造簡単にして動イノ［確実な
自動着脱機構により前記被処理物のモノポール旋回リフ
トへの着脱も該リフトの上下動で容易に行い得る等の利
点を有するものである。

次に、第１図乃至第５図に示されている一実施例により
本発明を更に詳細に説明する。

第１図において、１は含浸処理ライン上に位置する有孔
性物体乃至被処理物の載荷乃至脱荷ン゛−ン、２は適宜
図示してない含浸液供給タンクに連通している含浸夕／
り、３は間欠回転方式による液切機、４は第１次洗滌槽
、５は第２次洗滌槽。

６は適宜図示してない予備槽を付設した熱硬イヒ槽。

７は間欠回転方式による水切機をそれぞれ示すものであ
って、これらのユニットは第１モノボール旋回リフト８
を中心にして同心円状に配置されており、含浸処理ライ
ン上の載荷乃至脱荷ゾーン１と搬送コンベア９との間に
設置されるべき第２モノボール旋回リフ）１０は該生産
用コンベアライン上の脱荷ゾーン１１及び載荷ゾーン１
２と前記載荷乃至脱荷ゾーンとの間における被処理物の
積み卸し作業を行うものである。

また、前記含浸液供給タンク内にはアクＩＪ　）しを主
成分とし且つ表面活性剤を含んでいない含浸液が適宜冷
却手段にて５〜１５°Ｃの液温に保持された状態で収納
されており、含浸タンク２（耐圧１０　Ｋ９１０ＩＩ＋
＝２）にはクラッチドア式蓋が開閉自在に装着してあり
、これらの両タンクは適宜ノ笥プにて連通せしめられて
いる。液切機３内には回転と揺動が同時に行い得るよう
な円筒状可動体が設けてアって、これにより回収された
含浸液は含浸夕／り２ヘフイードノくツクされるもので
あり、第１次洗滌槽４及び第２次洗滌槽５は殆んど同様
の構造乃至機能を有し且つ第１モノボール旋回リフト８
の昇降運動による揺動水中噴流にて被処理物を洗滌する
もので、これら両洗滌槽は適宜パイプにて相互に連通せ
しめられている。予備槽（図示せず）を付設した熱硬化
槽６は内部に収納した含浸処理物を湯面制御しながら熱
湯循環せしめた約９０〜９８°Ｃの熱湯浴で含浸液を硬
化せしめるものであり、水切機７は間欠回転方式構造で
含浸処理物の付着湯水を除去するものである。

次に、第１モノボール旋回リフト８は、第２図及び第４
図に示すように、主として昇降旋回フレーム１３．フレ
ーム昇降機構１４．フレーム旋回機構１５及びベース１
６等から構成されており。

前記昇降旋回フレームはそれ自体は旋回せずにガイドロ
ーラ対１７．１８を介して断面方形状のモノボール１９
に昇降可能に装着してあって、内側のガイドローラ対１
７は上下２本の支持シャフト２０に、外側のガイドロー
ラ対１８は１本の他の支持シャフト２１にそれぞれ軸装
され、これによって前記昇降旋回７１／−ムは単独では
旋回するととなく上下移動するものであり、また前記昇
降旋回フレームの自由端には被処理物を収納するバスケ
ット２２の自動着脱機構２３が装着しである。

自動着脱機構２３は、第５図に詳細に示されているよう
に、」１端が昇降旋回フレーム１３の自由端に固着され
且つ下端に逆截頭円錐形状の案内７ユー２４及びこれと
一体のリブ支持リング２５を有する挿入マンドレル２６
と前記支持リングのリブ２７に枢設しである着脱風２８
とから構成されており、前記挿入マンドレル内にはソレ
ノイド２９の作用によりガイド３０を介して上下方向に
摺動する作動ロッド３１夷及び該ロッドの下方と着脱風
２８とを枢着連結しているリンク板３２が設けてあり、
この場合、支持リング２５のリブ２７はＹ字状に３等分
割され（第７図参照）、これらのリブ２７に着脱風２８
がそれぞれピン３３を介して枢設してアリ、これら各着
脱風２８はそれぞれリンク板３２を介して作動ロッド３
１の下方に形成されているＹ字状配置のリブ３４（第６
図参照）と枢着連結されていると共に、リブ付支持リン
グ２５の上方に且つ挿入マンドレルの下方周囲には着脱
風２８のリンク運動による起立位置を許容する逃げ溝３
５がＹ字状配置で刻設しである。

次に、昇降旋回フレーム１３の昇降機構１４は。

第２図に示すようにモノボール１９の下端に沿って枢設
しである流体圧シリンダ３６と一端がガイドローラ対１
′７の下方支持シャフト２ｏに駆動連結されているロッ
ド３′７とから構成されており。

前記昇降旋回フレームの旋回機構１５は架台３８上に載
置されている減速モータ３９とこれに直結の駆動ギヤ４
０及び該ギヤに噛合し且つモノボール１９の下方にフラ
ンジ４１を介して一体的に取付けである被駆動ギヤ４２
とから構成されており。

前記モノボールはベース１６上に適宜図示してないスラ
ストベアリングを介して旋回自在に植設されている。ま
だ、被処理物乃至含浸処理物を収納するバスケット２２
には、第８図及び第９図に示すように９円形状蓋４３が
蝶番４４及びロック金具４５にて開閉乃至錠固可能に装
着してあり且つその中央に挿入マンドレル２６の着脱風
２８と協働するストッパリング４６が設けである。

次に、搬送コンベア９の生産用コンベアラインの内側に
配置されるべき第２モノポール旋回リフト１０は、第１
モノボール旋回リフトと全く同一の構造を有するために
詳細な説明は省略し、被処理物乃至含浸処理物の生産用
コンベアライン上における脱荷ゾーン１１及び載荷ゾー
ン１２の積卸し状態は円周上の含浸ライン上における載
荷乃至脱荷ゾーン１の積卸し状態と全く同様であるので
。

詳細な説明を省略して含浸ライン上の載荷乃至脱荷作業
について以下に述べることにする。

かくして、前記構成を有する本発明装置による実施例と
してアルミニウムのダイカスｈ　製品（自動車用シリン
ダヘッド）について述べれば１次の通りである。

先ず、有孔性物体乃至被処理物（自動車用シリンダヘノ
ド）に油、水等が付着しているがどうかを表面だけでな
く欠陥孔の内部も調べて、若し付着している場合は前処
理工程として自体周知の手段にて脱脂を行い（脱脂液に
２〜５分浸漬）、水洗いをなしく清浄水に２分浸漬）、
防錆を施しく防錆液に２〜５分浸漬）、熱風乾燥して（
１ｚｏ’ｃ以上、１〜２時間）９手で触れられる程度ま
で自然冷却する。

次に、前述したように前処理を施したが、または前処理
不要のシリンダヘッド約８０個をバスケット２２に収納
し、第１図及び第４図に示す載荷シー７１において、第
２図及び第１０図に示すように、フレーム昇降機構１４
の流体圧シリンダ３６を作動させて昇降旋回フレーム１
３を下降せしめると、該フレームの自由端に装着しであ
るバスケット自動着脱機構２３の挿入マンドレル２６も
下降し、それまでは水平位置にあった着脱風２日は。

第５図及び第１１図に示すように、収納バスケット２２
のストッパリング４６に拘束乃至押圧されるものである
が、この場合、予めソレノイド２９を励磁して作動ロッ
ド３１を引き上げておくことによって着脱風２８はリン
ク板３２を介して内側−＼第５図の２点鎖線位置に起立
せしめであるから前記各着脱風はストッパリング４６を
通過し１次いで、昇降旋回フレーム１３の下降を停止し
且つソレノイド２９の励磁を解除することによって作動
ロッド３１は下降するために前記各着脱爪はリンク板３
２を介して実線位置即ち第１２図に示すように水平状態
になり（但し、挿入マンドレル２６の下降限度は着脱爪
２８の揺動がストッパリング４６に当たらない範囲とす
る）、この状態で流体圧シリンダ３６を前と逆に作動さ
せることによって昇降旋回フレーム１３は上昇し、従っ
て、挿入マンドレル２６は」１昇して前記各着脱爪は、
第１３図に示すように水平状態でストッパリング４６の
裏面に当接して収納バスケット２２を持ち上げる旋回フ
レーム１３の上昇を停止せしめる。

次に、被処理物乃至含浸処理物を収納したバスケット２
２を載荷ゾーンｌから含浸タンク２（耐圧１０Ｋｙ／ω
２）に装入する時は、減速モータ３９を起動して駆動ギ
ヤ４０及び被駆動ギヤ４１を回転せしめれば、該被駆動
ギヤと一体のモノポール１９が回動し、従って、昇降旋
回フレーム１３を含浸タンク２の真上まで旋回せしめた
後、前記減速モータを停止して流体圧シリンダ３６を作
動せしめることにより前記昇降旋回フレームを下降させ
。

第１４図に示すように含浸タンク２の中に装入するもの
であり９次いで、第１５図に示す位置に挿入マンドレル
２６を止め、ソレノイド２９を励磁して作動ロッド３１
を引き上げることによって着脱爪２８を起立状態となし
、この状態で挿入マンドレル２６を上昇させれば、スト
ッパリング４６を通過し、ソレノイド２９の励磁を解除
すれば。

業に備えて待機する。

更に、含浸タンク２内は真空ポンプ（図示せず）にて真
空度を水銀マノメータ５ｍＨｆ以下となし。

予めアクリルを主成分として少量の硬化剤（過酸化物）
を含有し且つ界面活性剤の添加してない浸漬必要量の含
浸剤を前記含浸タンクへ注入し、コンプレッサー（図示
せず）にて５〜７Ｋｇ１０ｎ２．１０〜１５分間加圧し
た後、バルブ操作にて前記含浸タンク内の圧力を放出し
、第１モノポール旋回リフト８にて前述したような操作
で前記バスケットを吊上げて液切機３内に入れて約５分
間の液切りをなし、得られた回収含浸剤は前記含浸タン
クヘフィドバックする。

次に、液切りを行ったシリンダヘッドが収納しであるバ
スケット２２を第１モノポール旋回リフト８によって第
１次洗滌槽４に移し１例えばノズルパイプのエアーブロ
ーとバスケット上下動により夕／り内で１０，２０分間
水洗いを行った後。

再度第２次洗滌槽５にて水洗いを行い、少量の含浸剤を
含有している廃水は前記第１次洗滌槽ヘフィードバノク
する。引き続いて、第２回目の水洗いを行ったバスケン
ト２２内の７リンダヘノドを予め常時９０〜９８°Ｃに
保温しである熱硬化槽６内に１５分間浸漬して取出し、
水切機７にて水切りを行った後、７０〜８０°Ｃの熱風
乾燥を２０〜３０分間程度行って自然放冷し、含浸処理
工程を完了し２次いで含浸処理物乃至シリンダヘッドは
、脱荷ソー７１において、第２モノポール旋回リフトｌ
Ｏにより矢印方向に移動する搬送コンベア９の生産用コ
ンベアライン上における載荷ゾーン１２に移載されて次
工程へと移送されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る有孔性物体の完全自動連続含浸装
置の配置図、第２図及び第３図は本発明装置における第
１及び第２モノポール旋回リフトの正面図、第４図は前
記両リフトの平面図、第５図は本発明装置におけるバス
ケット自動着脱機構の先端部を示す縦断面図、第６図及
び第７図は第５図中のＶ＋−Ｖｔ線及び■−■線に沿う
断面図、第８図は被処理物乃至含浸処理物を収納するバ
スケットの平面図、第９図は第８図中のＩＸ−ＩＸ線に
沿う断面図、第１０図乃至第１７図は前記バスケット自
動着脱機構の各作動態様を示す説明図である。 なお９図示された主要部と符号との対応関係は下記の通
りである。 １・・・載荷乃至脱荷ゾーン、２・・・含浸タンク、３
・・・液切機、４・・・第１次洗滌槽、５・・・第２次
洗滌槽。 ６・・・熱硬化槽、７・・・水切機、８・・・第１モノ
ポール旋回リット、１］、・・・脱荷ゾーン、１２・・
・載荷ゾーン、１３・・・昇降旋回フレーム、１４・・
・フレーム昇降機構、１５・・・フレーム旋回機構、２
２・・・収納バスケット、２３・・・バスケット自動着
脱機構、２６・・・挿入マンドレル、２８・・・着脱爪
。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自由端にバスケット自動着脱機構が装着しである
   昇降旋回フレームと旋回可能なモノポールと前記フレー
   ムの昇降及び旋回機構とから成るモノポール旋回リフト
   を中心として載荷乃至脱荷ゾーン、含浸、液切り、水洗
   、熱硬化、水切り等の各処理槽を同一円周上に配置し、
   前記リフトの昇降及び旋回運動により含浸処理に必要な
   被処理物の移動を行うように構成したことを特徴とする
   有孔性物体の完全自動連続含浸処理装置。 （２、特許請求の範囲（１）記載の装置において９円周
   上の含浸ライノ内に位置せしめられるべきモノポール旋
   回リフトと生産用コンベアラインとの間に同一構造の他
   のモノポール旋回リフトを設置し。 該リフトにより被処理物乃至含浸処理物の受渡しを行う
   ようにした完全自動連続含浸処理装置。