JPH0234704A - 可搬式搬出入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は搬出入機能に加えて、＠転機ｔＭをも併せ持つ
可搬式搬出入装置に関し、詳しくは、例えば焼結金属物
品又は鋳造品のような有孔性物体の封孔処理を行なう場
合に搬出入操作と共に、含浸後または水洗後における液
切り操作を行ない得る好適な可搬式搬出入装置に関する
。

〈従来の技術〉 焼結金属物品、鋳造品等の有孔性物品に１例えば有機モ
ノマー系の含浸液を含浸させ、その細孔部に含浸液を充
填固着させることによって有孔性物品を封孔均質化させ
る含浸操作は、次のように行なうのが一般的である。

すなわち、焼結金属物品や鋳造品等の被処理物を耐圧槽
内に置いた後、この耐圧槽を真空にして被処理物の細孔
がら空気を排除する。この脱気操作に次いで真空下の耐
圧槽内に含浸液を供給して被処理物を浸漬させ、その細
孔中へ含浸液を充填させる。この細孔中への含浸液の含
浸充填をより完全にするために、被処理物を含浸液に浸
漬した後に耐圧槽の圧力を常圧にもどし、更に例えば２
〜３気圧程度の圧力に加圧する。この含浸操作後。

含浸液を耐圧槽から排出し、被処理物の表面に付着残存
している含浸液を自然流下または、より効率的には回転
方式の液回収装置を備えた液回収槽にて除去回収する。

次いで、第１次水洗槽内にて含浸処理物を水浴噴流また
は空気撹拌して水洗液を濃廃液として回収する。更に、
第２次水洗槽内で前記同様手段にて処理して水洗液を稀
廃液とする。水洗後の含浸処理物は、熱硬化槽内で湯面
制御を行ないつつ熱湯循環させた約９０〜９８℃の熱湯
浴内で、細孔中の含浸液を硬化させる。この硬化処理後
、水切装置にて前記含浸処理物の付着湯水を除去する。

したがフで、従来方式では各段階のプロセスに対しその
搬出入操作は、竪型含浸槽を用いる場合ホイスト等の非
可搬式搬出人装置等によってなされ、また、被処理物の
表面に付着した含浸液、水洗液または付着湯水等の除去
は、前記各種それぞれに設けだ液切装置または別途設け
た液切装置にて行なわれていた。また、前記一連の封孔
処理操作に際して操作をより効率的にするために、通常
、被処理物の複数個が収納バスケット内に予め収納され
た状態で、各処理槽への搬出入および液切装置等におけ
る操作が行なわれる。

〈発明が解決しようとする課題〉 従来のように竪型の含浸槽、水洗槽または硬化槽を用い
る場合、Ｗ１出入操作をホイスト等の固定式搬出入装置
を用いて行なうときには、より効率的に諸操作を行なう
上で前記各種の配置に制限が加わり、所要スペースの観
点からは非経済的となるケースが多い、また、液切操作
は前記の如く複数回なさ九、例えば液切装置を各操作に
兼用するものとすれば前記各種からの搬出、液切装置へ
の装着等の操作をその都度行なう必要があって非能率的
である。また、各種に液切装置を設けて各槽内で液切操
作をすることとし、前記搬出と装着の操作を回避しよう
とすれば所要液切装置台数は、例えば前記液切操作回数
と同数になるなど、所要設備費が増大するなどの問題点
があった。

このような実情に鑑みて本発明は搬出入機構に加えて回
転液切機構を併せもった多機能型の搬出入装置をコンパ
クトに台車上へ設けた可搬式搬出入装置を提供し、前記
従来技術上の課題を解決しようとするものである。

〈課題を解決するための手段〉 本発明に係る可搬式搬出入装置は、拘持部（Ａ）及び回
転部（Ｂ）とからなる回転拘持手段と、　その回転拘持
手段を昇降させ昇降駆動手段（Ｃ）と、　これらを移動
可能とした台車（３０）とからなる装置であって、前記
拘持部（Ａ）はバケット等の被処理物収容容器を拘持す
る複数の拘持爪部（３１）（３−２）と、この保持爪を
開閉する開閉機構とからなり、前記回転部（Ｂ）は前記
拘持部（Ａ）を支持すると共に水平面内で回転可能な回
転部材（１５）とその駆動手段とからなることを特徴と
している。前記昇降駆動手段（Ｃ）は、前記回転拘持手
段を上下方向に昇降させる例えばウィンチ（２０）とガ
イド車輪とからなり。

前記拘持爪部（３１）（３２）の開閉機構は、前記回転
部材（１５）の下方水平方向対称位置に設けられた複数
の拘持爪駆動軸（４１）（４２）へそれぞれ拘持爪部（
３１）（３２）を設け、拘持爪駆動軸（４１）　（４２
）を下方のカサ歯車（５）で噛合した垂直駆動軸（９）
と、その垂直駆動軸（９）を回転するモータとからなり
、更に、前記回転部材（１５）は、前記垂直駆動軸（９
）に外挿された中空駆動軸（８）へ設けられ、　この中
空駆動軸（８）をモータ駆動手段に連結した構造を示す
ことができる。

〈作用〉 本発明の可搬式搬出入装置は、台車（３０）が装置全体
を所定位置まで水平方向に移動させ、昇降駆動手段（Ｃ
）が回転拘持手段を垂直方向に上下動させる０回転拘持
手段の拘持部（Ａ）は被処理物収容容器の縁部に係合し
、更に、回転部（Ｂ）は拘持部（Ａ）を水平面内で回転
させて遠心力を起こさせて液切り作用をする。

更に、装置細部においては、カサ歯車（５）が駆動手段
に駆動されて、この歯車と噛合して設けら７ｈた２本の
拘持部駆動軸（４１）（４２）が前記カサ歯車（５）と
連動し、　この拘持爪駆動軸（４１）（４２）のそれぞ
れに螺装された拘持爪部（３１）（３２）の右ネジナツ
ト（６２）及び左ネジナツト（６１）の各々が内外方向
に移動して、これらの拘持爪部（３１）（３２）の間隔
の伸縮が行なわれる。

回転部材を回転させる駆動軸は中空軸で形成され、この
中空部内に前記カサ歯車の駆動軸が回転可能に支持され
、複数の被処理物を装入したバスケットを拘持部が内壁
側より拘持した状態で前記回転部材が駆動手段により回
転させられて被処理物の液切をする。

〈実施例〉 以下図面に表わされた実施例について詳しく説明するが
、本発明はこれに限定されるものではない。

第１図は本発明に係る可搬式搬出入装置の一部破断側面
図であり、第２図は同装置の斜視図である。第３図は前
記装置の拘持部及び回転部の斜視図であり、第４図は同
要部断面図である。第５図（ａ）は、被処理物装入用バ
スケットの一部破断側面図であり、第５図（ｂ）は同一
部破断乎面図である。第６図は拘持爪部がバスケットを
拘持する様子を示す部分断面図である。

第１図において符号（１）は、本発明の可搬式搬出入装
置を示す。（２）は被処理物の複数個を装入し、−括し
て各処理操作に供するためのバスケット、（３１）、（
３２）は拘持爪部である。（４１）、（４２）は係合部
材（３）を介して係合され直線状に配設された拘持部駆
動軸であり、カサ歯車（５）に噛合して設けられており
、カサ歯車（５）の駆動に連動する。

（６１Ｌ（６２）は拘持部駆動軸（４１）（４２）に噛
合して設けられた左ネジナツト（６１）及び右ネジナツ
ト（６２）である、カサ歯車（５）の駆動に連動する拘
持部駆動軸（４１）（４２）により前記カサ歯車（５）
の回転方向の正逆に依存して前記２個のネジナツト（６
１）（６２）は内外同方向へ同時に移動し、これにつれ
て拘持爪部（３１）　（３２）も移動するように設けら
れている。

（７１）　、　（７２）は拘持爪部（３１）（３２）先
端の係脱用先端爪である。（８１）は第５図、第６図に
その詳細を示すように前記拘持部に係合し、拘持される
バスケット上部の全周に亘り設けられた拘持縁部である
。

例えば、第３図に示す先端爪（７１）（７２）の構造と
第６図に示すバスケット上部に全周に亘って設けられた
拘持縁部（８１）の構成とによって、拘持されるべき箇
所の制限を受けることなく任意の箇所でバスケット（２
）を拘持することができて、各処理槽への搬出入操作を
可能としている。また、後述の回転機構によりその拘持
状態のままバスケット（２）を回転することができて、
前記液切操作を可能としている。なお、その回転に耐え
得る拘持状態は拘持爪部（３１）（３２）にバスケット
（２）と同じ曲率で配設されたリブ（７３）　（７４）
　（７５）　（第３図参照）が前記機構により拘持縁部
（８１）の垂直部に圧接されてもたらされる。

要部断面を示す第４図において、符号（９１）および（
９２）は拘持部駆動軸（４１）（４２）を回転可能に支
持するベアリング部であり、そのベアリング部（９１）
（９２）は回転部材（１５）に固定して設けられている
。

符号（９）はカサ歯車（５）を駆動するための垂直駆動
軸であり、その駆動軸（９）は回転部材（１２）を回転
駆動させるための中空駆動軸（８）の中空部に下部ベア
リング部材（６）および上部ベアリング部材（７）によ
って支持されて設けられている。前記駆動軸（９）はス
プロケット（ｔｏ）（Ｈ）によりチェーン駆動で駆動モ
ータと連結されて回転し、　カサ歯車（５）がこれに伴
って回転する。また、前記駆動軸（８）はスプロケット
（１２）（１３）によりチェーン駆動で駆動モータと連
結されて回転し、回転部材（１５）がこれに伴って回転
する。第４図において、符号（５１）はＶ溝車軸、符号
（５４）はＶ溝車軸フレーム、符号（５２）はガイド車
輪取付台、符号（５３）は防振ゴムである。

第１図において、符号（１１１）、（１１２）、（１１
３）および（１１４）はガイド車輪であり、　これらの
ガイド車輪の機能と滑車（２１）、　（２２）　、　（
２３）　、　（２４）等およびつインチ（２０）等によ
り、前記係脱機構と回転機構を併せもつ回転係脱機構部
の昇降機構が構成されている。

前記回転係脱機構および昇降機構は台車（３０）上に設
置されており、そこで本発明の搬出入装置は可搬的に構
成されている。

第５図（ａ）、第５図（ｂ）および第６図に本実施例に
示す可搬式搬出入装置における拘持爪部に適合して好適
に用いられる内外液流通可能に構成されたバスケット（
２）を示す。

第７図は含浸槽（夏）、含浸液貯槽（ｎ）、第１次水洗
槽（ｍ）、第２次水洗槽（ＩＶ）、湯浸硬化槽（■）。

水切槽（ＶＩ）等と本発明の可搬式搬出入装置の配置例
を示す概略側面図である。含浸槽への搬出入操作、含浸
槽内における液切操作は、含浸槽の開蓋状態で含浸液が
前記含浸槽内へ送液される前または含浸操作後、含浸槽
内の含浸液がその液貯槽（ＩＩ）へ移送後に行なわれる
。第１次水洗槽（ｌ［）等の他の槽における搬出入操作
および水切操作も前記と同様に行なわれる。

なお、第７図において符号（■）は可搬式搬出入装置で
あり、これはバスケット係脱機能は有するが１回転・液
切機能は有しない、（■）は予備洗槽である。

〈発明の効果〉 以上の詳細な説明から明らかなように、本発明に係る可
搬式搬出入装置は、被搬出入物係説機構と前記被搬出物
を係止拘持して回転させる回転機構と前記被搬出入物を
昇降させる昇降機構とを併せ具備し、かつこれらを台車
上へ搭載して可搬式とした有益なものである。特に、上
述した含浸作業に使用すると、小型にまとめられている
ため、能率的かつ設備費等の減少など優れた経済効果を
も奏するものとなっている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る可搬式搬出入装置の一部破断圧面
図であり、第２図は同装置の斜視図、第３図はこの装置
の要部斜視図、第４図は同要部断面図である。第５Ｆｌ
（ａ）は、被処理物装入用バスケットの一部破断側面図
であり、第５図（ｂ）は同一部破断乎面図である。第６
図は拘持爪部がバスケットを拘持する様子を示す部分断
面図である。 第７図は本発明の可搬式搬出入装置を有孔性物質の含浸
処理プロセスに用いた場合の配置例を示す概略側面図で
ある。 （１）可搬式搬出入装置（２）バスケット（３）係合部
材　　　　　（５）カサ歯車（８）中空肝動軸　　　　
（９）垂直駆動軸（１５）回転部材　　　　（２０）ウ
ィンチ（３０）台車　　　　　　（３１）　（３２）拘
持爪部（４１）（４２）拘持爪部ｔｌｎｍ　（６１）左
ネジナツト（６２）右ネジナツト　　（７１）（７２）
係脱用先端爪（８１）バスケット係止用の拘持縁部 （Ａ）拘持部　　　　　　（Ｂ）回転部（Ｃ）昇降駆動
手段 以上 出願人　株式会社中火発明研究所

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　拘持部（Ａ）及び回転部（Ｂ）とからなる回転拘持
   手段と、該回転拘持手段を昇降させる昇降駆動手段（Ｃ
   ）と、これらを移動可能とした台車（３０）とからなる
   装置であって、前記拘持部（Ａ）はバケット等の被処理
   物収容容器を拘持する複数の拘持爪部（３１）（３２）
   と該保持爪を開閉する開閉機構であり、前記回転部（Ｂ
   ）は前記拘持部（Ａ）を支持すると共に水平面内で回転
   可能な回転部材（１５）とその駆動手段であることを特
   徴とする可搬式搬出入装置。 ２　請求項１記載の昇降駆動手段（Ｃ）は、前記回転拘
   持手段を上下方向に昇降させるウインチ（２０）とガイ
   ド車輪とからなり、拘持爪部（３１）（３２）の開閉機
   構は、前記回転部材（１５）の下方水平方向対称位置に
   設けられた複数の拘持爪駆動軸（４１）（４２）へそれ
   ぞれ拘持爪部（３１）（３２）を設け、該拘持爪駆動軸
   （４１）（４２）を下方のカサ歯車（５）で噛合した垂
   直駆動軸（９）と、該垂直駆動軸（９）を回転するモー
   タとからなり、回転部材（１５）は、前記垂直駆動軸（
   ９）に外挿された中空駆動軸（８）へ設けられ、該中空
   駆動軸（８）をモータ駆動手段に連結してなる可搬式搬
   出入装置。