JPS6087974A - 磁気撹拌を用いた片面溶接法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、アルミニウム合金、ステンレス鋼等を用いる
化学装置等の突合せ溶接に好適な磁気攪拌を用いた片面
溶接法に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の磁気攪拌を用いる溶接法は第１図に示すように母
材ｌの下部に鉄心４．コイル５を設置し、磁界７を発生
させてトーチ２から溶接電流６を流し、溶融プール３　
Ｃ攪拌力（ローレンツ力）８を与えて溶融金属をかきま
ぜ、その結果として組織を微細化させるものである。こ
の場合、攪拌力８が強いと溶融金属は溶融プール３の外
側に押出されようとする。すなわち、第２図（ａｌのご
とく通常の溶接の場合は溶融金属が開先内を埋めてしま
うが、上記攪拌力が強い場合は溶融金属が外側に押出さ
ｉｌ、、第２図（ｂ）または（ｃ）のごとく中央に２【
が生じるか、開先内が完全に埋まらない状態となる。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、アルミニウム合金等の比較的薄板の１
１面溶接において、組織を微細化させる磁気攪拌を用い
、アークが突抜けることなζかつ十分にビード形成が可
能で、得られた溶接継手が十分に攪拌されて微細組織と
なる片面溶接法を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、アルミニウム合金等の溶接部の高温割れ、ブ
ローホール等を防止するため、組織の微細化を磁気攪拌
にて行なわしめる方法において、先行電極で片面初層溶
接を行ない、その後、後行電極で溶接する時に後行電極
で生じた溶融プールに磁気攪拌を付与するようにしたも
のである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３〜５図により説明する。

本実施例はＴＩＧ溶接を示しているが、ＭＩＧ溶接でも
同様の効果がある。

９、【１はそれぞれ溶接電源１０．１２を備えた先行電
極および後行電極、１３．１３’は母材１に対する倣い
ローラ、　１４．１４’はワイヤ、１５はコイル５に接
続サレタシェネレータで、交流矩形波を与えるものであ
る。

先行電極９は溶接電源１０にて母材１との間でアークを
発生する。この場合、溶接［源１０は通常の交流アーク
を発生するものでも直流正極性でもよい。後行型［１１
も同様に溶接電源１２にて母材ｌとの間にデークヲ発生
するが、この場釡は磁気攪拌を生じさせるため直流正極
性を用いる。いずれの場合も、例えば倣いローラ１３．
１３’で溶接線を倣ってもよい。また、磁気攪拌させる
コイルは、第４図に示すようにトーチ側に設けてもよい
。

本実施例では、第５図のごと４先行電極９により初層溶
接部１７を形成せしめ、その後後行電極【１により次層
溶接部１８’ｌ形成せしめるもので、たとえ、次層溶接
部１８が強（攪拌されても、初層溶接部１７が形成され
ているため第２図（ｂ）のごとく穴がおいて溶接不良と
なることはない。すなわち、先行電極９により開先底部
を肉盛りして凝固させておくと、次層溶接部１８を磁気
攪拌にて強く攪拌しても溶落ちの心配がなく溶接ができ
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば、薄板の片面溶接において、溶接部１４
月こ溶落ちが生ぜず、かつ微細な組織を有する溶接継手
部が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は磁気攪拌を用いた溶接法の模式図、第２図は開
先断面図、第３図は本発明の施工要領図、第４図はコイ
ルの設置位置の他の例を示す側面図、第５図は本発明に
よる開先断面図である。 ■−・・・・母材、９・・・・・先行電極、１０・・・
・・・溶接電源１、ｌ」′ １１・・・・・後行電極、１２・・・・・溶接電源、１
３・・・・・倣い口μゲ ーラ、】４・・・・・ワイヤ、１５・・・・・・ジェネ
レータ、１６・・・１・−チ側のコイル、１７・・・・
・・初層溶接部、１８・・・・・・次層溶接部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ｌ　溶融プールに磁気攪拌を与えて突合せ継手を片面よ
   り溶接する場合において、先行電極で片面初層溶接を行
   なわしめ、その後、後行電極で溶接する時に後行電極で
   生じた溶融プールに磁気攪拌を付与せしめるようにした
   ことを特徴とする磁気攪拌を用いた片面溶接法。