JPS608777A - 核融合装置用ポロイダル磁場コイルの製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明のオリ用分野〕 本発明は核融合装置用ポロイダル磁場コイルの製作方法
に係シ、特にトロイダル磁場コイルを組込むための組立
分解部を改良した核融合装置用ボロイダル磁場コイルの
製作方法に関する。

〔従来技術〕

核融合装置の楓妥を第１図、第２図に示す。線図の如く
、内部を真空にした真空容器１内にはプラズマ２が保持
されている。前記真空容器ｌの外周にはトロイダル磁場
コイル３がトーラス周方向に所定間隔をもって複数個配
置されておシ、プラズマ２の芯とも言えるトロイダル磁
ｓを発生している。またボロイダル磁場コイル４が前記
トロイダル磁場コイル３と真空容器１との間に、容器１
と同心状に配置されてお９、プラズマ電流の発生制御等
を行っている。５は前記真空容器１を形成する厚肉部、
６は厚肉部５と交互に配置されるベローズ部、７は変流
器、８は真空排気装置、９はベローズである。

上記のようにトロイダル磁場コイル３とボロイダル磁場
コイル４とは鎖交しているため、第３図に示すように、
通常ボロイダル磁場コイル４に組立分解部１０を形成し
、この組立分解部１０からトロイダル磁場コイル３を組
み込み、その後、組立分解部１０を冶金的に接続し装置
全体を組立てる構造となっている。

ところで、ボロイダル磁場コイル４は第３図に示すよう
に、通常、コイル支持体１１で上下方向全支持され、半
径方向はコイルの熱膨張を逃すためのスライド構造とな
っている。またコイルロ田部１２０両側のコイル支持体
１１とコイル４間には結物１３をし、コイル４の水平方
向の固廻点を形成している。

このように構成されるボロイダル磁場コイル４において
、組立分解部１０を冶金的に接続する際に熱収縮が問題
となる。これは、第４図に示すように冶金的接続によシ
周長が短くなシ、このため局部的に半径が小さくなシコ
イルが偏心してし１い、結果としてコイル偏芯１４によ
る不整磁場が発生し、さらに、導体１５と絶縁部１６と
に歪が発生するという問題が発生する。不整磁場の存在
はプラズマ２の性能に影響を及ぼすため大きな問題でア
シ、一方、絶縁の初期歪も高電圧に対する絶縁材が０．
２％程度の歪しか許容できないことを考慮すると重要な
問題でるる。

上記の問題点を解決しようと第５図に示すように、コイ
ル単品の半径全増大させて製作しておき、あらかじめ偏
心させて組立て、浴接による熱収縮によシ正規の位置に
なる様なことが提案されている。しかしながら、これで
は平帯磁場の問題は解決されるが絶縁歪の問題は解決さ
れなかった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事大に鑑みてなさ７ｔたもので、その目的
とラーるところは、トロイダル磁場コイルを組込んだ後
に組立分解部を冶金的に接続したものでりっても、コイ
ル偏芯による不ｉ＜ｈ場がないことは勿論、絶縁歪を減
少することのできる核融合装置用ボロイダル＠場コイル
の製作方法を提供するにある。

〔発明のａ袂〕

本発明にボロイダル磁場コイルの組立分解部近傍を冶金
接続する前に予め半径方向に押し広げ、その後冶金的に
接続し、熱収縮によって正規の寸法を得ることによシ、
所ル」の目的を達Ｊ戊するように成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、１囲の実施例に基づいて本発明を説明する。

第６１に示すように、本実施例ではボロイダル磁場コイ
ル４の単品を正規の寸法（実施１７で示す。）に製作し
ておき、冶金接続前に、冶金接続部近傍ヲ熱収縮量に見
合うたけ押し広げ力（矢印１８で示す。）をカロえて、
二点鎖線１９の位１Ｍ葦で押し広げ、冶金接続による熱
収縮によシ正規の位置１７になるようにする。このよう
にすれはコイルの偏心、及び半仙方向縮少が生じないた
め不整磁場は発生しない。また、絶縁歪も冶金接続前に
一時的に発生するが、強１ＩＩＩＩ度形されたものが熱
収縮体に正規の寸法に戻るため残留歪は発生せず、性能
に影響を与えることはない。

次に冶金接続の作業例を第６図、第７図、及び第８図に
より説明する。ボロイダル磁場コイル４は第６図に示す
ように押し広げによ、０）ロイダル方向（図示せず）に
移動する。また、核融合装置では、通常第７図に示すよ
うに、コイル導体を複数巻回した場合にコイル分解組立
部１０が同一位置に重なる。このため、冶金接続すべき
コイルのみ押し広げると、接続コイルの接続部が上部コ
イルの下部に入シ作粟条件が悲くなる傾向にあるが、こ
の場合は第８図に示す如く、冶金接続すべきコイルと、
その上部のコイルとを同時に押し広げ、上述の実施例と
同様の製作工程とすることによシ作業条件をよくするこ
とができる。尚、第８図において２０は接続完了コイル
、２１は溶接トーチである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は核融合装置用ボロイダル
磁場コイルの製作方法によれば、ボロイダル磁場コイル
組立分解部近傍を冶金接続する前に予め半径方向に押し
広げ、その後冶金的に接続し、熱収縮によって所期の寸
法を得るようにしたものであるから、コイル偏心による
不整磁場が発生しないことに勿論、残留歪は発生しない
ので絶縁歪の発生することが少なくなシ、此種核融合装
置用ボロイダル磁場コイルの製作には非常に有効である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は核融合装置の概要を一部断面して示す平面図、
第２図にそのＡ−Ａ断面図、第３図はボロイダル磁場コ
イルの概要を示す平面図、第４図、及び第５図はその従
来例を示す平面図、第６図は本発明のポロイダル磁場コ
イルの一実施例を示す平面図、第７図、及び第８図はポ
ロイダル磁場コイルの製作状態を示す組立分解部近傍の
側面図である。 １・・・真空容器、２・・・プラズマ、３・・・トロイ
ダル磁場コイル、４・・・ボロイダル磁場コイル、１０
・・・組立分解部、１１・・・コイル支持体、１２・・
・コイル支持体、１３・・・詰物、１４・・・コイル偏
芯、１８・・・押し広げ力。 ′＄２０ 第３０ 第Ｓ口 第Ｇ口

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、コイル導体を複数回巻回しほぼ円形に形成すると共
   に、鎖交するトロイダル磁場コイル全組込むための組立
   分解部を有し、トロイダル磁場コイルを組込んだ後、前
   記組立分解部を冶金的に接続する核融合装置用ボロイダ
   ル磁場コイルの製作方法において、前記ボロイダル磁場
   コイルの組立分解部近傍を、冶金接続前に半径方向に押
   し広げ、しかる後に該部分を冶金的に接続し、冶金接続
   の熱収縮により所定の寸法を得ることを特徴とする核融
   合装置用ボロイダル磁場コイルの製作方法。