JPS60872A - 物品の選別移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物品の選別移送装置に関するものである。

鶏卵や果実などの物品は同じ範囲内の大きさないし重さ
のものを数個一括包装して販売されることが多い。例え
ば、鶏卵は通常７段階の重さに選別され、その中の中間
４段階の鶏卵を６〜１０個ずつグラスチック容器に収納
包装している。

従来の自動鶏卵選別包装装置は、選別すべき重さの区分
の数（例えば７区分）ｔこ応した′ｆ＆（例えば７列）
の移送路を平行に並設し、各移送路の一端に選別した対
応する区分の卵を載置して移送させ、各移送路の他端の
包装場所ないしステーションに配置した包装容器に送り
込むように構成されている。従って選別すべき区分数を
こ対応した数の移送路および包装ステーションが必要で
ある。

このような構成では、例えば選別して包装しようとする
卵がすべて同一の区分のものであると、対応する一つの
移送路のみを介して一つの包装ステーションに送られて
くるから、その間残りのすべての移送路および包装ステ
ーションは遊んでいることになる。実際には、選別され
る以前の卵がすべて同じ区分に属することはありえない
が、装置の設計はそのような極端な場合を想定して行な
わなければならないので、装置がそれだけ大形となりコ
スト高となる。

本発明は以上の点にかんがみ、物品を予め定めたグレー
ド毎に選別し、選別された同一グレードの物品の予め定
めた個数を−まとめにして予め定めた場所に移送するこ
とができる装置を提案したものである。

本発明の装置を例えば包装装置に使用すると、単一の包
装ステーションを異なる複数のグレードをこ時分割的に
使用する事が可能となり、それだけ装置の小型化が図れ
、コストダウンが可能となる。

また包装ステーションが自動化されている場合はどのグ
レードの被包装物品が包装ステーションへ移送されたか
の判別信号を、本選別移送装置から包装ステージ９ンヘ
送り、包装ステーションではその信号に従ってそのグレ
ードの包装資材を択一的に選び出し自動包装を行なうこ
とができるし、また包装ステーションが包装動作に作業
員の補助を必要とする場合は、本装置からの判別信号を
その包装ステーションで受けて作業員に表示し、この表
示を作業員が判定し、例えばそのグレードの包装資材を
選択し作業を進めることができる。

例えば、鶏卵の場合、作業員の前へＬサイズの卵１０個
が送られてくることが表示されると、作業員はそのグレ
ード（Ｌサイズ用）の容器や同封するフベｐ等を選択し
、真空吸着器等で５個又は１０個の卵を一度に吸着して
容器ｔこ収納することになり、時分割的な作業を効率よ
く行なう事が可能となる。

なお、本明細書をこおいて物品の「グレード」とは物品
を選別するときの基準として用いることができる物理量
や評価値等（例えば、重さ、体積、長さ、形状、色、品
質、熟成度、風味など）の段階、区分または等級を意味
する。

本発明によれば、物品のグレードを判定し、予め定めた
複数のグレードのそれぞれに対応する複数の待機場所ｅ
こ、対応するグレードの物品を振り分は送付して一時的
に待機させ、各待機場所において待機している物品の個
数が予め定めた個数（例えば包装単位個数）またはそれ
以上に達したとき待機状態を解除して待機物品を単位個
数一括して予め定めた特定の位置、例えば包装ステーシ
ョンに移送する。

すなわち、物品を異なるグレード毎に異なる場所に一時
的に待機させ、同一グレードの物品を単位個数毎にまと
めて所定の単一の位置に送るよう１こしたので、単一位
置で異なるグレードの物品の処理を時分割的に行なうこ
とができる。

以下、図面を参照して実施例を説明するが、説明の便宜
上、単位個数ずつ包装（バック）されるべき鶏卵（単に
卵という）を対象物品とし、卵が選別されるべきグレー
ドとしては重量区分を用い・卵を大小二つの重量区分ｔ
こ分け、大は６個ずつ小は１０個ずつ一括して包装され
るものとする。

第１図において、１はコンベア機構で、矢印Ｘ方向に循
環走行する無端ベルト１／　上ｔこ、卵Ｅが保持器２を
介して順次載置される。卵Ｅは例えば洗卵乾燥機（図示
省略）から自動的に無端ぺρトｌ／上に移置されるか、
作業員の手作業によって載置され、種々の大きさないし
重さの卵が無差別に混在している。

４は自動重量測定機で、無端ぺＡ／’）　ｌ’　の末端
に隣接配置され、卵Ｅを保持器２ごと順次受は取ってそ
れぞれの卵の重さを測定し、各測定値ｔこ対応する信号
（重量信号）を発生する。

５１．５２はそれぞれ大部待機機構および小卵待機機構
で、それぞれ無端コンベアペルトロ１　および６２　を
含む。これらの無端コンベアペルトロ１・６２は平行に
並設されそれぞれの一端が前記自動重量測定機４の側方
近傍に配置される。ベルト６１・６２は適当な駆動機構
（図示省略）によって矢印Ｘ方向に連続的に循環走行せ
しめられる。

７は自動重量測定機４で測定された卵をそのグレードｔ
こ応じて大部待機機構５１　または小卵待機機構５２　
の無端コンベアベルト６１または６２の一端（上流端）
上に振り分は載置する手段で、具体的には例えば電動シ
リンダ８と、このシリンダｅこ対し突出退入するロッド
９と、このロッドを駆動するパルスモータを含む駆動手
段８／　とからなりロッド９の先端の押し板ｌＯによっ
て重量測定機４の秤量皿４′上の卵Ｅを秤量後保持器２
ごと押し動かしてコンベアベルト６１または６２上に載
置する。ロッド９（押し板１０）のストロークは後述の
ようにして制御される。

１１１．１１２はそれぞれ重量測定機４とコンベアベル
ト６２　の間およびコンベアベルト６１と６２の間の渡
し板である。

１２１１．１２２はそれぞれ大部待機機構５１および小
卵待機機構５２を構成する開閉扉で、それぞれ無端コン
ベアベルト６−および６２の他端（下流端）に配置され
、図に実線で示す閉止位置ではそれぞれコンベアベルト
６１．６２上で大卵および小卵を待機させ（このとき保
持器２の底面がコンベアベル）６．．６２上面に対して
スリップし）、後述のようにして６扉１２１．１２２が
択一的に鎖線位置まで開かれると、待機させられていた
一群の卵が移送コンベア機構１３上に順次送り出される
。

１４１．１４２はそれぞれ扉１２．．１２２を上記閉止
位置および開放位置ｅこ選択的に駆動するロータリーソ
レノイドである。

１５、．１５２はそれぞれ大部待機機構５１および小卵
待機機構５２の上記他端（下流端）側方ｔこ配置された
待機解除卵個数検出器で、それぞれ待機機ｍ５ｔおよび
５２から移送機構１３へ移送される大卵および小卵の個
数を計数し計数信号（例えば卵１個につき１バμス）を
発生する。

移送コンベア機構１３の下流端には包装容器ｔこ卵を収
納して包装するための包装ステーション（図示省略）が
配置される。この包装ステーションでは適当な装置によ
り包装容器をこ卵を自動的に収納するようにしてもよい
し、作業員の手作業をこよる包装を行なってもよい。

１６は操作ユニットで、後述のコンピュータを含む制御
回路を内蔵するとともｅこ、操作バネＡ／１７ｔこは大
罪包装単位個数（必要待機個数）設定器１８１（第２図
）の設定表示部１９１および小郡包装単位個数（必要待
機個数）設定器１８２（第２図）の設定表示部１９２、
並びｅこ大卵小卵重量区分境界値設定器２０（第２図）
の設定表示部２１、その他スイッチ類等（図示省略）が
耐雪装備される。

第２図は、上述の操作ユニット１６に内蔵された制御回
路のブロック図で、第１図におけると同一の参照記号は
対応する要素を示し、２２はインプットボート、２３は
マイクロコンピュータ、２４はアウトプットボートであ
る。また、第３図はマイクロコンピュータ２３のメモリ
をこ予め書き込まれている本発明装置の動作制御プログ
ラムの一例のフローチャートであり、以下第１図ととも
に第２図および第３図を参照して動作を説明する。

大卵小卵重量区分境界値設定器２０によって設定された
重量区分境界値Ｗｄ（例えば上側で６０ｇ）（以下境界
値という）、大罪包装単位個数設定器１８１によって設
定された大卵包装単位個３ｉ　ＮＰ。

および小郡包装単位個数設定器１８２によって設定され
た小郡包装単位個数ＮＰ２はインプットボート２２を介
して、コンピュータ２３のメモリに記憶される。

卵の重量が重量測定機４で測定されると、測定値（重量
信号）Ｗがコンピュータ２３ｔこ送られる。

コンピュータ２３はこの重量測定値と先に記ｆｆ１Ｌ。

た設定境界値Ｗｄとを比較し、測定値Ｗ１が境界値Ｗｄ
と等しいかこれより大（Ｗ＋≧Ｗｄ）であれば振分は信
号Ｓ１　を、また測定値Ｗ２が境界値Ｗｄより小（Ｗ２
　＜　ｗｄ　）であれば振分は信号Ｓ２を、それぞれア
ウトグツトポート２４を介して振分は載置手段７の駆動
手段８／ｌこ与える。すなわち信号Ｂ１（大罪の場合）
を受けると、駆動手段８′はロッド９従って押し板１０
をコンベアベルト６１まで動かし、大罪を測定機４０皿
４１　上からコンベアベルト６１上へ移送載置する。信
号８２　（小郡の場合）を受けると駆動手段８１　は押
し板１０をコンベアベルト６２　まで動かし小郡をこの
ベルト６２上へ移送載置する。

一方コンピュータ２３は重量測定機７によって重量測定
された卵の重量区分別（図示！ＩＩ！施例では大罪と小
郡）の個数（重量区分別の卵の現待機個数）　Ｎ＜・Ｎ
２を記憶し、記憶個数Ｎｌ　、”２がそれぞれ予め定め
られた必要待機個数（包装単位個数）ＮＰ、、ＮＰ２以
上ｅこなったとき、扉開放信号（待機解除信号）　ＳＤ
、またはＳＤ２を発生する。すなわちコンピュータは図
示例で秤量された大罪の記憶値（１Ｍ待機個数）Ｎ１が
６以上になったとき信号ＳＤ。

を、また秤量された小郡の記憶値（現待機個数）Ｎ２が
１０以上になったとき信号ＳＤ２を、それぞれ発生し１
アウトプツトボート２４を介してそれぞれ扉１２１．１
２２の開閉手段・例えばロータリーソレノイド１４１．
１４２　ｔこ択一的に与え、扉１２１．１２２を開いて
それぞれコンベアベ＊）６１．６２上の卵をコンベアベ
ルト１３上へ送出移置させる。

なお、扉１２唱と１２２は同時ｔこは開かれず、一方が
開かれている限りこれが閉じられるまで他方の扉は開放
されない。換言すれば、大罪（または小郡）の待機解除
動作中は小４ＩＩ（または大罪）の待機解除動作は行な
われない。

扉１２１または１２２が開かれコンベアベルトロ。

または６２上の大罪または小郡がコンベアベルト１３上
へ移送されるとき、移送される卵の数を検出器１５＋ま
たは１５２が計数して計数値（待機解除移送個数）ＮＯ
＋またはＮＯ２をコンピユー７２３１ｃ与える。コンピ
ュータダは設定包装単位個数（必要待機個数、実施例で
は大部６個、小卵１０個）　ＮＰ。

またはＮＰ２ｈこ等しい数の計数値ＮＣ１またはＮＣ２
を受けたとき、扉閉止信号ＳＤ／、またはＳｎＩ２をロ
ータリーソレノイド１４．または１４２に与えて扉１２
１または１２２を閉止させ、大罪または小郡の現待機個
数の記憶値Ｎ１またはＮ２から計数値ＮＣ１またはＮＣ
２を減算するとともに、待機解除移送表示信号（単位数
の大罪または小郡を待機解除して移送しつつあることを
表示する信号ＳＮＩまたは５Ｎ２）を発生する。この信
号は適当な表示器を表示動作させるのに使用してもよい
し、また次段の装置（例えば包装ステーション）に送っ
て適宜利用することもできる。

扉１２１．１２２の閉止により待機動作が再開され上述
の動作が繰り返えされる。

以上の記述から容易にわかるように、扉１２１・１２□
が閉止状態ではコンベアベルト６１ｓ　６２上に重量測
定機４から移送載置された卵はベルト６１．６２の走行
によって扉１２ｗ　、１２２の方へ移送され扉１２１　
ｓ　１２２またはすでにそこにある卵をこゴって移動を
阻止され卵保持容器２の底面はベルト６１・６２　の上
面に対してスリップし％　ｍ　１２．．１２２の手前で
前後に隣接して一列に並置され、一つのグループとして
待機せしめられる。

従って、卵の待機個数が６個または１０個となって扉１
２１または１２２が開かれると、大罪または小郡は６個
または１０個ずつ一つのグループとしてコンベヤ１３上
に移置され包装ステーション（図示省略）へ移送される
。

以上本発明の一実施例を説明したが本発明はこれに限ら
れず種々の変形例を包含する。例えば選別すべきグレー
ドは大・小二つｔこ限らず３以上のグレードでもよい。

その場合待機機構もグレード数に応じて増加することも
ちろんである。

また、各待機機構５１．５２において必要な待機個数に
長時聞達しない場合にべ〃トロ１．６２を走行させてお
くのは無駄であるから、省エネルギーと騒音防止のため
、適当な検出手段または論理的判定手段（例えば最後に
振り分けられた卵から−定時間が経過しても次の卵が振
り分けられてこないことを判定する）を用いて、ベルト
６１％６２を適宜停止させるように構成することもでき
る。

振分は手段７は図示の押し動かし方式のほかつかみ上げ
移置方式でもよいし、さらに１台でなく複数台でもよい
。

待機機構５１．５２の扉は図示の回動方式の場合でも、
回動軸を上方に水平に配備してもよいし、また回動方式
によらず、上下垂直移動方式としてもよい。検出器１５
．　、１５２は光電式のほか、接触式のものでもよい。

対象物品も卵に限られない。

また、必ずしも重量による振り分けに限らず、例えば清
涼飲料水のかん詰の場合、かんの形状または色によって
区分することも可能であるし、果実類の場合、重量以外
の選別基準、例えば熟成度（糖度）を用いることも可能
でありこの場合その判定は自動的にまたは作業員が行な
ってもよい。

以上のように、本発明によれば異なるグレードの物品を
各グレード毎に所定数−まとめにして単一の移送手段・
こよって移送することができるので装置の簡略化、小形
化、効率の向上、コストダウンを達成することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成図、第２図は制御
回路のブロック図、第３図は動作のフローチャートであ
る。 ４・・・重量測定機、 ５１．５２・・・待機機構、 ８・・・振分は機構。 １２１．１２２・・・開閉扉、 １６奉・・制御ユニット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ａ）物品を複数のグレードに選別するための基準を設定
   する手段と、 ｂ）前記グレードのそれぞれに対応する予め定めた異な
   る位置に物品を一時的に持株させる複数の待機手段と、 Ｃ）前記各待機手段で一時的ｔこ待機させられる物品の
   必要待機個数を設定する手段と、 ｄ）物品のグレードを前記設定基準によって判定し対応
   するグレード信号を発生する手段と、ｅ）グレードを判
   定された物品をそのグレード信号ｔこ基づいて対応する
   前記待機手段に振り分ける振り分は手段と、 ｆ）前記各待機手段に振り分けられた物品の個数を各待
   機手段毎に記憶する手段と、 ｇ）前記各待機手段毎に振り分けられた物品の記憶され
   た個数と各待機手段毎ｅこ予め設定された必要待機個数
   とを比較し、記憶された待機個数が設定された必要待機
   個数に等しいかまた４よごれより多いとき、′その待機
   手段に対して物品待機状態を解除せしめる解除信号を与
   える手段と・ｈ）物品待機状態が択一的に解除せしめら
   れた前記待機手段から前記設定された必要待機個数の物
   品を受けとり〜これらの物品を一群として所定の場所へ
   移送する移送手段と、 ｉ）待機解除された物品の個数を計数し、計数個数が設
   定必要待機個数と等しくなったとき物品待機状態を解除
   されている待機手段に対して物品待機状態への復帰信号
   を与える手段と、 ｊ）待機手段によって待機せしめられている物品の記憶
   個数から待機解除された物品の個数を減算する手段とか
   らなることを特徴とする物品の選別移送装置。