JPS608556Y2 - ボイスコイルモ−タの磁極 - Google Patents

ボイスコイルモ−タの磁極

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Publication number
JPS608556Y2
JPS608556Y2 JP1975000071U JP7175U JPS608556Y2 JP S608556 Y2 JPS608556 Y2 JP S608556Y2 JP 1975000071 U JP1975000071 U JP 1975000071U JP 7175 U JP7175 U JP 7175U JP S608556 Y2 JPS608556 Y2 JP S608556Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
coil motor
magnetic ring
magnetic
moving coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP1975000071U
Other languages
English (en)
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JPS5181911U (ja
Inventor
孔宏 佐藤
雄二 井上
Original Assignee
富士通株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5181911U publication Critical patent/JPS5181911U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボイスコイルモータの磁極の構造に関するもの
である。
ボイスコイルモータはコンピュータシステムの一構成装
置である磁気ディスク装置のヘッド直進駆動モータとし
て他の駆動モータに比しアクセスタイムが早いことより
近来専ら利用されている。
特に緒特性の向上を目的として、このボイスコイルモー
タの永久磁石の内面に接してスリットを切った磁性環を
設けた構造のものは本実用新案登録出願人による特許出
願特願昭46−105315号(特開昭48−7001
0)により開示されている。
本考案は更にこのスリットを切った磁性環の構造につい
て各部寸法を特定し、更に特性を向上せしめようとする
ものである。
本考案は磁性環の歯部分とスペーサ部分との厚さの比を
選択し、またムービングコイルの全長内に含まれる歯部
分の数を選択することにより、空隙磁束密度を減少させ
ないで、コイルのインダクタンスを減少せしめて、更に
応答速度を上げることを目的とする。
本考案においては中空円筒形磁石の内面に接して設けら
れたスリットを切った磁性環と、前記中空円筒形磁石の
軸心と同一軸心を有する円筒形鉄心との間の空隙中に設
けられたソレノイド形のムービングコイルとを有するボ
イスコイルモータにおいて、前記磁性環の歯部分の厚さ
alおよびスペーサ部分の厚さbとするとき、a+bの
長さが4の関係を有し、かつ比a/bの値が0.3以上
0.5以下であるような構造のボイスコイルモータの磁
極が提供される。
以下本考案を図面に従って説明する。
第1図A、 Bは既に出願中のボイスコイルモータの構
造であり、11,12は継鉄、13は鉄心、14は永久
磁石、15はムービングコイル、16は磁性環、モして
17は空隙をそれぞれ示す。
第2図は磁性環16と空隙17の部分を拡大して示した
ものであり、第3図は磁性環16の歯部分21の厚さa
とスペーサ部分22の厚さbとの比a / bの変化に
応じて、空隙の磁束密度Bgムービングコイル15のイ
ンダクタンスLe、および実効抵拐Beがどのように変
化するかを実験的に求めたグラフである。
第3図において空隙の磁束密度Bgはa / b >1
からa/b=0.4付近迄はぼ一定であり、インダクタ
ンスレおよび実効抵抗Reはa/bが減少するにつれて
減少している。
本発明のようなボイスコイルモータにおいては、比a
/ bの値は磁束密層Dgは高く、インダクタンスLe
および実効抵抗Reができるだけ小さいものが良く、従
ってa/bは0.4を中心として0.3ないし0.5の
範囲が好ましい。
即ちBgの一定範囲ではムービングコイルに作用する力
は一定であり、インダクタンスhを減少させることによ
ってムービングコイルの応答速度が上る。
一般には応答速度は回路の時定数kに反比例するが、グ
ラフから明らかなようにインダクタンスレの減少の方力
状きく、全体として(の値は減少し、応答速度は上る。
更に実効抵抗Reの減少は発熱量を減少せしめる。
ムービングコイルの全長をl(第1図)とするとき、そ
の長さの範囲に、成る程度の磁性環の歯数があることが
必要である。
この歯数が少いときは第4図に示すようにムービングコ
イルの運動にともなって、コイル全体に作用する磁束密
度Bgが波形に変化するようになる。
このことに関しスペース部分とも4個以上来るようにし
なければならないことが実験的に確められた。
更に、比a/bに関しても、比a/bが0.3の場合は
、特性が若干悪くなるが、動作に関してはそれ程困るも
のでなく、比a / bが0.2の場合は、特性におい
て、実用上困難であることも確められている比a/bが
0.3ないし0.5であれば1、の値や、実効抵扮Re
に関して許される条件に応じて、適宜任意に選択し得る
のは勿論である。
以上述べたように、ムービングコイルの全長lに対し歯
部分の厚さaとスペーサ部分の厚さbとの和部分が4個
以上充分来るようにし、比a/bが0.3ないし0.5
になるように磁性環のスリットを構成することにより、
磁束密度Bgを低下させずインダクタンスLeを減少さ
せて、より応答速度の速いボイスコイルモータを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A、 Bは磁性環にスリットを切り、永久磁石の
磁極を構成したボイスコイルモータの構造図、第2図は
本考案の構成を説明するための磁極部分拡大図、第3図
は本考案の構成に関する実験により求められた空隙磁束
密度、コイルのインダクタンスおよび実効抵抗を示すグ
ラフ、そして第4図はムービングコイル全長に対しスリ
ット数が少い場合コイルに作用する空隙磁束密度が波形
に変化することを示すグラフである。 図において、11と12は継鉄、13は鉄心、14は永
久磁石、15はムービングコイル、16は磁性環、17
は空隙、21は磁性環の歯部分、22は磁性環のスペー
サ部分である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空円筒形磁石の内面に接して設けられたスリットを切
    った磁性環と、前記中空円筒形磁石の軸心と同一軸心を
    有する円筒形鉄心との間に空隙中に設けられたソレノイ
    ド形のムービングコイルとを有するボイスコイルモータ
    において、前記磁性環の歯部分の厚さalおよびスペー
    サ部分の厚さbとするとき、a+bの長さが前記ムービ
    ングコイルの全長lに対し、肩1〉4の関係を有し、か
    つ比a / bの値が0.3以上0.5以下であるよう
    な構造のボイスコイルモータの磁極。
JP1975000071U 1974-12-24 1974-12-24 ボイスコイルモ−タの磁極 Expired JPS608556Y2 (ja)

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JPS5181911U JPS5181911U (ja) 1976-06-30
JPS608556Y2 true JPS608556Y2 (ja) 1985-03-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4870010A (ja) * 1971-12-27 1973-09-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4870010A (ja) * 1971-12-27 1973-09-22

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JPS5181911U (ja) 1976-06-30

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