JPS6084261A - 1,7‐ジ(4‐ヒドロキシフエニルチオ)‐3,5‐ジオキサヘプタンの製造方法 - Google Patents
1,7‐ジ(4‐ヒドロキシフエニルチオ)‐3,5‐ジオキサヘプタンの製造方法Info
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- JPS6084261A JPS6084261A JP58193925A JP19392583A JPS6084261A JP S6084261 A JPS6084261 A JP S6084261A JP 58193925 A JP58193925 A JP 58193925A JP 19392583 A JP19392583 A JP 19392583A JP S6084261 A JPS6084261 A JP S6084261A
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- Japan
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- hydroxyphenylthio
- transfer catalyst
- reaction
- methane
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
本発明は、1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)
−3,5−ジオキサへブタンの製造方法の改良に関する
ものである。
−3,5−ジオキサへブタンの製造方法の改良に関する
ものである。
[従来技術〕
1.7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−
ジオキサへブタン(以下、単に03IIPと略記する)
は、本出願人によって、特願昭57−216360号発
明として提案された新規化合物であり、次の構造式で表
わされる。
ジオキサへブタン(以下、単に03IIPと略記する)
は、本出願人によって、特願昭57−216360号発
明として提案された新規化合物であり、次の構造式で表
わされる。
このO3叶は、先に提案した方法によると、4−メルカ
プトフェノールを水酸化ナトリウムのような水酸化アル
カリ溶液に溶解させ、この溶液に、一般式 %式%) (式中、Xはハロゲンであり、塩素、臭素等が含まれる
) で表わされるビス(2−ハロエトキシ)メタンを加えて
反応させるか、あるいは、4−メルカプトフェノールと
ビス(2−ハロエトキシ)メタンを予じめ混合した系に
、水酸化アルカリ溶液を滴下することによって製造され
る。しかしながら、このような方法においては、水酸化
アルカリ溶液としては、メタノールやイソプロパツール
等のアルコール性溶液を用いることが必要である上、反
応を加熱還流下に行わなければならないという難点があ
り、工業的方法としては未だ満足すべきものではなかっ
た。
プトフェノールを水酸化ナトリウムのような水酸化アル
カリ溶液に溶解させ、この溶液に、一般式 %式%) (式中、Xはハロゲンであり、塩素、臭素等が含まれる
) で表わされるビス(2−ハロエトキシ)メタンを加えて
反応させるか、あるいは、4−メルカプトフェノールと
ビス(2−ハロエトキシ)メタンを予じめ混合した系に
、水酸化アルカリ溶液を滴下することによって製造され
る。しかしながら、このような方法においては、水酸化
アルカリ溶液としては、メタノールやイソプロパツール
等のアルコール性溶液を用いることが必要である上、反
応を加熱還流下に行わなければならないという難点があ
り、工業的方法としては未だ満足すべきものではなかっ
た。
本発明は、前記方法における難点の克服された工業的に
有利な05IIPの製造方法を提供することを目的とす
る。
有利な05IIPの製造方法を提供することを目的とす
る。
本発明によれば、4−メルカプ1へフェノールとビス(
2−ハロエトキシ)メタンとを水酸化アルカリの存在下
で反応させて1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ
)−3,5−ジオキサへブタンを製造するcf際し、該
反応を水性溶媒を用い、かつ相間移動触媒の存在下で行
うことを特徴とする1、7−ジ(4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)−3,5−ジオキサへブタンの製造方法が提供
される。
2−ハロエトキシ)メタンとを水酸化アルカリの存在下
で反応させて1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ
)−3,5−ジオキサへブタンを製造するcf際し、該
反応を水性溶媒を用い、かつ相間移動触媒の存在下で行
うことを特徴とする1、7−ジ(4−ヒドロキシフェニ
ルチオ)−3,5−ジオキサへブタンの製造方法が提供
される。
本発明の方法においては、反応は水性溶媒を用いると共
に、相聞移動触媒を用いて行うことを特徴とする。水性
溶媒としては、通常、水が用いられるが、必要に応じ、
適量のアルコール等の有機溶媒を併用することも可能で
ある。
に、相聞移動触媒を用いて行うことを特徴とする。水性
溶媒としては、通常、水が用いられるが、必要に応じ、
適量のアルコール等の有機溶媒を併用することも可能で
ある。
本発明においては、前記したように、水性溶媒の使用に
関連して、相聞移動触媒を用いるが、この場合の相聞移
動触媒は、有機溶媒に不溶の請求核種や塩基を4級オニ
ウムやクラウン類で可溶化する触媒効果を持つものと定
義されるものであり、アミン類、第4級アンモニウム塩
、ホスホニウム塩、及びクラウンエーテル等が包含され
。
関連して、相聞移動触媒を用いるが、この場合の相聞移
動触媒は、有機溶媒に不溶の請求核種や塩基を4級オニ
ウムやクラウン類で可溶化する触媒効果を持つものと定
義されるものであり、アミン類、第4級アンモニウム塩
、ホスホニウム塩、及びクラウンエーテル等が包含され
。
このような相聞移動触媒に関しては、例えば、文献で、
四伏・西谷共訳「相間移動触媒」(化学同人、1978
)に記載されている。本発明で用いる相間移動触媒の具
体例を示すと、アミン類に関しては、例えば、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン等の第3:aアミン等が挙
げられ、第4級アンモニウム塩に関しては、例えば、ト
リオクチルメチルアンモニウムクロライド、N−ラウリ
ルピリジニウムタロライド、l−リエチルベンジルアン
モニウムブロマイド等が挙げられ、ホスホニウム塩に関
しては、例えば、テトラフェニルホスホニウムクロライ
ド、トリフェニルメチルホスホニウムアイオダイド、テ
1〜ラブチルホスホニウムクロライド等が挙げられ、ク
ラウンエーテルに関しては、例えば、ジベンゾ−18−
クラウン−6、ジシクロへキシル−18−クラウン−6
,18−クラウン−6等が挙げられる。
四伏・西谷共訳「相間移動触媒」(化学同人、1978
)に記載されている。本発明で用いる相間移動触媒の具
体例を示すと、アミン類に関しては、例えば、トリメチ
ルアミン、トリエチルアミン等の第3:aアミン等が挙
げられ、第4級アンモニウム塩に関しては、例えば、ト
リオクチルメチルアンモニウムクロライド、N−ラウリ
ルピリジニウムタロライド、l−リエチルベンジルアン
モニウムブロマイド等が挙げられ、ホスホニウム塩に関
しては、例えば、テトラフェニルホスホニウムクロライ
ド、トリフェニルメチルホスホニウムアイオダイド、テ
1〜ラブチルホスホニウムクロライド等が挙げられ、ク
ラウンエーテルに関しては、例えば、ジベンゾ−18−
クラウン−6、ジシクロへキシル−18−クラウン−6
,18−クラウン−6等が挙げられる。
本発明における相間移動触媒としては、殊に、第4級ア
ンモニウム塩の使用が好適であり、この場合の塩として
は、塩酸塩(クロライド)、硫酸水素塩(ハイドロジン
サルフェート)、過塩素酸塩(バクロレート)、1−ル
エンスルホン酸塩等の種々の無機酸及び有機酸の塩が挙
げられる。
ンモニウム塩の使用が好適であり、この場合の塩として
は、塩酸塩(クロライド)、硫酸水素塩(ハイドロジン
サルフェート)、過塩素酸塩(バクロレート)、1−ル
エンスルホン酸塩等の種々の無機酸及び有機酸の塩が挙
げられる。
本発明の方法の実施は容易であり、反応は室温付近、通
常、15〜40℃の温度で実施することができる。本発
明の方法を好まし〈実施するには、例えば、4−メルカ
プトフェノール1モルに対して、水酸化アルカリ(Na
011、に011等)約1モルを含む水溶液を加え、さ
らに約0.5モルのビス(2−ハロエトキシ)メタンを
加えて混合し、この混合液に、約0.1モルの相間移動
触媒を加えて、室温付近の温度で激しく攪拌を行えばよ
い。この反応により、目的物である05IIPと副生物
としてのハロゲン化アルカリとの混合物が析出してくる
が、反応終了後、ハロゲン化アルカリを溶出するに十分
な温水を加え、しばらくの間攪拌を行い、さらに析出物
を濾別し、洗浄することにより、高純度の白色粉末状の
目的物を得る。
常、15〜40℃の温度で実施することができる。本発
明の方法を好まし〈実施するには、例えば、4−メルカ
プトフェノール1モルに対して、水酸化アルカリ(Na
011、に011等)約1モルを含む水溶液を加え、さ
らに約0.5モルのビス(2−ハロエトキシ)メタンを
加えて混合し、この混合液に、約0.1モルの相間移動
触媒を加えて、室温付近の温度で激しく攪拌を行えばよ
い。この反応により、目的物である05IIPと副生物
としてのハロゲン化アルカリとの混合物が析出してくる
が、反応終了後、ハロゲン化アルカリを溶出するに十分
な温水を加え、しばらくの間攪拌を行い、さらに析出物
を濾別し、洗浄することにより、高純度の白色粉末状の
目的物を得る。
本発明の方法は前記構成であり、反応溶媒として水性溶
媒を用い、かつその反応は室温付近の温度で実施し得る
ので、工業的に実施に極めて有利な方法ということがで
きる。
媒を用い、かつその反応は室温付近の温度で実施し得る
ので、工業的に実施に極めて有利な方法ということがで
きる。
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜4
4−メルカプトフェノール126.(]モル)を、1.
5N水酸化すl−リウム水溶液667gに溶解し、この
溶液に、ビス(2−クロルエトキシ)メタン86.5g
(0,5モル)を加え、さらにトリオクチルメチルアン
モニウムクロライドの90%水溶液45gを加えて激し
く攪拌しながら反応を行った。反応の進行とともに。
5N水酸化すl−リウム水溶液667gに溶解し、この
溶液に、ビス(2−クロルエトキシ)メタン86.5g
(0,5モル)を加え、さらにトリオクチルメチルアン
モニウムクロライドの90%水溶液45gを加えて激し
く攪拌しながら反応を行った。反応の進行とともに。
白色結晶が析出してきた。反応温度26〜30℃で60
分間攪拌を続けた後、析出物を濾別した。得られた濾過
ケーキを約30℃の温水1Ωと共に攪拌し、次いで濾過
する操作を2回行った後、乾燥し、融点107〜109
℃を有する目的物としての05IIP 256゜を得た
。その収率は97.4%であった。
分間攪拌を続けた後、析出物を濾別した。得られた濾過
ケーキを約30℃の温水1Ωと共に攪拌し、次いで濾過
する操作を2回行った後、乾燥し、融点107〜109
℃を有する目的物としての05IIP 256゜を得た
。その収率は97.4%であった。
次に、前記の操作において、相聞移動触媒として他のも
のを用いた以外は同様にして操作を行い、05IIPを
得た。この場合の収率及び生成物の融点を前記の結果と
共に、次表に示す。
のを用いた以外は同様にして操作を行い、05IIPを
得た。この場合の収率及び生成物の融点を前記の結果と
共に、次表に示す。
表−1
Claims (1)
- (1)4−メルカプトフェノールとビス(2−))ロエ
トキシ)メタンとを水酸化アルカリの存在下で反応させ
て1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5
−ジオキサへブタンを製造するに際し、該反応を水性溶
媒を用い、かつ相間移動触媒の存在下で行うことを特徴
とする1、7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3
,5−ジオキサへブタンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58193925A JPS6084261A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 1,7‐ジ(4‐ヒドロキシフエニルチオ)‐3,5‐ジオキサヘプタンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58193925A JPS6084261A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 1,7‐ジ(4‐ヒドロキシフエニルチオ)‐3,5‐ジオキサヘプタンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6084261A true JPS6084261A (ja) | 1985-05-13 |
Family
ID=16316018
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58193925A Pending JPS6084261A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 1,7‐ジ(4‐ヒドロキシフエニルチオ)‐3,5‐ジオキサヘプタンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6084261A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221155A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Ube Ind Ltd | 3,5−ジチア−1,7−ヘプタンジオールの製造方法 |
-
1983
- 1983-10-17 JP JP58193925A patent/JPS6084261A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221155A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Ube Ind Ltd | 3,5−ジチア−1,7−ヘプタンジオールの製造方法 |
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