JPS608311A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS608311A JPS608311A JP11608783A JP11608783A JPS608311A JP S608311 A JPS608311 A JP S608311A JP 11608783 A JP11608783 A JP 11608783A JP 11608783 A JP11608783 A JP 11608783A JP S608311 A JPS608311 A JP S608311A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radically polymerizable
- resin
- composition
- dimethallyl
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、低臭性及び低発熱性に優れた硬化物を形成す
る樹脂組成物に関する。
る樹脂組成物に関する。
繊維強化グラスチックス、塗料、成形材料、接着剤など
において、速硬化性の樹脂組成物が賞月されているが、
作業環境等を改善するため、あるいは精密成形等に適し
た材料とするために不快臭の少ない、しかもクラック発
生の少ない樹脂組成物が要求されている。
において、速硬化性の樹脂組成物が賞月されているが、
作業環境等を改善するため、あるいは精密成形等に適し
た材料とするために不快臭の少ない、しかもクラック発
生の少ない樹脂組成物が要求されている。
従来、速硬化が可能な樹脂組成物としては、硬化がラジ
カル重合で進行するビニルエステル樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等が知られている
。これらの樹脂はいずれも幹となるラジカル重合性不飽
和基を含有する低分子重合体とラジカル重合性低分子量
化合物とからなり、後者は通常その組成割合が20〜6
0重量%であり、特性または経済的な観点からスチレン
がほとんどである。このスチレンを含有する樹脂組成物
は、揮散しやすく硬化時にワニスの20〜40重f/1
%が揮発して刺激臭を発生するため、作業者や地域住民
に不快臭を与え、健康管理面で問題となり法規制されて
いる。加えて、硬化時の発熱量が極めて大であると共に
硬化にともなう体積収縮が大であり、硬化物中にクラッ
クが入りやすく精密成形が困難であるという欠点があっ
た。一方、前記ラジカル重合性低分子量化合物として、
ジアリルフタレートおよび/lたはジアリルイソフタレ
ートを用いる樹脂組成物が知られている。
カル重合で進行するビニルエステル樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂等が知られている
。これらの樹脂はいずれも幹となるラジカル重合性不飽
和基を含有する低分子重合体とラジカル重合性低分子量
化合物とからなり、後者は通常その組成割合が20〜6
0重量%であり、特性または経済的な観点からスチレン
がほとんどである。このスチレンを含有する樹脂組成物
は、揮散しやすく硬化時にワニスの20〜40重f/1
%が揮発して刺激臭を発生するため、作業者や地域住民
に不快臭を与え、健康管理面で問題となり法規制されて
いる。加えて、硬化時の発熱量が極めて大であると共に
硬化にともなう体積収縮が大であり、硬化物中にクラッ
クが入りやすく精密成形が困難であるという欠点があっ
た。一方、前記ラジカル重合性低分子量化合物として、
ジアリルフタレートおよび/lたはジアリルイソフタレ
ートを用いる樹脂組成物が知られている。
しかしながら、この組成物も高沸点とはいえ刺激臭が強
く、硬化時の発熱量が大であり精密成形用として用いる
にはかなりの工夫を必要としていた。本発明はこのよう
な欠点を解決したものである。
く、硬化時の発熱量が大であり精密成形用として用いる
にはかなりの工夫を必要としていた。本発明はこのよう
な欠点を解決したものである。
本発明の樹脂組成物は、分子量1000当り0.5〜6
個のラジカル重合性不飽和基を有するラジカル重合硬化
性樹脂(A成分)に、ジメタリルオルソフタレート、ジ
メタリルイソ7タレート、またはこれらの混合物(B成
分)を配合してなる低臭気性・低発熱性のものである。
個のラジカル重合性不飽和基を有するラジカル重合硬化
性樹脂(A成分)に、ジメタリルオルソフタレート、ジ
メタリルイソ7タレート、またはこれらの混合物(B成
分)を配合してなる低臭気性・低発熱性のものである。
本発明の組成物に使用されるA成分は、通常に使用され
るものであれば不飽和基量以外は特に限定されるもので
はすく、好ましくは(メタ)アク’Jル醗変性エポキシ
樹脂を主体とするビニルエステル樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂;シアIJ /レオ/l/7フタレートおよび
/またはジアリルイソフタレートのβ位置換の重合体;
等が挙げられる。この人成分のラジカル重合性不飽和基
量としては分子fd 1000当り0.5−6個の範囲
にあることが好ましく、065未満ではこの組成物を硬
化した硬化物の機械的強度および耐熱性が極端に悪化す
る傾向を示し、6個を超える場合にはこの組成物を硬化
した硬化物の耐熱性は良好となるものの、耐衝撃性が悪
化するので好ましくない。
るものであれば不飽和基量以外は特に限定されるもので
はすく、好ましくは(メタ)アク’Jル醗変性エポキシ
樹脂を主体とするビニルエステル樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂;シアIJ /レオ/l/7フタレートおよび
/またはジアリルイソフタレートのβ位置換の重合体;
等が挙げられる。この人成分のラジカル重合性不飽和基
量としては分子fd 1000当り0.5−6個の範囲
にあることが好ましく、065未満ではこの組成物を硬
化した硬化物の機械的強度および耐熱性が極端に悪化す
る傾向を示し、6個を超える場合にはこの組成物を硬化
した硬化物の耐熱性は良好となるものの、耐衝撃性が悪
化するので好ましくない。
本発明の組成物に使用されるB成分は、メタリルアルコ
ールと7タル酸アルキルエステルとのエステル交換反応
で得られるものである。この成分全配合することによル
、本発明の組成物は臭いが極めて少なく、前記ビニルエ
ステル樹脂および不飽和ポリエステル樹脂との共重合性
に優れ、さらに該ジメタリルフタレート単量体を含む組
成物の硬化時の発熱量がスチレン単量体を含む場合に比
べ50%、ジアリルフタレート単量体を含む場合に比べ
80%という極めて少ない値を示すという特長全発揮す
る。
ールと7タル酸アルキルエステルとのエステル交換反応
で得られるものである。この成分全配合することによル
、本発明の組成物は臭いが極めて少なく、前記ビニルエ
ステル樹脂および不飽和ポリエステル樹脂との共重合性
に優れ、さらに該ジメタリルフタレート単量体を含む組
成物の硬化時の発熱量がスチレン単量体を含む場合に比
べ50%、ジアリルフタレート単量体を含む場合に比べ
80%という極めて少ない値を示すという特長全発揮す
る。
本発明の組成物における各成分の配合割合は、通常、A
成分が100重量部に対しB成分が30〜x50M量部
である。このB成分の配合割合が30重量部未満では組
成物が高粘稠となり作用性が低下し、150重量部を超
える場合には架橋奇問が高くなると共にこのような過剰
量のため組成物全体の粘度が低下し、かつ、成形時の樹
脂の流出が犬きくな夛、作用性が低下する。
成分が100重量部に対しB成分が30〜x50M量部
である。このB成分の配合割合が30重量部未満では組
成物が高粘稠となり作用性が低下し、150重量部を超
える場合には架橋奇問が高くなると共にこのような過剰
量のため組成物全体の粘度が低下し、かつ、成形時の樹
脂の流出が犬きくな夛、作用性が低下する。
本発明の組成物は使用の際、硬化剤、硬イヒ促進剤、変
性樹脂、重合禁止剤および充填剤等を含んでも良い。硬
化剤としては、例えばペンゾイルノや−オキサイド、ア
セチルノ4−オキサイド、tert−ブチルパーオキサ
イド、キュメンヒドロパーオキサイドおよびtert−
ブチルパーベンゾエート等の有機酵化物などが挙けられ
る。この硬化剤の添加f、は、通常、組成物に対して0
.5〜10重景%重量ましくは1〜5重景重量ある。硬
化促進剤としては、例えばナフテン酸金PA塩、オクテ
ン酵金属塩(ここで、金属として、例えばコバルト、マ
ンガン、鉄、鉛、ニッケル、亜鉛等が挙げられる)等が
挙げられ、その添加量は組成物に対して0.2〜2重M
%が好ましい。変性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂
、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等が挙げられる。禁止
剤としては、例えばハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル、p −tert−ブチルカテコール
、どロガロール等ツキノン類が挙げられる。充填剤とし
ては、例えばシリカ、タルク、炭酸カルシウム、アスベ
スト、ガラス繊維、木粉、着色剤等が挙げられる。
性樹脂、重合禁止剤および充填剤等を含んでも良い。硬
化剤としては、例えばペンゾイルノや−オキサイド、ア
セチルノ4−オキサイド、tert−ブチルパーオキサ
イド、キュメンヒドロパーオキサイドおよびtert−
ブチルパーベンゾエート等の有機酵化物などが挙けられ
る。この硬化剤の添加f、は、通常、組成物に対して0
.5〜10重景%重量ましくは1〜5重景重量ある。硬
化促進剤としては、例えばナフテン酸金PA塩、オクテ
ン酵金属塩(ここで、金属として、例えばコバルト、マ
ンガン、鉄、鉛、ニッケル、亜鉛等が挙げられる)等が
挙げられ、その添加量は組成物に対して0.2〜2重M
%が好ましい。変性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂
、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂等が挙げられる。禁止
剤としては、例えばハイドロキノン、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル、p −tert−ブチルカテコール
、どロガロール等ツキノン類が挙げられる。充填剤とし
ては、例えばシリカ、タルク、炭酸カルシウム、アスベ
スト、ガラス繊維、木粉、着色剤等が挙げられる。
本発明の組成物の製造方法は、前記した2つの成分を通
常に行なわれる混合方法を適用して容易に得ることがで
きる。
常に行なわれる混合方法を適用して容易に得ることがで
きる。
つぎにN本発明を実施例および比較例により説明するが
本発明はこれらに限定きれるものではない。なお、実施
例中、1部」は全て「重量部」を意味する。
本発明はこれらに限定きれるものではない。なお、実施
例中、1部」は全て「重量部」を意味する。
実施例1
不飽和ポリエステル固形樹脂(商品名:ユビカ8542
、日本ユビカ■製、不飽和基量:2・1/1000分子
量)100部、ジメタリルオルソフタレート30部、t
ert−ブチルパーベンゾエート3部を混合溶解して本
発明の樹脂組成物を得た。
、日本ユビカ■製、不飽和基量:2・1/1000分子
量)100部、ジメタリルオルソフタレート30部、t
ert−ブチルパーベンゾエート3部を混合溶解して本
発明の樹脂組成物を得た。
実施例1でゾメタリルオルソ7タレートの代りにスチレ
ン(比較例1)、ジアリルオルソフタレート(比較例2
)を用いた他は、実施例1と同様にして組成物を得た。
ン(比較例1)、ジアリルオルソフタレート(比較例2
)を用いた他は、実施例1と同様にして組成物を得た。
実施例1および比較例1,2で得られた組成物をガラス
成形器に流し込み、110℃で1蒔間、加熱硬化した後
、ひき続き130℃で3時間、後加熱をして厚さ1闘の
組−放物の板を得た。この板から切り出した試験片につ
いて、ガラス転移温度、曲げ強度、曲げ弾性率、伸度並
びに板の厚さが4mmとなるように同条件で硬化してク
ラックの存在を調べたクラックテスト測定結果、硬化前
の組成物の挿発性測定結果および熱硬化時の発熱量な示
差操作熱バを分析装置を用いた測定結果を表に示す。
成形器に流し込み、110℃で1蒔間、加熱硬化した後
、ひき続き130℃で3時間、後加熱をして厚さ1闘の
組−放物の板を得た。この板から切り出した試験片につ
いて、ガラス転移温度、曲げ強度、曲げ弾性率、伸度並
びに板の厚さが4mmとなるように同条件で硬化してク
ラックの存在を調べたクラックテスト測定結果、硬化前
の組成物の挿発性測定結果および熱硬化時の発熱量な示
差操作熱バを分析装置を用いた測定結果を表に示す。
表
*:6011KO金属シヤーレに樹脂組成物10gを入
れ、60℃で4時間加熱後の重量変化をめた。
れ、60℃で4時間加熱後の重量変化をめた。
表から明らかなように、本発明の組成物は比較例のもの
に比べて、発熱量が47%、75%と格段に少なく、精
密成形用の材料と1て好適である。
に比べて、発熱量が47%、75%と格段に少なく、精
密成形用の材料と1て好適である。
実施例2
メタクリル酸とエピコート$828(商品名、油化シェ
ルエポキシ■製)との付加反応で得られるエポキシメタ
アクリレート(不飽和基量: 4.4WA/1000分
子量)100部とジメタリルイソフタレート40部、ベ
ンゾイルパーオキサイド3部を混合溶解して樹脂組成物
を得た。次いで、この樹脂組成物100部と、単繊維直
径12μm1繊維長250闘のEガラス100部とを混
練してイリた成形相料を厚さ10間となるように110
℃、30ky/cl、、t 20分の硬化条件で成形し
た。成形品にはクラックの存在が認められず、かつ優れ
た機械的強度を示すことが認められた0以上において詳
述したように、本発明に係る樹脂組成物は低臭性及び低
発熱性に優れており、その工業的価値は大である。
ルエポキシ■製)との付加反応で得られるエポキシメタ
アクリレート(不飽和基量: 4.4WA/1000分
子量)100部とジメタリルイソフタレート40部、ベ
ンゾイルパーオキサイド3部を混合溶解して樹脂組成物
を得た。次いで、この樹脂組成物100部と、単繊維直
径12μm1繊維長250闘のEガラス100部とを混
練してイリた成形相料を厚さ10間となるように110
℃、30ky/cl、、t 20分の硬化条件で成形し
た。成形品にはクラックの存在が認められず、かつ優れ
た機械的強度を示すことが認められた0以上において詳
述したように、本発明に係る樹脂組成物は低臭性及び低
発熱性に優れており、その工業的価値は大である。
Claims (1)
- 分子ff11000当り0.5〜6個のラジカル重合性
不飽和基を有するラジカル重合硬化性樹脂に、ジメタリ
ルオルソ7タレート、ジメタリルイソフタレート、また
はこれらの混合物を配合してなる低臭気性・低発熱性の
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11608783A JPS608311A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11608783A JPS608311A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608311A true JPS608311A (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=14678385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11608783A Pending JPS608311A (ja) | 1983-06-29 | 1983-06-29 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608311A (ja) |
-
1983
- 1983-06-29 JP JP11608783A patent/JPS608311A/ja active Pending
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