JPS608288B2 - コイン用ステンレス鋼板の製造法 - Google Patents
コイン用ステンレス鋼板の製造法Info
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- JPS608288B2 JPS608288B2 JP15981878A JP15981878A JPS608288B2 JP S608288 B2 JPS608288 B2 JP S608288B2 JP 15981878 A JP15981878 A JP 15981878A JP 15981878 A JP15981878 A JP 15981878A JP S608288 B2 JPS608288 B2 JP S608288B2
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- rolled
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/0205—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips of ferrous alloys
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はコイン用ステンレス鋼板の製造法に関する。
従来、最も多用されるクラスのコイン(硬貨)は純ニッ
ケル、白銅(Cu−2印i)、洋白(Cu−20Ni−
IZn)などNiを多量に含んだ高級な材質が使用され
ているが、インフレーションの進行とともに各国とも材
質を低級化させてきた。
ケル、白銅(Cu−2印i)、洋白(Cu−20Ni−
IZn)などNiを多量に含んだ高級な材質が使用され
ているが、インフレーションの進行とともに各国とも材
質を低級化させてきた。
低級コインの材料としては以前からアルミニュゥムが使
用されているが、比較的最近になって中級コインの材料
としてステンレス鋼が採用されるに至つた。即ち、19
5ぷ王にイタリアにおいてステンレス鋼のコインが最初
に登場して以来、すでに数ケ国において採用され、今後
ともステンレス鋼コインを採用する国が増える傾向にあ
る。 現在使用されているコイン用ステンレス鋼はSU
S430をやや軟質に改良した銅が主体であるが、製造
コストおよびコインとしての外観の点で一応満足を得て
いる。しかしこのようなコイン用ステンレス鋼も従来採
用されてきたニッケルや銅の合金等に比べ、硬質(Hv
150〜170)でせん断抵抗が高く、かつ打抜作業お
よびコィニング作業で用いられる工具と凝着しやすいた
め、工具の摩耗量が大きく、工具寿命が著しく短いとい
う欠点があり、その改善が強く要求されている。コイン
は円板の打抜、コィニングの順で製造されるが、打抜工
具の摩耗に対しては、被加工材の硬さ、伸びおよび耐凝
着性がおもに影響するとされ、軟質で伸びが小さく、か
つ凝着し‘こくいものが良い。
用されているが、比較的最近になって中級コインの材料
としてステンレス鋼が採用されるに至つた。即ち、19
5ぷ王にイタリアにおいてステンレス鋼のコインが最初
に登場して以来、すでに数ケ国において採用され、今後
ともステンレス鋼コインを採用する国が増える傾向にあ
る。 現在使用されているコイン用ステンレス鋼はSU
S430をやや軟質に改良した銅が主体であるが、製造
コストおよびコインとしての外観の点で一応満足を得て
いる。しかしこのようなコイン用ステンレス鋼も従来採
用されてきたニッケルや銅の合金等に比べ、硬質(Hv
150〜170)でせん断抵抗が高く、かつ打抜作業お
よびコィニング作業で用いられる工具と凝着しやすいた
め、工具の摩耗量が大きく、工具寿命が著しく短いとい
う欠点があり、その改善が強く要求されている。コイン
は円板の打抜、コィニングの順で製造されるが、打抜工
具の摩耗に対しては、被加工材の硬さ、伸びおよび耐凝
着性がおもに影響するとされ、軟質で伸びが小さく、か
つ凝着し‘こくいものが良い。
またコィニングに用いられる工具の摩耗に対しては被加
工材の硬さ、および耐凝着性がおもに影響するとされ、
軟質で凝着し1こくいものが工具の摩耗を少なくする。
伸びを小さくするにはィオウ(S)などの不純物元素を
添加して介在物を多くする方法もあるが、コイン材は表
面の光沢と美観を保つ必要があって通常社上競鎚に光輝
焼鈍が行われるので好ましくない。また耐凝着性につい
ては合金元素や材質特性を変化させてみてもあまり改善
効果が認められなかった。本発明者等は種々検討してみ
たが、打抜、コィニングの両方とも工具寿命の長いコイ
ン用ステンレス鋼を得るには、12〜18%Qを含有す
るFe−Cr系ステンレス鋼を極力軟質にすることが最
もよいことが分った。一方、コイン材としては表面の光
沢および美観が要求され、ステンレス鋼でいまいま問題
になる袷延リッジングの発生を極力抑えることが必須で
ある。
工材の硬さ、および耐凝着性がおもに影響するとされ、
軟質で凝着し1こくいものが工具の摩耗を少なくする。
伸びを小さくするにはィオウ(S)などの不純物元素を
添加して介在物を多くする方法もあるが、コイン材は表
面の光沢と美観を保つ必要があって通常社上競鎚に光輝
焼鈍が行われるので好ましくない。また耐凝着性につい
ては合金元素や材質特性を変化させてみてもあまり改善
効果が認められなかった。本発明者等は種々検討してみ
たが、打抜、コィニングの両方とも工具寿命の長いコイ
ン用ステンレス鋼を得るには、12〜18%Qを含有す
るFe−Cr系ステンレス鋼を極力軟質にすることが最
もよいことが分った。一方、コイン材としては表面の光
沢および美観が要求され、ステンレス鋼でいまいま問題
になる袷延リッジングの発生を極力抑えることが必須で
ある。
本発明者等は安価なフェライト系ステンレス鋼において
硬さの、打抜およびコィニング工具の摩耗に対する影響
、合金元素および鋼板への加工条件について検討した結
果、冷延鋼板の硬さがHv135以下ならば、工具寿命
が著しく延びることを確認し、この硬さは、鋼組成の調
整によって得られ、組成の調整された鋼を特定の条件下
で圧延することによって袷延リツジングの著しく少ない
コイン用ステンレス鋼板が得られることを見出した。
硬さの、打抜およびコィニング工具の摩耗に対する影響
、合金元素および鋼板への加工条件について検討した結
果、冷延鋼板の硬さがHv135以下ならば、工具寿命
が著しく延びることを確認し、この硬さは、鋼組成の調
整によって得られ、組成の調整された鋼を特定の条件下
で圧延することによって袷延リツジングの著しく少ない
コイン用ステンレス鋼板が得られることを見出した。
本発明は上述した従来材の持つ欠点を改善したコイン用
ステンレス鋼板を製造する方法に関するもので、本発明
者らは現在の工業技術で製造可能な最も欧質で、コイン
用材料として優れだ性能を有するフェライト系ステンレ
ス鋼の製造方法を見出した。
ステンレス鋼板を製造する方法に関するもので、本発明
者らは現在の工業技術で製造可能な最も欧質で、コイン
用材料として優れだ性能を有するフェライト系ステンレ
ス鋼の製造方法を見出した。
本発明によれば、重量%でC:<0.02%、Si:ミ
0.3%、Mn:ミ0.3%、P:ミ0.04%、Ni
:ミ0.3%、Cr:12〜18%、N:ミ0.02%
、ただしC十Nミ0.03%で、残部Feおよび製造上
の不可避的不純物からなるステンレス鋼のスラブを、仕
上温度が700q○以上800oo以下になるように熱
延し、熱延終了直後に水冷して室温以上450oo以下
で巻き取り、引き続き熱延鋼帯を暁鈍−冷延−蛾鈍する
ことを特徴とする、硬さ力旧v135以下で、かつ冷延
リッジングの著しく少ないコイン用ステンレス鋼板の製
造法が提供される。
0.3%、Mn:ミ0.3%、P:ミ0.04%、Ni
:ミ0.3%、Cr:12〜18%、N:ミ0.02%
、ただしC十Nミ0.03%で、残部Feおよび製造上
の不可避的不純物からなるステンレス鋼のスラブを、仕
上温度が700q○以上800oo以下になるように熱
延し、熱延終了直後に水冷して室温以上450oo以下
で巻き取り、引き続き熱延鋼帯を暁鈍−冷延−蛾鈍する
ことを特徴とする、硬さ力旧v135以下で、かつ冷延
リッジングの著しく少ないコイン用ステンレス鋼板の製
造法が提供される。
本発明の方法の素材となる銅において、
CおよびNの含有量はいずれも低ければ低いほど素材を
鰍質化できるが、現在の技術で安定して達成でき且つH
vSI35を達成できる範囲は各々0.02%以下であ
る。
鰍質化できるが、現在の技術で安定して達成でき且つH
vSI35を達成できる範囲は各々0.02%以下であ
る。
ただしC,Nの合計量は0.03%以下でなければなら
ぬ。Siは脱酸剤として重要な元素であるが、素材の硬
さを上げる効果が大きいので低い方が良い。
ぬ。Siは脱酸剤として重要な元素であるが、素材の硬
さを上げる効果が大きいので低い方が良い。
鋳造性を考慮すると或る程度は存在する必要があり、そ
のかねあいから0.3%以下に限定される。Mnおよび
Niはいずれも硬さに対しては大きな影響を及ぼさない
ので、特に低くする必要はない0ので、製造中に原料か
ら混入して来る程度として0.3%以下と限定される。
Crはステンレス鋼として耐食性を維持するために一般
に12%以上必要とされている。
のかねあいから0.3%以下に限定される。Mnおよび
Niはいずれも硬さに対しては大きな影響を及ぼさない
ので、特に低くする必要はない0ので、製造中に原料か
ら混入して来る程度として0.3%以下と限定される。
Crはステンレス鋼として耐食性を維持するために一般
に12%以上必要とされている。
18%を越えると硬さが増加し、他の硬化性の元素を極
力低タ下してもHvミ135にすることができなくなる
。
力低タ下してもHvミ135にすることができなくなる
。
有害不純物のうちPはミ0.04%に限定される。Pは
硬度上昇に寄与し、この程度を越えることは好ましくな
い。以上の他に脱酸剤として使用されて残留する少量の
N、Ti等を含んでいてもよい。
硬度上昇に寄与し、この程度を越えることは好ましくな
い。以上の他に脱酸剤として使用されて残留する少量の
N、Ti等を含んでいてもよい。
本発明の方法において、熱間圧延は仕上温度が700q
o以上800qo以下になるように行い、熱延終了直後
に水冷して室温以上45000以下の温度で巻き取るこ
とが必要である。
o以上800qo以下になるように行い、熱延終了直後
に水冷して室温以上45000以下の温度で巻き取るこ
とが必要である。
上述の組成の鋼を通常行われているSUS430の圧延
と同様の条件(熱延仕上り温度780〜860oo、巻
取温度610〜78000)で圧延しても冷延リリッジ
ングを生じ冷延板の美観および光沢を著しく損ずる。上
記の熱延条件は、リッジング発生の原因とされている熱
延中に形成される伸展した巨視的フェライト粒を消失さ
せるために熱延中の歪を有効に利用し熱延鋼帯の暁鈍中
の再結晶によって微細粒を生成させようとするものであ
る。熱延仕上温度が800qCを越えると上記効果が得
られない。
と同様の条件(熱延仕上り温度780〜860oo、巻
取温度610〜78000)で圧延しても冷延リリッジ
ングを生じ冷延板の美観および光沢を著しく損ずる。上
記の熱延条件は、リッジング発生の原因とされている熱
延中に形成される伸展した巨視的フェライト粒を消失さ
せるために熱延中の歪を有効に利用し熱延鋼帯の暁鈍中
の再結晶によって微細粒を生成させようとするものであ
る。熱延仕上温度が800qCを越えると上記効果が得
られない。
また熱延仕上り温度を700oo以下にしても利点はな
い。巻取温度は高すぎると歪蓄積の効果が小さくなるの
で、その効果を得るには450℃以下で巻き取る必要が
あるが、450午0以下であれば、その効果は変らない
ので、下限温度は現実的に以下に述べる水で冷却される
程度でよく、したがって巻取温度は450oo以下とす
る。ただし室温まで冷却しても支障はない。熱延鋼帯を
45030以下の温度で巻き取るためには多量の水を注
ぐ必要がある。
い。巻取温度は高すぎると歪蓄積の効果が小さくなるの
で、その効果を得るには450℃以下で巻き取る必要が
あるが、450午0以下であれば、その効果は変らない
ので、下限温度は現実的に以下に述べる水で冷却される
程度でよく、したがって巻取温度は450oo以下とす
る。ただし室温まで冷却しても支障はない。熱延鋼帯を
45030以下の温度で巻き取るためには多量の水を注
ぐ必要がある。
巻取温度の調整は注ぐ水の量を加減することによって達
成される。以下実施例によって本発明をさらに具体的に
説**暁する。第1表 試料の化学成分燐 第1表に示す組成の各々の本発明鋼および比較鋼(比較
鋼にはSUS430が含まれる)を30トン電気炉で溶
解し、得られるステンレス溶銃を転炉で脱炭し、ついで
真空脱ガス炉に入れて最終炭素量まで脱炭し、精錬した
。
成される。以下実施例によって本発明をさらに具体的に
説**暁する。第1表 試料の化学成分燐 第1表に示す組成の各々の本発明鋼および比較鋼(比較
鋼にはSUS430が含まれる)を30トン電気炉で溶
解し、得られるステンレス溶銃を転炉で脱炭し、ついで
真空脱ガス炉に入れて最終炭素量まで脱炭し、精錬した
。
このように塔製した銅を従来SUS430について実施
されている条件で鋳造→分魂圧延→熱延→箱暁鈍→冷延
→焼鈍を行って厚さ1.5伽の冷延板を得た。(熱延仕
上り温度810〜830こ○、巻取温度670〜680
oo)第 2 表 試料の機械的性質(板厚1.5肌
)このようにして得られた板の機械的性質は第2表に示
されている。そこに見られるように本発明鋼はSUS4
30に比較していずれも耐力、引張強さが低く、かつ硬
さがHv135禾満で非常に欧費となっている。しかし
ながらこれらの鋼板のすべてにリッジングが発生した。
第3表 熱延条件と冷延リッジングの関係次に先に溶製
した本発明鋼のNo.3のスラブを第3表に示す条件で
圧延し、リッジング発生を観察した。
されている条件で鋳造→分魂圧延→熱延→箱暁鈍→冷延
→焼鈍を行って厚さ1.5伽の冷延板を得た。(熱延仕
上り温度810〜830こ○、巻取温度670〜680
oo)第 2 表 試料の機械的性質(板厚1.5肌
)このようにして得られた板の機械的性質は第2表に示
されている。そこに見られるように本発明鋼はSUS4
30に比較していずれも耐力、引張強さが低く、かつ硬
さがHv135禾満で非常に欧費となっている。しかし
ながらこれらの鋼板のすべてにリッジングが発生した。
第3表 熱延条件と冷延リッジングの関係次に先に溶製
した本発明鋼のNo.3のスラブを第3表に示す条件で
圧延し、リッジング発生を観察した。
結果も第3表中に示されている。判定値は次の通りであ
る。A:リッジングの山と谷の差の最大値5r以下B:
〃 5〜10仏C:
〃 10〃以上ここに見られるよに本
発明の条件で圧延された鋼板はリッジングの発生が極め
て少ない。熱延仕上温度と巻取温度の何れの条件が外れ
てもリッジングの発生が著しくなる。何れの条件が外れ
ても熱延中に生ずるひずみの解放が進み、熱延鋼帯の嘘
鎚時に再結晶によって微細粒を生成させ、伸展した巨視
的なフェライトを消去させることができなくなるからで
ある。次に第1表に示した発明鋼1,3,4,7、比鮫
鋼2,3を本発明の方法に従って熱延し(仕上温度73
0〜750℃、巻取温度435〜445qo)冷延した
鋼板と、同じ厚さの白鋼板からコイン円板を打ち抜き、
同一材質の工具を使用して各試料毎にコィニングを行な
い、2万個目のコインに圧印された数字および文字の鮮
明さを調べて工具の摩耗量を比較した。
る。A:リッジングの山と谷の差の最大値5r以下B:
〃 5〜10仏C:
〃 10〃以上ここに見られるよに本
発明の条件で圧延された鋼板はリッジングの発生が極め
て少ない。熱延仕上温度と巻取温度の何れの条件が外れ
てもリッジングの発生が著しくなる。何れの条件が外れ
ても熱延中に生ずるひずみの解放が進み、熱延鋼帯の嘘
鎚時に再結晶によって微細粒を生成させ、伸展した巨視
的なフェライトを消去させることができなくなるからで
ある。次に第1表に示した発明鋼1,3,4,7、比鮫
鋼2,3を本発明の方法に従って熱延し(仕上温度73
0〜750℃、巻取温度435〜445qo)冷延した
鋼板と、同じ厚さの白鋼板からコイン円板を打ち抜き、
同一材質の工具を使用して各試料毎にコィニングを行な
い、2万個目のコインに圧印された数字および文字の鮮
明さを調べて工具の摩耗量を比較した。
結果は第4表に示されている。コィニングの条件は、板
厚:1.5凧、コイン直径:24帆、 型材質:SKDロ、圧印深さ:片面0.15肋、潤滑油
:使用せず判定値は AA:著しく優れている。
厚:1.5凧、コイン直径:24帆、 型材質:SKDロ、圧印深さ:片面0.15肋、潤滑油
:使用せず判定値は AA:著しく優れている。
A:可なり良好
B:良好
C:やや不良
D:不良
第4表 コィニング試験結果
この表に見られるように素材の硬さがHv135を境に
して圧印鮮明度に差を与えていることが明らかに看取さ
れる。
して圧印鮮明度に差を与えていることが明らかに看取さ
れる。
以上具体的に述べたように本発明の方法によれば従来の
コイン用ステンレス鋼の有する欠点を無くしたステンレ
ス鋼を製造することが可能となり、その工業的価値は極
めて大である。
コイン用ステンレス鋼の有する欠点を無くしたステンレ
ス鋼を製造することが可能となり、その工業的価値は極
めて大である。
Claims (1)
- 1 重量%で、C:≦0.02%、Si:≦0.3%、
Mn:≦0.3%、P:≦0.04%、Ni:≦0.3
%、Cr:12〜18%、N≦0.02%、ただし、C
+N≦0.03%で、残部Feおよび製造上の下可避的
不純物からなるステンレス鋼のスラブを、仕上温度が7
00℃以上800℃以下になるように熱間圧延し、熱延
終了直後に水冷して室温以上450℃以下で巻き取り、
引き続き熱延鋼帯を焼鈍−冷延−焼鈍することを特徴と
する、硬さがHv135以下で、かつ冷延リツジングの
著しく少ないコイン用ステンレス鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15981878A JPS608288B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | コイン用ステンレス鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15981878A JPS608288B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | コイン用ステンレス鋼板の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5589431A JPS5589431A (en) | 1980-07-07 |
JPS608288B2 true JPS608288B2 (ja) | 1985-03-01 |
Family
ID=15701909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15981878A Expired JPS608288B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | コイン用ステンレス鋼板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608288B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0192236B1 (en) * | 1985-02-19 | 1990-06-27 | Kawasaki Steel Corporation | Ultrasoft stainless steel |
JPH0633443B2 (ja) * | 1986-08-15 | 1994-05-02 | 川崎製鉄株式会社 | 極軟質フエライト系ステレンス鋼 |
KR100406406B1 (ko) * | 1999-08-24 | 2003-11-19 | 주식회사 포스코 | 내리징과 내스티킹이 우수한 페라이트 스테인레스강의 열간압연방법 |
JP4606337B2 (ja) * | 2006-01-30 | 2011-01-05 | 日本金属工業株式会社 | コイン用オーステナイト系ステンレス綱およびその綱で製造されたコイン |
JP6240423B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2017-11-29 | 新日鐵住金ステンレス株式会社 | 抗菌性に優れたフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 |
JP6411881B2 (ja) * | 2014-12-16 | 2018-10-24 | Jfeスチール株式会社 | フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法 |
CN107557693A (zh) * | 2017-07-26 | 2018-01-09 | 邢台钢铁有限责任公司 | 一种拉丝用低强度铁素体不锈钢线材及其生产方法 |
US10472703B2 (en) * | 2017-10-06 | 2019-11-12 | The United States Mint | Metal alloy for coin production |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP15981878A patent/JPS608288B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5589431A (en) | 1980-07-07 |
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