JPS6081102A - ウリミバエ誘引及び誘殺剤 - Google Patents

ウリミバエ誘引及び誘殺剤

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JPS6081102A
JPS6081102A JP18907083A JP18907083A JPS6081102A JP S6081102 A JPS6081102 A JP S6081102A JP 18907083 A JP18907083 A JP 18907083A JP 18907083 A JP18907083 A JP 18907083A JP S6081102 A JPS6081102 A JP S6081102A
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JP
Japan
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attractant
diglyceride
acid residue
triglyceride
dacus cucurbitae
Prior art date
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Pending
Application number
JP18907083A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Saito
哲夫 斉藤
Takeo Taira
平良 武男
Hiroshi Hamaguchi
浜口 洋
Katsuo Tsuchiya
土屋 勝夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAIICHI NOYAKU KK
NIPPON SHOKUBUTSU BOEKI KYOKAI
Nippon Kayaku Co Ltd
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
DAIICHI NOYAKU KK
NIPPON SHOKUBUTSU BOEKI KYOKAI
Nippon Kayaku Co Ltd
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウリミバエ誘殺剤に関するもので、・詳しくは
1)分子中に不飽和脂肪酸残基としてリルン酸残基を少
なくとも一分子有するジグリセライド又はトリグリセラ
イドを有効成分として含有することを特徴とするウリミ
バエ誘引剤ミバエ誘殺剤に関するものである。
ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、例
えばニガウリ、キラリ、ヘチマ、スイカ、トウガ、カポ
チャ等を主要栽培寄生とし、主として幼果、新芽、若い
茎に産卵孔をあけて産卵し、その産卵数に一世代1. 
D O0個以上といわれる繁殖力の旺盛な重要害虫で、
東南アジア、アフリカの一部、ハワイ諸島、オセアニア
、ミクロネシア等に分布する。幼虫は、幼果を食害し、
果実の商品価値を全くなくしてしまったシ、作物を枯死
させる。我国でも、沖縄県、鹿児島系の一部が既にウリ
ミバエで汚染されているといわれ、その根絶は、重大な
諌題となっている。
ウリミバエの防除方法としては、誘引剤例えばcue−
1ureや蛋白分解物を殺虫剤と混用して誘引殺滅(誘
殺ともいう)するとか、野生寄生を除去したり、被害果
、2不用果を焼いたり土中に埋めたり、これらを組み合
わせて防除している。
ところでcue−1ureは、雄ウリミノく工のみを誘
引するという性選択性が欠点となって実用上は歓迎でき
ず、一方蛋白分解物は特有の不快臭を有している。
本発明者等は、二カウリのエーテル抽出物にウリミバエ
誘引物質があることに1着目しく4¥開昭54−132
227号公報参照)、その有効成分を探求した結果、高
級不飽和脂肪酸を含むグリセライドが含まれていること
を見い出した。この知見を基に各種グリセライドを合成
し、そのウリミバエに対する誘引活性を調査した結果、
分子中に不飽和脂肪酸残基としてリルン酸残基を少なく
とも一分子有するジグリセライド又はトリグリセライド
類が強い誘引活性を有することを見い出し、本発明を完
成させたものである。
又本発明は当該ジグリセライド又はトリグリセラーイド
と有機リン系殺虫剤とを組合せることにより、ジグリセ
ライド又はトリグリセライドの誘引作用によりウリミバ
エ類を誘引し、翁機リン系殺虫剤の殺虫作用により誘引
されたウリミバエ類を殺虫するという防除技術をも提供
するものである。
本発明による誘引剤はcue−1ureの如き強く雄に
作用し、雄のウリミバエを誘引するのではなく、雌にも
作用し、雌雄のウリミバエを誘引し、しかも蛋白質分解
物のような不快臭も発しないという特徴を有してい′る
。従って、単独で使用することも可能であるし、cue
lure等の他の誘引剤と混合して使用することも可能
である。
本発明の有効成分であるグリセライド類は天然の油脂か
ら分離できるものもあるが公知のグリセリンと飽和又は
不飽和脂肪酸とのエステル化反応により容易に合成する
ことができる。
例えは、その合成法を図式的に示すと以下のとうりであ
る。
合成法1はグリセライドに脂肪酸ハライドを脱ハロゲン
化水素剤の存在下反応させれば良い。
1−置換、1,3−置換又tIi1,2.3−置換のト
リグリセライドを得るには反応試剤でちる脂肪酸ハライ
ドの反応量で1.M整ずれば良い。順次反応試剤をかえ
ることによシ種々のトリグリセライドを合成することが
できる。又1,2−[δ換、1,3−置換及び1,2,
5−置換クリセライドを合成し、分離することにより、
それぞれのグリセライドを得ることもできる。ジグリセ
ライドも同様にして得ることができる。
合成法2はトリグリセライドの2及び6位に保護基を導
入し、1位に選択的に脂肪酸残基を導入し、以下合成法
1と同様にしてジグリセライド又はトリグリセライドを
合成することができる。− 又合成法1及び2以外にも1,2.3−置換グリセライ
ドより所望は脂肪酸エステルを反応させ、エスウル交換
により合成することも可能である。
以下に本発明で使用できるジグリセライド及びトリグリ
セライドを誉げろが本発明はこれらに限定されるもので
はない。
化合物12−リルノイル−1−)(ルミトイルジグリセ
ライド 化合物21−リルノイル−5−)くルミトイルジグリセ
ライド(第1図参照) 化合物61,2−シリルノイル−3−ノくルミトイルト
リグリセライド ns、 t4709 (第2図参照) 化合物41,3−シリルノイルジグリセライド(第3図
参照) 化合物5 トリリルノイルグリセライドnD1.468
1 化合物61−リルノイルー3−リルオ。
イルジグリセライド(第4図参照) 化合物712−シリルノイル−3−リ ルオイルトリグリセライド(第 5図参照) 化合物81−バルミトイル−2,3−ジリルノイルトリ
グリセライド 化合物91−リルノイルー2,3−ジステアロイルトリ
グリセライド 化合物102−ステアロイル−1,3−シリルノイルト
リグリセライド 化合物112−バルミトイル−1,3−シリルノイルト
リグリセライド 化合物121−オレイル−3−リルノイルジグセライド 化合物132−オレイル−1,3−シリルノイルトリグ
リセライド 次に本発明のジグリセライド又はトリグリセライドと混
合して誘殺剤として使用できる有機リン系殺虫剤として
は下記のものを挙けること4ができる。
BRP;1,2−ジブロモ−22−ジクロロエチルジメ
チルホスフェート マラソン;S−1,2−ビス(エトキシカルボニル)エ
チル00−ジメチルボ スホロジチオエート MEP;0,0−ジメ−F−# O−4−−ニトロ−・
 m −)リルホスホロチオエート ダイアジノン;0,0−ジエチル0−2−インプロピル
−6−メチルピリ ミジン−4−イルホスホロチ オエート CVP ; 2−りoo−1−(2、4−’)クロロフ
ェニル)ビニルジエチルホスフ ェート ジフトエート;0,0−ジメチルS−メチルカルバモイ
ルメチルホスホロ ジチオエート DEP;ジメチル2,2.2− トリクロロ−1−ヒド
ロキシエチルホスホネート。
本発明組成物は、単独又は混合物の状態でウリミバエ誘
引剤として使用することができ、そのまま又は必要に応
じて例えはアセトン、トリオクタノイ、ン等で希釈して
、ハエトリピンとかトラップ等の捕虫器に仕掛けても良
く、又適当な吸着性素材、例えば綿棒、ラテックス板に
吸着させても良い。またcue−1ure等の他の誘引
剤と組合せて誘引剤とすることも良く、いずれも本発明
の範囲に属する。
又天然に存在する油脂でリルン酸残基を有するグリセラ
イドを成分として多く含有する油脂、例えばアマニ油、
エノ油等を本発明の有効成分として含有する態様も本発
明に包含されるものである。
ジグリセライド又はトリグリセライドと有機リン系殺虫
剤とを混合して使用する場合、その割合はジグリセライ
ド又はトリグリセライド1に対してロア1乃至10の範
囲から適宜選択すれば良い。
以下に合成例、実施例を挙けるが本発明はこれらに限定
されるものではない。
合成例−11−リルノイルー3−バルミトイルジグリセ
ライドの合成(化合物2) 1−バルミトイルグリセライド9.9g(50ミリモル
)及びトリエチルアミン155g(55ミリモル)を塩
化メチレン100mtK溶解し氷冷する。この溶液にリ
ルノイルクロリド9.8g(33ミリモル)を60分か
けて滴下する。滴下終了後、反応液を室温で一昼夜攪拌
する。反応終了後反応液を氷水中に注ぎ、分液し、有機
層をa1規定の塩酸水溶液、水の順で洗浄し、無水硫酸
す) IJウムで乾燥後、有機層を減圧a#1する。濃
縮液にn−ヘキサン100mtを加え不溶物をp別し、
白液を減圧濃縮し、得られた油状物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサンー:酢酸エチル−,4、
: 、1 )により精製し1五〇gの目的物を得る。収
率7!L6チ 合成例21−リルノイルー3−リルオイルジグリセライ
ドの合成(化合物6) 2.2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−メタノ
ール152g(0,1モル)及びトリエチルアミン11
.1 g (α11モル)をテトラヒドロフラン500
mtに溶解し氷冷する。この溶液にリルノイルクロリド
32.6g(0,11モル)を1時間かけて水冷下部下
し、滴下終了後、室温で一昼夜攪拌した。反応終了後、
テトラハイトロンランを減圧留去し、残りた油層を氷水
で冷却し攪拌下濃塩酸7omtt−Q下した滴下後30
分間攪拌し、反応終了後氷水500mtを加え、エーテ
ルで抽出する。抽出液を乾燥後溶媒を減圧留去すること
により32g の1−リルノイルグリセライドを油状物
として得る。収率91% 上記で得られた1−リルノイルグリセライド32g((
11モル)及びトリエチルアミンI Llg(111モ
ル)を塩化メチレン500mtに溶解し、水冷下リルオ
イルクロリド29.5 g(α11モル)を1時間かけ
て滴下した。滴下終了後、−昼夜室温で攪拌する。反応
終了後、反応液を氷水中に注ぎ油層を[LIN塩酸水溶
液、−水の順で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒を減圧濃縮し得られた油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン二酢酸エチルp4:l)で
精製することKよシ目的物38g を油状物として得る
。収合成例s 1.2−シリルノイル−3−バルミトイ
ルトリグリセライドの合成(化合物13)1−バルミト
イルグリセライド9.9 g (30ミリそル)及びト
リニジ・ルアミン6.66g(66ミリモル)を塩化メ
チレン200mtに溶解し、水冷下リルノイルクロリド
19.6 g (66ミリモル)を1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、室温で一昼夜攪拌する。反応終了後、
反応液をα1N塩酸水溶液に注ぎ分液し、水で洗浄後無
水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し得られた油状物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢
酸エチル=7:1)で精製し目的物2&Ogを油状物と
して得る。収率90% 実施例1 3mX5mX2m(縦×横×高さ)の網車内に40co
照射(,7に几)のウリミバエ(羽化後約3週間)約3
000頭を放飼し、1分間に1回転する回転台にマツク
ツアイル型トラップを吊るし、これに供試化合物2mg
を1 m tのアセトンに溶解し、このものを50m1
の水で希釈した溶液をトラップ内に入れ、20分後にウ
リミバエ成虫の誘引数を調査した。結果を第1表に示す
第 1 表 B;1,2−シリルレオイルジグリセライド実1例2 野外網車(縦zomx横五omx靜さ1.8 m )の
中央に1分間に2回転する回転台にスタイナー型トラッ
プを吊し、所定に【の薬剤を含浸させたロールコツトン
をトラップ内に入れた。
約2000頭の60CO照射(7Kl(、)のつ著ノミ
・く工成虫を網車に放飼し、30分後に捕虫数を調査し
た。結果を第2表に示す。
第2表 NMRの結果を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子中に不飽和脂肪酸残基としてリルン酸残基を
    少なくとも一分子有するジグリセライド又はトリグリセ
    ライドを有効成分として含有することを特徴とするウリ
    ミバエ誘引剤。
  2. (2)分子中に不飽和脂肪酸残基としてリルン酸残基を
    少なくとも一分子有するジグリセライド又はトリグリセ
    ライド及び有機リン系殺虫剤とを有効成分として合唱す
    ることを特徴とするウリミバエ誘殺剤。
JP18907083A 1983-10-08 1983-10-08 ウリミバエ誘引及び誘殺剤 Pending JPS6081102A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0616518A (ja) * 1992-04-30 1994-01-25 Fuji Fureebaa Kk 昆虫行動力阻害剤

Cited By (1)

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