JPS6081027A - 六方晶系フエライト微粉末の製造方法 - Google Patents

六方晶系フエライト微粉末の製造方法

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JPS6081027A
JPS6081027A JP58188679A JP18867983A JPS6081027A JP S6081027 A JPS6081027 A JP S6081027A JP 58188679 A JP58188679 A JP 58188679A JP 18867983 A JP18867983 A JP 18867983A JP S6081027 A JPS6081027 A JP S6081027A
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JP
Japan
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powder
solution
amorphous
soln
chloride
Prior art date
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Pending
Application number
JP58188679A
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English (en)
Inventor
Isamu Sasaki
勇 佐々木
Toshiharu Kawasaki
俊治 川崎
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、六角板状をなすフェライト微粉末の製造方法
に関し、特に限定されるものではないが、例えば垂直磁
気記録用などに好適な超微粒子磁性粉の製造方法に関す
るものである。
垂直磁気記録媒体に塗布される磁性粉体としては、単磁
区化するため05μ以下の微粒子で、かつきれいな六角
板状をなすことが必要である。
六方晶系フェライト粉末の製造方法の一つに溶融塩法(
フラックス法ンがある。これは、例えば特開昭56−7
3698号公報にみられるように、出発原料としてB 
a CO,およびFe2O,などを用い、固相反応によ
りフェライト化させた粉末を微粉砕することにより、形
状が不定形である微粉末を得、その微粉末にNaCl、
Na25o。
その他の塩を加え、前記固相反応温度よりさらに高温で
熱処理(フラックス処理)することにより、六角板状の
フェライト粉末を得ようとするものである。
ところがこの方法では、予め高温の同相反応により原料
をフェライト化させなければならない乙と、またそのた
めその後に微粉砕の工程を設けねばならない乙と、さら
に粉砕により非常に細かい(02〜03μ程度)粉体に
しなければ最終製品を05μ以下とすることができない
が、乙のような微粉砕は通常の機械式粉砕では極めて困
難であること、更に溶融塩での熱処理温度は前工程の固
相反応の温度よりも高くなければならないためどうして
も高温になること、等の欠点があった。
本発明の目的は、上記の如き従来技術の欠点を解消し、
微粉砕の工程が不要であり、かつ熱処理(よ比較的低温
での一段階のみでよいため、工程が著しく簡素化され、
非常に細がり(05μ程度以下)かつきれいな六角板状
のフェライト微粉末を容易に製造することのできる方法
を捷供することにある。
以下、本発明について詳しく説明する。本発明は、Ba
もしくはSrの塩化物あるいはBa。
S「もしくはpbの硝酸塩の中から選ばれた1種または
2種以上およびFeの塩化物もしくは硝酸塩の水溶液と
、Li、Na、にもしくはNH,の水酸化物およびNa
、にもしくはNH。
の炭酸塩のアルカリ水溶液とを混合し、溶液のpHを1
0以上にして非晶質共沈物を得たのち、該溶液に塩酸、
硝酸もしくは硫酸を加え溶液のpHを6〜8の中性域に
調整し、その後、得られた溶液を乾燥し非晶質共沈物を
700〜1000℃で加熱処理することを特徴とする六
角板状をなず六方晶系フェライト微粉末の製造方法であ
る。
まず出発原料は、BaもしくはSrの塩化物あるいはB
a、Srもしくはpbの硝酸塩の中から選ばれtコ1種
または2種以上およびFe(Ti、Goを含むこともあ
る)の塩化物もしくは硝酸塩の混合水溶液である。前記
以外の金属塩は水に難溶性を呈するか、または高価であ
り不適当である。B’a、Srもしくはpbの1種もし
くは2種以上からなるフェライト粉末は、いずれも大方
晶系のマグネトブランバイト型結晶構造をなし、格子定
数も磁性も類似しており、フェライトの生成に関しては
いずれの場合にもほぼ同一の挙動を示すとされている。
従って本発明においてもBa、SrもしくはPbは同等
に用いることができ、Baの一部をSrやpbで置換す
るξとによって磁気特性を改善することができろ。
そして上記の如き出発原料にLi、’Na、にもしくは
NH4の水酸化物およびNa、にもしくはNH4の炭酸
塩のアルカリ水溶液を加えて混合し、溶液のpHを10
以上にして非晶質共沈物を得る。溶液のptrを10以
上としたのは、pHが10より小さいとBa等の沈澱が
溶解してしまうからである。ここまでの工程は、前述の
如〈従来公知である。従来技術では、乙の非晶質共沈物
を洗浄して焼成することにより結晶化させているが、そ
れだと粒子形が不定形で六角板状にはならない。
本発明では、前記共沈物を含む溶液に塩酸、硝酸もしく
は硫酸を加え、溶液のpHを6〜8の中性域に調整し、
6時間以上熟成するのである。
このとき共沈物は再溶解することなく非晶質の状態で保
持される。次にこの溶液を乾燥し解砕することによって
、非晶質粉体と中和塩とが均一に混合した粉体を得るこ
とができる。その後、得られた混合粉体を700〜10
0O℃の温度で熱処理する。この熱処理により非晶質粉
体はマグネトブランバイト型の六方晶系フェライトに結
晶化される。ここで、もし熱処理温度が700℃未満で
あるとすると、結晶化の不十分な粉体しが得られず、ま
た1000℃を超えると、粒成長が進みすぎるため適当
でない。そして含まれている中和塩を除去するため水洗
し、乾燥することによってきれいな六角板状のフェライ
ト微粉末を得ることができるのである。
本発明方法4ζよれば熱処理工程(ζおいて極めて微小
な非晶質共沈物を原料として用いているため、熱処理後
に得られる粉体は極めて細かく、残留する中和塩のため
に容易に結晶化し、粒子形もきれいな六角板状となる。
そのため、従来の固相反応による場合のようにフェライ
ト化のための熱処理および微粒子化のための微粉砕、さ
らにフラックス処理のための熱処理という一連の工程を
、本発明では唯一回の熱処理で行う乙とができ、かつ前
述した如く熱処FJ温度も低くて済む。またフラツクス
としての塩は、従来の同相反応による場合のように新た
に加えるという乙とで1.?なく、共沈反応で生じた中
和塩をそのまま利用できる。本発明方法によって製造さ
れた六方晶系フェライト微粉末は、非常に細かく、かつ
−個一個がばらばらできれいな六角板状をなし、特に垂
直磁気記録用媒体として極めてすぐれていることが明ら
かとなった。
次?ζ本発明の実施例Zζついて述べる。
[実施例A] BaCl2−2H20を242gおよびFeCl3−6
 H2OG 29.49g秤量し、純水250m1rt
溶解して混合水溶液を調製する。この混合水溶液を、N
aOHを36.0gおよびNll2co3を9.0g溶
解2ノ六二アルカリ溶液と攪拌しながら混合し非晶質共
沈物を得る。この際、沈澱剤であるNaOHおよびNa
2Co、の量は共沈反応の終了時に溶液のpHが10以
上になるように十分な量を加える。
次に乙の共沈溶液を攪拌しながら希塩酸を加え、溶液の
pHを6〜8の中性域に調整し、6時間以上熟成する。
この際共沈物の再溶解は起こらず非a質のまま保持され
た。その後この溶液を乾燥し解砕して非晶質粉体と中和
塩が均一に混合した粉体を得、その粉体を900℃で1
時間熱処理する。乙の熱処理により非晶質粉体は、バリ
ウムフェライト(13a F e、2019’に結晶化
した。熱処理した塩を含むバリウムフェライト粉末は塩
を除去するために水洗し、乾燥する。
かくして得られたバリウムフェライトは、微細で(05
μ以下)、−個一個がばらばらで極めてきれいにそろっ
た六角板状をなしていることが観察された。また、この
ようにして得られた微粉末の磁気特性は飽和磁化σ、 
= 55.2e+nu/g+保磁力、Hゎ= 4970
0 eであった。
[実施例B] 出発原料並びに沈澱剤を種々変化させ、上記実施例Aと
同様の工程で六方晶系フェライト微粉末を製造したとこ
ろ、いずれも良好な結果が得られた。結果の一例を下表
に記す。
表 なお、この表において、平均粒径の単位はμ、保磁力の
単位はOe、飽和磁化の単位はemu/gである。
以上詳述したことから明らかなように、本発明によれば
、従来必須不可欠だった微粉砕の工程が不要であり、熱
処理は比較的低温での一段階のみでよいため全体として
工程を著しく簡素化でき、非常に細かくて、がっきれい
な六角板状のフェライト微粉末を容易に量産できる点で
甚だすぐれた効果を奏しうるものである。
代 理 人 茂 見 積 手続補正書(自発) 昭和58年11月5日 特許庁長官 若杉和夫殴 1 事件の表示 昭和58年特許願第188679号 2 発明の名称 六方晶系フェライト黴粉末の製造方法 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 東京都港区新橋5丁目36番11号氏名(名称)
 富士電気化学株式会社 代表者 平軒輝雄 4代理人 住所 〒105 東京都港区新橋5丁目12番4号明細
書の特許請求の範囲の欄 6 補正の内容 別紙の通り 2、特許請求の範囲 I BaもしくはSrの塩化物あるいはBa。
Srもしくはpbの硝酸塩の中から選ばれた1種または
2種以上およびFeの塩化物もしくは硝酸塩の水溶液と
、Li、Na、にもしくはNH,の水酸化物およびNa
、にもしくはNH,の炭酸塩のアルカリ水溶液とを混合
し、溶液のpHを10以上にして非晶質共沈物を得たの
ち、該溶液に塩酸、硝酸もしくは硫酸を加え溶液のpH
を6〜8の中性域に調整し、その後、得られた溶液を乾
燥し非晶質共沈物を700〜1000’Cで加熱処理す
ることを特徴とする六角板状をなす六方晶系フェライト
微粉末の製造方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.8aもしくはSrの塩化物あるいはBa。 Srもしくはpbの硝酸塩の中から選ばれtこ1種また
    は2種以上およびFeの塩化物もしくは硝酸塩の水溶液
    と、Li、Na、に也しく1;tNH,の水醜化物およ
    びNa、にもしくはNH,の炭酸塩のアルカリ水溶液と
    を混合し、溶液のpHを10以上にして非晶質共沈物を
    得tコのち、該溶液に塩酸、硝酸もしく(よ硫酸を加え
    溶液のpHを6〜8の中性域に調整し、その後、得られ
    た溶液を乾燥し非晶質共沈物を700〜1100℃で加
    熱処理することを特徴とする六角板状をなす六方晶系フ
    ェライト微粉末の製造方法。
JP58188679A 1983-10-08 1983-10-08 六方晶系フエライト微粉末の製造方法 Pending JPS6081027A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260209A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sony Corp 六方晶系フエライト磁性粉末の製造方法
JPS62128928A (ja) * 1985-11-27 1987-06-11 Nippon Zeon Co Ltd 磁気記録用磁性粉の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260209A (ja) * 1985-09-10 1987-03-16 Sony Corp 六方晶系フエライト磁性粉末の製造方法
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