JPS6080036A - 暖房装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は暖房装置に関するものである。

〔背景技術〕

第１図は、シート状の表裏面材１を二重構造織物２で結
合して内部に温水通路３を形成した温水式熱交換パネル
４の要部斜視図を示し、第２図はその床暖房としての使
用例を示す。５は温水通路入口、６は温水通路出口、７
はカーペットである。

コ（７）　パネル４の持つ特徴として、温水通路３内の
水圧によりパネル表裏面材１．１間の間隔が変化し、パ
ネル４内の含有水量が変化する。たとえば、パネル４を
温水循環ポンプの吸込口側に設置すれば、パネル４内の
圧力が大気圧より低くなり含有水量が減少するし、温水
循環ポンプの吐出口“側に設置すれば逆に含有水量が増
加する。

ヒートポンプやファンコンペクタを熱源として温水を作
り、上記パネル４を用いて温水暖房を行う場合の従来例
を第３図および第４図に示す。同図において、８はヒー
トポンプ式１了コンの室内機、９はヒートポンプ式１了
コンのＷｌ外機、１゜は水タンク、１１は熱媒−空気熱
交換器、１２は熱媒−水熱交換器、１３はコンプレッサ
、１４は循環パイプ、１５ｔｊ循環ゴンブ、１６はファ
しである。以下、説明はヒートポンプを熱源とした場合
について行うが、ファンコンベクタおよび同種の機能を
持つ熱源についても同様とする。従来、ヒートポンプ等
を熱源として温水暖房する場合、ヒートポンプの本来の
使用方法である温風暖房機能をそこなうことなく温水暖
房を行うことが望ましいので、熱媒と空気の熱交換器１
１とは別に熱媒と水との熱交換器１２を設ける必要があ
った。

そのため、以下に示すような欠点が生じていた。

（１）　ヒートポンプの室内機８や水タンク１０など、
室内側機器の形状０重量が大きくなるため、居住スペー
スが狭くなるとともに、運搬、施工も困難となる。

（２）熱媒−空気の熱交換器１１と熱媒−水の熱交換器
１２を直列に接続した場合（第３．４図の場合）には、
ヒートポンプを冷房運転したさい、熱媒−水の熱交換器
１２中の水が凍結し、破損することがある。

（３）側熱交換器１１．１２を並列接続した場合Ｋｔ′
ｉ、熱交換器１１．１２を切り変える装置が必要であり
構造が複雑になるとともに、切り変え時に熱交換器内に
熱媒が残るため、熱媒の循環量が変化し、暖房能力が低
下する。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、コンパクト、軽量にして構造が簡単
な温水暖房、温風暖房兼用の暖房装置を／と 提供することである。

〔発明の開示〕

この発明の暖房装置は、内部に温水通路を有してその容
積が通路内水圧に応じ増減する暖房パネルを準備する一
方、上部および下部に温水取入口と温水取出口をそれぞ
れ有する受水槽に熱交換器を収容し、この受水槽の温水
取出口と上記暖房パネルの温水通路入口とを温水供給パ
イプで連結するとともに、上記暖房パネルの温水通路出
口と上記受水槽の温水取入口とを温水帰還パイプで連結
し、この温水帰還パイプに循環ポンプを設置し、上記熱
交換器により暖められた空気を被暖房空間へ送り出すフ
ァンを設ける。この循環ポンプを作動して温水を暖房パ
ネル、温水帰還パイプ、受水槽、温水供給パイプの順に
循環させれば暖房パネルに負圧がかか−て容積が減少し
、その分だけ受水槽に温水が供給されて温水暖房が可能
となる。

また、循環ポンプを停止すれば、暖房パネルの容積が最
初の状態まで増大し、受水槽内の温水が暖房パネル内に
戻って上記ファンの作動により温風暖房が可能となる。

この発明の−！ｉｖ施例を第５図ないし第９図を用いて
説明する。第５図および第６図は、この実施例に用いる
温水暖房、温風暖房兼用の熱交換ユニットを示す。同図
において、１７はキャビネットでその下部に温水をため
る受水槽１８を取付ける。

この受水槽１８には、熱媒−空気および熱媒−水兼用の
熱交換器１９を収容する。また、受水槽１８の上部に温
水取入口２０を設けて温水帰還パイプ２１の一端を連結
するとともに、受水槽１８の下部に温水取出口２２を設
けて温水供給パイプ２３の一端を連結する。さらに、温
水帰還パイプ２１には循環ポンプ２４を取付けて、この
循環ポンプ２４の吸込口側に逆止弁２５を取付ける。さ
らに（５） また、キャビネット１７内の上部に仕切板２６を配し、
この仕切板２６の下側と上側にエアー吸込口２７と工了
−吹出口２８をそれぞれ設けて、仕切板２６とキャビネ
ット１７背板との間にファン２９を取付ける。また、第
７．８図に示すように、温水供給パイプ２３の他端は、
パネル４の温水通路入口５に連結し、温水帰還パイプ２
１の他端は、パネル４の温水通路出口６に達、結する。

つぎに、この暖房装置の動作を説明する。

（１）温風暖房の場合 通常のエアコン尋と同じで、第７図に示すようにファン
２９を動かすことＫより、空気が吸込口２７より吸込ま
れ、熱交換器１９を通り加熱されて吹出口２８より温風
となって出てゆく。この場合、受水槽１８には水がなく
、熱交換器１９は全て空、気との熱交換に利用される。

（２）温水暖房の場合 第８図に示すように、温水循環ポンプ２４を動かすこと
により、パネル４の温水通路３内の水が温水帰還パイプ
２１．温水取入口２０を経て受水（６） 槽１８にもどるとともに、もどった水は温水取出口２２
．温水供給パイプ２３を経てパネル４の温水通路３内へ
再び入る。その際、前述したように、パネル４が循環ポ
ンプ２４の吸込口側に接続されているので、パネル４の
温水通路３内の圧力が大気圧より低くなり、パネル４の
表面材間隔（パネル厚）が小さくなる。そのため、パネ
ル４内体積が減り、体積減少分の水が受水槽１８にもど
り、水が熱交換器１９に接触して、水と熱媒が熱交換可
能となり、温水ができる。受水槽１８で作られた温水は
、パネル４内を循環し、暖房する。循環ポンプ２４を止
めるとパネル４が元の状態まで膨張し、受水槽１８内の
水がパネル４内にもどり、水と接触していた熱交換器１
９は再び露出する。

なお、逆止弁２５は、循環ポンプ２４の停止時にも、ポ
ンプ内に水をためておく働きをする。これは、自吸式で
ない循環ポンプ２４を使用する場合に必要となる。

ところで、水量が同じ場合でも、第９図（ａ）に示すよ
うに受水槽１８′の幅を広くとれば温水暖房時ｌの液面
水位３０を低くして水と熱交換器１９の接触面積を小さ
くでき、逆に、第１９図（ｂ）に示すように受水４１１
１８’の幅を狭くとれば液面水位３０′を高くして水と
熱交換器１９の接触面積を広くでき、すなわち、受水槽
１８の形状を変えることにより、水と熱交換器１９の接
触面積を調整できる。

この暖房装置によれば、つぎのような効果が得られる。

（１）　と−トポンプの室内機等の熱源がコンパクト（
熱交換器１９が１個でよい）になるため、部品数が少な
くて故障が起りにくくなり、居住スペースが広くとれ、
運搬、施工が容易となる（従来欠点（１）Ｋ対応）。

（２）　ヒートポンプを冷房運転した場合、水が凍結す
ることがなく、破損しない（従来欠点（２）に対応）。

（３）熱交換器１９の切換装置を不要とするため、制御
方法が簡単になり、故障が少なくなるとともに、熱媒循
環量の変化が少なくなり、安定した暖房能力が得られる
（従来欠点（３）Ｋ対応）。

〔発明の効果〕

この発明の暖房装置によれば、コンパクト、軽量にして
しかも簡単な構造で温水暖房と温風暖房を兼用できると
いう効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は温水式熱交換パネルの一部斜視図、第２図はそ
の使用例を示す断面図、第３図は従来の温水兼温風暖房
装置の概略断面□図、第４図はその斜視図、第５図はこ
の発明の一実施例に用いる熱交換ユニットの断面図、第
６図はその一部切欠斜視図、第７図はこの実施例の温風
暖房状類を示す断面図、第８図は同じく温水一層状態を
示す断面図、第９図は水と熱交換器の接触状態を示す断
面図である。 ３・・・温水通路、４・・・パネル、５・・・温水通路
入口、６・・・温水通路出口、１８・・・受水槽、１９
・・・熱交換器、２０・・・温水取入口、２１・・・温
水帰還パイプ、２２・・・温水取出口、２３・・・温水
供給パイプ、２９第９図 手続補正書（詮 印５８年特許願第１８８６５５号 ２、発明の名称 暖房装置 ３、補正をする者 萼９牛との関係　出願人 ４、代理人 ５、補正命令の日付 自発補正

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 内部に温水通路を有してその容積が通路内水圧に応じ増
   減する暖房パネルと、上部および下部に温水取入口と温
   水取出口をそれぞれ設けた受水槽と、７この受水槽に収
   容した熱交換器と、前記受水槽の温水取出口と前記暖房
   パネルの温水通路入口とを連結した温水供給パイプと、
   前記暖房パネルの温水通路出口と前記受水槽の温水取入
   口とを連結した温水帰還パイプと、この温水帰還パイプ
   に設置されて暖房パネル、温水帰還パイプ、受水槽。 温水供給パイプの順に温水を循環させる循環ポンプと、
   前記熱交換器により暖められた空気を被暖房空間へ送り
   出すファンとを備えた暖房装置、