JPH0735912B2 - 換気空調装置 - Google Patents

換気空調装置

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JPH0735912B2
JPH0735912B2 JP9972890A JP9972890A JPH0735912B2 JP H0735912 B2 JPH0735912 B2 JP H0735912B2 JP 9972890 A JP9972890 A JP 9972890A JP 9972890 A JP9972890 A JP 9972890A JP H0735912 B2 JPH0735912 B2 JP H0735912B2
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JP
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blower
heat exchanger
ventilation
exhaust
intake
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直行 原
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ビルディングや民生家屋に対して各部屋の
総合的な換気空調を行う換気空調装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 上記この種の装置としては、例えば特開昭62−37628号
公報や特開昭63−153340号公報に示されたようなものが
ある。その基本的な構成は第3図に示すように、建物の
各部屋1をめぐる循環空気流を形成する循環用送風機2
と、この循環用送風機2の吐出し側の通風路内に熱交換
器3が介在された熱源装置4と、上記循環空気流の一部
を吸込み全熱交換器5を通じて排気口6から排気する排
気送風機18と、吸気口8から外気を吸込み上記全熱交換
器5を通じて上記循環空気流に外気を供給する吸気送風
機19とを備え、建物と供給ダクト10と戻りダクト11とで
連絡されるものとなっている。適用される建物側は、循
環用送風機2による空気流が各部屋1をめぐり循環する
よう一連の通風系として図示のように構成されている。
図示の装置において、循環用送風機2から吹き出された
空気流は熱源装置4の熱交換器3を通過し、温風または
冷温風となって供給ダクト10を通じて建物に吹き込ま
れ、建物の各部屋1に供給される。各部屋1をめぐった
空気流は最終的に戻りダクト11に集まり、戻りダクト11
を通じて再び循環用送風機2に吸込まれ、各部屋1を循
環することによって各部屋1の空調が行われる。循環用
送風機2の吐出し側と熱交換器3との間には排気送風機
18が設けられ、循環空気流の一部がこの排気送風機18に
より排気口から外部に排気される。また、循環用送風機
2の吐出し側には吸気送風機19の吐出し側が連絡してい
て、吸気口8から吸込んだ外気が循環空気流に供給され
る。この排気と吸気は全熱交換器5を通じて行われ熱交
換換気が実施される。
[発明が解決しようとする課題] 上記した従来の換気空調装置においては、3機もの送風
機を要することから、構成が複雑なうえ高価なものとな
っている。また、換気に関して、排気量は確保できるが
吸気量が確保されにくく、バランスの悪い換気となつて
いる。即ち、循環用送風機2は排気送風機18または吸気
送風機19より、通風系の長さが長く、圧力損失も大きい
ことから遥かに高性能のものとなっていて、例えば循環
用送風機2が最大風量(1500m3/h)の時にはその吸込口
付近は−5mmHg程度の負圧に、吐出口付近は0mmHg程度の
正圧になり、高圧の吐出し側に吸気送風機19から外気を
押し込んでも入りにくく、吸気量の確保が難しくなる。
この発明はかかる従来の課題を解決するためになされた
もので、その目的の一つは構成が簡素でコストを低減で
きる換気空調装置を得ることであり、他の目的は、換気
に関する吸排気のバランスの良い換気空調装置を得るこ
とである。
[課題を解決するための手段] この発明に係る換気空調装置は、循環用送風機の吸込み
側と外気の吸気口とを連絡させ、循環用送風機の吐出し
側と排気口とを連絡させたものである。
またこの発明に係る他の換気空調装置は、循環用送風機
の吸込み側と外気の吸気口とを連絡させ、吸気口の下流
側に吸気送風機を設け、排気口及び全熱交換器の上流側
に排気送風機を設けたものである。
[作用] この発明の換気空調装置においては、循環用送風機の吸
込み側の負圧を利用して送風機無しで外気の吸気がで
き、また循環用送風機の吐出し側の正圧を利用して送風
機無しで排気ができ、構成の簡素化とコストの低減が可
能になる。
またこの発明の他の換気空調装置においては、循環用送
風機の吸込み側の負圧を利用して吸気送風機による外気
の取り入れができ、また循環用送風機の吐出し側の正圧
を利用して排気送風機による排気ができ、換気に関する
吸排気のバランスが向上する。
[実施例] 第1図と第2図はいずれもこの発明による換気空調装置
の一実施例を示す構成図である。初めに第1図の換気空
調装置について説明すると、この換気空調装置は、建物
の各部屋1をめぐる循環空気流を形成する循環用送風機
2と、この循環用送風機2の吐出し側の通風路内に熱交
換器3が介在された熱源装置4と、循環空気流の一部を
全熱交換器5を通じて排気口から排気する排気通路7
と、吸気口8から外気を吸込み上記全熱交換器5を通じ
て循環空気流に外気を供給する吸気通路9とを備え、建
物と供給ダクト10と戻りダクト11で連絡される。適用さ
れる建物側は、循環用送風機2による空気流が並列的な
各部屋1をめぐり循環するよう一連の通風系として図示
のように構成されている。なお、図において12は各部屋
1に設けられた吹出口、13はダンパ、14はルームサー
モ、15はギャラリーをそれぞれ示している。熱源装置4
は、熱源機16とこれに熱媒循環パイプ17で繋がった熱交
換器3とからなり、循環用送風機2の形成する空気流を
温風化又は冷温風化する。排気通路7は、循環用送風機
2の熱交換器3より上流側に入口が開設され、全熱交換
器5の一方の通気路を経て外部に開口した排気口6に通
じている。吸気通路9は外部に開口した吸気口8から全
熱交換器5の他方の通気路を経て循環用送風機2の吸気
口近傍に出口が開口している。
この換気空調装置において、循環用送風機2から吹き出
された空気流は熱源装置4の熱交換器3を通過し、温風
または冷温風となって供給ダクト10を通じて建物に吹き
込まれ、建物の各部屋1に供給される。各部屋1をめぐ
った空気流は最終的に戻りダクト11に集まり、戻りダク
ト11を通じて再び循環用送風機2に吸込まれ、各部屋1
を循環することによって各部屋1の空調が行われる。循
環用送風機2の吐出し側の熱交換器3より上流側には排
気通路7が設けられ、循環空気流の一部がこの排気通路
7により全熱交換器5を経て排気口6から外部に排気さ
れる。また、循環用送風機2の吸込み側には吸気通路9
の出口が連絡していて、外部に開口した吸気口8から外
気が吸込まれ、全熱交換器5を経て循環空気流に供給さ
れる。この排気と吸気とによる換気は熱損失の少ない全
熱交換換気である。換気における吸気は、循環用送風機
2の吸込み側の負圧を利用して送風機無しで行われ、排
気もまた循環用送風機2の吐出し側の正圧を利用して送
風機無しで行われる。従って、構成が簡素で低コストの
換気空調装置となる。
次に第2図に示す換気空調装置を説明すると、この換気
空調装置は前例の装置における排気通路7の全熱交換器
5の上流側に排気送風機18を、また吸気通路9の全熱交
換器5の上流側に吸気送風機19をそれぞれ設けた構成で
ある。
この実施例の換気空調装置も、換気における吸気は、循
環用送風機2の吸込み側の負圧を利用して吸気送風機19
により行われ、排気もまた循環用送風機2の吐出し側の
正圧を利用して排気送風機18により行われる。高圧の吐
出し側に外気を押し込む従来のものと異なり吸気量も排
気量も確保でき、吸排気のバランスが良好な換気空調装
置となる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明の換気空調装置によれば、循環用
送風機の吸込み側の負圧を利用して送風機無しで外気の
吸気ができ、また循環用送風機の吐出し側の正圧を利用
して送風機無しで排気ができ、構成の簡素化とコストの
低減が実現する。
またこの発明の他の換気空調装置によれば、循環用送風
機の吸込み側の負圧を利用して吸気送風機による外気の
取り入れができ、また循環用送風機の吐出し側の正圧を
利用して排気送風機による排気ができ、換気に関する吸
排気のバランスが向上し、良好な換気機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はそれぞれこの発明による換気空調装置
の一実施例を示す構成図、第3図は従来例としての換気
空調装置を示す構成図である。図において、1は部屋、
2は循環用送風機、3は熱交換器、4は熱源装置、は全
熱交換器、6は排気口、8は吸気口、18は排気送風機、
19は吸気送風機である。なお、図中同一符号は、同一又
は相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の各部屋をめぐる循環空気流を形成す
    る循環用送風機と、この循環用送風機の吹出し側の通風
    路内に熱交換器が介在された熱源装置と、上記循環空気
    流の一部を排気する排気口と、循環空気流に外気を供給
    する吸気口と、上記排気口への排気流と吸気口からの吸
    気流との間で熱交換を行う全熱交換器とを有し、上記吸
    気口は全熱交換器を経て上記循環用送風機の吸込み側
    に、また上記排気口は全熱交換器を経て上記循環用送風
    機の吐出し側にそれぞれ連通していることを特徴とする
    換気空調装置。
  2. 【請求項2】建物の各部屋をめぐる循環空気流を形成す
    る循環用送風機と、この循環用送風機の吹出し側の通風
    路内に熱交換器が介在された熱源機と、上記循環空気流
    の一部を吸込み全熱交換器を通じて排気口から排気する
    排気送風機と、吸気口から外気を吸込み上記全熱交換器
    を通じて上記循環空気流に外気を供給する吸気送風機と
    を備え、上記吸気口は全熱交換器を経て上記循環用送風
    機の吸込み側に、また上記排気口は全熱交換器を経て上
    記循環用送風機の吐出し側にそれぞれ連通していること
    を特徴とする換気空調装置。
JP9972890A 1990-04-16 1990-04-16 換気空調装置 Expired - Lifetime JPH0735912B2 (ja)

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JPH04131A JPH04131A (ja) 1992-01-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3257737B2 (ja) * 1993-12-28 2002-02-18 ミサワホーム株式会社 空気搬送式集中空調装置
JP2002181351A (ja) * 2000-12-15 2002-06-26 Shimizu Corp 外気処理ユニットおよび空調設備
JP7157352B1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-20 ダイキン工業株式会社 送風システム

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JPH04131A (ja) 1992-01-06

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