JPS607922Y2 - 農用車輪 - Google Patents

農用車輪

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Publication number
JPS607922Y2
JPS607922Y2 JP10597880U JP10597880U JPS607922Y2 JP S607922 Y2 JPS607922 Y2 JP S607922Y2 JP 10597880 U JP10597880 U JP 10597880U JP 10597880 U JP10597880 U JP 10597880U JP S607922 Y2 JPS607922 Y2 JP S607922Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lug
wheel
rear surface
buoyancy
traction force
Prior art date
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Expired
Application number
JP10597880U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5729401U (ja
Inventor
景行 有村
Original Assignee
オ−ツタイヤ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オ−ツタイヤ株式会社 filed Critical オ−ツタイヤ株式会社
Priority to JP10597880U priority Critical patent/JPS607922Y2/ja
Publication of JPS5729401U publication Critical patent/JPS5729401U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、歩行型田植機等に使用される農用車輪の改良
に関する。
この種の車輪は、環状芯材にゴム等の弾性材を被覆して
輪体を形成し、この輪体の外周部に等間隔に複数個のラ
グを設けている。
このラグは車輪回転時に牽引力と浮力とを発生すること
が要求され、前進時は浮力よりも牽引力が、後進時には
牽引力よりも浮力が重要視される。
そこで従来においては、例えば実開昭53−1132咥
公報に開示されているよに、ラグの前後泥押面の角度を
異ならせて、夫々所要の効果を発揮できるようにしてい
る。
ところで、ラグの泥押面、特に前進加泥押面は強力な牽
引力を発生することを必須要件とされるが、沈下を防止
するためにある程度の浮力を生じることも要求されるも
のである。
しかしながら、従来技術においては、前進加泥押面は1
面で形成されており、牽引力を増大するために外面に対
して直角に近ずけると浮力が激減し、逆に所要大きさの
浮力を得ようとすると泥押面の傾斜が緩やかになって牽
引力が低下することになる。
この問題は泥押面を凹面状に形成することにより若干緩
和されるが、泥水の排途が悪くなり、牽引力及び浮力を
所要の大きさに設定することが困難であり、また、ラグ
は中途部が断面積が小さくなったくびれ形状になること
があり、異種の問題点を発生する。
本考案は、このような種々の問題点に鑑み、ラグの前進
加泥押面を後面と傾斜面との2面で形成し、牽引力と浮
力とを互いに犠牲を要求することなく独自に増大できる
ようにした農用車輪を提供するものである。
即ち、本考案の問題解決手段の具体的構成の特徴は、前
進加泥押面、後進加泥押面及び両流押面をつなぐ外面を
有するラグを輪体外周面に突設した農用車輪において、
前記ラグの前進加泥押面は前記外面の前端部からラグ高
さ方向中途まで略径内方向に延設された後面と、この後
面の内端から輪体外周面へ前方径内方向に傾斜して前記
後面が主に牽引力、を発揮する際に主に浮力を発生する
傾斜面とを有する点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図及び第3図において、1は農用車輪で、中央のボ
ス2に放射方向の4本のスポーク3を溶着し、これらを
フランジ4で補強しており、4本のスポーク3の先端に
溶着したリム5にゴム材を被覆して車輪外周部7を形成
しており、田植機等に取付けられて、前進作業時には矢
印8方向へ回転する。
前記車輪外周部7には15°間隔にラグ11が一体成形
されており、このラグ11は回転方向前後に前進用泥押
面12と後進用泥押面13とを有し、両虎押面12,1
3は外面14によってつながれている。
前進用泥押面12は外面14の一端部から径内方向に延
設された後面12aと、この後面12aの内端から外周
部7の周面に至る傾斜面12bとから威る。
後面12は車輪1の軸線を通る平面上又はその平面に略
平行な面上に位置し、従って車輪1の直下に来た場合、
耕盤αに対して直交し、泥を押す作用力は水平方向の反
力が略100%となり、最大の牽引力を発揮する。
この後面12aの径方向長さhはラグ11の高さHの約
2分の1であり、長さhをこれより長くすると牽引力は
増大するが破損の恐れが生じ、短かくすると牽引力増大
の効果は減少する。
しかし、h=H/3〜2H/3程度であれば、従来のラ
グに比べて十分顕著な効果を発揮できる。
傾斜面12bは外面14に対する角度θ1が従来のラグ
の前進用泥押面と同−又はそれよりも緩やかな角度(例
えばθ1=45°)の傾斜となっており、車輪1に主に
上方向の反力(浮力)を与えている。
勿論、後面12aにおいても、車輪1の直下に達するま
では上向き反力を生じている。
後面12aが最大牽引力を発揮する車輪直下位置にある
とき、その後面12aに連設された傾斜面12bは前方
径内方向に傾斜していて十分な浮力を発生しており、車
輪1が沈下するのを防止する。
即ち、後面12aが主に牽引力を発揮する際に傾斜面1
2bは主に浮力を発生するものであり、傾斜面12bを
外面14まで面一に延設して牽引力発生面とするものに
比べて牽引力の大きさは激増する。
前記後進用泥押面13は外面14の他端部から外周部7
の周面まで延設されており、傾斜面12bより急な傾斜
(例えばθ2=60°)となっている。
この泥押面13は従来のラグのそれと同一で良い。
第4図はラグ11に羽根板16を設ける場合の例を示し
ており、この羽根板16は通常、2個又は3個おきのラ
グ11にそれと一体に形成されるもので、本考案のラグ
11に羽根板16を形成する場合は、前進用泥押面12
と略平行に形成する。
即ち、羽根板16の外部16aは後面12aと略平行に
し、中部16bから内部にかけては傾斜面12bと略平
行にする。
この羽根板16を車輪1に設ければ、ラグ11だけの場
合より、前進時の牽引力は増大し、後進時には浮力が大
きくなって、よりスムーズな後進走行ができる。
以上、詳述した本考案によれば、ラグの前進用泥押面は
、外面の前端部からラグ高さ方向中途まで径内方向に延
設された後面と、この後面の内端から輪体外周面へ前方
径内方向に傾斜して前記後面が主に牽引力を発生する際
に主に浮力を発生する傾斜面とを有するので、牽引力を
増大しながら浮力も増大することができ、前進用泥押面
を1面で形成し、たもののように牽引力と浮力とが一方
が増大すれば他方が犠牲になる関係でなく、両方を独自
に増大させることができ、しかも1面で形成したと同様
に泥水の排途ができると共に、ラグと輪体外周面との接
合範囲が広くなるので、ラグの破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示しており、第1
図は側面図、第2図は要部の拡大図、第3図は要部の斜
視図、第4図は羽根板を設けた例を示す要部拡大図であ
る。 1・・・・・・車輪、7・・・・・・車輪外周部、11
・・・・・・ラグ、12・・・・・・前進用泥押面、1
2a・・・・・・後面、12b・・・・・・傾斜面、1
3・・・・・・後進用泥押面、14・・・・・・外面、
α・・・・・・耕盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前進加泥押面、後進加泥押面及び両流押面をつなぐ外面
    を有するラグを輪体外周面に突設した農用車輪において
    、前記ラグの前進加泥押面は前記外面の前端部からラグ
    高さ方向中途まで略径内方向に延設された後面と、この
    後面の内端から輪体外周面へ前方径内方向に傾斜して前
    記後面が主に牽引力を発揮する際に主に浮力を発生する
    傾斜面とを有することを特徴とする農用車輪。
JP10597880U 1980-07-25 1980-07-25 農用車輪 Expired JPS607922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10597880U JPS607922Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 農用車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10597880U JPS607922Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 農用車輪

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5729401U JPS5729401U (ja) 1982-02-16
JPS607922Y2 true JPS607922Y2 (ja) 1985-03-19

Family

ID=29467332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10597880U Expired JPS607922Y2 (ja) 1980-07-25 1980-07-25 農用車輪

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JP (1) JPS607922Y2 (ja)

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Publication number Publication date
JPS5729401U (ja) 1982-02-16

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