JPS6077873A - 容器蓋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にそれに限定されるものではないが、注射
針又は抽出管を貫通せしめることができる合成又は天然
ゴム製中栓が装着された薬液容器の口頚部に被嵌装着す
るのに殊に適した容器蓋に間する。

注射用薬液又は点滴用薬液の如き薬液のための容器にお
いては、当業者には周知の如く、注射釧又は抽出管を頁
通せしめることができる合成又は天然ゴム製中栓が容器
の口頚部に装着され、がくして口頚部が密封される。そ
して更に、上記中栓が装着された口頚部には、注射針又
は抽出管が貫通せしめられる上記中栓の汚染を防止する
等のために、容器蓋が被嵌装着される。

かような容器蓋の典型例としては、実公昭５６−６１１
４号公報及び実公昭５８−２６９１５号公報に開示され
ている容器蓋を挙げることができる。

上記実公昭５６−６１１４号公報に開示されている容器
蓋は、中央部に円形開口が形成されている天面壁及びこ
の天面壁の周縁から垂下する筒状スカート壁を有する金
属製内蓋と、内蓋の天面壁に形成されている上記開口を
覆う天面壁及びこの天面壁の周縁から垂下し且つ内蓋の
スカート壁の〆１１１８％外側に位置する筒状スカート
壁を有する金Ｔｈ製外蓋とから構成されている。Ｐ［ｔ
の天面壁には、上記ｂ１０を取囲むところの、スコア又
はミシン目々Ｉがら成る破断ラインが形成されている。

内蓋の天面壁に形成されている上記開口を覆うところの
、外蓋の天面壁は、所話化め等によって内蓋の天面壁に
おける上記破断ラインよりも内側の部分（従って上記開
口の周縁部）に連結されている。かような容器蓋は、上
記中栓が装着された容器の口頚部にｆＭ低し、次いで内
蓋のスカート壁の下端を半径方向内側に折曲せしめて、
口頚部の外周面に形成されている係止あご部に係止せし
めることによって、口頭部に確実に装着されるへ容器に
収容されている薬液を注射又は点滴のために使用する際
には、外蓋を持上げる。がくすると、外蓋の天面壁が内
蓋の天面壁における上記弱化ラインよりも内側の部分に
連結されている故に、内蓋の上記弱化ラインに相当な応
力が生成され、これによって上記弱化ラインが破断され
る。そして、外蓋と自差の天面壁における破断された弱
化ラインまりも内側の部分が容器の口頚部から離脱され
る。かくして、容器の口頚部に装着されている中栓の一
部が露呈され、従ってｒ４−林≦）に注射針又は抽出管
を買入せしめて容器内の薬液を抽出す葛ことが可能にな
る。

上記実公昭５８−２６９１５号に開示されている容器熱
は、外蓋が合成樹脂製である点、内蓋の天面壁の内面に
は、ミシン目から成る弱化ラインを密封するだめの密封
材料が施されている点、において上記実公昭５６−６１
１４号公報に開示されている容器蓋と異なり、その他の
構成及び作用効果は上記実公昭５６−６１１４号公報に
開示されている容器蓋と略同−である。

然るに、上述した通りの従来の容器蓋には、次の通りの
解決すべき欠点乃至間１９点が存在する。

第１に、容器に収容されている薬液を注射又は点滴のた
めに使用する際には、上述した如く外蓋を持上げること
によって内蓋の天面壁に形成されている上記破断ライン
を破断することが必要であり、かくするには相当な力で
外蓋を持−ヒげることが必要であるが、特に看護婦等に
よって（′！、困り）碩であることが少なくない。第２
に、上記破断ぜしめて内需の天面をにおける上記破断ラ
インよりも内（ｂｌｌの部分と共に外蓋を容器の口頚部
から戸［６脱せしめると、容易に理解される如く、露呈
された中柱の一部の周縁に、上記破断ラインの破断によ
って生成された鋭い破断線が露呈し、かかる鋭い破断縁
に不注意に指をかける等によって看護婦等が指を損傷せ
しめる恐れがある。

本発明はかような油実に鑑みてなされたものであり、そ
の主目的は、従来の容器点に存吐する上記の通りの欠点
乃至問題が解決された新規且つ優れた容器蓋を提供する
ことである。

本発明によれば、開口を有する天面壁及び該天面壁の周
縁から垂下する筒状スカート壁を有する内蓋と、該内蓋
の該天面壁に形成されている該開口を覆う天面壁を有す
る外蓋と、該内蓋の該天面壁の内面と該外蓋の該天面壁
の内面とに跨って配設された密封材料とを具備し、該密
封材料と該内蓋の該天面壁の内面との間と該密封材料と
該外蓋の該天面壁の内面との間とのいずれか一方は、剥
離可能な弱接着乃至非接層状態であり、他方は強接着状
態である、ことを特徴とする容器蓋が提Ｕ（される。

以下、本発明に従って構成された容器蓋の具体例を図示
している離村図面なト照して、更に詳細に説１８Ｉ」す
る。

第１図は、本発明に従って構成された容器蓋の第１の具
体例を図示している。全体を番号２で示す図示の容器蓋
は、内蓋４と外蓋６とを具備している。アルミニウム基
合金、ブリキ、クロム酸処理鋼の如き適宜の金属薄板か
ら形成されているのが好都合である内蓋４は、円形天面
壁８と、この天面壁８０周縁から垂下する円筒状スカー
ト壁１゜とを有する。天面９８には半径方向内方に向っ
て上方に傾斜した１頃斜部１２が形成されており、傾斜
部１２の内側に位置する中央部１４は傾斜部１２の外側
に位負する周縁部１６よりも幾分高くせしめられている
。そして、中央部１４には、円形であるのが好都合であ
る比較的大きな開口１８が形成されている。内蓋４と同
様にアルミニウム基合金、ブリキ、クロム酸処理鋼の如
き適宜の金）／Ａ１．Ｖ板から構成されているのが好都
合である外蓋６は、円形天面壁２０と、この天面壁２ｏ
の周縁から垂下する円筒状スカート壁２２とを有する。

外蓋６の内径は内蓋４の外径と実質上回−又はそれより
幾分太き（せしめられており、第１し１に図示する如く
、外蓋６を内Ｍ４に被嵌せしめて両者が組合される。か
くすると、外蓋６０天面壁２０は、内蓋４０天面壁８上
、更にｉ；やしくはその中火部１４上に積層され、そこ
に形成されている閉口１８を覆う。スカート壁２２の下
端縁には、：４：′てに容易に且つ安全に指をかけるこ
とができる外巻き（又は内巻き）カール２４が形成され
ているのが好都合である。

容器蓋２は、更に、内針４の天面壁８の内面と外に６の
天面壁２０の内面とに跨って配設された密封材料２６を
具備していることが重要である。

かかる密封側斜２６は、塩化ビニル系樹脂又はオレフィ
ン系樹脂の如き適宜の合成樹脂から成るのが好ましい。

密封材料２６は、内蓋４０天面壁８の内面と外蓋６０天
面壁２０の内面とに跨って存在する限り適宜の形状でよ
く、例えば、内轍４の天面壁８に形成されている開口１
８を通して下方に露呈しているところの、外蓋６の天面
壁２０の内面中央部と、内等４０天面壁８の中央部１４
の内面とを覆う円形状でもよいが、図示の如く、内蓋４
の天面壁８に形成されている開口１８の周縁に活って延
在する環形状であるのρ−好ましい。

第２図に明確に図示する如く、図示の具体例における環
形状密封材料２６は、開口１８を通して下方に露呈して
いるところの、外始６の天面９２０の内面中央部の周縁
領」或と、内蓋４０天而壁８の中央部１４及び傾斜部１
２の内面とを覆っている。

上記密封羽料２６は、内Ｍ４の天面壁８の内面と外蓋６
の天面壁２０の内面とのいずれか一方に対しては、容易
に剥離し得るように弱接着乃至非接着状態であり、他方
に対しては、容易に剥離し得ないように強固に接着即ち
強接着状態であることが重要である。図示の具体例にお
いては、密封材料２６は、内蓋４０天面壁８の内面に対
しては弱接着状態にせしめられており、外蓋６の天面壁
２０の内面に対しては強接着状態にせしめられている。

上記弱接着乃至被接着状態及び上記強接着状態を達成す
るための好適様式について説明するト′°−次の通りで
ある。上記智制利料２６は、一般に、内蓋４と外蓋６と
を第１図に図示する通りに組合せた後に、所要位置に流
し込む所謂スピンライニング法或いは所を位置に出線成
形する所謂型押成形法によつ℃好都合に形成されるが、
かようにして密封材料２６を形成するに先立って、例え
ば、内蓋４の天面壁８の内面には密封材料２６に対して
接着性を・１−１する接着剤を網点状に施し或〜・しま
全く施すことなく、外為６０天面壁２０の内面にＧ↓上
記接Ｎ創を連続した層として施せばよい。かくすると、
密封材料２６は、内鍋４０天面壁８の内面に対しては弱
接着或いは非接着状態になり、外Ｌ６の子面璧２０の内
面に対しては強接着状態になる。或いは、内蓋４の天面
壁８の内面にも上記接着剤を連続した層として画し、次
いでかかる接着剤層上に密封材料２６に対して非接着性
のマスキング剤を網点状に晟いは連続した層として／Ｉ
Ｉなシてもよい。か（しても、密封羽料２６を内蓋４の
天面壁８の内面に対して弱接着或いは非接着状態にせし
めることができる。密封材料２６に対して接着性を刊す
る上記接着剤及び密封材料２６にＸＵして非接着性を有
する上記マスキング剤については、’Ｉｆ開昭５５−２
９４６７号公報に１ｆｉＪ示されている曲りの接着剤及
びマスキング剤が好適に使用され得る。

上述した通りの容器鈴２は、注射針又は抽出管の真通せ
しめることができる合成又は天然ゴム製中栓が装着され
た薬液容器のロ１１．部に被嵌装着するのに殊に適する
。第３図を蚕照して説明すると、その一部のみを図示す
るそれ自体は公知の薬液容器２８の略円筒形状の口頚部
３０には、合成又は天然ゴム製のそれ自体は公知の中栓
３２が装着されている。この中栓３２は、口頭部３０に
装着してこれを閉塞することぎできる適宜の形態でよい
が、一般には、周縁部の下面が口頭部３００頂而に密接
せしめられる円形主部３４と、口頚部３０内に挿入され
外周面が目脂ｊ部３０の内周ｌｉＫ密接せしめられる円
筒状垂下郡３６とを有するのが好都合である。

中栓３２が装着されている薬液容器２８０口頚部３０に
容器赤２を被嵌装着するには、第３図に図示する如く、
口頭部３０に容器蓋２を被吠し、次いで内蓋４のスカー
ト壁１０の下端部を半径方向内方に折曲せしめて、口頭
部３０の外周面に形成されている係止あご部３８に係止
せしめればよい。かくすると、中栓３２が容器蓋２によ
って徨われ、そして容器仏２の密封材料２６が中栓３２
の上面に押付けられる。か、＜シて、中栓３２の上面中
央部（かかる部分に注射針又は抽出管が挿入される）に
湿気及び塵埃等が挿入することが確実に防止される。

薬液容器２８内に収容されている薬液を注射又は点滴等
のために使用する際には、外蓋６のスカート壁２２の下
端縁に形成されているカール２４に指をかけて外蓋６を
上方に持上げる。かくすると、密封材料２６と内蓋４の
天面壁８の内面との間は容易に剥離され得る弱接着乃至
非接着状態であるのに対して、密封材料２６と外蓋６の
天■壁２０の内面との１８Ｊは容易に剥離し得ない強接
着状態である故に、密封羽村２６は内蓋４の天面壁８の
内面から剥離され、そして幾分か弾性的に変形せしめら
れることによって内悴４の天面壁８に形成されている開
口１８を通って外蓋６と共に持上げられ、かくして外蓋
６と密封材料２６が除去さ形洟等によって密封材料２６
を形成する際に、内蓋４と外蓋６とが充分確実に所要組
合せ関係に維持され、それ故に答易且つ確実に密封拐料
２６を所要通りに配設することができる。容器蓋２を薬
液容器の口頚部に所要通りに被嵌装着した後に、外蓋６
及び密封材料２６を除去するために列名６のスカート壁
２２の下端縁に形成されているカール２４に指をかけて
外蓋６を上方に持上げると、係合部、４０から係合部４
２が弾性的に離脱される。　４図に図示する第２の具体
例における上述した点以外のイｈ成は、第１図乃至第３
図に図示する上記第１の具体例と実質上同一である。

第５図は、本発明に従って構成された容器蓋の第３の具
体例を、中栓３２が装着されている薬液容器２８の口鮪
部３０に被嵌装着した状態を図示している。この第３の
具体例においては、内蓋４０天面壁８は実質上平担にせ
しめられている。一方、外蓋６の天面壁２０においては
、内蓋４０人面壁８に形成されている開口１８を槍う円
形中央部４４が下方に没入せしめられている。そして、
かかる没入中央部４４０周縁部、ＩＮｒｌち没入中央部
４４を取囲む環状側壁部には、開口１８の半径を越えて
半径方向外方に拡張された係合突出部４６が形成されて
いる。かような第３の具体例においては、第５図に図示
する如く、外ｂ６の上記係合突出部４６を内蓋４の開口
１８内に弾性的に７９：入せしめることによって、昇給
６を内蓋４に解除自在に機械的に係合せしめて外台６が
内蓋４に組合され、かくして内蓋４と外蓋６とが充分６
１ｒ実に所要組合せ関係に維持される。

第５図に図示する第３の具体例の環形状密封材料２６は
、第６図に図ボする如く、１ｊｒ１口１８内に弾性的に
没入せしめられているところの、外蓋６の天面壁２０に
おける係合突出部４６の内面と、内蓋４０天面壁８にお
ける開口１８を取囲む内周部の内面とを梼っている。そ
して、密封材料２６は、外蓋６の天面壁２０の内面に対
して弱接着乃至非接着状態にせしめられ、内蓋６の内面
に一対して強接着状態にせしめられている。

上記の通りの第３の具体例においては、容器器２を薬液
容器２８の口頚部３０に第５図に図示する通りに被嵌装
着した後に、外蓋６のスカート壁２２の下端縁に形成さ
れているカール２４に指をかけて外蓋６を上方に持上げ
ると、外蓋６における係合突出部４６が向合４における
υｉ」口１８から弾性的に離脱され、かくして外蓋６が
除去される。

他方、密封材料２６は、昇動６の天面壁２０の内面に対
して弱接着乃至非接着状態であり内猶４の天面壁８の内
面に対して強接着状態である故に、外勤６の天面壁２０
の内面から剥離され、従って外蓋６と共に除去されるこ
となく、内蓋４と共に残留する。第３の具体例における
上：ｊｆ５　した点以外の構成は、上述した第１の具体
例と実質上同一である。

以上、δｉ３付図面を参照して本発明に従って構成され
た容器器の幾つかの具体例について詳述したが、本発明
はかがる具体例に限定されるものではなく、本発明の範
囲を逸脱することなくイψ々の変形乃至修正か可能であ
るとは多言を要しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に従って構成された容器器、−の第１
の具体例を示す断面図。 第２図は、絹１図の容器器の一部を拡大して示す部分１
ワ１而図。 第３図は、中栓が装着された薬液容器の口！ｊ９４部に
第１図の容器器を被嵌装着した状態を、−舌１ζを断面
で示す部分側面図。 第４図は、水元ψｊに従って（ｎ成された容器器の第２
の具体１ノリを、一部を断面で示す側面図。 第５図は、中栓が装着された薬液容器の口頚部に本発明
に従って構成された容器最の第３の具体例を装着した状
態を、一部をＵ１而で示す１１狛用図。 第６図は、第５図の容器蓋の一１祁を拡大して示す部分
断面図。 ２・・・・・・容器金 ４・・・・・・内　蓋 ６・・・・・・外　蓋 ８・・・・・・内鋲の天面壁・ １０・・・・・・内俗のスカート壁 １８・・・・・・開口 ２０・・・・・・外接の天面壁 ２２・・・・・・外蓋のスカート壁 ２６・・・・・・密Ｍ栃料 特開昭６０−７７８７３　（７） 第１図 ！４ 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、開口を有する天面壁及び該天面壁の周縁から垂下す
   る筒状スカート壁を有する内蓋と、該内蓋の該天面壁に
   形成されている該開口を覆う天面壁を有する外蓋と、該
   内蓋の該天面壁の内面と該外蓋の該天面壁の内面とに跨
   って配設された密封材料とを具備し、該密封材料と該内
   蓋の該天面壁の内面との間と該密封材料と該外蓋の該天
   面壁の内面との間とのいずれか一方は、剥離可能な弱接
   着乃至非接着状態であり、他方は強接着状態である、こ
   とを特徴とする容器蓋。 ２、該内蓋は金属製である、特許請求の範囲第１項記載
   の容器蓋。 ３、該外蓋は金属製である、特許請求の範囲第１項又は
   第２項記載の容器蓋。 ４、該密封材料は合成樹脂製である、特許請求の範囲第
   １項から第３項までのいずれかに記載の容器蓋。 ５、該密封材料は該内蓋の該天面壁に形成されている該
   開口の周縁に沿って延在子る環形状である、特許請求の
   範囲第１項から第４項までのいずれかに記載の容器蓋。 ６、該内蓋の該天面壁の内面と該外蓋の該天面壁の内面
   とのいずれか一方には、ｇＷ封材料に対して接着性を有
   する接着剤が連続した層として施されており、他方には
   該接着剤が網点状に施されている、特許請求の範囲第１
   項から第５項までのいずれかに記載の容器蓋。 ７、該内蓋の該天面壁の内面と該外蓋の該天面壁の内面
   とには、該密封材料に対して接着性を有する接着剤が連
   続した層として施されており、該内蓋の該天面壁の内面
   と該外蓋の該天面壁の内面とのいずれが一方においては
   、該密封拐料に対して非接着性のマスキング剤が網点状
   に施されている、特許請求の範囲第１項から°第５項ま
   でのいずれかに記載の容器蓋。 ８、該外蓋はその天面壁の周縁から垂下し且つ該内蓋の
   該スカート壁の外側に位置する筒状スカート壁も有する
   、特許請求の範囲第１項から第７項までのいずれかに記
   載の容器蓋。 ９、該外蓋の該スカート壁下端にはカールが形成されて
   いる、特許請求の範囲第８項記載の容器蓋。 １０、該内蓋の該スカート壁と該外蓋の該スカート壁と
   には相互に解除自在に機械的に係合せしめられる保合部
   が形成されている、特許請求の範囲第８項又は第９項記
   載の容器蓋。 １１、該外蓋の該天面壁には、該内蓋の該天面壁に形成
   されている該開口に対応して下方に没入せしめられると
   共に半径方向外方に拡張された係合突出部が形成されて
   おり、該保合突出部を該開口内に没入せしめることにょ
   っ℃該外蓋と該内蓋が解除自在に機械的に係合せしめら
   れている、特許請求の範囲第１項から第９項までのいず
   れかに記載の容器錯。