JPS6076522A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6076522A
JPS6076522A JP18454083A JP18454083A JPS6076522A JP S6076522 A JPS6076522 A JP S6076522A JP 18454083 A JP18454083 A JP 18454083A JP 18454083 A JP18454083 A JP 18454083A JP S6076522 A JPS6076522 A JP S6076522A
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Masaharu Nishimatsu
西松 正治
Shigeru Shimada
茂 島田
Toshiaki Ide
井出 敏秋
Hiroyuki Arioka
博之 有岡
Yuichi Kubota
悠一 久保田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
m孜生公互 この発明は磁気記録媒体のバックコート用樹脂組成物、
及び該樹脂組成物をバックコートの結合剤として用いた
磁気記録媒体に関するものである。 0虹口し
【改新− 現在カセットテープ、オープンリールテープ、ビデオテ
ープ、磁気カード、磁気ディスク等、多くの磁気記録媒
体はポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリアセテート、
紙等の基材フィルム上に酸化鉄等の磁気化可能金属酸化
物もしくは金属材を含む塗料、印刷インキ等の被覆剤(
以下、塗料を例として説明する)をコーティングし、オ
リエンテーション、乾燥、必要に応じて硬化の工程を経
て得られ、その樹脂塗料バインダー(結合剤)として塩
化ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアクリル酸エス
テル、時にエポキシ樹脂等が使用され、目的に応じて可
塑剤、ゴム、分散剤、帯電防止剤、顔料等が配合されて
いるのが一般である。 ところで磁気ヘッドを用いる現在の記録方式においては
、テープ−ヘッド間のスペーシング損失は54.6d/
入[dB](d:テープ−ヘッド間距離、入:記録波長
)で表わされる。この式かられかるように、情報量の豊
富さ等の理由で近年需要の多い記録密度の高い短波長記
録においては、スペーシングによる出力低下の割合が長
波長のそれより著しく大きくなる。したがって、小さな
異物がテープ表面上にあっても、それが磁気記録媒体に
書き込まれている情報を読み出す際、存在すべきパルス
を見落す誤りたるドロップアウトとして検出されること
になる。 このドロップアウトのちととなる異物の発生原因として
考えられるのは、くり返し応力がかかることによる塗膜
の劣化から生ずる磁気テープ塗膜表面の磁性粉脱落ある
いは走行中にベースが削り取られたものや、ホコリ等が
静電的にベース面に付着しさらにそれが塗膜面に転移し
たものが挙げられる。これらを防止するため、磁気テー
プの磁性面と反対の支持体表面(バック面)にカーボン
ブラック、グラファイト等及び無機充填剤を有機バイン
ダーと共に混練した塗料を塗布して帯電防止をはかった
り、ベースの強靭化により、ベースの削れを少くする等
の方法が提案されている。また磁性層が金属薄膜型の場
合、磁性層が薄いため磁気記録媒体がカールし易く、そ
の意味でもバックコート層は重要な役割を果たしている
。これらの処理により、くり返し走行に対するドロップ
アウト増加の傾向はかなり抑えることができる。しかし
ながら、そのレベルは、現状ではまだ完全とはいえず、
さらに少くする必要がある。 ドロップアウトをさらに少なくするため、その発生原因
を詳細に調べた結果、次のようなことがドロップアウト
が増加しないよう強靭であることが要求されるから、通
常、熱硬化型樹脂が結合剤として好ましいものとして使
用される。その場合。 熱硬化型樹脂の硬化には長時間を要するためバックコー
ト層が塗布された後、テープはまず巻き取られ1次いで
熱硬化処理が施こされることになる。 しかし、塗布が終った時点においては、バックコート層
中ではまだ硬化反応が始まっておらず、その塗膜は弱く
、しかもバックコート面と磁性面とは密着状態であるた
め、バックコート層塗膜中に充填されたカーボンブラッ
ク、グラファイト、あるいは他の無機充填剤を含んだバ
ックコート面塗膜表面はそれが接触している反対側の磁
性層表面に転移し易く、その転移したものがドロップア
ウトやヘッド目づまりの原因となっていることがわかっ
た。またこの現象は熱可塑性樹脂であっても同様に起り
うると考えられる。バックコート層を設けることにより
、くり返し走行によるドロップアウトの増加を抑えるこ
とはできるが、走行回数の少のは上記の理由のためであ
る。 バックコート層形成工程での上記のような不都合を解消
するため、本発明者等は先に、放射線感応樹脂(放射線
の照射で硬化しうる樹脂)をバインダーとして、無機充
填剤と混練した塗料でバックコート層を形成した後、活
性エネルギー線源により放射線を照射し、硬化処理を施
すか、あるいはそのまま表面処理を行った後硬化処理を
施し、バックコート層中に三次元架橋を生じさせ、強靭
な塗膜とした後、そのテープを巻き取ることにより、上
記のような原因によるドロップアウトを減少させる方法
を提案している(特開昭57−169929号)。この
方法によればテープが巻き取られるのは塗膜の架橋反応
が終了した後であるから、巻き取りによりバックコート
層が磁性層に密着してもバックコート層から磁性層への
無機充填剤粉末の転移は起きない。この方法で用いる放
射線感応樹脂は、放射線によりラジカルを発生し架橋構
造を生じるような不飽和二重結合を、分子鎖中に2個以
上含むもので、具体的には(A)アクリル酸等で変性し
た分子量8,000〜25,000程度の熱可塑性樹脂
が単独、あるいは(B)分子量2,000〜3.’00
0程度のポリウレタンエラストマー等と併用されている
が、前者の変性熱可塑性樹脂単独では接着性、柔軟性が
劣り、エラストマー併用の場合も分子量が低いため柔軟
性が劣り、もろい膜となり、走行中バックコートケズレ
が発生し易く、その上、急激な走行ストップをさせた場
合、静摩擦と動摩擦の差が大のためバックコート面のケ
ズレが発生し易い。 p9蓬41Δl丞 本発明者等は上記方法、特に(A)、(B)の分子量範
囲について更に研究を重ねた結果、放射線感応樹脂とし
て、(A)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を
2個以上有する分子!30゜000〜too、000、
好ましくは35,000〜so、oooのプラスチック
状化合物、および(B)放射線による硬化性をもつ不飽
和二重結合を1個以上有するか、又は放射線硬化性を有
しない、分子量3,500〜100,000、好ましく
はs、ooo〜80,000のゴム弾性化合物、という
特定の分子量範囲の高分子化合物(A)及び(B)を組
合わせたものを用いることにより。 塗膜の破断強度が上り、塗膜の強化が為されるため、バ
ックコート削れが少なく、バンクコート層から磁性層へ
の無機充填剤粉末の移転がないためドロップアウトが少
なく、又、静摩擦と動摩擦の変化が少ないため急激な走
行ストップによりバックコート面に傷の発生もなく、か
つ放射線硬化性樹脂を使用しているのでロール状に巻き
取った形での硬化の際の巻きしまりの影響のない、長さ
方向で均一の特性を有する磁気記録媒体が得られること
を見出し、本発明に到達したものである。 すなわち本発明は、(A)放射線により硬化性をもつ不
飽和二重結合を2個以上有する分子量30゜000〜1
00,000のプラスチック状化合物、および(B)放
射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を1個以上有す
るか、放射線硬化性を有しない、分子量3,500〜1
00,000のゴム弾性化合物、よりなる磁気記録媒体
のバンクコート用樹脂組成物、また支持体の一方の面に
磁性層を。 他方の面にバックコート層を設けた磁気記録媒体におい
て、バックコート層における結合剤が、(A)放射線に
より硬化性をもつ不飽和二重結合を2個以上有する分子
量30,000〜100゜000のプラスチック状化合
物、および(B)放射線により硬化性をもつ不飽和二重
結合を1個以上有するか、又は放射線硬化性を有しない
、分子量3.500〜ioo、oooのゴム弾性化合物
よりなる放射線硬化性樹脂組成物であることを特徴とす
る磁気記録媒体に関するものである。 本発明樹脂組成物において、(A)だけでは弾性率は高
いが粘性が低くもろいものとなり、(B)だけでは弾性
の欠けたものとなり、つまり(A)、(B)のみでは破
壊エネルギーの小さなバックコート層となる。(A)、
(B)の組合せ、中でも特定の分子量のものを組合せる
ことにより、破壊エネルギーが大きくバンクコート層の
ケズレのない、高温保存下での巻きしまりによる影響の
少ないものとなり、また静摩擦、動摩擦の変化が少なく
、そのため急激なストップでもバック面のケズレが生じ
ない、すぐれた磁気記録媒体が得られるものである。 また本発明樹脂組成物において、(A)の分子量30,
000未満、(B) (7)分子量3,500未満では
塗膜が固くなってバックコート削れが激しく、静摩擦、
動摩擦の変化が大きいため急激なストップではバック面
のケズレを生じる上、電磁変換特性も低下し、また(B
)の分子量100゜000を超えると分散不良のため電
磁変換特性が低下すると共に、(B)が放射線硬化性の
場合には分子量が100,000を超えるとその特性が
低下して強度低下を生じる。(A)は35,000−8
0,000、(B)は5,000〜80゜000が好ま
しい分子量範囲で、(B)は放射線硬化性のものが、架
橋性を上げ、塗膜強度が大となるので好ましい。 (A)、(B)の配合比率は、(A)が20−95重量
%、好ましくは40〜80重量%、(B)が5〜80重
量%、好ましくは20〜60重量%である。 本発明の(A)、(B)の化合物の分子量は次のような
測定方法による数平均分子量によっている。 *GP(1:によるバインダーの平均分子量測定GPC
(Gel Permeation Chlomatog
raphy)とは試料中の分子を移動相中のその大きさ
に基いて分離する方法で、分子ふるいの役をする多孔質
ゲルをカラムに充填し液体クロマトグラフィーを行なう
方法である。 平均分子量を算出するには標準試料として分子量既知の
ポリスチレンを使いその溶出時間から検量線を作成する
。これよりポリスチレン換算の平均分子量を計算する。 与えられた高分子量物質中に分子量Miである分子がN
i個あったとすると 数平均分子量 Mn=ΣN1M1 ΣNi で表わせる。 本発明の(A)、(B)の化合物における不飽和二重結
合は分子量40,000まで当り1個が一般的で屁る。 本発明で用いる(A)の放射線硬化性プラスチック状化
合物は、放射線によりラジカルを発生し架橋構造を生じ
るような、分子鎖中に不飽和二重結合を二個以上含むも
のであり、これはまた熱可塑性樹脂を放射線感応変性す
ることによっても得ることができる。 放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカル重合性を
有する不飽和二重結合を示すアクリル酸、メタクリル酸
、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル系
二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重結
合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和結合等の
、放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可
塑性樹脂の分子中に含有または導入した樹脂であり、そ
の低放射線照射により架橋重合する不飽和二重結合を有
する化合物で分子量が30,000〜100゜000の
ものであれば用いることができる。 放射線照射による架橋あるいは重合乾燥する基を熱可塑
性樹脂の分子中に含有する樹脂としては次の様な不飽和
ポリエステル樹脂がある。 分子鎖中に放射線硬化性不飽和二重結合を含有するポリ
エステル化合物、例えば下記(2)の多塩基酸と多価ア
ルコールのエステル結合から成る飽和ポリエステル樹脂
で多塩基酸の一部をマレイン酸とした放射線硬化性不飽
和二重結合を含有する不飽和ポリエステル樹脂を挙げる
ことができる。 放射線硬化性不飽和ポリエステル樹脂は多塩基酸成分1
種以上と多価アルコール成分1種以上にマレイン酸、フ
マル酸等を加え常法、すなわち触媒の存在下で、180
〜200℃、窒素雰囲気下、脱水あるいは脱アルコール
反応の後、240〜280℃まで昇温し、0.5〜lm
mHgの減圧下、縮合反応により得ることができる。マ
レイン酸やフマル酸等の含有量は、製造時の架橋、放射
線硬化性等から酸成分中1〜40モル%、好ましくは1
0〜30モル%である。 放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、次の様なものを挙げることができる。 (1)塩化ビニール系共重合体 塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニールアルコール共重
合体、塩化ビニール−ビニールアルコール共重合体、塩
化ビニール−ビニールアルコール−プロピオン酸ビニー
ル共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−マレイン酸
共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニール−ビニルアルコ
ール−マレイン酸共重合体、塩化ビニール−酢酸ビニー
ル−末端OH側鎖アルキル基共重合体が挙げられ、これ
らは重合度400以上のものであり、このものに後述の
手法により、アクリル系二重結合、マレイン酸系二重結
合、アリル系二重結合を導入して放射線感応変性を行う
。 (2)飽和ポリエステル樹脂 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、ア
ジピン酸、セバシン酸のような飽和多塩基酸と、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、1゜2プロピレングリコール、
1,3ブタンジオール、ジプロピレングリコール、1,
4ブタンジオール。 1.6ヘキサンジオール、ペンタエリスリット、ソルビ
トール、グリセリン、ネオペンチルグリコール、1,4
シクロヘキサンジメタツールのような多価アルコールと
のエステル結合により得られる飽和ポリエステル樹脂又
はこれらのポリエステル樹脂をSO3Na等で変性した
樹脂が例として挙げられ、これらも同様にして放射線感
応変性を行う。 (3)ポリビニルアルコール系樹脂 ポリビニルアルコール、ブチラール樹脂、アセタール樹
脂、ホルマール樹脂及びこれらの成分の共重合体で、こ
れら樹脂中に含まれる水酸基に対し後述の手法により放
射線感応変性を行う。 (4)フェノキシ系樹脂 フェノキシ樹脂(PKHA、PKHC,PKHH)、こ
れら樹脂中に含まれる水酸基に対し後述の手法により放
射線感応変性を行う。 (5)m細索誘導体 各種のものが用いられるが、特に効果的なものは硝化綿
、セルローズアセトブチレート、エチルセルローズ、ブ
チルセルローズ、アセチルセルローズ等が好適である、
樹脂中の水酸基を活用して後述の方法により放射線感応
変性を行う。 その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂及び誘導体(PVPオ
レフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂
、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を含
有するアクリルエステル及びメタクリルエステルを重合
成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有効で
ある。 本発明で用いる(B)の高分子量のゴム弾性化合物は、
熱可塑性エラストマーもしくはプレポリマー、またはこ
れらを放射線感応変性したものであり、後者の場合はよ
り効果的である。以下にエラストマーもしくはプレポリ
マーの例を挙げる。 (1)ポリウレタンエラストマーもしくはプレポリマー ポリウレタンの使用は耐摩耗性、及び基体フィルム、例
えばPETフィルムへの接着性が良い点で特に有効であ
る。ウレタン化合物の例としては、イソシアネートとし
て、2.4−トルエンジイソシアネート、2,6−トル
エンジイソシアネート。 1.3−キシレンジイソシアネート、1.4−キシレン
ジイソシアネート、■、5−ナフタレンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、P−フェニレン
ジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、4,4″−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、3,3″−ジメチルビフェ
ニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イン
フオロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート、デスモジュールL、デスモジュールN
等の各種多価イソシアネートと、線状飽和ポリエステル
(エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリスリット、
ソルビトール、ネオペンチルグリコール、1,4−シク
ロヘキサンジメタツールの様な多価アルコールと、フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバシン酸の様な飽和多塩基酸との縮重合による
もの)、線状飽和ポリエーテル(ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール)やカプロラクタム、ヒドロキシル含有アクリ
ル酸エステル、ヒドロキシル含有メタクリル酸エステル
等の各種ポリエステル類の縮重合物より成るポリウレタ
ンエラストマー、プレポリマーが有効である。 これらのウレタンエラストマーの末端のイソシアネート
基又は水酸基と、アクリル系二重結合又はアリル系二重
結合等を有する単量体とを反応させることにより、放射
線感応性に変性することは非常に効果的である。 (2)アクリロニトリル−ブタジェン共重合エラストマ
ー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリクイッドレジ
ンとして市販されている末端水酸基のあるアクリロニト
リルブタジェン共重合体プレポリマーあるいは日本ゼオ
ン社製ハイカー1432 J等のエラストマーは、特に
ブタジェン中の二重結合が放射線によりラジカルを生じ
架橋及び重合させるエラストマー成分として適する。 (3)ポリブタジエンエラストマー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリクイッドレジ
ンR−15等の低分子量末端水酸基を有するプレポリマ
ーが特に熱可塑性樹脂との相溶性の点で好適である。R
−15プレポリマーにおいては分子末端が水酸基となっ
ている為、分子末端にアクリル系不飽和二重結合を付加
することにより放射線感応性を高めることが可能であり
、バインダーとして更に有利となる。 またポリブタジェンの環化物、日本合成ゴム製CBR−
M901も熱可塑性樹脂との組合せによりすぐ九た性質
を有している。 その他、熱可塑性エラストマー及びそのプレポリマーの
系で好適なものとしては、スチレン−ブタジェンゴム、
塩化ゴム、アクリルゴム、イソプレンゴム及びその環化
物(日本合成ゴム製ClR701)があり、エポキシ変
性ゴム、内部可塑化飽和線状ポリエステル(東洋紡バイ
ロン# 300)等のエラストマーも下記に述べる放射
線感応変性処理を施こすことにより有効に利用できる。 次に、放射線感応性バインダー合成の代表例を説明する
。 a)塩化ビニール酢酸ビニール共重合系樹脂のアクリル
変性体(放射線感応変性樹脂)の合成OH基を有する一
部ケン化塩ビー酢ビ共重合体(平均重合度 n=500
)750部(0,033モル)とトルエン1250部、
シクロヘキサノン500部を51の4つロフラスコに仕
込み加熱溶解し、80℃昇温後トリレンジイソシアネー
トの2−ヒドロキシエチルメタクリレートアダクト×を
61.4部(0,20モル)加え、更にオクチル酸スズ
0゜012部、ハイドロキノン0.012部を加え80
℃でN2気流中、NGO反応率が90%となるまで反応
せしめる。反応終了後冷却し、メチルエチルケト体の分
子量は40,000.1分子当りの二重結合は6個であ
る。 【3にトリレンジイソシアネート(TDI)の2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート(2HEMA)アダクトの
製法 T D I 348部をN2気流中11の4つロフラス
コ内で80℃に加熱後、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート260部、オクチル酸スズ0.07部、ハイドロ
キノン0,05部を反応缶内の温度が80〜85℃とな
るように冷却コントロールしながら滴下終了後80℃で
3時間攪拌し反応を完結させる。反応終了後取り出して
冷却後白色ペースト状のTDIの2HEMAを得た。】
b)ブチラール樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) ブチラール樹脂積木化学製BM−5100部をトルエン
191.2部、シクロヘキサノン71゜4部と共に51
の4つロフラスコに仕込み加熱溶解し80℃昇温後TD
Iの2HEMAアダクト×を7.4部加え、更にオクチ
ル酸スズ0.015部、ハイドロキノン0.015部を
加え、80”CでN2気流中NGO反応率が90%以上
となるまで反応せしめる。反応終了後冷却し、メチルエ
チルケトンにて希釈する。 C)飽和ポリエステル樹脂アクリル変性体の合成(放射
線感応変性樹脂) 飽和ポリエステル(東洋紡製バイロンRV−200)1
00部をトルエン116部、メチルエチルケトン116
部に加熱溶解し80℃昇温後TDIの2HEMAアダク
ト×を3.55部加え、オクチル酸スズ0.007部、
ハイドロキノン0゜007部を加え、80℃、N2気流
中NCO反応率が90%以上となるまで反応せしめる。 d)フェノキシ樹脂アクリル変性体の合成(放射線感応
変性樹脂) OH基を有するフェノキシ樹脂(PKHH:Ucc社製
、分子量30,000)600部、メチルエチルケトン
1800部を31の4ソロフラスコに仕込み、加熱溶解
し、80℃昇温後、トリレンジイソシアネートの2ヒド
ロキシエチルメタクリレートアダクトを6.0部加え、
更にオクチル酸スズ0.012部、ハイドロキノン0.
012部を加え、80℃でN2気流中、NGO反応率が
90%となるまで反応せしめる。このフェノキシ変性体
の分子量は3’5,000.1分子当りの二重結合は1
個である。 e)ウレタンエラストマーアクリル変性体の合成(放射
線硬化性エラストマー) 末端インシアネートのジフェニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)系ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタ
ン製ニッポラン3119)250部、2HEMA32.
5部、ハイドロキノン0゜07部、オクチル酸スズ0.
009部を反応缶に入れ、80℃に加熱溶解後TDI4
3.5部を反応缶内の温度が80〜90℃となるように
冷却しながら滴下し、滴下終了後80℃で反応率95%
以上となるまで反応せしめる。 f)ポリエーテル系末端ウレタン変性エラストマーアク
リル変性体(放射線硬化性ニジストマー)の合成 日本ポリウレタン社製ポリエーテルPTG−500,2
50部、2HEMA32.5部、ハイドロキノン0.0
07部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、
80℃に加熱溶解後T、D I43.5部を反応缶内の
温度が80〜90℃となるように冷却しながら滴下し1
滴下終了後80℃で反応率95%以上となるまで反応せ
しめる。 g)ポリブタジェンエラストマーアクリル変性体の合成
(放射線硬化性エラストマー) シンクレアペトロケミカル社製低分子量末端水酸基ポリ
ブタジエンボリBDリクイットレジンR−15,250
部、2HHMA32.5部、ハイドロキノン0.007
部、オクチル酸スズ0.009部を反応缶に入れ、80
℃に加熱溶解後TDI43.5部を反応缶内の温度が8
0〜90℃となるように冷却しながら滴下し、滴下終了
後80℃で反応率95%以上となるまで反応せしめる。 高分子には放射線照射により崩壊するものと分子間に架
橋を起こすものが知られている。分子間1−負tI拳校
+±1シーh4’/1%l−1イ嘗↓−1」p1言−一
□!1【、吻、1ノー1」Pリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリルアミド、ポ
リ塩化ビニル、ポリエステル、ポリビニルピロリドンゴ
ム、ポリビニルアルコール、ポリアクロレインがある。 この様な架橋型ポリマーであれば上記のような変性を特
に施さなくても、架橋反応が起るので、前記変性体の他
に、これらの樹脂はそのまま放射線架橋用バックコート
樹脂として使用可能である。 更にまた、この方法によれば溶剤を使用しない無溶剤型
の樹脂であっても短時間で硬化することができるので、
この様な樹脂をバックコート用として用いることができ
る。 本発明の放射線硬化性樹脂組成物の特に好ましい組合せ
としては、(A)の化合物が一部ケン化した塩化ビニー
ル−酢酸ビニール共重合体、カルボン酸が導入された塩
化ビニール−酢酸ビニール共重合体、フェノキシ樹脂に
ポリイソシアネート化合物を反応させて得られたイソシ
アネート基を有する化合物に、イソシアネート基との反
応性を有する官能基をもつアクリル化合物あるいはメタ
クリル化合物を反応させてなる化合物であり、CB)の
化合物がポリオールにイソシアネート化合物を反応させ
て得られた、イソシアネート化合物又はポリオール(ポ
リウレタンエラストマー)に、反応性を有する官能基を
もつアクリル化合物あるいはメタクリル化合物を反応さ
せてなる化合物というものである。 本発明のバックコート用樹脂組成物には充填剤、分散剤
、潤滑剤、帯電防止剤等を加えることができる。 充填剤としては、1)導電性のあるカーボンブラック、
グラファイト、また2)無機充填剤として5i02、T
iO2,Al2O3、Cr2o3、SiC,CaO1(
:、 a CO3、酸化亜鉛、ゲーサイト、久Fe2O
3,タルク、カオリン、CaSO4、窒化硼素、フッ化
黒鉛、二硫化モリブデン等があり、中でもCa CO3
やカーボンが使用される。この様な充填剤の使用量は1
)に関してはバインダー100重量部に対して20〜2
00重量部、又2)に関しては10〜300重量部が適
当であり、充填剤量があまり多くなると、塗膜がもろく
なり、かえってドロップアウトが多くなるという欠点が
ある。 分散剤又は潤滑剤としては従来この種バックコート層に
用いられる種類のものはいずれも用いることができるが
、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸
、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸
、エライジン酸、リノール酸、リルン酸、ステアロール
酸等の炭素数12以上の脂肪酸(RCOOH,Rは炭素
数11以上のアルキル基);前記の脂肪酸のアルカリ金
属(Li、Na’、に等〕またはアルカリ土類金属(M
g、Ca、Ba等)から成る金属石鹸;レシチン等が使
用される。この他に炭素数12以上の高級アルコール、
およびこれらの硫酸エステル、界面活性剤、チタンカッ
プリング剤、シランカップリング剤等も使用可能である
。これらの分散剤はバインダー100重量部に対して1
〜20重量部の範囲で添加される。 潤滑剤としては上記化合物のほがシリコンオイル、グラ
ファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭
素数12〜16個の一塩基性脂肪酸と炭素数3〜12個
の一価のアルコールからなる脂肪酸エステル類、炭素数
17個以上の一塩基性脂肪酸と該脂肪酸の炭素数と合計
して炭素数が21〜23個より成る一価のアルコールと
から成る脂肪酸エステル等が使用される。これらの潤滑
剤はバインダー100重量部に対して0.2〜20重量
部の範囲で添加される。 また帯電防止剤しとてサポニンなどの天然界面活性剤;
アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール
系などのノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類、
第4級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、
ホスホニウム又はスルホニウム類などのカチオン界面活
性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基
、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤
二アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコール
の硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤なまた本発
明のバックコート層に用いる樹脂の架橋に使用する活性
エネルギー線としては、放射線加速器を線源とした電子
線、Co60を線源としたγ−線、5r90を線源とし
たβ−線、X、I!発生器を線源としたXll!%ある
いは紫外線等が使用される。 特に照射線源としては吸収線量の制御、製造工程ライン
への導入、電離放射線の遮蔽等の見地から放射線加熱器
により放射線を使用する方法が有利である。 バックコート層を硬化する際に使用する放射線特性とし
ては、透過力の面から加速電圧lOO〜750KeV、
好ましくは150−300KeVの放射線加速器を用い
吸収線量を0.5〜20メガランドになるように照射す
るのが好都合である。 本発明のバックコート層碩化に際しては、米国エナージ
ーサイエンス社にて製造されている低線量タイプの放射
線加速器(エレクトロカーテンシステム)等がテープコ
ーティング加エラインへの導入、加速器内部の2次X線
の遮蔽等に極めて有勿論、従来より放射線加速材として
広く活用されているところのファンデグラフ型加速器を
使用してもよい。 また放射線架橋に際しては、N2ガス、Heガス等の不
活性ガス気流中で放射線をバックコート層に照射するこ
とが重要であり、空気中で放射線を照射することは、バ
インダー成分の架橋に際し放射線照射により生じた03
等の影響でポリマー中に生じたラジカルが有利に架橋反
応に働くことを阻害するので極めて不利である。従って
、活性エネルギー線を照射する部分の雰囲気は、特に酸
素濃度が最大で5%である、N2 、He、CO2等の
不活性ガス雰囲気に保つことが重要となる。 一方、本発明の磁性層は1強磁性徴粒子およびバインダ
ーを含む塗膜からなる塗布型および強磁性金属薄膜より
なる金属薄原型のいずれも適用でき、強磁性物質として
はγ−Fe2O3、Fe30a 、 Coドープ2!’
−Fe203、COドープ7F a203−F e3 
o4固溶体、CO系系化合物被覆型−Fe203.Co
系系化合物被覆型−F e304 (7−F a203
との中間酸化状態も含む、ここでいうGoo化合物とは
、酸化コバルト、水酸化コバルト、コバルトフェライト
、コバルトイオン吸着物等、コバルトの磁気異方性を保
磁方向上に活用する場合を示す)、あるいは鉄、コバル
ト、ニッケルその他の強磁性金属あるいはF e−Co
、 F e −N i、 Co N i、 F e−R
h、Fe−Cu、Fe−Au、Co−Cu、’ C。 −Au、Co−Y、Co−La、Co−Pr、Co−G
d、Co−8m、Co−Pt、Ni −Cu、Fe−C
o−Nd、Mn−B i、Mn−8b、Mn−Alのよ
うな磁性合金、更にBaフェライト、Srフェライトの
ようなフェライト系磁性体を挙げることができる。 従来、強磁性粉末としては例えばγ−Fe203、Co
含有2’ P” e 203 +F e 304. C
。 含有F a 304. Cr 02等がよく使用されて
いたが、これら強磁性粉末の保磁力および最大残留磁束
密度等の磁気特性は高感度高密度記録用としては不十分
であり、約I Pm以下の記録波長の短い信号や、トラ
ック巾の狭い磁気記録にはあまり適していない。 磁気記録媒体に対する要求が厳しくなるにつれて、高密
度記録に適する特性を備えた強磁性粉末が開発され、ま
た提案されている。このような磁性粉末はFe、Co、
Fe−Go、Fe−Co−Ni、Co−Ni等の金属ま
たは合金、これらとA1.Cr、Si等との合金などが
ある。かかる合金粉末を用いた磁気記録層は高密度記録
の目的には高い保磁力と高い残留磁束密度とを有する必
要があり、上記磁性粉末がこれらの基準に合致するよう
に種々の製造方法或いは合金組成を選択するのが好まし
い。 本発明者等は種々の合金粉末を用いて磁気記録媒体を製
作したところ、BET法による比表面積が48m2/g
以上で、磁性層の保磁力が10000 e以上で、しか
も磁性層の表面粗度〔後述のタリステップによる測定に
おいてカットオフ0゜17mmでR20(20回平均値
)のこと、以下同充分に低く、高密度、短波長の記録に
適する磁気記録媒体が得られることを見出しているが、
このような磁性層−と本発明のバックコート層とを組合
せた場合には、シンチング現象(急速停止時の巻きゆる
み)、ドロップアウト、摩擦の減少という効果が生じ、
更に磁気テープのベースであるポリエチレンテレフタレ
ー1へ、ポリエチレンナフタレート、ポリイミド、ポリ
アミド等のプラスチックフィルムが約11P程度以下と
いう薄いものが用いられる傾向から、テープを巻装した
ときの巻締りが益々大きくなり、バックコート面の粗さ
が磁性面へ転写して出力低下の原因となってくるが、上
記磁気記#C層、バックコート層の組合せでは、このよ
うな問題点も改善され好ましい。なお、強磁性物質とし
て強磁性金属を主成分とするものは、塗膜の電気抵抗が
高くドロップアウトを発生し易いので帯電対策が必要で
あるが、本発明のバンクコート層との組合せにより、そ
のような問題も解決され得、極めて好都合である。 L−tj Mkだ雷コ龜目p−幻し→スα譜+の昇幸1
□い箭圃は1000〜20000eであり、これ以上の
範囲では記録時に磁気ヘッドが飽和し、また消磁が困難
になる。磁性粉の比表面積は大きい程S/N比を改善す
る傾向があるが、あまり比表面積が大きいと磁性粉のバ
インダー中への分散が悪くなる傾向があり、また効果が
飽和する傾向を有することが分った。一方、磁気記録層
における表面粗度−′は記録感度に影響を与え、その表
面粗度が小さいと短波長の記録感度が上昇する。上記の
特性を満足させ得る強磁性合金どしてはGo、Fe−C
o、Fe−Co−Ni、Co−Niなど、またこれにC
r、AI、St等を添加した微粉末が用いられる。これ
らは金属塩をBH4等の還元剤で湿時還元した微粉末、
酸化鉄表面をSi化合物で被覆した後、H2ガス中で乾
式還元した微粉末、或いは合金を低圧アルゴン中で蒸発
させた微粉末等で、軸比1:5〜1:10を有し、残留
磁束密度Br=2000〜3000ガウスのもので、且
つ上記保磁力及び比表面積の条件を満たすものである。 合金磁性粉は各種バインダーを用いて磁性塗料とするこ
とができるが、一般には熱硬化性樹脂系バインダー及び
放射線硬化系バインダーが好適であり、その他添加剤と
して分散剤、潤滑剤、帯電防止剤を常法に従って用いる
ことができる。BET比表面積が48m2/g以上の磁
性粉を用いるため、分散性に問題があるので分散剤とし
ては界面活性剤や有機チタンカップリング剤、シランカ
ップリング剤などを用いると良い。バインダーとしては
塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、
ポリウレタンプレポリマー及びポリイソシアネートより
成るバインダー、或いはこれに更にニトロセルロースを
加えたバインダー、その他公知の熱硬化性バインダー、
或いはイオン化エネルギーに感応するアクリル系二重結
合やマレイン系二重結合などを樹脂の基として含有する
放射線硬化型バインダーなどが使用できる。 通常の方法に従って、合金磁性粉末をバインダー及び所
定の溶剤並びに各種添加剤と混合して磁性塗料とし、こ
れをポリエステルベース等の基体に塗布し、熱硬化また
は放射線硬化して磁性膜を形成し、そしてさらにカレン
ダー加工を行なう。 なお、磁性面、バック面がいずれも放射線硬化型のバイ
ンダーを用いる場合には、製造上、連続硬化が可能であ
り、上記の裏型転写がないのでドロップアウトが防止で
き、さらに好ましい。その上、放射線硬化はオンライン
上で処理できるので省エネルギー対策、製造時の人員の
減少にも役立ち、コストの低減につながる。特性面では
熱硬化時の巻きしまりによるドロップアウトの外に、ロ
ール状に巻かれたときの内外径の個所の圧力のちがいに
より磁気テープの長さ方向の距朧による出力差が生じる
こともなくなる。ベース厚が11P以下と薄くなり、ま
た全屈磁性粉の硬度がγ−Fe2O3などの磁性酸化物
よりも小さいために磁性層の表面硬度が小さく巻きしま
りの影響を受け易くなるが、放射線硬化型のバックコー
ト層ではこの影響を取除くことができ、内外径での出力
差やドロップアウトの差を除くことができるため特に好
ましい。 ま を−F斧本日介十Fのイ市−K猪くバV鈴にづ と
 l、1強欝棲性金属薄膜を用い本発明のバックコート
層と組合せた場合には、その電磁変換特性の良好さ、表
面粗度の良好さ、カールの防止、ドロップアウトの低下
等の効果が発揮され、好ましい組合せである。 本発明の磁性層、バックコート層には、磁気記録媒体に
通常使用される各種帯電防止剤、潤滑剤、分散剤、増感
剤、レベリング剤、耐摩耗性付与剤、塗膜強度補強添加
剤等を用途に合わせ、適宜活用することが有効である。 潤滑剤の入っていないバンクコート層は高温走行下で摩
擦が高いため画像のゆらぎを生じ易い。そのためジッタ
ーが発生する。 磁気記録媒体の製造に際し、バックコート面形成におい
ては、バックコート面を磁性面より先に形成すると磁性
面を形成した後のカレンダー処理による表面平滑化の際
にバラフコ−1〜面の凹凸が磁性面に転写して磁性塗膜
の平滑化が十分になされない。そのため、バックコート
処理は、磁性塗膜を支持体上に形成した後、その支持体
の裏面になされるのが普通であるが、本発明では放射線
硬化性バインダーを用いている為、バックコート面を先
に形成しても特に問題はない。 二 日 の 本発明のバックコート層を設けるべき磁気記録媒体とし
ては、オーディオテープ、ビデオテープ、コンピュータ
ー用テープ、エンドレステープ、磁気ディスク等がある
が、中でもドロップアウトが最も重要な特性の1つであ
るビデオテープ、コンピューター用テープに用いること
はがなり有効である。 近年、特に技術進歩が著しく、シかも市場性の拡大して
いる高バイアスのH4F1用オーデイオカセツトテープ
、ビデオカセットテープ、ビデオテープ接触転写プリン
ト用マスターテープ等には本発明の放射線硬化性バイン
ダーを用いたバックコート層と、同様の放射線硬化性バ
インダーと上記磁性体微粉末中、特に高密度記録用に有
利なコバルト変性針状酸化鉄(コバルトドープタイプも
しくはコバルト系化合物被覆タイプ)あるいは更に高保
磁力の針状合金微粒子あるいは金N薄膜とを組合せるこ
とにより、極めて良好な電磁変換特性と物性信頼性を有
する高性能テープを得ることができ、本発明の樹脂組成
物は有用性の大きいすぐれた樹脂組成物であるというこ
とができる。 (ホ 発■を するための 良の7 以下に本発明の実施例を示す。なお、本発明がこの実施
例に限定されるものでないことは理解されるべきである
。 実施例1 ◎處伎履夙腹戊 憇並亙上(熱硬化型磁性層) 重量部 コバルト被覆針状γ−Fe203 120部(長軸0.
4.、単軸0.05.、、、He 6000 e )カ
ーボンブラック 5部 (帯電防止用三菱カーボンブラックM A −600)
久−A l 203 t3J末(0,5,−粉状) 2
部分散剤(大豆油精製レシチン) 3部 溶剤(MEK/I−ルエン50150) 100部上記
組成物をボールミル中にて3時間混合し、針状磁性酸化
鉄を分散剤により良く湿潤させる。次に 塩化ビニル酢酸ビニル共重合体 15部(ユニオンカー
バイト社製VAGH) 熱可塑性ウレタン樹脂 15部 (日本ポリウレタン社製ニラポラン3022)溶剤(M
EK/トルエン 50150) 200部潤滑剤(高級
脂肪酸変性シリコンオイル)3部の混合物を良く混合溶
解させる。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間分散させる。分散後、磁性塗料中のバイ
ンダーの水酸基を主体とした官能基と反応し架橋結合し
得るイソシアネート化合物(バイエル社製デスモジュー
ルL)を5部(固形分換算)、上記ボールミル仕込塗料
に20分で混合を行なった。 磁性塗料を15)−のポリエステルフィルム上に塗布し
、永久磁石(1600ガウス)上で配向させ、赤外線ラ
ンプまたは熱風により溶剤を乾燥させた後、表面平滑化
処理後、80℃に保持したオーブン中にロールを48時
間保持し、イソシアネートによる架橋反応を促進させた
。 2 ヒ 重量部 コバルト被覆針状γ−Fe203 120部(長軸0.
4P、単軸0.05P、 He 6000 e )カー
ボンブラック 5部 (帯電防止用三菱カーボンブラックM A −600)
久−A1203粉末(0,5/−粉状) 2部分散剤(
大豆油精製レシチン) 3部 溶剤(ME K/ h/Lzxン50150) 100
部上記組成物をボールミル中にて3時間混合し、針状磁
性酸化鉄を分散剤により良く湿潤させる。次に アクリル二重結合導入飽和ポリエステル樹脂(C法) 
10部(固型分換算) アクリル二重結合導入塩酢ビ共重合体(a法)10部(
固型分換算) アクリル二重結合導入ポリエーテルウレタンエラストマ
ー(f法) 10部(固型分換算)溶剤(MEK/トル
エン50150) 2oo部潤滑剤(高級脂肪酸変性シ
リコンオイル)3部上記バインダーの混合物を良く混合
溶解させる。 これを先の磁性粉処理を行なったボールミル中に投入し
、再び42時間混4合分散させる。 この様にして得られた磁性塗料を15/−のポリエステ
ルフィルム上に塗布し、永久磁石(1600ガウス)上
で配向させ、赤外線ランプ又は熱風により溶剤を乾燥さ
せた後、表面平滑化処理後、ESI社製エレクトロカー
テンタイプ電子線加速装置を使用して、加速電圧150
KeV、電極電流20mA、全照射量5 M r a 
dの条件下でN2雰囲気下にて電子線を照射し、塗膜を
硬化させた。 得られたテープを172インチ巾に切断しビデオテープ
を得た。 カーボンブラック゛ 50部 地力−ボン(株)製 100mP アクリル変性塩ビー酢ビービニルアルコール共重合体(
aの製法)分子量45.00030部アクリル変性ポリ
ウレタンエラストマー(6の製法)分子量 10,00
0 20部溶剤(MIBK/トルエン=1/1)300
部上記混合物をボールミル中5時間分散させ、磁性面が
形成されているポリエステルフィルムの裏面に乾燥厚2
Pになるように塗布し、エレクトロカーテンタイプ電子
線加速装置を用いて加速電圧150KeV、電極電流1
0mA、吸収線1k 5 M r ad、N2ガス中で
電子線をバックコート層に照射し、硬化を行った後巻き
取り、1/2ビデオljに切断し、VHSデツキにてド
ロップアウトを測定した。 バ1j≦肚二ヒ」左 CaCO380mP 50部 アクリル変性塩ビー酢ビ−ビニルアルコール共重合体(
a法)分子量10.000 30部アクリル変性ポリウ
レタンエラストマー(e法)分子量 50,000 2
0地温合溶剤(1と同じ) 300部 上記混合物をバックコート層1と同様に調製した。 益LL二二旦履l カーボンブラック 平均粒径20m、−60部フェノキ
シ変性体 分子量35.000 30部アクリル変性ポ
リウレタンニジストマー(e法) 分子量20.000
 10部アクリル変性ポリエステル樹脂 10部(e法
)分子量10,000 上記混合物をバックコート層1と同様に調製した。 が!ン仁と二上月」− CaCO350m7− 30部 カーボンブラック 80mP 10部 Ti○2 200mP 10部 アクリル変性ポリウレタンエラストマー(e法)分子量
 10.000 30部ブチラール変性体 70部 (b法)分子量 40,000 混合溶剤 300部 上記混合物をバックコート層1と同様に調製した。 が!3癖と二旦1」− Ca CO380m P50部 ナーゼ1ノゴ9句々 只n mL、F; 0郁とし、後
はバックコート層2と同様にした。 比 バ・・クコード バックコート層lにおけるアクリル変性ポリウレタンエ
ラストマーの代りに分子量20,000の熱可夏性ポリ
ウレタンN3119を用いた。 上記各磁性層及びバックコート層を組合せたサンプルの
各種特性試験についての結果を第1表に示す。 第1表から判るように、磁性層、バックコート層共に放
射線硬化性バインダーを用いたサンプルNo、、3〜7
はドロップアウトが初、走行後共に非常に少なく、また
電磁変換特性においてもすぐれているといえる。また磁
性層は熱硬化型バインダー、バックコート層に放射線硬
化性バインダーを用いたサンプルNo、1.2は走行後
のドロップアウトが増大し、電′ti変換特性もやや劣
り、摩擦係数はやや大となる。サンプルNo、8は熱可
塑性ポリウレタンニジストマーを使用したため粘着性が
出、摩擦係数の変化が大となり、また、静摩擦−動摩擦
の変化も大となった。またVHSデツキにて急停止後の
バックコート面の傷は、サンプルNo、1〜7は全てO
Kであったが、No、8では傷が発生(Δ)した。なお
、磁性面、バックコート面の形成順序を変えてみたが、
効果は同じであワた。 実施例2 上記実施例1のサンプルNo、3において(A)アクリ
ル変性塩ビー酢ビービニルアルコール共重合体の分子量
を45,000で一定とし、(B)のアクリル変性ポリ
ウレタンエラストマーの分子量を変えたとき、得られる
磁気テープの各種特性を第2表に示す、測定条件は40
℃、60%RH1100回走行である。 第2表から、(B)の分子量が3,000以下のものは
塗膜あ1固くなり、バックコート削れ及び電磁変換特性
の低下がみられ、分子量が100,000を超えるもの
は放射線硬化性が低下、また分散不良の為、電磁変換特
性が低下していること。 両者共、走行後のドロップアウトの増大が激しいことが
判る。なお、この例とは逆に、(B)の分子量を固定し
、(A)の分子量を変量としたときも同様の結果となっ
た。 実施例3 下記のようにして数種の合金磁性層を形成し、実施例1
のバック層とこれらを組合せて磁気記録媒体を製造し、
本発明の効果をみた。 蓋五亙座膨廣 湿式還元法により種々の合金粉末を製造した。 これらは軸比(短軸/長軸)が175〜1 / 1.0
の針状粒子より成り、残留磁束密度2000〜3000
ガウス、保磁力1000〜20000e、BET比表面
積45〜70m2/gを有するものであった。これらの
磁性粉を次の配合比で通常の方法で混合し、各磁性層を
形成した。 獲皮展主(熱硬化型) 重量部 Fe−Co−Ni合金粉末 100 (Hc = 12000 e、長軸0.4Pm、短軸0
.057.mBET比表面積 52m2/g) 塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体(
米国tJc、C社製VAGH) 15ポリウレタンプレ
ポリマー 10 (バイエル社製デスモコール22) メチルエチルケトン/トルエン(1/1) 250ミリ
スチン酸 2 ソルビタンステアレート 2 この混合物にポリイソシアネート(バイエル社製デスモ
ジュールし)30重量部加えて磁性塗料とし、ポリエス
テルフィルムに3.5Pの厚さで形成し、カレンダー加
工した。 盗ユ1±(放射線硬化型) 磁性層3と同様な磁性合金粉末及びベースを用い、次の
混合物 重量部 Fe−Go−Ni合金粉末 100 塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体(
米国UCC社製VAGH) 15ポリビニルブチラール
樹脂 10 アクリル二重結合導入ウレタン 10 メチルエチルケトン/トルエン(50150) 250
をポリエステルフィルムに3.5.−の厚さに塗布し、
電子線硬化とカレンダー加工を行った。 jLall(放射線硬化型) 磁性層4の製造法と同じ方法を用い、次の組成を用いて
磁性層を形成した。 重量部 Fe−Go−Ni合金粉末(B E T60m 2/g
) 100飽和ポリエステル樹脂 5 アクリル導入塩化ビニルアルコール共重合体(重合度3
00) 10 アクリル二重結合導入ポリエーテルウレタンエラストマ
ー 10 混合溶剤(磁性層3と同じ) 250 これら磁性層3〜5と実施例1のバラフコ−1・層とを
適当に組合せてその形成順序を変えて磁気記録媒体−を
つくった。ただし各層の形成ごとに本実施例の場合はカ
レンダー加工を実施した。各特性結果を第3表に示す。 表中、■、■は層形成順序を示す。 第3表についてA群で比較すると、バックコート面を先
に形成した方がベース面が強化され裏型転写が少ないた
めジャンボロールの内、外で電磁変換特性上の差が少な
い。B−D群の磁性層、バックコート層の両者とも放射
線硬化型の場合は、どちらの面を先に形成しても影響は
ないことが判る。 次に上記のD(■磁性層4−■バック層3)におけるビ
デオテープの表面粗度について検討した。 f51図はビデオテープを3.8m/seeで駆動し、
中心周波数4.5MHzで記録、再生した場合のS/N
比(相対値)を示す。ただし曲線の添字は磁性層の表面
粗度である。これから判るように、磁性層の表面粗度が
0.O8Pm以下で、バックコート層の表面粗度が0.
6)−m以下のときにS/N比を高く保つことができる
。他の組合せの場合も全く同様であった。 上記のビデオテープについて、磁性層の表面粗度が0.
O8Pm以下で且つバックコート層の表面粗度が0.0
5〜0.6Pmの範囲にあるものについて、合金粉末の
BET比表面積とS/Nとの関係を調べたところ第2図
に示す結果を得た。 ただし55dBを基準とした。これからBET値48m
2/g以上のときにすぐれた特性が得られることが判る
。他の場合も同様であった。 更に巻きしまりを測定したところ、40℃、80%RH
では全て良好であった。 実施例4 厚さ107−mのポリエチレンテレフタレートベースの
片面に真空蒸着法によりCo−Ni合金(He1100
0e)を平均厚0 、2 p mに蒸着し磁性薄膜を形
成した。該全屈薄膜からなる磁気記録層を形成した基材
の反対面側に実施例1のバックコート1〜5を乾燥厚み
が1.0pmになるように塗布、乾燥を行ない、カレン
ダーにて表面平滑処理を行なった後、エレクトロカーテ
ンタイプ電子線加速装置を用いて加速電圧150 K 
ev、電極電流10mA、吸収線量3 M r a d
の作動条件下でN2ガス雰囲気において電子線をバック
コート層に照射し硬化を行なわせた。これらの磁気テー
プの諸特性についての試験結果を第4表に示す。。 なお、上記の各特性の測定は次のようにして行なった。 1)シンチング現象、巻姿 一般市販のVH5方式VTRを月いて、テープ全長を早
送りした後早戻しを行ない、残り50mの所で停止し、
更に早戻しを最後まで行なう。然る後、テープの巻き状
態を目視により観察した。 テープ層間にすき間がなく巻き状態が良好な場合を○ま
たはOとし、テープ層間にすき間が発生した場合を×と
した。 2)バックコート面削れ 一般市販のVH3方式VTRを用い、40℃、60%の
環境下で100回走行させた後バックコート面の傷のつ
き具合を観察した。0は汚れがない状態、×は汚れがひ
どい状態を示す。 3)磁性層とバック層の粘着性 VHSリールに巻き取り、60℃、40%の環境下に5
日間放置したときの粘着状態を目視により評価した。粘
着のない場合を0.特に優良な場合をOとし、粘着の生
じた場合を×とする。 4)静摩擦−動摩擦変化 研磨アルミ円柱にバック面を内側にしての静摩擦(T+
)と動摩擦(T2)の変化を測定した。またこれにより
傷の発生具合を見た。 5)製造中のカレンダー汚れ 製造時70℃でカレンダー処理をした時のカレンダー付
着を観察した。 6)ヤング率(E′) 粘弾性スペクトロメーター(岩木製作所、東洋ボードウ
ィン、東洋精機社)での20℃での」q定値による。 7)ドロップアウト 20℃、60%RH1VHSデツキを用い、4MHzの
単一信号を記録し、再生した場合の信号が、平均再生レ
ベルより18dB以上低下する時間が15)、秒以上で
あるものの個数を、サンプル10個について1分間当り
で数え、その平均をとった。磁気テープ走行前のもの(
初)と、100回走行後のものについて測定した。 8)表面粗度 タリステップ(TAYLOR−HOBSON社製)を用
いて得たチャートから20点平均法でめた。カットオフ
0.17mm、針圧0.IX2゜5、A−を用いた。 9)電磁変換特性 中心周波数5MHzで記録、再生した場合のSZN比(
相対値)を示す。V HSのVTRを改造し5MHzま
で測定できるようにした。 10)電顕撮影法 a)透過電顕によりテープからの抽出法により、平均粒
子径を測定する。 b)走査型電顕による断面写真法による。この場合、粒
子が凝集している場合があるので、バラツキが大の場合
は最小粒子径を平均粒子径とする。 11)摩擦係数 直径4mmの表面を研磨したアルミ円柱に磁気テープの
バック面を内側にして180°の抱き角で巻きつけ、2
cm/秒で走行し、送り出し側と
【図面の簡単な説明】
第1図は磁気記録媒体の磁性層及びバンクコート層の表
面粗度とS/Nの関係を示すグラフ、第2図は合金磁性
粉末のBET比表面積とS/Nの関係を示すグラフであ
る。 代理人 大多和 明敏 代理人 大多和 騎子 第1頁の続き [相]発 明 者 有 岡 博 之 東京都中央区1式
会社内 0発 明 者 久保1) 悠−東京都中央区E式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (IOA)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を
    2個以上有する分子ff130,000〜10o、oo
    oのプラスチック状化合物、および(B)放射線により
    硬化性をもつ不飽和二重結合を1個以上有するか、又は
    放射線硬化性を有しない、分子量3,500〜100,
    000のゴム弾性化合物、 よりなる、磁気記録媒体のバックコート用樹脂組成物。  − (2)(A)の化合物が一部ケン化した塩化ビニル−酢
    酸ビニル共重合体にポリイソシアネート化合物を反応さ
    せて得られたイソシアネート基を有する化合物に、イソ
    シアネート基との反応性を有する官能基をもつアクリル
    化合物もしくはメタクリル化合物を反応させてなる化合
    物であ用樹脂組成物。 (3)(B)の化合物がポリオールにイソシアネート化
    合物を反応させて得られたイソシアネート化合物又はポ
    リオールに、官能基をもつアクリル化合物もしくはメタ
    クリル化合物を反応させてなる化合物である。特許請求
    の範囲第1項記載のバックコート用樹脂組成物。 (4)支持体の一方の面に磁気記録層を、他方の面にバ
    ックコート層を設けた磁気記録媒体において、バックコ
    ート層における結合剤が (A)放射線により硬化性をもつ不飽和二重結合を2個
    以上有する分子量30,000〜100゜000のプラ
    スチック状化合物、および(B)放射線により硬化性を
    もつ不飽和二重結合を1個以上有するか、又は放射線硬
    化性を有しない、分子量3,500〜100,000の
    ゴム弾性化合物、 よりなる放射線硬化性樹脂組成物であることを特徴とす
    る磁気記録媒体。 の比表面積を有する強磁性合金粉末を樹脂バインダー中
    に分散したものからなり、該磁性層の保磁力が1000
    0e以上であり、磁性層の表面粗度が0.08>m以下
    である、特許請求の範囲第4項記載の磁気記録媒体。 (6)磁気記録層が強磁性薄膜からなる、特許請求の範
    囲第4項記載の磁気記録媒体。
JP18454083A 1983-10-04 1983-10-04 磁気記録媒体 Granted JPS6076522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014526585A (ja) * 2011-09-19 2014-10-06 ヘンケル ユーエス アイピー エルエルシー 狭い二峰性分子量分布を有する(メタ)アクリレート官能性ポリアクリレート樹脂

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56122802A (en) * 1980-03-03 1981-09-26 Toyo Ink Mfg Co Ltd Radiation-curable resin composition
JPS57169929A (en) * 1981-04-13 1982-10-19 Tdk Corp Magnetic recording medium and its manufacture

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