JPS607534B2 - 無機物質壁マイクロカプセル並びにその製造方法 - Google Patents

無機物質壁マイクロカプセル並びにその製造方法

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JPS607534B2
JPS607534B2 JP626279A JP626279A JPS607534B2 JP S607534 B2 JPS607534 B2 JP S607534B2 JP 626279 A JP626279 A JP 626279A JP 626279 A JP626279 A JP 626279A JP S607534 B2 JPS607534 B2 JP S607534B2
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silica
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正弘 岩田
裕一 高
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43LARTICLES FOR WRITING OR DRAWING UPON; WRITING OR DRAWING AIDS; ACCESSORIES FOR WRITING OR DRAWING
    • B43L19/00Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor
    • B43L19/0018Erasers, rubbers, or erasing devices; Holders therefor with fluids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/02Making microcapsules or microballoons
    • B01J13/04Making microcapsules or microballoons by physical processes, e.g. drying, spraying

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、液体物質を芯物質として含有する無機物質
壁マイクロカプセル並びにその製造方法に関し、さらに
詳細には、無機物質壁のもつ化学的安定性、耐熱性の良
さに加えて経時的に芯物質である液状物質がカプセル外
に浸み出すことのない優れた性質の無機物質壁マイクロ
カプセル並びにそれを製造する方法に関するものである
従釆より芯物質として液状物質を使用した無機物質壁マ
イクロカプセルは知られている。例えば、中空マイクロ
バルーンに液状物質を吸収させたものがあるが、その製
造方法として中空マイクロバルーンに高い圧力を加え亀
裂を生じさせ、この亀裂中より液状物質を中空部に吸収
せしめるものであるため、壁に形成された亀裂部分より
液状物質が輝散あるいは漏洩してしまい隆時的に安定な
カプセルが得られない。また、無機物質壁をさらに有機
高分子物質で被覆することによって芯物質の薄散、漏洩
を防止する方法も試みられているが、この場合には無機
物質壁よりなる中空マイクロバルーンのもつ特性、すな
わち無機物質の化学的安定性、耐熱性などの優れた性質
が十分発揮されなくなるという欠点を伴う。そこでこの
発明は、無機物質壁の特性を生かし、しかも液状物質の
芯物質を経時的に安定に内包することができる無機物質
壁よりなるマイクロカプセルを製造する方法を提供する
ことを目的としてなされたものであり、特に、シリカが
各種液状物質をゲル化させるという特性に着目し、この
シリカを無機物質壁として使用したところに大きな特徴
があるものである。
すなわちこの発明は、粒径1〜100の仏のシリ力粒子
集合体よりなる周壁部と、液状物質を粉体物と練り合せ
て作成したペースト状物質よりなる芯物質と、該芯物質
と前記周壁部とにより形成されるゲル化層とからなる無
機物質壁マイクロカプセル、並びに液状物質を粉体物と
練り合せて作成したペースト状物質をカッター付き燈洋
装層中の粒径1〜100の山のシリカ粉床中に添加する
ことによってペースト状物質を芯物質とする無機物質壁
マイクロカプセルを製造する方法を要旨とするものであ
る。
この発明の無機物質壁マイクロカプセルは、前述のとお
り液状物質の芯物質を粒径1〜100肌山のシリカ徴粉
が被覆しているだけでなく、液状物質とシリカ徴粉被覆
との接触部はシリカによって芯物質のゲル化された層が
形成されるため、かつ、液状物質は粉体物と練り合され
てべ−スト状とされ粉体間の毛細管現像や吸蔵力によっ
て保持されるため、液体物質の浸み出しが防止され、ま
た、マイクロカプセルの機械的安定性が高まるのである
またこの発明においては液状物質と粉体物とを練り合せ
たペースト状物質からなる芯物質を用いるため、シリカ
徴粉床中にこのペースト状物質を微小液滴にして滴下す
ることが困難となるが、流下したり、あるいは極端な場
合には塊状にしてシリカ徴粉床中に投入しても、カッタ
ー付き濯洋装層によりシリカ徴粉床内で損拝することに
より微粒子化され、微粒子は周囲に存在するシリカ徴粉
により直ちに被覆されて、さらさらした非粘着性の微粒
子となり容易にマイクロカプセル化される。
この発明において芯物質としうる液状物質としては、常
温で液体或いは半液体のものであれば特に制限なく芯物
質としうろことになる。
すなわち各種溶剤(アルコール類、グリセリン、ケトン
、ェステル、エーテル、ハロゲン化炭化水素、芳香族炭
化水素、脂肪族炭化水素等)、各種可塑剤(フタレート
系、アジベート系、ホスフェート系、シリコーン、塩素
化ジフェニル、塩化パラフィン等)、各種酸、塩基(ア
ミン、硫酸、塩酸、苛性水溶液等)、薬液、インキ、触
媒(ハイドロパーオキサィド、硬化剤、酸化剤、還元剤
、開始剤等)、接着剤(水糟性糊、ェポキシ樹脂、ィソ
シァネート、ポリサルフアィド等)、香料、油脂、調味
料等適宜選択使用出来る。上記した液状物質と混じてペ
ースト状にするための粉体物としては、液状物質と反応
を起さない安定なもので粒子座が10仏以下、望ましく
は1山以下の粉体であれば、特に制限なく使用できる。
例えば、豚質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、カーボンブラック、有機顔料、無機顔料、金属超徴
粉、カオリナィト、カオリン、ゼオラィト、バリウムフ
ェライト磁粉、炭酸バリウム、カオリンクレー、黒鉛、
ケイ酸、超微粒子状酸化アルミ、超微粒子酸化チタン、
マグネタィト、リトポンなどが好ましく使用できる。こ
れら粉体物の使用量は、液状物質と練り合せて所望粘度
、所望吸蔵力のペースト状物質から得られるような量を
適宜使用すればよい。一般にペースト状物質の粘度は、
少なくとも50比p(20qo)以上とすることが望ま
しい。この発明において使用するシリカ徴粉は粒径1〜
100の仏の範囲のものであり、この範囲の粒径を使用
することによって好ましいマイクロカプセル化が可能と
なる。
このシリカ徴粉はペースト状芯物質中の液状物質と接触
すると液状物質をゲル化する作用を有する。そのため前
述したように、液状物質の表面にシリカ微粉が付着して
被覆すると、表面層の液状物質は強度にゲル化され、か
ようにして形成されたシリカ徴粉被覆とゲル化層とがマ
イクロカプセル壁となって、芯物質中の液状物質の浸出
を効果的に防止することができるのである。シリカ徴粉
の使用量は、ペースト状芯物質表面を被覆して粉状化す
るのに充分な量を使用すれば良く、一般的には液状物質
100重量部に対してシリカ徴粉10〜20唯重量部の
使用が好ましい。なお、コスト、表面物性などにより、
シリカ徴粉の適宜量を各種ペントナィト、酸化アルミニ
ウム、カーボンブラック、炭酸カルシウム、タルク、カ
オリン、各種顔料、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、単体金属、またはポリエチレンやナイロン等の
プラスチック等の微粒子で置き換えてもよい。この発明
を実施するに際しては、先ず芯物質となるペースト状物
質を調製する。
ペースト状物質は液状物質と粉体物とをロールまたは適
当な分散機で混合して調製すればよい。次いでこれを回
転または往復運動するカッターを付した縄洋装暦に入れ
たシリカ徴粉床中に添加する。シリカ徴粉床中でペース
ト状物質はいつたんシリカ徴粉により表面が被覆され塊
状またはひも状となるが、カッターによる鯛拝に伴なつ
て微粒子化され、かような微粒子は周囲に存在するシリ
カ徴粉によって直ちに被覆されるため、きわめて短時間
のうちに効率よく非粘着性の無機物質壁マイクロカプセ
ルが得られるのである。なお、ペースト中の粉体物の混
合割合が多いため塊状となって高粘性ペースト状物質の
場合でも、塊状のままシリカ徴粉床中に投入してカッタ
ーにより渡辞することによって同機にマイクロカプセル
化が可能である。カッターの蝿梓速度は、カッターの構
造や液状物質の種類やシリカ徴粉の粒径などによって適
宜選定される。以上で説明したように、この発明におい
ては粒径1〜100の仏のシリカ微粉でペースト状芯物
質表面を被覆するため、シリカ徴粉の有するゲル化作用
によってシリカ徴粉被覆層とべ‐スト状芯物質表面との
接触部でペーストより浸み出した液状物質のゲル化層が
形成され、シリカ徴粉被覆層とその内側のゲル化層とで
芯物質のペースト状物質を包囲し、かつ、隙の極めて小
さい無機物質壁のマイクロカプセル構造が得られる。
従って、シリカの有する化学的安定性、耐熱安定性を具
備するとともに、従来の粉を単に付着させただけの無機
質壁マイクロカプセルとは比較にならない形状安定性と
機械的強度をも具備した芯物質の浸み出しにくい優れた
マイクロカプセルを得ることができる。さらには芯物質
とするべき液状物質は、粉体物と練り合せてペースト状
物質として使用するため、粉体間の毛管作用や吸蔵力に
よって液状物質が保持されるから、カプセル化されたの
ちに無機質壁外へ液状物質が浸み出すのをより一層防止
することができる。
さらにまた、カッター付き蝿洋装層を用いることによっ
て、シリカ徴粉床に微小滴として滴下しにくい高粘度ペ
ースト状物質でも、容易に粒径300仏以下のマイクロ
カプセルとすることができる。
なお、この発明におけるペースト状芯物質としては、液
状物質に予め増粘剤、樹脂等を添加して粘度調節したの
ち粉体物と練り合せてペースト状としたものも使用でき
、さらにはこの発明で得られたマイクロカプセルのシリ
カ壁外周を必要に応じてさらに被覆処理することもでき
る。
以下に実施例を挙げてこの発明をさらに説明する。
実施例 1 トリプロピレングリコ一ルモノメチルエーテル(6.枕
p/20qo)10の重量部と沈降性炭酸カルシウム(
粒度0.02〜0.08仏)12の重量部を3本ロール
で練り合せて3500比p/20q0の高粘性ペースト
を調製した。
次いでこのペースト状物質を、回転刃のついた内容量約
2その楓洋装層内で濃拝されているシリカ徴粉(平均粒
径7肌山、表面積200で/の35重量部中に流下し、
回転数1200びpmで5分間麓拝することによって、
200メッシュ全通のさらさらした非粘着性の白色微粉
末マイクロカプセル25の重量部を得た。これらのマイ
クロカプセルは、数個が集合して見掛け上1個の粒子と
なっている形態のものもあった。得られたマイクロカプ
セルをろ紙上に1ケ月間放置しても、ろ紙が湿ることな
く、カプセルの減0鼻も全くなかった。
実施例 2 トリスジメチルアミノメチルフェノール (18比p/20qo)10の重量部に対してカーボン
ブラック(サーマルブラック、平均粒子径0.31山)
405重量部を加えて高粘性ペーストを調製した。
次いでこのペースト状物の塊を実施例1で用いたと同様
な蝿梓装置内で蝿拝されているシリカ徴粉25重量部中
に投入し、回転数800仇pmで断続的に3分間欄梓す
ることによって100メッシュ全通の非粘0着性黒色微
粉末マイクロカプセル16の重量部を得た。得られたマ
イクロカプセルをろ紙上に15日間放置しても芯物質の
浸み出し‘ま全く認められなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒径1〜100mμのシリカ粒子集合体よりなる周
    壁部と、液状物質を粉体物と練り合せて作成したペース
    ト状物質からなる芯物質と、該芯物質と前記周壁部とに
    より形成されるゲル化層とからなることを特徴とする無
    機物質壁マイクロカプセル。 2 液状物質を粉体物と練り合せて作成したペースト状
    物質をカツター付撹拌装置中の粒径1〜100mμのシ
    リカ粉床中に添加することを特徴とするペースト状物質
    を芯物質とする無機物質壁マイクロカプセルの製造方法
JP626279A 1978-03-30 1979-01-22 無機物質壁マイクロカプセル並びにその製造方法 Expired JPS607534B2 (ja)

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US06/025,066 US4268411A (en) 1978-03-30 1979-03-29 Microcapsules having a wall of inorganic substance and process for the preparation thereof
DE19792912442 DE2912442A1 (de) 1978-03-30 1979-03-29 Mikrokapseln mit einer wand aus anorganischer substanz und verfahren zu ihrer herstellung
GB7911249A GB2019805B (en) 1978-03-30 1979-03-30 Microcapsules having a wall of silica powder and process for the preparation thereof

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