JPH04505418A - 活性物質の澱粉による被包 - Google Patents

活性物質の澱粉による被包

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JPH04505418A JP3502181A JP50218191A JPH04505418A JP H04505418 A JPH04505418 A JP H04505418A JP 3502181 A JP3502181 A JP 3502181A JP 50218191 A JP50218191 A JP 50218191A JP H04505418 A JPH04505418 A JP H04505418A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 活性物質の澱粉による被包 本発明は、1種または2種以上の活性化合物を担体物質の中にまたはそれで被包 (encapsulat ing)または被覆(coating)する方法、担 体物質により被包または被覆された活性化合物、および本発明による方法の使用 に関する。
活性化合物、例えば、製剤学的物質、接着剤、芳香剤、洗浄添加剤、色素、コン クリート添加剤、農薬などが、再加工可能な、再使用可能な、移送可能な、販売 可能な形態の中に存在することは、長い間、主要な問題であった。とくに、活性 化合物は環境の影響、例えば、湿気、紫外線、機械的ストレスなどから保護しな くてはならならず、そして同時に計量容易でありかつ取り扱いが実際的であるべ きである。
問題の上の説明に従い必要であるように、取り扱い可能な形態で活性化合物を存 在させるために、多数のプロセス、方法および技術が知られている。
例えば、本質的に固体の活性化合物を団結手段により錠剤の形態に圧縮されてい る、錠剤の製造は知られている。この取り扱いの形態は、とくに、湿気感受性の 活性化合物のために、あるいは繊細な計量のために不適当である。
例えば、プラスチックから構成された、小さい袋の中に詰めることは、と(に小 さい袋とともに活性化合物を使用することが非常に実施不可能である場合、パッ ケージ、すなわち、袋をまず開かなくてはならないという欠点を有する。そのう え、袋がさらに使用できない場合、消耗物質が生ずる。
活性化合物の被覆または被包はとくに重要であり、その目的で、後者の場合にお いて、カプセルまたはマイクロカプセルを調製し、それらの中に活性化合物を充 填する。しかしながら、これらのカプセルの製造またはそれらの充填に慣用の方 法は、非常に複雑でありかつ経費がかかるので、とくに比較的安価な活性化合物 では、それらはほとんど有効ではないか、あるいはまりたく有効ではない。この 被包の原理は、現在まで、製剤学的に活性な化合物に本質的に制限されてきてい る。なぜなら、これらの活性化合物は比較的高価であり、モして被包方法のコス トはそれほど決定的ではないからである。この技術は多数の異なる方法で従来記 載されてきており、その目的で、例えば、次の明細書について言及する。
欧州特許出願(EP−A)第0.092.908号、欧州特許発行(EP−PS ’)0.118.240号および欧州特許出願(EP−A)第0゜304.40 1号において、射出成形または圧伸によるカプセルの製造が記載されており、親 水性ポリマー、例えば、ゼラチンまたは澱粉がカプセルの製造のために提案され ており、これらはカプセルの加工および製造のために適当な方法により少なくと も部分的に熱可塑性的に加工可能な形態にされる。ここで問題とするものは、も っばら大きい型のカプセルの製造であり、それらのカプセルは活性化合物のみを 充填するか、あるいはそれらの製造後密閉される。
ポリマーの科学および工業の百科辞典(Encyclopediaof Pol ymer 5cience and Engineering) 、Vo l、  9、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ(JohnWiely & 5ons )、pp、724ff、において、マイクロカプセルの製造についての種々の方 法および応用および多数の参考文献が記載されている。これらの方法において、 活性化合物、例えば、活性因子、コア物質、充填剤、核種などを担体物質、被膜 または膜などにより被包する。これらのマイクロカプセルの大きさは1〜100 μmである。応用の最も重要な領域は、炭素不含コピー用紙の製造および製剤学 的に活性な化合物のマイクロカプセル化である。
とくに、マイクロカプセル化について現在まで使用されている方法は、化学技術 の百科辞典(Encyclopedia of Chemical Techn ology)、カーク−オスマー(Kirk−Othmer) 、第3版、Vo l、15、[1,487ff、に詳細に記載されている。この参考文献において 、とくに492および493ページの参考文献のイデックスを参照することがで きる。
マイクロカプセルそれ自体の製造は前述の2つの参考文献に適切に記載されてお りそして種々の製造方法は変化しかつ広範であるので、後者の詳細な説明は省略 し、ここでこれらの2つの参考文献の内容は本発明の序論の一部分としてすべて 包含されると考える。
カプセルまたはマイクロカプセルを製造する上に提案したすべての方法または技 術は、重要な欠点を有し、それらは非常に高価であり、こうして高価な活性化合 物、例えば、製剤学的生成物に関してのみ考慮する価値があるであろう。この主 張はカーク−オスマー(Kirk−Othme r)の最後の節における491 ページの参考文献においてさらに確証され、そこには、マイクロカプセルの製造 のいわゆる「大規模の」工業的使用は、高いコストの結果として制限され、こう して製剤学的領域、薬物およびいくつかの特別のマーケットにおいてのみ将来の 面を有する、と述べられている。
したがって、本発明の目的は、活性化合物および活性物質を簡単な安価な方法で 被包または被覆することができ、被包または被覆に使用される担体物質が好まし くは活性物質または活性化合物の再使用においてさらに使用することができる物 質を包含し、こうして廃棄生成物が形成されず、かつ担体物質によりマイナスに 影響を及ぼされる活性物質それ以上使用しない、方法を開発することである。
この目的はある方法、好ましくは請求の範囲の少なくとも1つに従う、とくに請 求の範囲第1または18項の1つに従う方法により達成される。
本質的に天然の澱粉および少なくとも1種の前記澱粉を少なくとも部分的に膨潤 させる因子(agent)の混合物を被包または被覆用担体物質として使用し、 そして被包または被覆のために、活性化合物および少なくとも1種の乳化剤と混 合する、1種または2種以上の活性化合物を担体物質の中にまたはそれで被包ま たは被覆する方法が提案される。
この場合において、請求の範囲第2〜5または9項のいずれかの特徴づけられる 部分に記載されているような、少なくとも1種の物質を包含する。
膨潤を開始するか、あるいは澱粉を膨潤する因子は、好ましくは、被包すべき活 性物質が膨潤因子の中にあまり溶けないか、あるいは難溶性であるような方法に おいて、選択される。
対応的に、水中に高度に可溶性の活性物質の場合において、本質的に天然の澱粉 を澱粉を膨潤する因子と混合すると、澱粉の湿気は澱粉から少な(とも部分的に 除去されることが提案される。
ここで、少なくとも部分的に膨潤した澱粉は活性化合物の被包または被覆の間に 12重量%より少ない水を含有することが好ましいことがあり、これは本発明に よる方法のさらに好ましい実施態様において、膨潤した澱粉の最も広範な水の除 去に導くことが可能である。
さらに、また、活性化合物それ自体は少なくとも部分的に澱粉を膨潤する因子で あるか、あるいは膨潤因子の中に可溶性であることができる。
とくに明らかになった澱粉の溶解を開始する適当な1種または2種以上の膨潤因 子は、請求の範囲第5項の特徴づけられる部分においてフレイムされているよう に、グリセロールおよびアミノアルコールである。
アミノアルコールの場合において、述べたアミノアルコールのモノマーおよびま たオリゴマーをここで考慮することができる。トリエタノールアミンは、例えば 、と(に適当であることが証明された。
本発明により提案されるように、乳化剤は天然の澱粉および膨潤因子の混合物に 添加される。境界の表面活性のために、この乳化剤は膨潤した澱粉の表面上で濃 縮し、そして活性化合物と膨潤した澱粉との間の濡れに影響を及ぼす。膨潤した 澱粉の完全な濡れは乳化剤により促進され、その結果、澱粉による活性物質の吸 収または活性物質の被覆は促進される。好ましくは、合計の混合物に関して、約 4重量%までの乳化剤を使用することが提案される。
膨潤因子/澱粉の相が凝着性の均質な物質を形成しないことをさらに保証するた めに、膨潤した澱粉を活性物質と混合するために、少なくとも1種の油状物質を さらに添加することがさらに提案され、これは澱粉と均質な混合物の形成を不可 能にするか、あるいは油および膨潤した澱粉は2つの別々の相を形成し、そして 膨潤した澱粉の粒子は油のフィルムで被覆されるか、あるいは油の中に分散され る。
好ましくは、膨潤した澱粉を活性化合物と混合するとき、合計の混合物に関して 、10重量%までの油状物質を混合し、これは膨潤した澱粉との均質な混合を可 能としない。ここで、活性化合物は、一方において、この油相の中に可溶性でな く、そしてそのうえ油相によるより膨潤因子/澱粉の相によりいっそう湿潤性で なくてはならなず、その結果、澱粉/膨潤因子の相は活性化合物を取り囲むこと が保証される。
同様に、凝着性の均質な物質の形成を防止するために、天然の澱粉は少なくとも 部分的に膨潤し、そして粒子構造が本質的に保持されるような方法において、膨 潤因子と混合される。これは、例えば、粒子が溶融せず、そして均質な非晶質の 澱粉相を形成するほど、選択した温度が高くないを意味する。他方において、粒 子への機械的ストレス(剪断、混線、混合)は、活性化合物が粒子の中に組み込 まれるが、粒子が破壊されないような、大きさであることができるのみである。
澱粉粒子の構造粘度は下限より下になってはならず、下限は、例えば、100s ec”の剪断速度において約20Pa/secである。この場合において膨潤し た澱粉の粒子は既に増加した非晶質の構造を示すが、個々の粒子はなお凝固しな い、すなわち、均質な溶融物はなお形成されない。膨潤した澱粉のいわゆる粒状 相は保持なくてはならない。
こうして、例えば、膨潤因子として40%のグリセロールを使用するとき、個々 の成分を混合するとき、温度は170℃より上であってはならない。
さらに、本発明による方法において、60重量%まで、好ましくは30〜50重 量%の膨潤因子を添加することが提案される。これにより、以前に硬かった天然 の澱粉の粒子は適切に膨潤し、こうして弾性粒子を形成し、それらの粒子の中に 種々の活性化合物を混練することができる。
ここで添加する膨潤因子の量の選択は、選択した膨潤因子に強く依存し、もちろ んそれにより、活性物質は、また、30%より少ない添加した膨潤因子、例えば 、水で、有効に被包されることができる。しかしながら、60%より多い膨潤因 子を添加する場合、粒子は柔らか過ぎるようになるので、それらはわずかな機械 的ストレス下でさえ破裂し、そして粒状の微粉砕した物質は凝集して詰まった塊 を形成することがある。
最終生成物の要求される性質に依存して、そしてまた、膨潤因子の可能な毒性の ために、被包または被覆後、膨潤因子を少なくとも部分的に除去することは有利 であることがある。
と(に10重量%までの油状物質を添加するとき、使用した乳化剤の添加した量 は、合計の混合物に関して、好ましくは1〜2重量%である。
1種または2種以上の活性化合物を担体物質の中でまたはそれで被包または被覆 する方法は、とくに20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%の天然の澱 粉の膨潤を開始するための膨潤因子、0.1〜4重量%の乳化剤、0〜10重量 %の油状物質、および残部の天然の澱粉の混合物を、混合装置、例えば、ミキサ ー、ニーダ−または押出機の中で、活性化合物と一緒に、好ましくは高温におい て混合して、被包または被覆された活性化合物を含有する、本質的に均質な粉末 を生成することを包含する。ミキサー、ニーダ−または押出機中の混合は高温に おいて実施する。なぜなら、活性物質による膨潤した澱粉の湿潤および収着プロ セスは、澱粉/膨潤因子の相の高い粘度の結果、これらの追加の測度なしに、非 常にゆっくり起こるだけであるからである。膨潤のプロセスは、また、室温にお いて実施することができるが、次の問題が発生するニー 膨潤因子の含量に依存 して、すべての膨潤因子を吸収させるために24時間までを要する。
−混合が劣るために、生成物の均質性は保証されない(種々の大きさの粒子)。
この場合において、混合物をまず澱粉/膨潤因子の混合物の溶融温度より低い温 度に加熱する。次いで澱粉を膨潤因子により少なくとも部分的に膨潤させ、次い で機械的撹拌の作用下に、膨潤した澱粉は活性化合物を被覆するか、あるいは収 着によりこれを取り上げ、乳化剤および可能ならば油は凝着性物質の代わりに本 質的に均質な粉末を形成させる。
次の物質は、なかでも、乳化剤として適当であることが証明されたニー レシチ ン、 −ソルビタンエステルのポリオキシエチレン誘導体、例えば、IC1社からのツ イーン(Tween)、 −糖または糖エステル、糖アルコールおよび/または糖アルコールエステルのエ チレンオキシド誘導体。
トリグリセリドは、例えば、油状物質として使用することができる。
担体物質および1種または2種以上の活性化合物の計量は、使用する天然の澱粉 の平均粒子サイズおよび/または澱粉の膨潤の程度または混合物中の澱粉の含量 対膨潤因子の比の選択により実施する。例えば、使用する出発物質が、平均粒子 サイズが約14μmの範囲である、トウモロコシからの天然の澱粉である場合、 この型の澱粉の粒子は、例えば、平均粒子サイズが約35μmの範囲である、ジ ャガイモの天然の澱粉の粒子より、活性物質で「充填」される程度が本質的に低 いことがある。
一般に、出発物質として使用される天然の澱粉の平均粒子サイズが大きくなれば なるほど、活性化合物を同一の保護作用でより多くの活性化合物を被覆すること ができる。しかしながら、ここで、粒子がより大きくなればなるほど、粒子はよ り大きい保護作用を有するが、被包された活性物質の合計の混合物は均質性に劣 る。
活性物質はいったん被包されると、粉砕することができないので、したがって、 また、出発物質として使用する天然の澱粉の粒子サイズを経て、最終的に被包さ れた活性化合物の粒子サイズをコントロールすることは重要である。
前述の本発明による方法により、担体物質により覆われた、被包または被覆され た化合物が調製され、被包または被覆のための担体物質は少なくとも部分的に膨 潤した澱粉から本質的に構成されている。
被包または被覆された活性化合物は、本質的に天然の澱粉および少なくとも部分 的に澱粉を膨潤する少な(とも1種の因子の混合物をその調製のための被包また は被覆の担体物質として使用しそして、被包または被覆のために、活性化合物お よび少なくとも1種の乳化剤と一緒に混合するという事実により、とくに区別さ れる。
前述の本発明による方法は、製剤学的活性化合物を被包または被覆するためにお よび/または薬物の製造または医学的適用するために、とくに適する。
本発明による方法は、そのうえ、水溶性または水混和性の物質、とくに水溶性の ビタミンおよびクエン酸の被包にとくに興味ある。
本発明による方法は、接着剤、風味剤、芳香剤、洗浄剤、農薬、除草剤、色素、 合成樹脂添加剤、建築材料の添加剤、コンクリート添加剤および/または炭素不 含コピー用紙の被覆のために、さらに適する。
これらの応用分野の代表例として、高度に粘性または粘性の液状として存在する 結果、使用が困難である、コンクリート添加剤、例えば、湿潤剤、硬化調節剤、 合成樹脂の添加剤などの被包についての、本発明による方法の使用を特別に述べ ることができる。それらは、乾燥セメントに添加することができないか、あるい は計量した形態で添加することができず、そして湿ったセメントに添加するとき 、それらの反応は直ちに開始する。
対照的に、乾燥した、微粉砕した澱粉/活性化合物の混合物は乾燥セメントと容 易に混合することができ、計量およびまた引き続く比較的長い期間の間のセメン トの貯蔵の両者は問題とならない。添加剤は各場合において水を添加すると活性 となる。
この時点において、序論において先行技術として述べたマイクロカプセルの製造 および使用に関し、そしてマイクロカプセルの広範な応用が述べられている参考 文献について言及することができる。これに関して、ウルマンの工業化学の百科 辞典(Ul1man’ s Encyclopedia of Industr ial Chemistry)、第5版、Vo 1. 5、をさらに参照するこ とができ、518ff、ページに、前述の本発明による被包方法がまた適当であ る、コンクリートの調製のための可能な添加剤が言及されている。
ビタミンCの被包の次の5つの実施例によって、本発明をさらに詳細に説明する 。
実施例1: 4kgの天然のジャガイモ澱粉を、次の成分ニー77.6%のグリセロール、 −15,5%のトリグリセロール[ミグリオール(Myglyol)812コ  、 −6,9%の乳化剤[ツイーン(Tween)80、ICIから]、から構成さ れた2、5kgの混合物とともに、混練押出機[ブス(BuSs)、スイス国プ ラトレン]を使用して、1時間かけて押出す。この場合において澱粉の水分は約 12%であった。混練押出機において、次の条件を選択したニ ー スピンドルの温度 110℃、 −加熱ゾーン1:113℃、 −加熱ゾーン2+116℃、 −加熱ゾーン3:122℃、 −速度=140回転/分、 −電力消費:0.6kw0 フレーク状白色粉末が生成物として形成し、個々の粒子はグリセロールで膨潤さ れており、顕微鏡下で明瞭に検出することができた。
約10μmの平均粒子サイズはニーダ−の中で均質化により達成される。使用し た油のために、澱粉ポリマーの球の凝集が防止される。もちろん、他の澱粉を、 また、ポリマーとして使用することができ、このポリマーはこの実施例において ジャガイモ澱粉である。
20%の上の方法において得られた粉末に添加し、そして同一のパラメーターを 使用するニーダーの第2通過の間に混練した。結果は同様に顕微鏡下に明瞭に見 ることができる。ビタミンCの結晶の最大の部分は弾性の物体の中に埋め込まれ る。例えば、粒子を平らにプレスする場合、埋め込まれたビタミンC結晶はその の中で偏光顕微鏡下で検出することができる。
他の活性化合物を、また、これらの弾性粒子の中に組み込むことができる。唯一 の条件は、極性グリセロール澱粉についての活性化合物のある種の親和性は存在 しな(ではならない、すなわち、活性化合物はグリセロール澱粉の塊により濡れ なくてはならないという条件である。
実施例2: 1)と同一の組成物であるが、−夜(延長せず)放置した。12時間後、膨潤し た粉末が同様に得られ、その中にビタミンCを混練する。この実験において、温 度の増加は膨潤を加速するだけであり、膨潤が起こる条件ではないことが示され る。ビタミンCはブス(Buss)ニーダ−を使用して第1実施例におけるよう に組み込まれる。
実施例3: 40gの澱粉(水分:12%)および25gの実施例1)からの混合物を、ブラ ベンダー(Brabender)実験室用ニーダ−(70gのバッチ)の中で約 2分間混練し、次いで16g (20%)のビタミンCを添加し、そしてこの混 合物をさらに2分間混練する。ビタミンCを澱粉粒子の中に90%より多(混練 する。30%または40%のビタミンCを使用するそれ以上の実験は、また、陽 性の結果を与え、モして被包されないビタミンCの百分率はゆっくり上昇するだ けである。
実施例4: 16kgの天然のジャガイモ澱粉(水分:5%)を10.8kgの上と同一の混 合物と、同期化二重スピンドル押出様の中で150℃において膨潤させる。20 %のビタミンCをこの粉末にタブラーミキサーの中で添加し、次いでこの混合物 を140℃において再び押出してビタミンCを混練して入れる。
実施例5: 実施例4)と同一の条件を1工程のみで実施した。押出機のスクリューの条件を 変更して、入る間に、澱粉および乳濁液が混合され、そして膨潤して粉末を形成 し、そしてビタミンCが押出機の中央に直接添加されるようにする。終わりにお いて、被包されたビタミンCの微細な粉末が得られ、これは引き続いてさらに処 理(粉砕、篩かけなど)する必要はない。
グリセロール/澱粉のビタミンCの被包の前述の実験は本発明の詳細な説明する ためにのみ使用し、それらは、もちろん、詳細に説明するように、すべての種類 の方法で変更することができる。
こうして、この方法は、また、他のビタミン、製剤学的または化粧的化合物の被 包に適当であり、水溶性または水混和性の物質、例えば、とくに水溶性ビタミン および、なかでも、クエン酸による被包または被覆はとくに興味がある。代表例 として、ある活性物質は本発明による方法に従い実施例6において処理し、もち ろん、はとんどの変化させた方法において可能な活性物質のリストを拡張するこ とができる。
実施例6: 前述のように、種々の活性化合物は、約27%または30%のグリセロールから なる、膨潤したまたは熱可塑性的に処理可能な澱粉の中に組み込んだ。実際の手 順は140℃においていわゆるブラベンダーニーダーの中で実施し、70gのバ ッチを前述の実施例におけるように使用した。
リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB、)、ニコチン酸、 メチオニン、クエン酸、チアミンN03(硝酸塩)およびリジンHCIを活性化 合物として使用した。
基本的には、記載した活性化合物を、実施例5に記載するように、ビタミンCと 同様に膨潤した澱粉の中に組み込んで、被包された活性化合物の微細粉末を形成 することができる。
述べた活性化合物は工業的ポリマーの中で充填剤のように挙動するので、膨潤し た澱粉の溶融物の中にこれらの活性化合物を押出すことは、また、可能であるの で、対応する溶融物、溶融物の流動性および引き続く切断可能性を研究するか、 あるいは下表に記載する:活性化合物 物 質 の重量% 直鯉惣 立解 靴員憔 囚リボフラビン(B2) 20%  千生黄色 なし d、h、b ++ピリドキシン(Ba) 30% ++ 可能  ゴム状 十ニコチン酸 20% +十粘性 なし d、++ ++メチオニン  20% +十褐色 可能 d、++ +クエン酸 20% ++ なし d、 ++ ++チアミンNo、 20% +十黄色 可能 d、++ +およびリジ ンHCI 20% ゴム なし t、++キー: + すぐれる +十非常にすぐれる d 乾燥 h 硬い b 脆い t 粘着性 表1に表す結果は、溶融物中で追加の添加剤を使用するとき、評価が完全に異な ることがあるので、この面において制限された有効性をもつだけである。
この説明において既に述べたように、本発明による方法は医学的、化粧的または 製剤学的に活性化合物の被覆に適当であるばかりでなく、かつまた添加剤、食物 添加剤、コンクリート添加剤、洗浄剤などの被包および被覆に適当である。
はとんど非制限的な群の可能な添加剤の代表例として、本発明は以下において、 例えば、食物添加剤およびコンクリート添加剤を参照して詳細に説明する。
実施例7:レモンの風味剤 40重量%のレモンの風味剤を冷たい形態で乾燥澱粉と混練する。レモンの風味 剤の乳濁液は非常に揮発性の成分を含有し、これは温度を増加すると蒸発するで あろう。乳濁液は澱粉の中に2分以内に吸収され、そして黄色が形成し、これは 乳濁液それ自体より低い強度のレモンの匂いがする。粉末を加熱する場合、それ は直ちに接着し始めそしてパールのグレーの塊を形成する。
この方法で調製した粉末の乳濁液それ自体と比較した利点は、粉末が非常に簡単 に再処理することができ、そしてとくに非常に容易に計量することができるとい うことである。従来使用されてきている乳濁液は、他方において、安定ではなく 、そして頻繁に撹拌しな(ではならない。
失する。対照的に、粉末はレモンの風味剤をめったに損失しない。
実施例8:コンクリートの添加剤 コンクリートの添加剤は、計量が困難であり、とくに乾燥したセメントに均質に 混合することができない。コンクリートの添加剤を既に構成された水性セメント に添加する場合のみ、それらの活性は直ちに開始し、そしてセメントは直ちに加 工しなくてはならない。
本発明による方法に関して研究したコンクリートの添加剤は、次の通りである・ − レオビルド(Rheobui Id)1000、ナフタレンスルホネート( Na塩)、5O4−Na。
−レオビルド(Rheobui 1d)2000、次の式のメラミン誘導体: 式中、1または2つの−NH2は−C1または−OHまたはアルキルにより置換 することができる、 −レオビルド(Rheobui 1d)SV 87056、ポリアクリル酸Na 塩またはアクリル酸エステルおよび遊離アクリル酸およびそれらのNa塩のコポ リマー、 −ベッコボックス(Beckpox)EH623、アミンエポキシド硬化剤、お よび − リュタボックス(Rlltapox)EH4000、エポキシ樹脂。
述べたすべてのコンクリートの添加剤の活性化合物は、商用製品であり、そして マスタービルダーズ・チクノロシーズ・ニーローブ(Masterbuilde rs Technologies Europe)AG、イフラングストラッセ (Ifangstrasse)11.8952シリ一レン/スイス国。
これらの液状コンクリートの添加剤は、追加の膨潤因子、例えば、グリセロール またはアミンエタノールの不存在下に、乾燥澱粉と容易に混練することができる 。さらに、グリセロールは、コンクリートと不混和性であるため、使用すること ができなかった。明らかなように、本発明の場合において、活性化合物それ自体 は、また、澱粉の膨潤のための膨潤因子を形成する。最大2分後、必要に応じて 時間しながら、液体は澱粉の中に吸収され、これは時々加熱を発生して起こる。
アミノプロパツールまたはエタノールをさらに膨潤因子として使用する場合、膨 潤は冷時に開始して、澱粉がペーストを形成しないようにすべきであるか、ある いはまた乳化油を、例えば、ビタミンCに関して前述した実施例におけるように 添加しなくてはならない。
実施例7および8に従う活性化合物を下表IIに表の形で表し、ここで澱粉を膨 潤するか、あるいは澱粉の中への吸収についてのそれらの挙動を同様にさらに詳 しく研究した。
表II アミル モンの風味剤 あり、冷時 30−40% 冷時混練(20℃)のみ のみ レオビルド なし あり 最大30% 熱混線レオビルド あり、しかし 最大 30% 熱混練2000 冷時 レオビルド S V 87056 あり、加熱 あり 最大30% 熱混練(140℃) ベツコボックス あり、 あり 20% 熱混練EH623すぐれる リュタボックス あり あり 20% 熱混練H4000 実施例1〜8に記載する活性化合物は、本発明による方法により被包または被覆 することができる、可能な活性化合物および活性物質のほとんど非制限的リスト の代表例である。被包および被覆の方法それ自体は、また、任意の所望の方法で 変化または変更することができる。
本発明による方法にとって、天然の澱粉、天然の澱粉を少なくとも部分的に膨潤 する膨潤因子および、ある場合において、乳化剤を使用することは必須であり、 ここで活性物質は膨潤因子/澱粉の相により湿ったされなくてはならない。ここ において、活性化合物それ自体は膨潤因子として働(ことは完全に可能である。
油状物質は好ましくはさらに使用される。
要 約 1種またはそれ以上の活性化合物を担体物質の中にまたはそれで被包または被覆 するために使用される被包または被覆用担体物質は、本質的に天然の澱粉および 少なくとも1種の該澱粉を少なくとも部分的に膨潤させる因子の混合物であり、 モして被包または被覆のために、活性化合物および少な(とも1種の乳化剤と混 合される。混合中、好ましくは少なくとも1種の油状物質が活性化合物と共に膨 潤した澱粉にさらに添加される。該物質は本質的に澱粉と均質な混合物を形成す ることができず、従って油と膨潤した澱粉との相混合は起こらない。膨潤剤、乳 化剤、油状物質および天然の澱粉と活性化合物との混合は、混合装置、例えばミ キサー、ニーダ−または押出機中で高められた温度において行われる。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、使用する被包または被覆用担体物質が、本質的に天然澱粉および少なくとも 1種の前記澱粉を少なくとも部分的に膨潤させる因子の混合物であり、そして被 包または被覆のために、活性化合物および少なくとも1種の乳化剤と混合するこ とを特徴とする、1種または2種以上の活性化合物を担体物質の中にまたはそれ で被包または被覆する方法。 2、膨潤因子は、15[カロリー1/2cm−3/2]より大きい溶解パラメー ターをもつ少なくとも1種の物質を含み、そして澱粉と混合するとき、前記物質 と一緒に澱粉の溶融温度が澱粉の分解温度より低いような方法において、その融 点を減少することを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに 記載の、例えば、請求の範囲第1項記載の、方法。 3、澱粉と一緒の混合物中の膨潤因子は、前記混合物の融点よりちょうど低い範 囲の温度において1バールより低い蒸気圧を有することを特徴とする、好ましく は上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1または2 項記載の方法。 4、膨潤因子はグリセロールから本質的に形成されていることを特徴とする、好 ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜 3項のいずれか1つに記載の方法。 5、膨潤因子は、次の式: 〔NHxR3−x]y ここで、 x=0、1または2、 少なくとも1つのR=R1OH、R2OHおよび/またはR3OH、R1、R2 またはR3は脂肪族または脂環族であるが、芳香族ではなく、そして y=1、2、3....100、モル質量く2000、の少なくとも1種のアル コールから本質的に形成されていることを特徴とする、好ましくは上記請求の範 囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜3項のいずれか1つに 記載の方法。 6、本質的に天然の澱粉を澱粉を膨潤する因子と混合するとき、湿気を澱粉から 少なくとも部分的に除去することを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少 なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜5項のいずれか1つに記載の 方法。 7、少なくとも部分的に膨潤した澱粉が、活性化合物の被包または被覆の間に、 12重量%より少ない水を含有することを特徴とする、好ましくは上記請求の範 囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜6項のいずれか1つに 記載の方法。 8、少なくとも部分的に膨潤した澱粉が本質的に無水であることを特徴とする、 好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1 〜7項のいずれか1つに記載の方法。 9、膨潤因子が本質的に水であることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲 の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1、2、6または7項記載の 方法。 10、1種または2種以上の活性化合物が澱粉を膨潤する因子を少なくとも部分 的に形成することを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに 記載の、例えば、請求の範囲第1〜9項のいずれか1つに記載の方法。 11、合計の混合物に関して、約4重量%までの乳化剤を使用することを特徴と する、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範 囲第1〜10項のいずれか1つに記載の方法。 12、膨潤した活性化合物と混合するとき、さらに少なくとも1種の油状物質を 添加し、前記油状物質は澱粉と均質混合物を本質的に形成することができないか 、あるいは油状物質および膨潤した澱粉は2つの別々の相を形成し、そして膨潤 した澱粉の粒子は少なくとも1種の油のフィルムで個々に覆われているか、ある いは油相の中に分散していることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少 なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜11項のいずれか1つに記載 の方法。 13、膨潤した澱粉を活性化合物と混合するとき、合計の混合物に関して、10 重量%までの油状物質を混合し、油状物質はそれ自体膨潤した澱粉と均質に混合 しないことを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の 、例えば、請求の範囲第1〜12項のいずれか1つに記載の方法。 14.天然の澱粉は少なくとも部分的に膨潤されており、そして粒子構造が本質 的に保持されるような方法において、膨潤因子と混合されることを特徴とする、 好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1 〜13項のいずれか1つに記載の方法。 15、60重量%まで、好ましくは30〜50重量%の膨潤因子を添加すること を特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、 請求の範囲第1〜14項のいずれか1つに記載の方法。 16、膨潤因子を被包または被覆後少なくとも部分的に除去することを特徴とす る、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲 第1〜15項のいずれか1つに記載の方法。 17、合計の混合物に関して、1〜2重量%の乳化剤を使用することを特徴とす る、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲 第11〜15項のいずれか1つに記載の方法。 18、−20〜60重量%、好ましくは30〜50重量%の天然の澱粉の膨潤を 開始するための膨潤因子、−0.1〜4重量%の乳化剤、 −0〜10重量%の油状物質、および −残部の天然の澱粉、 の混合物を、混合装置、例えば、ミキサー、ニーダーまたは押出機の中で、活性 化合物と一緒に、高められた温度において混合して、被包または被覆された活性 化合物を含有する、本質的に均質な粉末を生成することを特徴とする、好ましく は上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、1種または2種以上の活性化合物 を担体物質の中にまたはそれで被包または被覆する方法。 19、混合物をまず澱粉/膨潤因子の混合物の溶融温度より低い温度に加熱し、 次いで澱粉を膨潤因子により少なくとも部分的に膨潤させ、次いで機械的撹拌の 作用下に、膨潤した澱粉は活性化合物を被覆するか、あるいは収着によりこれを 取り上げ、乳化剤および可能ならば油は凝着性物質の代わりに本質的に均質な粉 末を形成させることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つ に記載の、例えば、請求の範囲第18項記載の方法。 20、選択する乳化剤は、次の物質: −レシチン、 −ソルビタンエステルのポリオキシエチレン誘導体[ツイーン(Tween)= RICIから]、 −糖または糖エステル、糖アルコールおよび/または糖アルコールエステルのエ チレンオキシド誘導体、 の少なくとも1種のであることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少な くとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第11〜19項のいずれか1つに記載 の方法。 21、本質的に少なくとも1種のトリグリセリドを油状物質として使用する、好 ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第12 〜20項のいずれか1つに記載の方法。 22、担体物質および1種または2種以上の活性化合物の計量を、使用する天然 の澱粉の平均粒子サイズおよび/または澱粉の膨潤の程度または混合物中の澱粉 の含量対膨潤因子の比の選択により調節することを特徴とする、好ましくは上記 請求の範囲の少なくとも1つに記載の、例えば、請求の範囲第1〜21項のいず れか1つに記載の方法。 23、被包された活性化合物の平均粒子サイズを、使用する天然の澱粉の平均粒 子サイズの選択により調節する、好ましくは上記請求の範囲の少なくとも1つに 記載の、例えば、請求の範囲第1〜22項のいずれか1つに記載の方法。 24、被包または被覆のための担体物質は少なくとも部分的に膨潤した澱粉から 本質的に構成されていることを特徴とする、担体物質により覆われている、被包 または被覆された活性化合物。 25、調製のために使用される被包または被覆用の担体物質は、本質的に天然の 澱粉および少なくとも部分的に澱粉を膨潤させる少なくとも1種の因子の混合物 でありそして、被包または被覆のために、活性化合物および少なくとも1種の乳 化剤と一緒に混合されることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なく とも1つに記載の、例えば、請求の範囲第24項記載の被包または被覆された活 性化合物。 26、活性化合物は水溶性または水混和性の物質、例えば、とくに水溶性ビタミ ンまたはクエン酸であることを特徴とする、好ましくは上記請求の範囲の少なく とも1つに記載の、例えば、請求の範囲第24または25項記載の被包または被 覆された活性化合物。 27、製剤学的または化粧的に活性な化合物の被包または被覆および/または薬 物の製造または医学的適用のための、請求の範囲第1〜23項のいずれか1つに 記載の方法の使用。 28、水溶性または水混和性の物質、例えば、とくに水溶性ビタミンおよび/ま たはクエン酸の被包または被覆のための、請求の範囲第1〜23項のいずれか1 つに記載の方法の使用。 29、接着剤、風味剤、芳香剤、洗浄剤、農薬、除草剤、色素、合成樹脂添加剤 、建築材料の添加剤、コンクリート添加剤および/または炭素不含コピー用紙の 被覆のための反応成分の被包または被覆のための、請求の範囲第1〜23項のい ずれ1つかに記載の方法の使用。 30、粘性または高度に粘性の液状および/または乳濁液、例えば、風味剤、色 素添加剤、合成樹脂添加剤、建築材料の添加剤、コンクリートの添加剤などの被 包または被覆のための、とくにそれらの加工性または計量可能性を改良するため の、請求の範囲第1〜23項のいずれか1つに記載の方法の使用。
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