JPS6075222A - スピニングリ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスピニングリール、詳しくは、スプール軸をリ
ール本体に摺動可能に支持すると共に、ドラッグ装置を
設けたスピニングリールに関する。

通常、此種スピニングリールには、実公Ｉ＠５７−１２
８４５号公報に記載されている通シ、スプール軸を摺動
可能に支持するリール本体に、本体側制動部材とスプー
ル軸側制動部材及びこれら各制動部材の圧接を調節する
調節部材とから成るドラッグ装置を備え、このドラッグ
装置により、前記スプール軸、ひいては該スプール軸に
支持するスプールの回転に抵抗を与えるようにしている
が、ドラッグ装置による前記制動力の調節は、リール本
体に螺着する前記調節部材を回転操作することにより行
なわれるため、針掛かシした魚の引き力に応じて前記制
動力を低く　シ、ｆＩ＋記魚の引き力により前記スプー
ル軸を滑９回転させて、釣糸が切れるのを防にようにす
るとき、応々（して前記調節部材の操作量が弛緩方向に
多くなり過ぎ、ひいては前記制動力が小さくなり過ぎて
前記針掛かりした魚が釣針から外れて逃げることがあっ
た。

本発明は以上の点に鑑み発明したもので、目的は、主ド
ラッグ装置と副ドラッグ装置とを用い、これら主、副ド
ラッグ装置の組合せにより所望の高制動力を得ることが
できると共に、副ドラッグ装置のドラッグ機能をＯＮ、
ＯＦＦ動作させるようにして、ＯＦＦ動作によシ所望の
低制動力にストレートに落すことができるようにするも
のである。

しかして、本発明の構成は、スプール軸を摺動可能に支
持するリール本体に、本体側制動部材とスプール軸側制
動部材及びこれら制動部材の圧接を調節する調節部材と
から成る主ドラッグ装置を設けると共に、前記スプール
軸に対し回転可能とした回転部材を設けて、該回転部材
に、回転部材側副制動部材と前記スプール軸と連動して
回転するスプール軸側副制動部材及びこれら制動部材を
圧接させる圧接部材とから成る副ドラッグ装置を設ける
一方、前記回転部材とリール本体上の間に、前記回転部
材の回転をロックするロック機構を設け、前記ロック機
構による回転部材の回転ロックにより、前記副ドラッグ
装置のドラッグ機能をＯＮ動作させて所望の高制動力を
得ることができるようにすると共に、前記ロック機構に
よる回転部材の回転ロック開放により前記副ドラッグ装
置のドラッグ機能をＯＦＦ動作させて、所望の低制動力
にストレートに落すことができるようにしたのである。

以下本発明リールの実施例を図面に基づいて説明する。

図示したリールは、上面に釣竿への取付脚をもち、前面
に貫通孔をもつ中空のリール本体（１）の前記貫通孔部
分に、軸受を介してピニオンギヤ（２）をもった筒状の
駆動軸（３）を回転自由に支持し、この駆動軸（３）の
先端外周部に、ベールアームをもった回転枠（４）を取
付けると共に、前記駆動軸（３）の軸孔に、スプール（
５）をもったスプール軸（６）を前後方向に摺動自由で
、かつ回転自由に支持する一方、前記リール本体（１）
の側面に、前記駆動軸（３）の軸心と直交する方向に延
びるハンドル軸（７）を回転自由に支持して、該ハンド
ル軸（７）のリール本体（１）内部への突入部に、前記
ピニオンギヤ（２）に噛合うマスターギヤ（８）を設け
、またリール本体（１）外部への突出部にハンドル（図
示せず）を設け、このハンドルの回転操作により、前記
駆動軸（３）を駆動し、前記回転枠（４）を回転させる
と共に、前記スプール（５）を、往復動機構（９）を介
して前後方向に移動させ、該スプール（５）に釣糸を巻
取るごとく成している。

この発明に係るリールは、以上の如く構成するリールに
おいて、前記リール本体（１）に、本体側制動部材（２
Ｉ）とスプール軸側制動部材（２２）及びこれら各制動
部材（２１）、（２２）の圧接を調節する調節部材（２
３）とから成る主ドラッグ装置（２０）を設けると共に
、前記スプール軸（６）に対し回転可能とした回転部材
（３０）を設けて、該回転部材（３０）に、回転部材側
副制動部材（４１）と前記スプール軸（６）と連動して
回転するスプール軸側副制動部材（４２）及びこれら制
動部材（４１）、（４２）を圧接させる圧接部材（４３
）とから成る副ドラッグ装＃（４０）を設ける一方、前
記回転部材（８０）とリール本体（１）との間に、前記
回転部材（３０）の回転をロックするロック機構（５０
）を設けたのである。

しかして第１図に示したものは、前記リール本体（１）
の後面に貫通孔と該貫通孔周りから外方に延びる支持筒
（１１）とを設けると共に、前記リール本体（１）の後
部底面に支持片（１２）を突設して、該支持片（１２）
に、一端が前記支持筒（１１）内に突入する回転筒（１
０）を回転自由に支持し、該回転筒（１０）内に、前記
スプール軸（６）のリール本体（１）内への突入端を相
対回転不能で、かつ軸方向摺動可能に嵌合して、前記支
持筒（１１）内周面と前記回転筒（１０）の一端側との
間に前記主ドラッグ装置（２０）を設ける一方、前記回
転筒（ｌＯ）の他端部外周に、有底筒状に形成する前記
回転部材（３０）を相対回転可能に支持して、該回転部
材（３０）の内側に、前記副ドラッグ装置（４０）を設
けると共に、第４図に示す如く前記回転部材（３０）の
外周面に凹凸状の係止部（５１）を周設し、また前記リ
ール本体（１）の後部−側面に、前記係止部（５Ｉ）と
係合するロック体（５２）と該ロック体（５２）の操作
具（５３）とを設けたものである。

又、前記主ドラッグ装置（２０）は、本体側制動部材（
２１）を、前記支持筒（１１）内周面に、相対回転不能
で、かつ軸方向摺動可能に支持し、またスプール軸側制
動部材（２２）を、前記回転筒（ｌＯ）外周面に対し回
転不能で、かつ軸方向摺動可能にすると共に、前記調節
部材（２３）を前記支持筒（１１）内周面に回転自由に
螺着して、該調節部材（２３）と前記スプール軸側制動
部材（２２）との間にスプリング（２４）　全介装し、
前記調節部材（２８）の回転操作により前記本体側制動
部材（２１）及びスプール軸側制動部材（２２）を圧接
するごとく成すのである。又、前記調節部材（２３）は
、スプール軸（６）の回転開始荷重を設定する初期荷重
設定つまみ（２８ａ）と、該つまみ（２８ａ）に対し係
脱可能に結合する調節体（２８ｂ）とにより形成して、
前記調節体（２８ｂ　）を前記支持筒（１１）内周面に
螺着している。

又、前記回転部材（８０）は、底面に貫通孔をもつ有底
筒状に形成して、その開放側を訪独−ドラッグ装置（２
０）と対向する方向に指向させ、前記貫通孔部分を前記
回転筒（１０）に回転自由に支持するのである。

又、前記副ドラッグ装置（４０）は、回転部材側副制動
部材（４Ｉ）を前記回転部材（３０）の内周面に、回転
不能で、かつ軸方向摺動可能に支持し、またスプール軸
側副制動部材（４２）を、前記回転筒（１０）の外周面
に対し相対回転不能で、かつ軸方向摺動可能にすると共
に、前記圧接部材（４３）をスプール軸側副制動部材（
４２）と前記主ドラッグ装置（２０）のスプール軸側制
動部材（２２）との間に介装して、前記回転筒（１０）
に対し相対回転不能で、かつ軸方向摺動可能とし、前記
調節部材（２Ｂ）の回転操作により制動部材（２１）、
（２２）を介して前記圧接部材（４８）を軸方向に摺動
させ、前記副制動部材（４１）、（４２）を回転部材（
３０）の底面側に圧接するごとく成すのである。

又、前記ロック機構（５０）は、前記係止部（５１）と
ロック体（５２）と操作具（５３）とにより形成して、
前記操作共（５８）の操作でロック体（５２）を移動さ
せて前記係止部（５１）と係合させることにより前記回
転部材（３０）の回転をロックし、副ドラッグ装置（４
０）のドラッグ機能をＯＮ動作、即ち、スプール軸（６
）から回転筒（１０）を介してスプール軸側副制動部材
（４２）に伝わる回転トルクにより前記副制動部材（４
１）、（４２）に滑りを生じさせ得るようにし、又、前
記ロック体（５２）の保合解除によシ前記回転部材（３
０）をスプール軸（６）と共廻いさせて、副ドラッグ装
置（４０）のドラッグ機能をＯＦＦ動作、即ち、前記ス
プール軸（６）からの回転トルクにより前記副制動部材
（４１）、（４２）間に滑りを生じさせないようにする
のである。

以上の如く構成したリールは、主ドラッグ装置（２０）
の調節部材（２３）の回転操作により制動部材（２１）
、（２２）を圧接すると共に、副ドラッグ装置（４０）
の圧接部材（４３）を摺動させて、副制動部材（４１）
、（４２）を圧接し、回転筒（１０）、ひいては該回転
筒（１０）内に軸方向にのみ摺動可能に挿嵌したスプー
ル軸（６）の回転に制動力を与えるのである。

この制動力は、前記調節部材（２３）を操作することに
より、最小制動力から最大制動力棟での間の任意の制動
力に調節することができるのである。従って、例えば魚
釣時、魚が掛かるのを待つ間は、ロック機構（５０）の
ロック体（５２）により回転部材（３０）の回転をロッ
クし、副ドラッグ装置（４０）のドラッグ機能をＯＮ動
作させる状態にして所望の高制動力に設定するのである
。そして針掛かりした魚の引き力に対しドラッグ装置の
制動力が大き過ぎて糸切れする恐れが高い場合は、ロッ
ク機構（５０）の操作共（５３）を操作して、ロック体
（５２）による回転部材（３０）の回転ロックを解除し
、副ドラッグ装置（４０）のドラッグ機能をＯＦＦ動作
させて、所望の低制動力にストレートに落すのである。

次に魚の引き力が弱まると、ロック機構（５０）の操作
具（５３）を操作し、ロック体（５２）によシ回転部材
（３ｏ）の回転をロックし、所望の高制動力にストレー
トに高めるのである。

尚、以上説明した実施例では、主ドラッグ装置（２０）
の調節部材（２３）の操作により制動部材（２１）、（
２２）を圧接すると共に副ドラッグ装置（４ｏ）の圧接
部材（４８）を摺動させ、副制動部材（４１）、（４２
）を圧接するごとく構成しだが、その他、調節部材（２
３）の操作力が副ドラッグ装置（４ｏ）に作用しないよ
うにしてもよい。

しかして第６図に示したものは、副ドラッグ装置（４０
）の圧接部材（４３）を回転筒（１０）に対し回転自由
に設けて、との圧接部材（４３）を回転部材（８０）に
螺着し、該圧接部材（４３）の回転操作により副制動部
材（４１）、（４２）を圧接して所望のドラッグ特性が
得られるようにするのである。この場合、例えばロック
機構（５０）により回転部材（３０）の回転をロックす
ると、主ドラッグ装置（２０）によるドラッグ特性（Ａ
）と副ドラッグ装置（４０）によるドラッグ特性とを合
成した合成ドラッグ特性（Ｂ）を得ることができ、又、
ロック機構（５０）による回転部材（３０）の回転ロッ
クを解除すると、ドラッグ特性を合成ドラッグ特性ＣＢ
）から主ドラッグ装置（２０）によるドラッグ特性（Ａ
）に平行移動させることができるのであり、又、ロック
機構（５０）により回転部材（３０）の回転をロックす
ると、主ドラッグ装置（２０）によるドラッグ特性（Ａ
）から、前記合成ドラッグ特性（Ｂ）に平行移動させる
ことができるのである。

以上の如く本発明は、スプール軸を摺動可能に支持する
リール本体に、本体側制動部材とスプール軸側制動部材
及びこれら制動部材の圧接を調節する調節部材とから成
る主ドラッグ装置を設けると共に、前記スプール軸に対
し回転可能とした回転部材を設けて、該回転部材に、回
転部材側副制動部材と前記スプール軸と連動して回転す
るスプール軸側副制動部材及びこれらルリ動部材を圧接
させる圧接部材とから成る副ドラッグ装置を設ける一方
−，ｎｔＪ記回転回転部材−ル本体との間に、前記回転
部材の回転をロックするロック機構を設けたから、前記
ロック機構による回転部材の回転ロックにより、前記副
ドラッグ装置のドラッグ機能をＯＮ動作させて所望の高
制動力を得ることができると共に、前記ロック機構によ
る回転部材の回転ロック開放により前記副ドラッグ装置
のドラッグａ能をＯＦＦ動作させて、所望の低制動力に
ストレートに落すことができ、従って、糸切れを防止で
きて、かつ針掛かりした魚が釣針から外れて逃げるのを
容易に防ぐことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明リールの一実施例を示す縦断正面図、第
２図及び第８図は主ドラッグ装置部分の縦断側面図、第
４図は要部のみの横断平面図、第５図はドラッグ装置の
特性図、第６図は別の実施例を示す要部のみの断面図で
ある。 （１）・・・・・・・・・リール本体 （６）・・・・・・・・−スプール軸 （２０）・・・・・・主ドラッグ装置 （２１）・・・・・・本体側制動部材 （２２）・・・・・・スプール軸側制動部材（２３）・
・・・・・調節部材 （３θ）・・・・・・回転部材 （４０）・・・・・・副ドラッグ装置 （４１）・・・・・・回転部材側副制動部材（４２）・
・・・・・スプール軸側副制動部材（５０）・・・・・
・ロック機構 ＋−４−一内内一 第２図　第３図 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １１）　スプール軸を摺動可能に支持するリール本体に
   、本体側制動部材とスプール軸側制動部材及びこれら制
   動部材の圧接を調節する調節部材とから成る主ドラッグ
   装置を設けると共に、前記スプール軸に対し回転可能と
   した回転部材を設けて、該回転部材に、回転部材側副制
   動部材と前記スプール軸と連動して回転するスプール軸
   側副制動部材及びこれら制動部材を圧接させる圧接部材
   とから成る副ドラッグ装置を設ける一方、前記回転部材
   とリール本体との間に、前記回転部材の回転をロックす
   るロック機構を設けたことを特徴とするスピニングリー
   ル。