JPS6027329A - スピニングリ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、スピニングリール、詳しくは、リールボディ
にハンドル及び回転枠を回転目山に支持し、前記ハンド
ルの回転操作で前記回転枠を回転し、スプールに釣糸を
巻取るごとく成すと共に、前記スプールをリールボディ
に対し相対回転可能に支持する一方、前記スプールの回
転に抵抗を与えて該スプールのフリー回転を阻止する抵
抗手段を設けたスピニングリールに関する。

一般に、此種リールにおいて、前記抵抗手段としては、
後記するごとく前記スプールに対し、釣糸の巻取操作時
一定量上の負荷が加わったとき釣糸の引出方向への逆回
転を許す抵抗部材を設けるごとくしたドラッグｍ＃＃が
主として用いられている。

所が、以上の如く抵抗手段を用いたリールにおいては、
前記スプールに対し、前記抵抗手段により与える抵抗を
大きくした状態で、特別に大きな魚がかかった場合のご
とく、釣糸を介して前記スプールに過負荷が作用した場
合、前記抵抗が大きければ大きい程、釣糸に、急に過大
な引張力が加わることになって、釣糸が切断することと
なる問題があった。

本発明の目的は、スプールに対し、抵抗手段による抵抗
を大きく与えた状態で、釣糸を介してスプールに過負荷
が作用しても、前記抵抗手段の種類、及びその抵抗値の
大きさを問わず、釣糸に加わる引張力を常に緩和するこ
とが可能で、釣糸が切断するのを防止できる釣用リール
を提供する点にある。

本発明の構成は、リールボディにハンドル及び回転枠を
回転自由に支持し、前記ハンドルの回転操作で前記回転
枠を回転し、スプールに釣糸を巻取るごとく成すと共に
、前記スプールをリールボディに対し相対回転可能に支
持する一方、前記スプールの回転に抵抗を与えて該スプ
ールのフリー回転を阻止する抵抗手段を設けたスピニン
グリールであって、前記釣糸の引張作用で回転するスプ
ール又は該スプールとともに回転する部材と、前記抵抗
手段により回転抵抗が与えられる部材との間に、前記釣
糸の過大な引張作用時、撓み、前記釣糸の過大な引張作
用によるショックを吸収するショックアブソーバを設け
て、前記抵抗手段の抵抗値が大きくとも、前記スプール
に作用する過負荷を吸収可能にしたことを特徴とするも
のである。

以下、本発明リールの実施例を図面に基づいて説明する
。

図において、（１）はす′−゛ルボディ、（２）はハン
ドルをもったハンドル軸゛、（６）は回転枠、（４）は
スプールであって、前記リールボディ（１）に、前記ハ
ンドル軸（２）及び回転枠（３）を回転自由に支持し、
かつ前記スプール（４）を前後方向に往復動可能に支持
して、前記ハンドルの回転操作で前記回転枠（６）を回
転し、前記スプール（４）の往復作動により、該スプー
ル（４）に釣糸を巻取るごとくすると共に、前記リール
ボディ（１）に対し、前記スプール（４）を支持するス
プール軸（５）、ひいてはスプール（４）を相対回転可
能に支持し、かつ釣糸の引張力による前記スプール（４
）の回転に抵抗を与えて、該スプール（４）のフリー回
転を阻止する抵抗手段（Ｒ）を設けている。

前記リールボディ（１）は、中空状で、土壁に釣竿への
取付脚（１ａ）を、また前壁と後壁とニ貫通孔（Ｉｂ）
、（Ｉｃ）をもってあり、このリールボディ（１）の前
部貫通孔（１ｂ）に軸受（Ｂ）を介して、筒袖（６）の
中間部を回転自由に支持して、該筒袖（６）の外側に前
記回転枠（６）を、また内側にピニオンギヤ（Ｇ１）を
それぞれ固定している。また、このリールボディ（１ン
の側壁には、前記ハンドルをもったハンドル軸（２）が
突入して回転自由に支持されると共に、ハンドル軸（２
）の突入部には前記ピニオンギヤ（Ｇ＋　）に噛合する
マスターギヤ（Ｇ、）を固定している。

そして、前記リールボディ（１）の後部貫通孔（１Ｃ）
に、後向きに突出する回転筒（５１）を回転自由に枢支
すると共に、前記筒袖（６）に、前記スプール軸（５）
を軸方向移動自由で、かつ回転自由に挿通して、その−
側部をリールボディ（１）の内部に導入し、斯く導入し
た部分と、前記ハンドルＭ（２）との間に、スプール軸
（５）の往復動機構（５ｏ）を設けると共に、スプール
軸（５）の導入端部を、前記回転ｆ！　（５１）に、軸
方向移動自由で、かつ相対回転不能に連結する一方、前
記スプール軸（５）の他側部を、リールボディ（１）外
方で、前記回転枠（６）の外側部位迄配設して、前記ス
プール（４）を支持するごとくしている。

また、図面に示した前記抵抗手段（Ｒ）は、リールボデ
ィ（１）の後部Ｃζ設けるドラッグ機材（７月こより構
成したのであって、リールボディ（１）の後壁における
後部貫通孔（１ｃ）周りから後向きに筒部（１ｄ）を突
設して、該筒部（１ｄ）と、後部貫通孔（１ｃ）に枢支
した回転筒（５１）との間において、該回転筒（５１）
に、第１及び第２ドラツグワツシヤ（７１）、（７２）
とライニング板（７３）とを嵌挿し、第１ドラツグワツ
シヤ（７１）を、筒部（１ｄ）には回転自由で、回転筒
（５１）には回転不能に成すと共に、第２ドラツグワツ
シヤ（７２）を、筒部（ｌａ）には回転不能で、回転筒
（５１）には回転可能に成し、かつ、ライニング板（７
３）を、筒部（１，１）及び回転筒（５１）にともに回
転可能に成して、筒部（１ｄ）の後側にドラッグつまみ
（７４）を螺動可能に取付け、該ドラッグつまみ（７４
）の操作で、弾機（７５）により、前記第１及び第２ド
ラツグワツシヤ（７１）、（７２）とライニング板（７
３）とを押圧して摩擦結合させ、リールボディ（１）に
対し回転作動するスプール軸（５）ひいてはスプール（
４）の回転基こ抵抗を与え、かつ該抵抗を調整可能にし
たものである。

しかして、図面に示したものは、基本的には、前記スプ
ール軸（５）に対し、前記スプール（４）を相対回転可
能に支持して、釣糸の引張作用で回転する前記スプール
（４）と、前記抵抗手段（Ｒ）ｌこより回転抵抗が与え
られるスプール軸（５）との間に、前記釣糸の過大な引
張作用時、続み、前記釣糸の過大な引張作用によるショ
ックを吸収するショックアブソーバ（８）を設けたので
ある。

即ち、前記スプール軸（５）において、前記スプール（
４）の後側部位に、スプール（４）の後側支持体（５２
）を嵌挿固定すると共に、スプール（４）の前側支持体
（５３）を、後側支持体（５２）に対し一定間隔離れた
、スプール（４）の前側部位迄嵌挿して、スプール軸（
５月こ対し回転不能で、かつそれ以上の嵌挿を不能と成
して、該前側支持体（５３）を、スプール軸（５）の前
端部につまみ（５４）を螺合させ押圧することにより固
定するのである。

そして、前記スプール（４）は、その内周面における後
側及び前側を、前記支持体（５２）。

（５３）の外周面により回転可能に支持させると共に、
前記スプール（４）の前側には、内向きのフランジ（４
１）を形成して、該フランジ（４１）と前側支持体（５
３）との間にウェーブワッシャ（Ｗ）を介装して、この
前側支持体（５３）と、後側支持体（５２）の端面周縁
とにより、スプール（４）をスプール軸（５）に対し軸
方向に移動不能に成すのである。また、このスプール（
４）には、前記後側支持体（５２）に対し、回転範囲の
規制手段（４０）を設けるのであって、該規制手段（４
０）は、第１及び第２図のごとく、後側支持体（５２）
の局面後側に半径方向外向きに突出する突起（４２）を
形成し、かつ、スプール（４）の内周面後側に、この突
起（４２）の回動を許す円状回部（４３）を形成すると
共に、該凹部（４６）の内周面から内向きに前記突起（
４２）の回動領域に突出する突起（４４）を形成して、
該突起（４４）が、後側支持体（５２）ｊど設けた突起
（４２）に対し、その−側に接当する位置から他側に接
当する位置迄に亘る回転範囲に規制するごとく成したの
である。

ところで、前記規制手段（４０）は、必須の要件ではな
く、設けないようにすることもできるそして、前記ショ
ックアブソーバ（８）　ハ、スプール軸（５）に嵌挿す
るコイル状のスプリング部を形成すると共に、その両端
部に、スプリング部に対しねじり荷重を加える加圧部（
８１）　。

（８２）を設けたもので、前記スプリング部を前記スプ
ール（４）のフランジ（４１）と後側支持体（５２）と
の間に介装すると共に、両加圧部（８１）、（８２）を
フランジ（４１）及び後側支持体（５２）に突入係止さ
せて、第２図において、該スプール（４）に第２図点線
矢印で示した時計方向の過負荷が作用したとき、該過負
荷により、同方向に、ねじれ荷重が大きくなるごとくね
じれ作動して、スプール（４）を、前記抵抗手段（Ｒ）
により回転抵抗が与えられたスプール軸（５）に対し、
負荷方向に回転可能にするのである。

ところで、前記スプール（４）が、過負荷によりスプー
ル軸（５）に対し時計方向に回転を始めるときの回転開
始荷重は、前記スプール軸（５）に対し、スプール（４
）を負荷方向に回動させ、前記スプリング部に、所望の
回転開始荷重に見合うねじり荷重（零も含む）を与えた
とき、第２１ＩＡのごとく、スプール軸（５）側の突起
（４２）に、スプール（４）側の突起（４４）が反負荷
方向に圧接（零圧も含む）すべく成すのである。

尚、（３０）は、前記回転枠（３）に対し、操作により
逆回転防止状態に切換可能とした逆回転防止機構である
。

しかして、以上の構成において、前記スプール（４）に
釣糸を巻取るべく、ハンドル操作すると、その駆動力各
こより、前記回転枠（６）が回転されると共に、スプー
ル（４）をもったスプール軸（５）が往復動機構（５０
）により往復動されて、スプール（４）に釣糸が巻取ら
れる。

また、前記スプール軸（５）に、リールボディ（１）に
対し、前記抵抗手段（Ｒ）を構成するドラッグ機構（７
）により回転抵抗を与えた状態で、前記スプール（４）
に、釣糸の引張による過負荷が作用した場合、該過負荷
により、前記スプール軸（５）に対し、前記ショックア
ブソーバ（８）のスプリング部が、ねじれ荷重が大きく
なるごとくねじれ作動して、スプール（４）が負荷方向
に回転され、その結果、前記過負荷が如何に急激に加わ
った場合でも、釣糸に加わるショックを吸収でき、釣糸
が切断されるのを最小限に少なくできる。

尚、前記ショックアブソーバ（８）は、スプール（４）
とスプール軸（５）に固定した支持体（５２）との間に
介装したが、スプール（４）とスプール軸（５）に固定
したつまみ（５４）との間に介装してもよい。

また、以上の説明は、前記ショックアブソーバ（８）は
、スプール軸（５）に対シス７’　−／ｌ／　（４）を
相対回転にして、両者間に介設したが、スプール軸（５
）にスプール（４）を固定して、該スプール軸（５）と
一体回転する回転ｔＪ　（５１）と、前記抵抗手段（Ｒ
）により回転抵抗が与えられる部材、例えば前記ライニ
ング板（７６）との間に介設すべくしてもよ（、要する
に、前記ショックアブソーバ（８）は、前記スプール（
４）又は、該スプール（４）とともに回転する部材と、
前記抵抗手段（Ｒ）により回転抵抗が与えられる部材と
の間に介設するのである。

また、前記ショックアブソーバ（８）は、ねじりコイル
状に形成したが、渦巻状に形成して、例えば、スプール
（４）の後端面に沿うとと（スプール軸（５）の周りに
配置して、中心側の端部をスプール軸側に、また半径方
向外方側の端部をスプール側に係止させるとと（しても
よい。

また、前記抵抗手段（Ｒ）は、リールボディ（１）の後
側に前記ドラッグ機構（７）を設けるごとくしたが、リ
ールボディ（１）の前側にドラッグ機構（図示せず）を
設けるごとくしてもよいし、または、例えば前記回転筒
（５１）の前部にラチェット（５５）を固定して、該ラ
チェット（５５）に、操作により噛合状態に切換可能と
したラチェツト爪（図示せず）を設けて、スプール軸（
５）の回転を阻止する抵抗を与えるごとくしたロック装
置も含むのである。

以上のごとく本発明は、釣糸の引張作用で回転するスプ
ール又は該スプールとともに回転する部材と、リールボ
ディに対するスプールの回転に抵抗を与える抵抗手段に
より回転抵抗が与えられる部材との間に、前記釣糸の過
大なジ１張作用時撓んで、該引張作用によるショックを
吸収するショックアブソーバを設けたのであるから、前
記抵抗手段による抵抗を出力させた状態で、スプールに
、釣糸の過大な引張力が如何に急激に加イ）つでも、シ
ョックアブソーバを介してスプールが釣糸の引張方向に
回動して、釣糸に加わりかけるショックが前記ショック
アブソーバにより吸収されることになり、従って、釣糸
が切断される事故を最小限に少なくできるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す断面正面図、第２図はそ
の一部断面側面図である。 （１）・・・リールボディ （３）・・・回転枠 （４）・・・スプール （５）・・・スプール軸 （８）・・・ショックアブソーバ （Ｒ）・・・抵抗手段 代理人　弁理士　津　１）直　久

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. リールボディにハンドル及び回転枠を回転自由に支持し
   、前記ハンドルの回転操作で前記回転枠を回転し、スプ
   ールに釣糸を巻取るごとく成すと共に、前記スプールを
   リールボディに対し相対回転可能に支持する一方、前記
   スプールの回転に抵抗を与えて該スプールのフリー回転
   を阻止する抵抗手段を設けたスピニングリールであって
   、前記釣糸の引張作用で回転するスプール又は該スプー
   ルとともに回転する部材と、前記抵抗手段により回転抵
   抗が与えられる部材との間に、前記釣糸の過大な引張作
   用時、撓み、前記釣糸の過大な引張作用によるショック
   を吸収するショックアブソーバを設けたことを特徴とす
   るスピニングリール