JPS6335579Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6335579Y2
JPS6335579Y2 JP1981169863U JP16986381U JPS6335579Y2 JP S6335579 Y2 JPS6335579 Y2 JP S6335579Y2 JP 1981169863 U JP1981169863 U JP 1981169863U JP 16986381 U JP16986381 U JP 16986381U JP S6335579 Y2 JPS6335579 Y2 JP S6335579Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
arm
spool
resistor
arm roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981169863U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5873474U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP16986381U priority Critical patent/JPS5873474U/ja
Publication of JPS5873474U publication Critical patent/JPS5873474U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6335579Y2 publication Critical patent/JPS6335579Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスピニングリール、詳しくは、リール
本体に、1対の支持腕をもつた回転枠を回転自由
に支持し、前記支持腕にアームローラをもつたベ
ールアームを架設して、前記回転枠の回転で、前
記アームローラを介してスプールに釣糸を巻取る
ごとくしたスピニングリールに関する。
一般に、此種リールは、前後方向前方側に前記
スプールを、後方側にリール本体をそれぞれ配置
し、前記スプールを回転させることなく前後方向
に移動させて、前記回転枠の回転でスプールに釣
糸を巻取り、キヤステイング操作により前記スプ
ールに巻装した釣糸を、該釣糸の先端に取付ける
仕掛けの重さで引出して投擲するごとく成してい
る。
所がナイロンなどの合繊糸で形成される釣糸
は、繰返し巻回すると巻癖がつき易い問題があ
り、また、スピニングリールのスプールに巻装し
た釣糸は、スプールの先端側(軸方向一端側)か
ら前方に向つて螺旋状に引出されるため、この釣
糸に撚りが掛り、この撚りの掛かつた釣糸をスプ
ールに繰返し巻取ると、巻癖がより一層激しくな
つて非常に絡み易くなるばかりか、スプールから
引出された釣糸が、釣竿に装着する釣糸ガイドの
ガイド孔内を螺旋状に通つて、釣糸ガイドによる
抵抗が大きくなり、投擲距離が短かくなる問題が
あつた。
本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み考案し
たもので、目的は、釣糸の巻癖を、簡単な操作で
容易に解消することのできるスピニングリールを
提供する点にある。
しかして本考案は、リール本体に、1対の支持
腕をもつた回転枠を回転自由に支持し、前記支持
腕にアームローラをもつたベールアームを釣糸巻
込位置と釣糸開放位置とに反転可能に架設して、
前記回転枠の回転で、前記アームローラを介して
スプールに釣糸を巻取るごとくしたスピニングリ
ールにおいて、前記ベールアームが釣糸巻込位置
に位置するときにおける前記アームローラの前方
側に、釣糸巻取時、前記アームローラに進入する
釣糸と接触して、該釣糸に抵抗を与える摩擦面を
もつた抵抗体を支持し、この抵抗体から前記スプ
ールに巻取る釣糸にテンシヨン力を与え前記釣糸
の巻癖を解消する如く成したことを特徴とするも
のである。
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図面に示したスピニングリールは、既知の代表
的なスピニングリールをベースとしたもので、そ
の基本構造は、釣竿Rへの取付脚2をもつたリー
ル本体1に、スプール軸3を前記リール本体1の
前後方向に移動自由に支持すると共に、筒軸4を
このスプール軸3と同心状に、回転自由に支持
し、前記スプール軸3の前記リール本体1の前壁
から前方に突出する突出部にスプール5をドラツ
グ機構(図示せず)を介して取付け、また、前記
筒軸4の前記前壁から前方に突出する突出部に回
転枠6をロツクナツト6aの締込みにより固定
し、そして前記リール本体1に、ハンドル7aを
もつたハンドル軸7を軸架し、このハンドル軸7
にマスターギヤ8を固定すると共に、前記筒軸4
にピニオンギヤ9を設けて前記マスターギヤ8に
噛合わせ、前記ハンドル7aによるハンドル軸7
の回転により、前記回転枠6を回転させるごとく
成したものである。
又、以上の構成において、前記回転枠6には、
前方に突出する1対の第1,第2支持腕10,1
1を180度の位相差で対向状に設けて、第1支持
腕10に、アームカム12を取付ねじ13により
枢着し、このアームカム12と前記第2支持腕1
1との間に、一端にアームローラ14をもつた略
C字形のベールアーム15を、釣糸の前記スプー
ル5への巻込位置と開放位置とに反転可能に架設
している。尚、前記アームローラ14は、前記ア
ームカム12側に配置して止ねじ16により取付
け、このアームローラ14のローラ受17に前記
ベールアーム15の一端を固定している。
この考案は以上の如く構成するリールにおい
て、前記アームローラ14の前記アームカム12
への取付部に、前記アームローラ14の前方に突
出するホルダー18を前記アームローラ14の止
ねじ16により取付けて、該ホルダー18の前記
アームローラ14より前方位置に、前記スプール
5に巻取る釣糸にテンシヨンを与える摩擦面19
aをもつた抵抗体19を取付けて、釣糸のスプー
ル5への巻取時、前記抵抗体19とスプール5と
の間の釣糸にテンシヨンを与え、このテンシヨン
力により、前記釣糸の巻癖を解消するごとく成し
たのである。
以上の構成において、前記抵抗体19は、摩擦
抵抗の大きい材料、例えばゴムにより円板状に形
成して、その外周面に、所定深さの切溝19bを
設け、この切溝部分を前記摩擦面19aとするの
であつて、スプール5から引出した釣糸を前記切
溝19bに挿入して、該切溝部分の摩擦面19a
により前記釣糸に抵抗を与えるごとく成すのであ
る。尚、前記摩擦面19aは、第5図に示す如く
抵抗体19の側面に切溝19bを設けて、該切溝
部分を摩擦面としてもよい。
又、前記抵抗体19には、中心に対し偏位した
位置に偏心孔19cを設けて、この偏心孔19c
部分を前記ホルダー18に回転可能に支持し、巻
癖取りをしない時は、前記抵抗体19を前記アー
ムローラ14と離反した位置に配置して、抵抗体
19が邪魔となるのを防ぎ、撚り取り時は、前記
抵抗体19を前記アームローラ14と近接した位
置に配置するごとく成すのである。
又、前記抵抗体19の前記ホルダー18は、貫
通孔をもつ板状の取付部18aと、該取付部18
aの先端から直角状に屈曲する軸部18bと、該
軸部18bの先端から前記取付部18aと対向す
る方向に屈曲する当り部18cとから成る略コ字
形に形成して、前記取付部18aを、前記止ねじ
16により前記アームカム12に取付けて、前記
軸部18bに前記抵抗体19を回転可能に支持
し、また前記当り部18c先端を前記アームロー
ラ14のローラ受17に接当させるのである。
尚、図中20は、前記リール本体1の前壁前方
に設ける回転枠6の逆転防止ギヤ、21はこの逆
転防止ギヤ20と係合する逆転防止爪であつて、
前記リール本体1に揺動自由に支持している。
又、22はこの逆転防止爪21の操作具である。
本考案は以上の如く構成するもので、釣糸を巻
取るべくハンドル7aを回転操作すると、その操
作力が、ハンドル軸7、マスターギヤ8、ピニオ
ンギヤ9及び筒軸4を介して回転枠6に伝わり、
該回転枠6が回転して、この回転枠6の第1,第
2支持腕10,11間に架設したベールアーム1
5により、釣糸が前記アームローラ14を介して
スプール5の胴部5aに案内されると共に、前記
操作力が、スプール軸3の往復動機構(図示せ
ず)を介して前記スプール軸3に伝わり、該スプ
ール軸3がスプール5とともに前後方向に移動す
るのである。そしてこのスプール5の前後方向へ
の移動と、前記回転枠6の回転とによつて前記釣
糸がスプール5の胴部5a全長に亘つて巻取られ
るのである。
又、釣糸の巻癖を取るには、スプール5に巻装
した釣糸を引出して投擲した後、前記抵抗体19
をアームローラ14と近接する位置に配置して、
前記釣糸の引出側部分を、前記抵抗体19の切溝
19bに挿入し、該切溝部分の摩擦面19aによ
り、前記釣糸に抵抗を与え、そして前記ハンドル
7aを回転操作して、スプール5と抵抗体19と
の間の釣糸にテンシヨンを与えるのであつて、こ
のテンシヨン力により、釣糸の巻癖を取ることが
できるのである。
以上説明した実施例では、抵抗体19を、ホル
ダー18を介してアームカム12に支持したが、
その他ベールアーム15、アームローラ14のロ
ーラ受17或いは第1支持腕10であつてもよい
し、またホルダー18を介して支持する他、直接
支持してもよいのであつて、その支持位置及び支
持手段は特に限定されるものでない。又、前記抵
抗体19は、回転可能に支持する他、回転不能に
支持してもよいし、又、この抵抗体19の摩擦面
19aは、切溝19bにより形成する他、蛇行状
の凹入溝或いは板ばねなどの弾性体と、該弾性体
を受止める受具とにより形成してもよいのであつ
て、要は釣糸に抵抗を与えることのできる面であ
ればよい。
以上の如く本考案は、釣糸をスプールに巻取る
とき、回転枠に支持するアームローラが位置する
前方側に、釣糸巻取時、前記アームローラに進入
する釣糸と接触して、該釣糸に抵抗を与える摩擦
面をもつた抵抗体を支持したから、前記スプール
に巻取る釣糸は、前記抵抗体と接触して巻取抵抗
が与えられ、この結果前記抵抗体から前記スプー
ルに移行する釣糸には、前記抵抗体で付与するテ
ンシヨン力が与えられるのであり、この結果、前
記釣糸の巻癖は、前記釣糸の巻取時、前記回転枠
の駆動を利用して極めて容易に、つ確実に取除く
ことができるのである。
しかも摩擦面をもつた抵抗体を設けるだけの簡
単な構造であるから、巻癖取りを行なうことがで
きる割に安価に提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリールの一実施例を示す縦断
側面図、第2図は一部切欠平面図、第3図は要部
の拡大斜視図、第4図は巻癖取り時の状態を示す
説明図、第5図は別の実施例を示す要部の拡大斜
視図である。 1……リール本体、5……スプール、6……回
転枠、10,11……支持腕、14……アームロ
ーラ、15……ベールアーム、18……抵抗体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リール本体に、1対の支持腕をもつた回転枠を
    回転自由に支持し、前記支持腕にアームローラを
    もつたベールアームを釣糸巻込位置と釣糸開放位
    置とに反転可能に架設して、前記回転枠の回転
    で、前記アームローラを介してスプールに釣糸を
    巻取るごとくしたスピニングリールにおいて、前
    記ベールアームが釣糸巻込位置に位置するときに
    おける前記アームローラの前方側に、釣糸巻取
    時、前記アームローラに進入する釣糸と接触し
    て、該釣糸に抵抗を与える摩擦面をもつた抵抗体
    を支持し、この抵抗体から前記スプールに巻取る
    釣糸にテンシヨン力を与え前記釣糸の巻癖を解消
    する如く成したことを特徴とするスピニングリー
    ル。
JP16986381U 1981-11-13 1981-11-13 スピニングリ−ル Granted JPS5873474U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16986381U JPS5873474U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 スピニングリ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16986381U JPS5873474U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 スピニングリ−ル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873474U JPS5873474U (ja) 1983-05-18
JPS6335579Y2 true JPS6335579Y2 (ja) 1988-09-21

Family

ID=29961830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16986381U Granted JPS5873474U (ja) 1981-11-13 1981-11-13 スピニングリ−ル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5873474U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4651808B2 (ja) * 1999-11-18 2011-03-16 啓純 坂井 スピニングリールおよびそれ用の糸ヨレ防止装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3834644A (en) * 1972-11-28 1974-09-10 C Stackawicz Fishing reel and appurtenance

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5473289U (ja) * 1977-10-31 1979-05-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3834644A (en) * 1972-11-28 1974-09-10 C Stackawicz Fishing reel and appurtenance

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5873474U (ja) 1983-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3836092A (en) Closed face spinning reel
JP3585318B2 (ja) スピニングリール
TW474782B (en) Spinning reel rotor braking device
JP2540900Y2 (ja) スピニングリールのストッパ装置
JPS6335579Y2 (ja)
JPS61274638A (ja) スピニングリ−ル
US6056221A (en) Fishing reel with trigger actuated bail assembly
JP2000236784A (ja) スピニングリールの釣り糸案内機構
JP3184590B2 (ja) スピニングリール
JP2553303Y2 (ja) スピニングリール
JPH0610772Y2 (ja) 魚釣用リ−ル
JP2594929Y2 (ja) スピニングリール
US2525289A (en) Spinning type casting reel
JPH0331186Y2 (ja)
JPS629808Y2 (ja)
JPH02231028A (ja) 魚釣用スピニングリール
JPH022227Y2 (ja)
JPH0451583Y2 (ja)
JPH07255335A (ja) 釣用後方ドラグ型スピニングリールのスプール往復装置
JPS5915890Y2 (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP3759576B2 (ja) スピニングリールのベール反転装置
JPH0410779Y2 (ja)
JPS6222143Y2 (ja)
JPS64755Y2 (ja)
JPH0238631Y2 (ja)