JPS6074942A - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は密閉形電動圧縮機が焼損した場合発生する炭化
物か密封端子表面を被うことにより、密封端子が絶縁不
良になることを防止するに好適な絶縁劣化防止板に関す
るものである。

〔発明の背景〕

従来のルームエアコン等に使用される密閉形電動圧縮機
は、圧縮機が何らかの原因でロックした場合、オーバロ
ードリレー等の保獲により、モードルの焼損を防いでい
る。

しかし、オーバロードリレが不適切であったりあるいは
、オーバロードリレが故障した場合は、モードルにロッ
ク電流が連続して流れるため、モードルは焼損する。こ
の際モードルとケーシングの密封端子を接続するモード
ルリード線は、口・・ツク電流により発生する熱により
リード線の絶縁物が溶けるので、異相のリードが接触し
て短絡し、リード線は断線する。またモードルが焼損す
ると、ケーシング内部には、モードル絶縁材料、潤滑油
等が炭化して、炭化物か付着する。この炭化物は電気の
良導体であるので、この炭化物が密封端子の絶縁部に付
着すると縁が悪くなって感電等の事故になる恐れがある
。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、密封形電動圧縮機のモードルが焼損し
た場合に生ずる炭化物が、密封端子の絶縁部に付着する
のを防止することである。

〔発明の概要〕

即ち、密封端子部に、難燃性樹脂で形成された円板を設
けて、密封端子の絶縁部に炭化物が付着するのを防止す
る構造としたものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を第１図１こより説明する。

第１図は、ルームエアコン等に用いられている密閉形電
動圧縮機の部分縦断面図である。１はケーシング、２は
モードル、３はモードルのリード線、迭は密封端子であ
る。５は密封端子のピンで密封端子のキャップ６とは、
ガラス７によって絶縁されている。モードルへの電気の
供給は、密封端子のケーシング外部のピン５ａに電源を
接続して行う。従来の密閉形電動圧縮機は、圧縮機が何
らかの原因でロックした場合、モードルには定格運転電
流の４〜５倍のロック電流が流れる。通常この様な場合
は、圧縮機に設けられているオーバロードリレが作動し
て、モードルへの通電を遮断し、ロック電流によりモー
ドルが焼損するのを防止している。

しかしオーバロードリレの仕様が不適切であったり、オ
ーバロードリレが故障したりした場合はモードルがロッ
ク電流により過熱し焼損する。モードルが焼損すると、
モードルの絶縁材、潤滑油等が炭化し、炭化物がケーシ
ングの内面１ａや密封端子部の内面４ａに付着する。

炭化物が密封端子部のガラス部７に付着すると、炭化物
は電気の良導体であるので、ピン５とキャップ６の間の
絶縁が悪くなり、感電事故を生ずる恐れがあった。

本発明は、モードルが何らかの原因で焼損した場合でも
、上述の如き絶縁不良によって生ずる感電事故を防止す
る構造に関するものである。

第２図は、本発明の一実施例を示す密閉形電動圧縮機の
部分縦断面図、第３図は本発明の密封端子絶縁劣化防止
板の平面図、第４図は密封端子〔こ絶縁劣化防＋ｈｐを
取り付けた図、第５図は、第４図のＡ−Ａ断面図である
。

絶縁劣化防止板は、第３図に示すごとく、３箇所に略長
方形のスリ・ソ）８ａを設けである。これは、密封端子
部のピン５の先端に固着しであるタブ９を通すものであ
る。またスリツトｌこ対向して設けである凸部８ｂは、
第５図に示す如く、絶縁劣化防止板を密封端子４に取り
付ける作業の際、絶縁劣化防止板が落丁するのを防ぐた
めに、凸部８ｂをタブ９に接触させて係止させるため設
けたものである。

絶縁防止板８を密封端子４に第２図の如く装着した後、
モードルリード線１０のコネクター１０をタブ９に挿入
した後は、コネクタ１０の外法寸法が絶縁防止板のスリ
・ｙ＋−ｓａより大さし）ので、圧縮機運転中に絶縁劣
化防止板８が密封端子４より落下することはない。

絶縁劣化防止板の材質としては、→；−トルが焼損して
も炭化することがない四ツ・ンカエチレン樹脂が最適で
あることが、実験より明らかになったので、」二記材質
を使用している。上述の絶縁劣化防止板８を圧縮機内部
の密封端子４に第２図の如く装着することによりモード
ルが焼損した原生じる炭化物が充電部のピン５の絶縁部
であるガラス７の表面に付着することがな（なるので、
絶縁劣化を防ぐことができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、上述の如く簡単な構造の四フッカエチ
レン樹脂を密封端子に装着するだけで２モードルが焼損
した時の絶縁劣化にもとづく感電事故が防止できる効果
かある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の密封形電動圧縮機の部分縦断面図、第２
図は、本発明の一実施例を示す密閉形電動圧縮機の部分
縦断面図、第３図は本発明の密封端子絶縁劣化防止板の
平面図、第４図は密封端そに絶縁劣化防止板を取り付け
た図、第５図は第４図のＡ−Ａ断面図である。 １・・・ケーシング、１ａ・・・ケーシングー内面、２
・・・モードル、３・・・モードルのリード線、生・・
・密封端子、４ａ・・・密封端子の内面、５，５ａ・・
・密封端子のピン５６・・・キャップ、７・・・ガラス
、８・・・絶縁劣化防止板、８ａ・・・スリット＋　ｓ
ｂ・・・凸部、９・・・タブ、１０・・・リード線のコ
ネクタ。 才１　凹 第２１２１ 才３圀 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、圧縮要素、モードル（２）をケーシング（１）内部
   ｆこ有しケーシングに密封端子（４）を固着している密
   閉形電動圧縮機において、Ｎ燃性樹脂で形成した絶縁劣
   化防止板（８’）　７？：ケーシング内部の密封端子キ
   ヤ・ツブ（６）に接し７て係［Ｆ、させたことを特徴と
   する密閉形電動圧縮機。 ２、絶縁劣化防止板（８）の材質が四フッカエチレン樹
   脂であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   密閉形電動圧縮機。 ３　絶縁劣化防止板（８）が３個の略長方形のスリット
   （８ａ）′５−：何し、またスリットに対向して凸部（
   ８ｂ）を設け７凸部を密封端子のタブ（９）に係止する
   構造とした特許請求の範囲第１項記載の密閉形電動圧縮
   機。