JPS6161331A

JPS6161331A - 差込式ヒユーズ装置

Info

Publication number: JPS6161331A
Application number: JP60180382A
Authority: JP
Inventors: ジヨン・エム・ボルゾーニ
Original assignee: Littelfuse Inc
Current assignee: Littelfuse Inc
Priority date: 1984-08-17
Filing date: 1985-08-15
Publication date: 1986-03-29
Anticipated expiration: 2009-06-08
Also published as: ES8703057A1; JPH0644446B2; EP0171863A2; EP0171863A3; ES546861A0; CA1247174A; EP0171863B1; US4580124A; DE3581751D1; HK26895A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は差込式ヒユーズ装置に関するものであり、特に
、米国特許第３，９０９，７６７号、第３，９６２，７
８２号、ｉ４，０９９，３２０号、その他これらに匹敵
する特許に開示されている型の差込式ヒユーズ装置の小
型化を含めに改良に関するものである。これら従来のヒ
ユーズは生に単載用として囲発され、現在も車載用とし
ての需要が最も多いが、他の用途もかなりある。本発明
は特に、以下に述べる独特のＨ１成により、前記米国特
許に翔示された型のヒユーズの小瓦化を企るものである
。

〔発明の技術的背景〕

本発明及び前記米国特許の小型ヒユーズはいずれも、な
るべ（、ヒユーズ金属板材ン打抜加工することにより、
差込式ヒユーズ部材全体を金属で一体に形成するとよい
。すなわち打抜加工で互いに離れて平行に伸び、取付パ
ネルの弾撥クリップ式ソケット内に挿入される１対の端
子ブレード部と、各端子ブレード部の一端に延出する導
電延長部と、これら導電延長部を結ぶ極く細いヒユーズ
リンク部とを形・成する。ヒユーズリンクの形状、位置
、寸法、厚みにより、ヒユーズのアンペアαが定まる。

はとんどの場合、ヒユーズリンクは短絡が生じると即座
に、もしくはより少なめの過電流のときは最少遅延時間
後に（飼えは３５０％の過電流のときはｏ、　ｏ　ｓ　
ｏ秒後に）切れるよ５になっている。ヒユーズが切れる
までの遅延はヒユーズリンクの体積によって変化するが
、高い過電流の場合はこの遅延を増すことが犯まれる。

一般に、前記米１にも１示されているこのような差込式
ヒユーズ装置の製造方法は、ヒユーズ用金属板材を用意
し、これを打抜くことにより、前述のようなヒユーズ部
材の形状、すなわち、１対の平行な部分とこれら７ａｌ
一連結する部分とからなるものを形成する。この場合、
ヒユーズリンクがもろいようであれば１両端子ブレード
間に亘って比較的丈夫なウエブン残しておく。このよう
にクエプによって両端子ブレードを連結しておけば、打
抜片を頑丈にするとともに、ノ・ウジングなとｔ冠装す
るまでの間、両端子グレード、導電延長部及び最ももろ
いヒユーズリンク相互の正しい位置関係を保つことがで
きる。ノ・ウジングは一端に開口する単一成型品として
なるべく透明な材料で形成するのが最もよ（、前記開口
は下端に設けるとよい。ハウジングは打抜片の端子ブレ
ード部とウェブとｙａ′露出させるように下端の開口を
介して打抜片上にその一端から冠装される。クエプχ除
去する前に、ヒユーズ部材の導電延長部に設げられた孔
にハウジングｒｉｙｔかしめて係合させるようにしても
よい。

前述した各特許の課題であるヒユーズの改良は自動車用
ヒユーズの設計におい（顕るしいものがある。というの
は、その構造によってはヒユーズリンク部とオートメー
ション化による生産コストのｌ’ｌｌＪ減が期待でき、
加えて、この用途に従来用いられていたヒユーズに比べ
て顧しい小型化が可能になったからである。近時、個別
のヒユーズ接続を要する車幅の電気回路が顕しく増大し
ているので、車輛用ヒユーズを更に小型化してヒユーズ
の収納密度’ｔ？ｆｒめ、ヒユーズ取付板上で各ヒユー
ズが占めるスペースを小さくすることが増々強く望まれ
ている。

〔発明が解決しよプとする問題点〕

本発明は上述の市場の要求に答えるため、従来のヒユー
ズよりも短く、細く、薄（、従ってかさばらないヒユー
ズを提供しようとするものであり、小型化を容易にする
ために全体を金属で形成した差込式ヒユーズ部材の８％
の形状とこれに冠装されるハウジングとの独特の相互関
係を提案、採用するものである。

また、本発明の実施ｅＡＩＫよっては必ずしも不可欠で
はないが、各端子ブレードの相対する縁間の間隔を従来
の大型のヒユーズにおける間隔と同じかまたはわずかに
広（して、’？！ｒ　端子ブレード自身の幅が狭い小型
ヒユーズでも、大型のヒユーズと共通のソケット端子と
係合できるようにするものである。

前記各特許の生な実施例では、全体が金に１で形Ｉｙ、
すれたヒユーズ部材を受入れるための底部開口を有する
単一部材から成るハウジングを用い工いるが、同特許の
権利範囲にはその特許権に基（実施権者が現に実施して
いる２つの部材から成るハウジング及びその他の形状の
ハウジングも包含されている。実施権者が実施している
ハウジングは２つの部材から灰り、２つの部分のうち下
側部材の上部に開ロン設げ、この開口内に金属袈差込式
ヒユーズ部材の端子ブレード端部を挿入し、この開口を
上側部材であるカバ一部材を固着することにより閉じる
よう九なつ℃いる。しかし、このように上部に開口を設
けるよりも前述したように底部に設げるハウジング構造
の方が本発明の課題であるヒユーズの小型化に適してい
る。

〔問題点を解するための手段〕

ヒユーズ全体の幅を栂少するための本発明の第１の特徴
は、従来の差込式ヒユーズ部材においては４電地長都と
端子ブレードの外側縁が一直線ぞなしていたのに対し、
導電延長部の外側縁を端子ブレードの外ｆＩｉＩ　縁よ
りも内側に切込んで、上向きの肩部とその上方のクリプ
ラン／ｃを設け、底部に開口を有する従来より幅の狭い
ノ・ウジングを上方から冠装するようにしにことである
。これにより、ハウジングの端面壁がクリアランス内に
納まるとともに、肩部は金）ｆ％ｇ！差込式ヒユーズ部
材の上端から下向きに冠装されにハウジングの底部と当
接してハウジングの係合の深さを決めるために利用する
こともできる。ハウジングの端面壁の外表面は従来は端
子ブレードの外側縁から横方向に突出していたの忙対し
、本発明の構成ではほぼ一直線状になる。

これらのヒユーズはそれぞれの側ｔｖできるだけ近すけ
た状態でヒユーズ取付板に取刊ゆられる。

こノ場合、各ヒユーズの両端子は、ヒユーズの側壁ンつ
かむｋめの空間がほとんどないヒユーズの整列方向に対
して直角方向の間隔を狭められる。

取付板からヒユーズを取りはずすには、各ノ・クジング
の天板の少くとも１対の相対する両辺に突出部を設ける
ことが望まれ、その結果ノークジング天板の相対する両
辺に形成される下向きの肩部またはリップはヒユーズを
取付板から取りはずす際につかみやすい。本発明のリッ
プは端子ブレードの外＃ｌ縁とほぼ同一面をなすハウジ
ング外壁面から横に突出するものであって、従来の大型
のヒユーズにおけるように端子ブレードの外側縁から横
方向に突出したハウジング外壁面から更に突出するもの
とは異る。

本発明の一実施例では、各導電延長部に孔を設げ、この
孔内にハウジングの側壁をかしめて突出させることによ
り、ハウジングを金属一体成形差込式ヒユーズ部材に固
定するようにしている。これらの孔は従来は端子ブレー
ドと平行な方向に長い長方形とされ、孔を設けたことに
よる電流に対する影響を最少限にとどめるようになって
いた。

しかしながら、孔が長方形であると、その角部がしばし
ばハウジングのひび割れなどの原因となる瓦め、孔の角
を丸くして、なるべく垂直方向に長い楕円形にするとよ
い。

前述したように、電流が導電延長部の孔が設けられた部
分を介して端子、ヒユーズリンク間ン流れる構成の賜金
、孔があるためにヒユーズ内にホットスポットを生じさ
せることがある。すなわち、孔を設けたことにより、こ
の部分のヒユーズ金属の断面積を減少させ、高抵抗領域
を作ることになってしまい、異常に高い電流が流れたと
きにかなりの熱を発生さセる危欣がある。この熱はヒユ
ーズの溶融特性に悪影’ｌｉｔ’与え、時にはハウジン
グを傷めたり、ハウジングと差込式ヒユーズ部材との結
合を弱めたりする。従来の大型のヒユーズでは、−流が
ヒユーズ部材の孔部分を通って流れるとき、田アンペア
のように高いアンペア数で上記問題が生じることが認識
されたので、加アンペア用のヒユーズリンクは孔の下方
に設す℃いた。本発明のヒユーズは従来のものよりはる
かに小塵なので、実用上の最高アンペア数は加アンペア
位であると予想されるが、その場合、電流はヒユーズの
孔部分ン通って流れるようにしている。

本発明の小型化したヒユーズの＊＊延長部に設けた上述
の切込みは、この部分における与を延長部の断面積乞減
少させることになる。そこで、本発明の一実施例では、
ホットスポットの原因となる導電延長部の切込みＫよっ
て失われた金属を少くとも部分的に補５ｒめに、導電延
長部とその下方部分の内側の垂直縁に内側に突出する部
分を設けること忙よりその部分の金属ヒユーズ部材の断
面積を十分に罹保し、ホットスポットが生じる危険性を
最少限にとどめている。従来のヒユーズでは、Ｓ電延長
部の内側垂直縁にこのような内側に突出する部分は設け
られていない。

以上述べた小型化を目的とした％倣のほかに、本発明は
ヒユーズリンクの独特の形状、比率、配ｔｖ重要な％徴
としている。この独特のヒユーズリンクにより、その全
体的な体積を増大し、過電流時のヒユーズ溶融遅延時間
ｒｔ長（することができる。また、少くとも低アンペア
用ヒユーズの場合、本発明のヒユーズリンクは従来のも
のより強く、ヒユーズを横にして取り付げたときに、浴
解条件前にたるんでしまう可能性が低い。

本発明のヒユーズリンクはそのほぼ全長に亘って金属板
材から打抜いて製造するヒユーズリンクとしてはこれま
でにないほど幅が狭い。例えば、低アンペア用ではこの
リンクの幅は約０．００５インチしかな（、Ｎみはもと
の金属板材の厚み（例えば０．０２５インチ）そのまま
である。すなわち、厚さに対する幅の比率は１よりはる
かに小さく、列（約１にする。

このように幅の狭いフィラメント状ヒューズリンクを用
いることにより、限られたスペース内でヒユーズの中心
長さ及び体積ｆｔ最大限にすることができる。すなわち
、ヒユーズリンクの湾曲部ンハウジングや端子ブレード
延長部にどれだけ近すけでもよいかを定めるために画い
た一定の矩形内に、ヒユーズリンクの湾曲部を納める。

前述し瓦ように、厚みに対する幅の比率を小さくするこ
とにより、少くとも低アンペア用の場合、ヒユーズを横
に配設したときに、厚みより幅の寸法の方が大きいヒユ
ーズリンクよりも、たるんでしまうことが少い。但し、
高アンペア用ヒユーズでは、ヒユーズリンクが前述した
。ような厚み同幅の比率を有していて低アンペア用ヒユ
ーズリンクより頑丈であるにもかかわらず、上述のにる
み防止効果が得られなかつ＝。

低アンペア用ヒユーズにおいては、ヒユーズリンク全体
の抵抗はヒユーズが切れるのに高アンペア用におけるよ
りもはるかに高（なゆればならないが、高抵抗を得るに
はヒユーズリンクｔＳ字状にするのが最もよい。後に詳
述するヒユーズの独特のＳ字形状を前述の厚みに対する
幅の小比率と組合せて利用することにより、たるみ防止
効果及び遅延時間の増大効果？共に発揮するヒユーズリ
ンクの形状が得られる。Ｓ字形状忙は端子ブレードの導
電延長部の中央部に連なる部分からそれぞれ上下方向に
傾斜する上下脚部を含めるとよい。

傾斜角度は４５度位が追白である。この構成は、従来の
Ｓ字状または２字状ヒユーズリンクや本出願人がこれま
で羨造してきＣ８字状ヒユーズリンクにおける上下脚部
がほぼ水平であったのと顕しく異っている。

本願の上述の、及びその他の％、＠や利点は以下の記載
、図面及び特許請求の範囲の記載から、より明らかにな
るだろ５゜〔実施列〕特に第１−４図は本発明の差込み式ヒユーズ装置２の一
実施例を示している。この装置は金属製一体成形差込み
式ヒユーズ部材４と樹脂成型ノ・ウジング６との２つの
部分のみから成っている。差込み式ヒユーズ部材４はヒ
ユーズ用金属材料Ｙ　一度で打ち抜いて一体に形成され
、ノ・ウジング６は中空’ｆｉｂ　ｉｃヒユーズ部材４
の一部を受は入れるものであるが、なるべ（一体に成形
するとよい。中空部内に挿入されたヒユーズは適宜の方
法でその中に固着されるが、固着方法としては特に常温
かしめや超音波溶接か望ましい。

差込み式ヒユーズ部材４は錫のような高導電性金属でめ
っきされた互いに平行な端子ブレード８゜８を有し、ｚ
ン子ブレード８．８はハウジング６の下端から互いに間
隔１２’に隔てて延出するものである。尚、延出部の下
端９，９はテーノく状に形成すると、従来の弾撥クリッ
プ式端子Ｔｌ　（第４図）の対Ｉｆ［ｉ壁間への挿入が
容易になる。差込み式ヒユーズ装置のアンペア数はハウ
ジングの外ＩＪ３８上に例えば加の数字を印字するかハ
ウジングそのものの色ン変えることにより表示する。

ヒユーズ用金属板材としては、全体または一部を錫めっ
きしたもの音用いることができ、この金属板材から、互
いに隔に９かつ連結されたヒユーズ徂抜部材ぞ打抜くも
のである。差込式ヒユーズ部材を金属板材から切り離す
時には端子ブレード８．８間に連続して籏化りエブ板（
図示せず）を同時に打ち抜いて、端子ブレード８，８を
連結してお（とよい。しかしこの打抜きで端子ブレード
８．８間に原間稔も形成される。端子ブレード８゜８に
は、なるべく差込式ヒユーズ部材を金属板材から切離し
ｒｓｋに、コイニングダイによりテーパ一部９．　９′
Ｐｒ：形成するとよい。

端子ブレード部８，８の延長部は専一延長部１４゜１４
となっているか、この導電延長１１ｓ１４，１４も、探
針係合用タブ１８．１８となるその外端ｓを含めて、錫
メンキした方がよい。導電延長ｆｆ１ｓ１４．１４は前
記ハウジング６の中空部に挿入され、後述するよ５に、
ハウジング６の前壁ｉたは外壁に連結される。

特に低電流用ζユーズの場合、専一延長部１４．１４を
厚みよりも幅の方が狭いＳ字状ヒユーズリンク加によっ
て連結するとよい。このヒユーズリンクａｌｌ除き、ヒ
ユーズ部材の他の部分は図示したように堅固な自立構造
を形成できるだけの幅と厚みを有している。ヒユーズリ
ンクｍの許容電流値はこれｔｆａける位置と幅、長さ、
厚みなどを含めた形状？適当に遍択することにより変え
ることができる。これまで述べてきにょうに、図示した
Ｓ字状ヒユーズリンクは従来の構成にはない独特の構成
により大きな遅延時間が得られるようになつ℃いる。す
なわち、ヒユーズリンク加は専一延長部１４．１４に連
なる部分がＭＭしたテーバ部η、ｎとなつ℃いる。尚、
このヒユーズ部材４の各部はほぼ同一面？なしている。

ハウジング６内にヒユーズ部材４を固定するために、専
一延長部１４．１４にそれぞれ楕円形の固定用孔２６．
２６’ａ’ｆｉｆｆ、ハ９ジングの壁側の後述するアン
カービンを挿入できるようにする。これらの孔は長軸が
端子ブレードの長さ方向に平行になるようにして、これ
による抵抗の増大を極力抑えている。

図示したヒユーズリンク加の上端は上方脚部２０ａとな
っていて、固定用孔３の上方位置で左側の専一延長部１
４と連続している。ヒユーズリンク加の下端は下方Ｉｐ
ｌ］部２０ｂとなっていて、固定用孔あの下方位置で右
側の都電延長部１４と連竜している。このヒユーズリン
ク団の独特な形状については後に詳述する。以上の構成
により、ヒユーズリンク加と左側端子ブレード間の電流
は左ｉ導電延長部の孔部分を通って流れるが、右側導電
延長部の孔部分には電流は流れない。端子ブレードと導
電延長部の基本的形状はヒユーズリンクの形状が異って
も常に一定の標準型にし、すべての容量のヒユーズに共
通の機械的かしめ工具、超音波浴接装置が使用できるよ
うにする。

上述した本発明の実施列によれば、端子ブレード８，８
の向い合った内縁８ｂ、８ｂ間の距離は第１０．１１図
に示すように、交換可能に設営１されていたはるかに大
型の従来のヒユーズと同様またはなるべく少し大きめに
するとよい。すなわち、第１０．１１図には本発明のヒ
ユーズ２が実線で、これより大型のヒユーズ２′が一部
破腺でそれぞれ示されている。第１１図は両ヒユーズが
打抜き加工により形成すれ、まだハウジング内に組み込
まれていない状態を示している。思込中は連結ウェブを
両端子ブレード間にそのまま残して強度を保ち１組込終
了後、線Ｌ４．Ｌ４’に浴って切断除去する。

図示したよプに１本発明によるヒユーズ２の幅の狭い方
の端子ブレード８．８の対同内＃１８ｂ、′８ｂ間の間
隔は、従来の大型ヒユーズ２′の端子ブレード８’、　
　８’間の間隔と同じか、またはそれより多少大きいの
で、ヒユーズ２は従来のヒユーズ２′用の第４図の広め
のはねクリップ式端子Ｔ１に差込み可り七であり、特に
、内側間隔が同じ位であって全体の幅が小さく従って全
体的寸法が縮少されたヒユーズ取付板のはねクリップ式
端子にも適合する。

ヒユーズ２の端子ブレード８，８の町回内縁８ｂ、８ｂ
は導電延長＠１４，１４の窪んだ対向垂直ｆｉ１４ｂ、
１４ｂＫ連続している。端子ブレード８゜８はハウジン
グ６内に挿入される部分まで一定の幅に形成するとよい
。ハウジング６外に露出される端子ブレードの幅乞全長
に亘って一定に保つと、ヒユーズが外部端子と係合する
部分における電気抵抗を減少させ、ヒユーズの熱伝導や
４を能力？高めることになる。

端子ブレード８，８の上端に連なる等’ａｍ長部１４．
１４の窪んだ対向内縁１４ｂ、１４ｂはヒユーズリンク
圀の下方のループと左側導ｘｉ長部１４との間の間隔Ｄ
ｉ（第８図）χ増すために投げられたものである。これ
により、上述したように、ヒユーズ用金弯板材から金属
製差込式ヒユーズ部材２のこの部分を打抜（ために用い
られるポンチの当該部分の幅と磯徐的強度を増大するこ
とができる。

すなわち、全１ｉＪ４製差込式ヒユーズ金属部材４の第
４図に示すヒユーズリンク加の左に到る部分を打抜（た
めのポンチは、その上端から離れた部分が狭すぎると、
弱くなつ℃しまう。同様の理由でヒユーズリンク囚の上
方ループと右側４電延長Ｂ１４の垂直内縁１４　ｃとの
間隔もできるだけ大ぎ（するとよい。

導電延長部１４．１４の窪んだ垂直内縁１４ｂ、１４ｂ
の上端に続いて、孔に、２６に対応する部分に張出部１
４ｃ、１４ｃが設げられている。張出部１４ｃ。

１４　ｃは以下に述べるよ５に、従来のヒユーズには見
られなかったものである。

第４．１０．１１図に示すように、ハウジング６内に収
納される２Ｊｙ１電延長都１４．１４は内側に切込まれ
た垂直外縁１４ａ＊１４ａを有し、端子ブレード８１８
との間に上向きの肩部１４ｄ、１４ｄ’！’画厄すると
同時にハウジング６の端面壁３４．３４の厚みに相白す
るクリアランスを保つ℃いる。従来のヒユーズでは第４
図に鎖線６で示すように、ハウジングの端面壁がその厚
み分だけ導電延長部１４．１４の垂直外縁から水平方向
に突出していたのに対し、本発明では、ハウジングの端
面壁ア、３４の外表面が差込式ヒユーズ部材４の端子ブ
レード８＃　８の垂直外縁８ａ＋８ａとほぼ同一線上に
ある。導電延長部１４．１４の前記張出部１４ｃｓ１４
ｃは外ＪＲ１４ａ　＊１４　ａ’を一段内側に切り込ん
だために減少した金属板面積を幾分補５ものであり、こ
れにより固定用孔３．２６周囲にホラトスボッ）Ｙ回避
できるだげのヒユーズ金属の断面積を保つことができる
。ホットスポットの回避のために必要であれば、これら
の張出部１４ｃ、１４ｃを図示したものよりも内側に更
に大きく張出すようにしてもよく、あるいはヒユーズ用
金属の厚みを増すこともできる。

５アンペア用ヒユーズの仕様を以下Ｋ　ｌ１４Ｊ示する
。

Ｑ導電延長Ｂ１４．１４の孔部、２６下方、すなわち窪
み部分１４ｃｓ１４ｃにおける幅：０．０８０インチ０
導電延長５１４９１４の孔が、２６における幅＝０、０
９４インチＱ孔２６．２６０昏直方向長さ：０．０６２インチＯ孔
３．２６の幅：０．０３フインチ ○ヒユーズ金属の厚ｇ：ｏ、ｏｚｓインチＱヒユーズ金
属の幅：０．００５インチＯヒユーズ金屑の抵抗：摂氏
囚°において４０オームｌブーキユラ・ミル・フィートＯブレードと延長部１４．１８の全通直方同高さ二〇、
　５８５インチＯハウジングの成分：ポリカーボネート樹脂（ゼネラル
エレクトリック社１４１ＲＦＬ−１１２ｉｓｉ脂）、ポ
リスルホン樹脂（ユニオンカーバイド社Ｐ１７００樹月
旨）、またはポリエーテルスルホン（アイシーアイ・ア
メリカ・インコーホレーテッド社ＶＩＣＴＲＥＸ４１０
０　）本発明の文にも５一つのｔＴｆ依は、金り一体成形差込
式ヒユーズ部材４のＳ字状ヒユーズリンク加の形状、構
ＤＸ　Ｋある。この特徴を最もよ（理解するにはｍ１０
図を参照するとよい。同図は、比較的寸法の大きい１．
従来の３アンペア用（車載用として従来流通しているも
ののうち、最低アンペア用ヒユーズ）の金属一体成形ヒ
ユーズ部４′と、本発明実施列による同等アンペア用の
金属一体成形ヒユーズ部材４とを示している。従来のヒ
ユーズ部材４のＺ字状ヒユーズリンク加′は上下端にそ
れぞれ導電延長部１４’、　１４’に運なる上下水平直
線脚部２０　ａ’＋　２０　ｂ２有しているのに対し、
本発明のヒュ−ズリンクの上下脚部２Ｑａ、２０ｂは４
電延長部１４゜１４に幻して約４５度傾斜して、左右の
固定用孔あ。

がの上下部分において４電延長部１４．１４に連なって
いる。このヒユーズリンク加は直線状の中心脚部２０ｅ
ぞ有し、この中心脚部加ｅは従来のヒユーズの！線状中
心脚部加ｅの餉斜に対応し、且つ両部の脚部２０ａ、２
０ｂの傾斜とほぼ同じ角度を有している。従って、ヒユ
ーズリンク加の全長は従来のヒユーズのヒユーズリンク
四′の全長よりも長（なっている。

前述のように、ヒユーズリンク加の幅は極く狭く、なる
べ（ヒユーズ用金属板材の板厚よりもはるかに狭（形成
する。この幅が狭いほどヒユーズリンクの全長を増大す
ることができ、断面積が同じ場合ヒユーズリンクの全体
積が増すことになり、ヒユーズの遅延特性を増大するこ
とができる。第１１図にはヒユーズリンクの湾曲部の外
輪を囲って破線の矩形ボックスＢｌ乞画き、これにより
、ヒユーズリンクの湾曲部分とハウジングや＝′Ｍ、ｉ
長部の対応部分との間の許容最少間隔を示している。

ズリンクが実線で図示したような一定且つ均一な断面積
よりはるかに太き（なると、ヒユーズリンクの全体の中
央長さと体積か減少し、これにより、ヒユーズが切れる
までの遅延時間が短くなる。

第１０図の５アンペア用ヒユーズリンク加は第１１図の
７１アンペア用ヒユーズリンク九の中央長さと同じ中央
長さおよび形状を有している（ただし。

厚みは異る）。尚、第１１図に仮線でホした従来の７−
！−アンペア用ヒユーズリンク囚は１ｌｏｓｌ１図のＳ
字状ヒユーズリンク加及び第１０図の、従来の５アンペ
ア用２字状ヒユーズリンク加゛とは形状ならびに幅にお
いて全く異っている。

本発明のヒユーズのアンペア数は第８図が最もよ（示し
ている５アンペアから増加するので、ヒユーズリンク加
の両ループ都加ｃ、２０ｃｌｔ′Ｉ３ｉの距離Ｄｉ（第
８図）は減少する。低アンペア用ヒユーズ（飼えば本発
明の上記笑ＭＭ例では５アンペア用ヒユーズ）は第８図
に破線で示した最少幅Ｗ１　。

最大アンペア用ヒユーズは実線で示した最大幅Ｗ２Ｖそ
れぞれ有し、最大幅ｔとる場合、ヒユーズリンクと導電
延長部間の距離Ｄ１は最少になる。

この最少距離Ｄ１はこの部分を形成するためのポンチの
強度が得られるように、あまり小さくすることができな
いことは前述したとおりであるが、許容最少幅は０．０
５フインチ位であろプ。Ｍ９図は最低、最高アンペア用
各ヒユーズの最少、最大厚ｇｔｉｔ　　ｔｚｖ示してい
る。具体的にはｔｌ。

ｔ２はそれぞれ０．００４インチ及び０．０２５インチ
位である。

ヒユーズリンク部の上下の直線状脚部２０ａ。

２０ｂは中央の直線部２０ｅの約丁の長さにするとよＸ
、１゜第１０図はＳ字状ヒユーズリンク５ＹＬ１＊　Ｌ２゜Ｌ
３．Ｌ４．Ｌ５の各部分に分けて示してシするが、各部
分の長さは順に、０．０８４インチ、０．１０８インチ
、０．１７３インチ、０．１０８インチ、０．０８４イ
ンチとすることができる。ヒユーズリンク部んの上下脚
部氏ａ、加すが孔２６．あの部分で導電延長部と連続す
ると、ヒユーズリンクの全長及び遅延特性が増大する。

しかしながら、このようにすると打抜工具の設計上支障
があるので、上下脚部２０ａ、２０ｂと各導電延長部と
の連続点を孔か。

２６の上下部分にずらし、ヒユーズリンク部の全長を多
少短縮した方がよいことがわかった。

本発明の独特のＳ字形状により、ヒユーズが切れる部分
である中央脚部をその他の各熱発生部分から最大限遠ざ
けることができるので、ヒユーズ　　。

の信頼性７高めることができる。このように、ヒユーズ
リンクの各脚部は比較的細く長（、しから各部が最大限
１ｉ９Ｆｆ１１された形状を有している。第１１図に示
すように、本発明の差込式ヒユーズ部材４における各部
間の離隔度は従来の差込式ヒユーズ部材４′におけるよ
りもはるかに大きい。すなわち、従来のヒユーズフィラ
メント冗′の外端部は中央脚部にはるかに近いものとな
っている。

只りジング６は複数体に形成して、後洗、汰数体ンスナ
ップ係合または固着により一体にすることもできるが、
なるべく始めから一体の樹脂成形品とした方がよい。ま
た、ハウジング６は比較的近接して対向する側壁３０．
３２（第６，７図）ン有し、各側壁はより近接し″ＣＣ
回向る端部間ａ。

３２　ａと、よりｌｒＬれて対向する中央部３０ｂ、３
２ｂとから成っている。側壁（９）、３２は両側端にお
いて幅の狭い端（約壁３４，３４（第５図）によって連
結されるとともに、上端において、天板３８（第６図）
によって連結されている。天板あはハウジング６の他の
部分上にかぶ造るよ５に側壁間、３２及び端面壁ア、３
４の外表面から突出した部分を有し、その長さ方向端部
の突出部分が下向きの肩部４０，４０’ａ？。

その幅方向端部の突出部分が下向きの肩１１１４０’、
　４０’ンそれぞれ形成している。

天板間の両端部には、差込式ヒユーズ部材４のテスト探
針係合用タブ１８．１８の位置に応じて端子出入口４２
．４２が設けられている。端子出入口４１！。

４２の内壁は内側に向って１屯斜し、はぼタブ１８．１
８の幅位まで狭まっていき、テスト探針を案内してりブ
１８，１８に接力虫させるようになっている。タフ。

１８．１８は差込式ヒユーズ部材４に対してハウジング
６乞更に定着させるように打ち込むとよい。端ズ部材収
納用空間に通じている。この空間のうち端子出入口４２
．４２の直下の部分伺、４４はより近接対向する側壁３
０ａ、３２ａに対応しているので比較的狭（なっており
、しから、第６図に示すように、ハウジングの下端から
端子出入口４２．４２にかけて狭まるようにＭＡして、
差込式ヒユーズ部材の厚みにほぼ等しい幅になる。端子
出入０壮、４２の下端において、天板おには下方に延出
するスカートｓ４６，４６（第４図）が設けられ、この
スカート部４６．４６は滲出するヒユーズ金属が端子出
入口４２゜４２に入り込むのｔ防止するためのシールド
壁となる。スカート部弱、４６はまた。ハウジング内の
ヒユーズリンク加の上側ループ部２０ｃとの間に間隔を
保つために中央部が薄くなっている天板間の強！Ｙ増す
ことにも役立っている。

ヒユーズ部材４のヒユーズリンク郷関はノ１ワジング内
の比較的広い部分４４′（第７図）に配設され、過電流
時に第１番に溶けるヒユーズリンクの中央部の周囲にお
ける空気循環をよ（するようになっている。従って、ヒ
ユーズの切れやすい部分に熱がこもって電流に悪影響を
及ぼすことがない。

ハウジング６中を部の狭い部分伺、４４と広い部分４４
′は挿入口４８ン介してハウジングの底面に開口してい
る。ハウジング６はこの挿入口４８ン介し、粗抜きしな
るべく圧延したヒユーズ部材の端部上に冠装され、上述
のようにこの組接ヒユーズ部材の端部にかしめによって
固着される。

ハウジング６は透明な合成樹脂によって形成し、差込式
ヒユーズ部材４のヒユーズリンク郷関がハウジング瞥乞
通して見えるよ５にするとよい。

ハウジング内部には弾性突起を設け、これを差込式ヒユ
ーズ部材の固定用孔５．２６内に圧入するようにもでき
るが、ハウジングの対向する両内壁に突起５２ン徹械的
かしめ法によって設け、これをヒユーズ部材４の孔２６
．２６に挿入することにより。

ハウジングをヒユーズ部材４に対して固定するとよい。

機械的かしめ法により形成され孔あ内で互いに以する内
側突起５２は、後に超音波溶着法またはその他の適当な
方法により互いに固着して、係合をより強固にすること
もできる。かしめの結果ｇＪ５壁園の外表面に生じた陥
没部間が第１，６図に示されている。

上述したよう忙、従来のヒユーズの固定用孔脂。

あは矩形状をしていたが、その角部が合成樹脂のひび割
れなどの原因忙なるので、角部な無くして垂直方向に長
い楕円形にするとよい。垂直方向に長くするのは、開口
の断面積を最少限にとどめこの部分における導電地長部
１４，１４の断面積の減少ｆｔ極力抑えるためである。

以上説明したヒユーズ装置の実施例は従来のものよりは
るかに小型なので、数句パネルにばねクリップ式端子コ
ネクタが嶋密度で設けられている場合でも、ハウジング
６の端部の肩部４０．４０を手でつかむか、肩部４０．
４０または４０’、　４０’と係合可能な工具を用いる
ことにより、容易に数句け、取りはずしかできる。

言うまでもなく、これまで記載した本発明の実施例には
本発明の範囲内で種々の変更を加えることかできる。飼
えば、本発明は全体を金属で一体成形した差込式ヒユー
ズ部材に適用すると最も効果的であるが、本発明の技術
は一部、絶縁性の芯を金属箔で覆って形成したヒユーズ
、端子プンードンヒューズ用金属以外の金属で形成した
ヒユーズ、ヒユーズリンクが導電性延長部と別体に形成
されてはんだ伺げなとで接続されているヒユーズなどに
も適用できる。

説明の都合上、本発明のヒユーズは内示したような・垂
直型のものとして記＠され、特許稍求されているが、使
用に際しては、よく用いられる水平型のような異る向き
に取付けることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の差込み式ヒユーズ装置の一実施例を示
す斜視図、第２図は第１図のハウジングおよび差込式ヒユーズ部材
の分解図、第３図は第１図の差込み式ヒユーズ部材の上面図、第４図は第３図の４−４＆ｌ断面図と、その下方に従来
のヒユーズの端子ブレードを差込むための弾撥クリップ
式端子を示したもの、第５図は第１図の差込み式ヒユーズ装置の拡大底面図、第６図は第４図の差込み式ヒユーズ装置の６−６Ｍ拡拡
大面図、第７図は第４図の差込み式ヒユーズ装置の中心部で切断
した６−６線拡大断面図、第８図は部分正面図で、一方の導電延長部と、最少アン
ペア用ヒユーズのＳ字状ヒユーズ部の前記導電延長部に
面する部分を実線で、最大アンペア用ヒユーズのヒユー
ズｆＡヲ点線で、それぞれ示したもの、第９図は第８図の最少、最大アンペア用各ヒユーズ部？
第８図に対して直角方向から見た図。第１０図は本発明のヒユーズ装置の金属一体成形差込み
式ヒユーズ部材を実線で、それより大容麓型の５アンペ
アヒユーズ用の従来の差込み式ヒユーズ部材な点線で、
それぞれ表わしたもの。第１１図は本発明及び従来のヒユーズに用いられる７１
アンペア用ヒユ一ズヲ第１０図と同様に示しまた図である。２・・・ヒユーズ装置、４・・・金属ヒユーズ部材、６
・・・ハウジング、８・・・端子ブレード、１４・・・
導電ｙＩＩｆ、長部、冗・・・ヒユーズリンク、あ・・
・固定用孔、３０．３２・・・ハクジング側壁、詞・・
・ハクジング端Ｉｊｉｉ壁、弦・・一端子出入口、５２
・・・固定用突起、Ｔ１・・−ヒユーズ端子係合用ソケ
ット端子。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）近接対面する１対の垂直な側壁とこれらを両端で
連結する１対の垂直な端面壁とからなる絶縁性ハウジン
グと、このハウジングの下端から下方に突出してほぼ平
行に延びる１対の端子とこの端子の上方に延びる１対の
導電延長部と両導電延長部間に延びるヒューズリンクと
を有する金属製差込式ヒューズ部材とから成り、前記各
導電延長部の少くとも上方部分と前記ヒューズリンクと
を前記ハウジング内に収納するようにし、前記ハウジン
グを始めから前記差込式ヒューズ部材の全幅分だけ下端
に開口させこの開口を介して差込式ヒューズ部材の上方
から所定位置に冠装できるようにし、前記ハウジングと
前記差込式ヒューズ部材にはハウジング内に差込式ヒュ
ーズ部材を固定するための連結手段を設けた差込式ヒュ
ーズ装置において、前記上方に延びる導電延長部の上部
垂直外縁を所定位置から上端に亘り下方の差込式ヒュー
ズ部材の対応する垂直外縁よりも内側に切込んで段差を
設け、この段差部分に前記ハウジングの垂直端面壁を納
めることにより、ヒューズ全体の幅がハウジングの端面
壁のために増大することが実質的に無いように構成して
成る、差込式ヒューズ装置。
（２）近接対面する１対の垂直な側壁とこれらを両端で
連結する１対の垂直な端面壁とからなる絶縁性ハウジン
グと、このハウジングの下端から下方に突出してほぼ平
行に延びる１対の端子とこの端子から上方に延びる１対
の導電延長部と両導電延長部間に延びるヒューズリンク
とを有する金属製差込式ヒューズ部材とから成り、前記
各導電延長部の少くとも上方部分と前記ヒューズリンク
とを前記ハウジング内に収納するようにし、前記ハウジ
ングを始めから前記差込式ヒューズ部材の前幅分だけ下
端に開口させこの開口を介して差込式ヒューズ部材の上
方から所定位置に冠装できるようにし、前記ハウジング
と前記差込式ヒューズ部材にはハウジング内に差込式ヒ
ューズ部材を固定するための連結手段を設けた差込式ヒ
ューズ装置において、前記上方に延びる導電延長部の上
部垂直外縁を切込んで段差を設け、この段差部分に前記
ハウジングの垂直端面壁を納めることにより、ヒューズ
全体の幅がハウジングの端面壁のために実質的に増大す
ることが無いように構成して成る、差込式ヒューズ装置
。
（３）前記差込式ヒューズ部材全体をヒューズ用金属で
形成するとともに平板状に形成し、その面を前記ハウジ
ングの垂直側壁とほぼ平行に構成して成る、特許請求の
範囲第１項または第２項に記載した、差込式ヒューズ装
置。
（４）前記ハウジングを合成樹脂成形による単一部材と
して構成した、特許請求の範囲第１項または第２項に記
載した、差込式ヒューズ装置。
（５）前記ハウジングの各端面壁の上端をわずかに横に
外側に突出する部分に終止させ、この突出部分を下向き
の肩部として、差込式ヒューズ装置を弾撥クリップ式端
子から除去する際の握持部として用いるように構成して
成る、特許請求の範囲第１項または第２項に記載した、
差込式ヒューズ装置。
（６）前記ヒューズの端子間距離に相当する間隔を隔て
た１対のヒューズ端子係合用ソケット端子であつて、こ
の各ソケット端子の幅が前記ヒューズ端子の幅よりも実
質的に広く、はるかに寸法の大きい差込式ヒューズのは
るかに幅広の端子と係合できる前記ソケット端子と組合
せて成る、特許請求の範囲第１項または第２項に記載し
た、差込式ヒューズ装置。
（７）前記連結手段が前記各導電延長部に形成された固
定用孔を含み、少くとも一方の固定用孔を対応する導電
延長部と前記ヒューズリンクの一端との連続点よりも端
子に近い方に設け、前記端子と前記ヒューズリンクの一
端間の電流が必然的に前記一方の固定用孔側の導電延長
部を通過するようにし、前記端子とヒューズリンク間の
電流が通過する前記孔の側方部分の各導電延長部の内縁
を内側に突出させることにより、この部分における導電
延長部の断面積を増大し、もつて、ヒューズの溶融特性
を悪化させるホットスポットを最少限にとどめるように
構成して成る、特許請求の範囲第１項または第２項に記
載した、差込式ヒューズ装置。
（８）前記連結手段が前記各導電延長部に形成された固
定用孔を含み、少くとも一方の固定用孔を対応する導電
延長部と前記ヒューズリンクの一端との連続点よりも端
子に近い方に設け、前記端子と前記ヒューズリンクの一
端間の電流が必然的に前記一方の固定用孔側の導電延長
部を通過するようにし、前記端子とヒューズリンク間の
電流が通過する前記孔の側方部分の各導電延長部の内縁
を内側に突出させることにより、この部分における導電
延長部の断面積を増大し、もつて、ヒューズの溶融特性
を悪化させるホットスポットを最少限にとどめ、更に前
記固定用孔を楕円形状に構成して成る、特許請求の範囲
第２項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（９）前記楕円形固定用孔を垂直方向に長いものとした
、特許請求の範囲第８項に記載した、差込式ヒューズ装
置。
（１０）前記各導電延長部に孔を設け、この孔内に前記
ハウジングの各側壁を延出させてハウジングと前記差込
式ヒューズ部材とを固定するとともに、前記孔を楕円形
状に形成することにより角部を除去し、更にこの楕円形
孔の長軸を前記端子の延長方向と平行にして成る、特許
請求の範囲第１項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１１）前記孔を垂直方向に長い楕円形状とした、特許
請求の範囲第１０項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１２）前記ヒューズリンクが２度屈曲して上下脚部を
有し、上方の脚部は一方の導電延長部の中心部の対応す
る前記孔の上方位置における内縁から連続して一定方向
に傾斜して延出し、下方の脚部は他方の導電延長部の中
心部の対応する孔の下方位置における内縁から連続して
反対方向に傾斜して延出するように構成して成る、特許
請求の範囲第１０項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１３）前記ヒューズリンクが前記上下端部とそれぞれ
湾曲部によつて連続した中央脚部を含み、全体で長形の
Ｓ字状ヒューズリンクを構成して成る、特許請求の範囲
第１２項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１４）前記上下端部及び中央脚部をそれぞれほぼ直線
状にした、特許請求の範囲第１３項に記載した、差込式
ヒューズ装置。
（１５）前記上下端部及び中央脚部を前記導電延長部の
長さ方向に対して約４５度傾斜させて成る、特許請求の
範囲第１４項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１６）前記ヒューズリンクの上下端部の幅をその長さ
よりもはるかに小さくし、上下端部の長さをそれぞれ前
記中央脚部の長さの少くとも約半分にして成る、特許請
求の範囲第１３項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（１７）横方向に離れてほぼ平行に下方に並んだ端子と
、これら各端子の上方に延出する導電延長部と、これら
導電延長部間に亘つて設けられて過電流時に溶融するヒ
ューズリンクとを含む導電差込式ヒューズ部材において
、前記ヒューズリンクは前記端子及び導電延長部よりも
はるかに小さい断面積を有するとともに、２度屈曲して
上下脚部を有し、上下の脚部は一方の導電延長部の中央
部分の内側縁から連続して前記端子から一定方向に傾斜
して延出し、下方の脚部は他方の導電延長部の中央部分
の内側縁から連続して反対方向に傾斜して延出し、前記
ヒューズリンクはほぼ全長に亘り、その厚みの約１／２
以下の幅となつている、導電差込式ヒューズ部材。
（１８）前記ヒューズリンクは前記上下端部と湾曲部に
より連続している中央脚部を有し、全体で長形のＳ字状
ヒューズリンクを構成している、特許請求の範囲第１７
項に記載した、差込式ヒューズ部材。
（１９）前記端部及び中央脚部をほぼ直線状にした、特
許請求の範囲第１８項に記載した、差込式ヒューズ部材
。
（２０）前記端部及び中央脚部を前記各導電延長部の長
さ方向に対して傾斜させて成る、特許請求の範囲第１９
項に記載した、差込式ヒューズ部材。
（２１）近接対面する１対の垂直な側壁とこれらを両端
で連結する１対の垂直な端面壁とからなるハウジングを
更に含み、前記差込式ヒューズ部材の各端子を前記ハウ
ジングの下端から下方へ突出させ、少くとも前記導電延
長部と前記ヒューズリンクとを前記ハウジング内に収納
し、前記各導電延長部にはハウジング固定用孔を設け、
これら孔内に前記ハウジングの側壁の一部をかしめて挿
入し、ハウジングを導電延長部に固定するように構成し
て成る、特許請求の範囲第１７項に記載した、差込式ヒ
ューズ部材。
（２２）前記ヒューズリンクは前記上下端部に湾曲部を
介して連なつた中央脚部を有し、全体として長形のＳ字
状ヒューズリンクを構成している、特許請求の範囲第２
１項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（２３）前記端部と中央脚部とをほぼ直線状にした、特
許請求の範囲第２２項に記載した、差込式ヒューズ装置
。
（２４）前記端部と中央脚部とを前記各導電延長部の長
さ方向に対して約４５度傾斜させて成る、特許請求の範
囲第２３項に記載した、差込式ヒューズ装置。
（２５）前記ヒューズリンクの上下端部の長さを前記中
央脚部の長さの少くとも半分として成る、特許請求の範
囲第１７項または第２１項に記載した、差込式ヒューズ
部材または装置。
（２６）前記端部と中央脚部とを前記各導電延長部の長
さ方向に対して約４５度傾斜させて成る、特許請求の範
囲第１８項に記載した、差込式ヒューズ部材。
（２７）過電流時に溶融するヒューズリンクを含む導電
ヒューズ部材において、前記ヒューズリンクはその全長
に亘り、その厚みの１／２以下の幅を有して成る、導電
ヒューズ部材。
（２８）前記ヒューズリンクをその厚さのヒューズ用金
属平板から打ち抜き形成して成る、特許請求の範囲第１
７項または第２７項に記載した、ヒューズ部材。