JPS607440Y2 - ピツト - Google Patents

ピツト

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Publication number
JPS607440Y2
JPS607440Y2 JP1976006844U JP684476U JPS607440Y2 JP S607440 Y2 JPS607440 Y2 JP S607440Y2 JP 1976006844 U JP1976006844 U JP 1976006844U JP 684476 U JP684476 U JP 684476U JP S607440 Y2 JPS607440 Y2 JP S607440Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
spherical curvature
bit
outer periphery
protrusion length
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976006844U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52100001U (ja
Inventor
元美 沢田
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP1976006844U priority Critical patent/JPS607440Y2/ja
Publication of JPS52100001U publication Critical patent/JPS52100001U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS607440Y2 publication Critical patent/JPS607440Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として岩石の掘削用工具の刃先として用いら
れるビットの改良に関する。
従来、この種のビットとしては第1図乃至第2図に示す
様に、略円筒状の台金1の先端面外周部に、該合金1の
径方向中心側より外周側に進むに従い漸次下方に下がる
傾斜面2を形威し且つ上記外周部より中心側内面部を平
坦面3となすと共に、上記台金1の平坦面3及び傾斜面
2に、その周方向に間隔を存して先端部が半球状のチッ
プ4を突設したものが知られている。
この場合、平坦面3及び傾斜面2の各チップ4について
、■傾斜面(外周部)2のチップを平坦面(内周部)3
のチップよりも大径としたものと、■内外周部の各チッ
プをすべて同一径としたものとがある。
本考案は■のタイプの改良であるが、この■のタイプに
は、■のタイプに比べて台金1の加工上及びチップ材料
(超硬合金)の量の点での有利性がある。
しかし、斯かる従来のものは、台金1の先端部の傾斜面
2に位置するチップ4aの先端部の球面曲率Raと平坦
面3に位置するチップ4bの球面曲璋訳aとが同一であ
ると共に、傾斜面2に位置するチップ4aの突出長市と
平坦面3に位置するチップ4bの突出長Hbとが同一で
あるため、当該ビットを岩石に打撃した場合、上記両チ
ップ4ay4bは岩石を打ち砕くと共に、摩耗してゆく
ものであるが、傾斜面2に位置するチップ4aの上記台
金1の外周側の球面部の摩耗が特に早く、該チップ4a
の消耗のためビット自体を交換する必要があった。
更に、岩石の打撃により、上記台金1のチップ4aの外
側に位置する上端面外周部自体も摩耗するものであり、
その摩耗により、漸次傾斜面2より突出するチップ4a
の突出長Haは大きくなり、岩石を打撃する際に生じる
側面圧によって曲げ作用を起こしチップ4aの欠損を生
じていた。
本考案は上記欠点を除去すべくなされたもので、先端面
外周部に位置するチップの先端部の球面曲率を先端面内
周部に位置するチップの先端部の球面曲率より所定寸法
大に設定すると共に、先端面外周部に位置するチップの
突出長を先端面内周部に位置するチップの突出長より所
定寸法小さく設定することにより、ビットを長期間に亘
って使用することができると共に、先端部外周側のチッ
プの欠損を防止し得るビットを提供することを目的とす
るものである。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例に於いて、従来と同−構成部分について
は図面の同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
図中5aは台金1の傾斜面2に、該傾斜面2に対して鉛
直に突設されたチップである。
該チップ5aの半球状の先端部は上記傾斜面2より突出
して設けられており、該先端部の球面曲率Ra’は平坦
面3に設けられたチップ4bの球面的pbより所定寸法
大きく設定されている。
また、上記チップ5aの傾斜面2より突出する突出長H
a’は平坦面3に位置するチップ4bの突出長Hbより
所定寸法小さく設定されている。
ここで、球面曲冷沢a’、 Rbおよび突出長Ha’、
Hbの各所定寸法については、たとえば、ビットの使
用により、外周部側のチップ5aの球面的pbが内周部
側のチップ4bの球面曲率Rbと同様になったとき、そ
れら両チップ4b、5aの各突出長がほぼ等しくなるよ
うに設定される。
従って、本考案のビットが摩耗してゆく場合、まずチッ
プ5aの先端部の初期状態における外周面6(この場合
に球面曲率はRa’である。
)は、経時の摩耗に伴なって、第3図に破線で示す状態
の外周面7に至る。
この場合の球面曲率はRbであり、チップ4bの先端部
の初期状態における球面曲率Rbと同じになる。
従って、上記チップ5aは、上記球面曲率Rbの状態よ
り更に摩耗して従来のチップ4aと同じ摩耗限位置まで
使用することができることとなるから、上記チップ5a
の寿命は球面曲率がRa’からRbに至る開延長される
こととなる。
又、上記チップ5aの突出長Ha’は該チップ5aの外
側に位置する台金1の上端面外周部の摩耗により漸次大
きくなってゆくものであるが、その突出長Ha’は平坦
面3に位置するチップ4bの初期の突出長Hbに至るま
での期間、側面圧によるチップ5aの欠損を防止するこ
とができる。
上記の如く本考案は、合金の先端面外周部に位置するチ
ップの先端部の球面曲率を先端面内周部に位置するチッ
プの先端部の球面曲率より所定寸法大きく設定したもの
である。
従って、先端面外周部に位置するチップの先端部の摩耗
が、先端面内周部に位置するチップの摩耗と同時に進行
してゆき、全体としてビットの寿命を長期化させる事が
できる。
又、先端面外周部に位置するチップの突出長を先端面内
周部に位置するチップの突出長より所定寸法小さく設定
したから、先端面外周部に位置するチップは打撃による
側面圧を受けても曲げ作用を起こし欠損することはない
以上のように、本考案では、内外周部に位置する各チッ
プの先端形状を特定の関係に設定し、しかも外周部側の
チップをより深く埋め込んだ構成としているので、ビッ
ト自体の寿命上大きな要素を占める、外周部側チップの
欠損およびゲージ部の実際的な摩耗をともに効果的に防
止することができ、それによりビット自体の寿命をそれ
だけ延ばすことができるという効果を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図はビットの外観図、第2図は従来のビットの要部
拡大断面図、第3図は本考案の一実施例を示すビットの
要部拡大断面図である。 1・・・・・・台金、2・・・・・・傾斜面、3・・・
・・・平坦面、4・・・・・・チップ、4b・・・・・
・チップ、5a・・・・・・チップ、Ra’・・・・・
・球面曲率、Rb・・・・・・球面曲率、m′・・・・
・・突出長、池・・・・・・突出長。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 先端面外周部を傾斜面となし且つ該外周部より中心
    側内面部を平担面となした合金の該先端面の内外周部に
    、その周方向に間隔を存して先端部が半球面状でかつほ
    ぼ同径の複数のチップをそれぞれ所定方向に向けて突設
    してなるビットにおいて、先端面外周部に位置するチッ
    プの先端部の球面曲率を、先端面内周部に位置するチッ
    プの先端部の球面曲率より所定寸法大に設定し、しかも
    先端面外周部に位置するチップの突出長を、先端面内周
    部に位置するチップの突出長より所定寸法小さく設定し
    たことを特徴とするビット。 2 前記球面曲率および突出長の各所定寸法については
    、ビットの使用により、外周部側の球面曲率が内周部側
    のチップの球面曲率と同様になったとき、内周部側のチ
    ップおよび外周部側のチップの各突出長がほぼ等しくな
    るように設定されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のビット。
JP1976006844U 1976-01-24 1976-01-24 ピツト Expired JPS607440Y2 (ja)

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JP1976006844U JPS607440Y2 (ja) 1976-01-24 1976-01-24 ピツト

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JP1976006844U JPS607440Y2 (ja) 1976-01-24 1976-01-24 ピツト

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Publication Number Publication Date
JPS52100001U JPS52100001U (ja) 1977-07-28
JPS607440Y2 true JPS607440Y2 (ja) 1985-03-12

Family

ID=28467400

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014196616A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 三菱マテリアル株式会社 掘削ビット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477361U (ja) * 1971-02-20 1972-09-27

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JPS477361U (ja) * 1971-02-20 1972-09-27

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