JPS6071889A - 溶射補修台車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は転炉、取鍋等の溶湯容器を溶射によって補修す
るライニング補修台車に関する。

〔従来技術〕

従来、補修方法としては、水とエアを使用する吹付は方
法と溶射による吹付は方法がある。前者の場合は装置が
コンパクトで機動性に富み構造的に問題がなかった。こ
れに対し、後者のものは、吹付パイプが大となること、
又このパイプを支える架台が大きくなること等によって
下記の問題点を有している。

１）装置重量が重く、移動が容易でない。

２）炉前が非常に狭い為コンパクト化が望まれていた。

３）溶射ライニングパイプを自由に移動出来、かつ格納
する必要性があった。

（発明の目的〕 本発明は、このような従来技術が有する問題点を解消し
ようとするものであり、その目的は、コンパクトな構造
を有し、かつ十分な機動性を発揮する溶射補修台車を提
供することにある。

（発明の構成〕 上記目的を達成するため、本発明にかかる溶射補修台車
は、台車の後部上に搭載するエンジンの上部にターンテ
ーブルの旋回軸を取付け、台車上に溶射パイプを自在に
操作できる空間を形成する構成としている。

〔実施例〕

以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体的
に説明する。

第１図および第２図において、＋１１は車輪（２１，（
３１によって走行自在な台車であり、同台車（１１はそ
の後方に台車＋１１の走行、その他油圧装置を作動する
ためのエンジン（４）を搭載している。かかる台車構造
において、（５）はエンジン（４）の上部に跨設状態に
配設する固定枠であり、同固定枠（５）はその上位部材
（６）に旋回軸（７）を回転自在に枢支している。また
（８）は台車（１１上に旋回自在に配設するターンテー
ブルであり、同ターンテーブル（８）は実質的にエンジ
ン（４）の上方に位置し、旋回軸（７）に固着される後
方枢支部（８ａ）と同後方枢支部（８ａ）から前方に延
設し、かつ台車＋１１の床面（１ａ）上に位置する前方
旋回部（８ｂ）とより段差を有して構成される。ターン
テーブル（８）の旋回はターンテーブル旋回用シリンダ
（８Ｃ）によって行なわれ、同シリンダ（８ｃ）は基端
を台車＋１１の床のプラケット（１ｂ）に枢支するとと
もに、伸縮ロッド端を前方旋回部（８ｂ）の−側に枢支
している。なお台車（１１はターンテーブル（８）を旋
回軸（７）のみによって片持状態に支持するのを防止す
るため、床面（１ａ）上に前方旋回部（８ｂ）を転勤自
在に支持するターンテーブル受はローラ（９１，Ｑωを
取付けている。また（１１）はターンテーブル（８）の
後方枢支部（８ａ）上に取付けられる溶射装置であり、
同溶射装置（１１）は、本実施例では、後方枢支部（８
ａ）上に門型取付機枠（１２）を固定し、同取付機枠（
１２）の上面両側に軸受（１３）を取付け、同軸受（１
３）によって、第１保持筒支持リング（１４）の枢軸（
１４ａ）を傾動自在に軸支し、同支持リング（１４）内
に保持筒（１５）を回動自在に支持し、さらに同支持リ
ング（１４）から前方に離隔した位置において、第２保
持筒支持リング（１６）によって、保持筒（１５）を同
様に回動自在に支持し、両支持リング（１４）　、（１
６）をサイドアーム（１７）で連結するとともに、第２
保持筒支持リング（１４）の下端に、基端をターンテー
ブル（８）の前方旋回部（８ｂ）上に枢支するパイプ俯
仰用シリンダ（１８）の伸縮ロッド端を連結し、さらに
第１保持筒支持リング（１４）上に保持筒回転用モータ
（１９）を取付け、同回転用モータ（１９）の出力軸に
取付けたギア（２０）を保持筒（１５）の周面に固設し
たギア（２１）と噛合し、さらに保持筒（１５）の後端
に保持筒（１５）内に進退自在に取付けられる溶射パイ
プ（２２）を進退するパイプ送り装置（２３）を取付け
るとともに、保持筒（１５）の先端に溶射パイプ（２２
）の進退を円滑にするガイドローラ装置（２４）を取付
け、さらに溶射パイプ（２２）の先端にバーナヘッド（
２５）を連結するとともに、その後端をスイベルジヨイ
ント（２６）を介して各種の供給管、例えば燃料供給管
、材料供給管、酸素供給管等と連結することによって構
成している。

なお、図示の実施例におけるその他の構成要素について
述べれば、（２７）は溶射パイプ（２２）進出時の同パ
イプによる転倒モーメントから台車＋１）の転倒を防止
するためのアウトリガ−であり、（２８）、（２９）は
溶射時の飛散物や高熱から前方旋回部（８ｂ）上の作業
員を保護するための前面カバ５− −および防熱板である。

ついで上記構成を有する溶射補修装置における補修作業
について述べれば、パイプ送り装置（２３）、パイプ俯
仰用シリンダ（１８）、保持筒回転用モータ（１９）を
駆動して溶射パイプ（２２）を進退、俯仰、回転させる
ことによって溶射パイプ（２２）のバーナヘッド（２５
）を的確に溶湯容器の被施工壁面に向けて対峙させ、そ
の後各種供給管を介して溶射パイプ（２２）内に燃焼ガ
ス、材料、酸素等を給送し、その後バーナヘッド（２５
）において点火後、被施工壁面に材料を噴射する。

かかる溶射作業において、本実施例におけるターンテー
ブル（８）は、その旋回中心エンジン（４）上に有し、
かつ溶射装置もエンジン（４）上に支点を有するので、
台車Ｔ１）上を著しく簡素化でき、さらに溶射パイプ（
２２）を十分な自由度によって、操作することができる
ので、機動性も高めることができる。

〔発明の効果〕

以上述べてきた如く、本発明は下記の効果を奏６− する。

イ）台車のエンジン上の空間にターンテーブルの旋回中
心を設け、さらに溶射装置も同空間に支持点を設けたの
で台車上を簡素化できる。

口）上記構成によって、溶射パイプを十分な自由度によ
って操作することができ、台車の機動性を高めることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明にがかる溶射補修台車の正面図、第２図
は平面図である。 図中、 （１）；台車　（ｌａ）　；床面 （２）；車輪　（３）；車輪 （４）；エンジン　（５）；固定枠 （６）；上位部材　（７）；旋回軸 （８）；ターンテーブル　（８ａ）　；後方枢支部（８
ｂ）　ｉ前方旋回部 （８ｃ）　；ターンテーブル旋回用シリンダ（９）；タ
ーンテーブル受ローラ ａΦ；ターンテーブル受ローラ （１１）　ｉ溶射装置　（１２）　；門型取付機枠（１
３）　ｉ軸受 （１４）　ｉ第１保持筒支持リング （１４ａ）、枢軸　（１５）　ｉ保持筒（１６）　；第
２保持筒支持リング （１７）　ｉサイドアーム （１８）　；パイプ俯仰用シリンダ （１９）　ｉ保持筒回転用モータ （２０）　；ギア　（２１）　ｉギア （２２）　ｉ溶射パイプ （２３）　；パイプ送り装置 （２４）　ｉガイドローラ装置（２５）　ｉバーナヘッ
ド（２６）　ｉスイベルジヨイント （２７）　ｉアウトリガ−（２８）　ｉ前面カバー（２
９）　、防熱板 特許出願人　新日本製鐵株式会社（ほか１名）代理人　
手掘　益（ばか２名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、イ）後部にエンジンを搭載する台車口）同台車上で
   あってエンジン上部に取付けられる固定枠 ハ）前方旋回部と後方枢支部よりなる段付構造を有し、
   かつ後方枢支部を固定枠に回動自在に支持するターンテ
   ーブル、および 二）同固定枠上に支持する溶射装置、 とよりなる溶射補修台車。