JPS6071877A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は冷却器によって冷却された空気即ち冷気を冷蔵
室内に吐出して循環せしめると共にその冷気の吐出口を
冷蔵室内の温度を感知するダンパーサーモスタットにて
自動開閉する冷蔵庫に関する。

（ロ）従来技術 従来此種冷蔵庫に於いては冷蔵室内の温度を感知して冷
蔵室への冷気吐出口を自動開閉するダンパーサーモスタ
ットは通常冷蔵室背壁土部に設置される。冷蔵室内はダ
ンパーサーモスタットの制御によって通常約＋３℃乃至
＋５℃程度に冷却維持される。ここで生肉や鮮魚等の０
℃乃至−５℃等の比較的低温度の冷却を必要とする食品
は従来ではダンパーサーモスタット前方に皿状の容器を
設け、この容器の上方開口から容器内にダンパーサーモ
スタットを経た冷気を前方上方に導いて比較的多量に流
入せしめて低温空間を形成し、この容器内で前記食品を
貯蔵する様にしている。

しかし乍ら斯かる構成では食品が直接多量の冷気に晒さ
れる為に乾燥してしまい品質が劣化してしまう危険性が
有る。また、斯かる乾燥を防ぐ為に冷蔵室内に略密閉さ
れた空間を作ってこの外側に に冷気通路を形成し、この冷気通路冷却器からの冷気を
直接導入して前記空間内を冷却するものも考えられてい
るが、冷気通路の形状等によって温度設定をせねばなら
ず、安定した温度制御が出来ない欠点があった。

（ハ）発明の目的 本発明は冷蔵室内に冷気を吐出して該室内を冷却するも
のに於いて該冷蔵室内に低温貯蔵に適した空間を形成す
ると共に更にこの空間を通常の冷蔵室としても使用可能
とした冷蔵庫を提供する事にある。

に）発明の構成 本発明は冷気を冷蔵室内圧吐出して該室内を冷却すると
共に室内の温度を感知して該室内への冷気吐出口を自動
開閉するダンパーサーモスタットを設け、略密閉された
低温室とこの低温室の外側圧は冷気通路を形成し、この
冷気通路にダンパーサーモスタットを経た冷気の一部を
直接供給し、他の冷気は冷気流出口より冷蔵室内に供給
し、前記冷気通路への冷気流入量は温度調節手段によっ
て調節できる様にしたものである。

（ホ）実施例 図面に於いて本発明の詳細な説明する。第１図は此種冷
蔵庫（１）の概略斜視図を示している。冷蔵庫（１）は
鋼板製の外箱（２）と合成樹脂製の内箱（３）間に後述
する断熱材（４）を充填して構成される。冷蔵庫（１）
の庫内は仕切壁（５）によって上下に区画され、上方に
凍結温度に冷却される冷凍室（６）と下方に氷点以上に
維持される冷蔵室（７）が形成されている。

冷蔵室（月下部には略密閉された野菜室（８）が形成さ
れ、また、（９）αＩＱＩ）はそれぞれの室（６）（力
（８）に対応する冷蔵庫（１）の開口を閉塞する扉であ
る。

第２図は冷蔵室（７）上部の拡大断面図を示している。

仕切壁（５）内に充填した断熱材ａり内部或いは冷凍室
（６）の背面等に形成した図示しない冷却室に設置した
冷凍サイクルに含まれるこれも図示しない冷却器によっ
て冷却された空気は図示しない送風機により【加速され
冷蔵室（７）には断熱材（４）内を通過するダクトＱ■
によって案内され、冷蔵室（７）の上部、仕切壁（５）
近傍の内箱（３）背壁に形成した吐出口α荀より導入せ
られる。（１９は吐出口＜１４１より少許下方に位置し
て形成した凹所αｅ内に収納配設したダンパーサーモス
タットである。ダンパーサーモスタット（１ツは冷厳室
（７）内の温度を感知する感温部αηと、開放時に斜め
上方に傾斜して吐出口α４を開閉するバクフル板（Ｉ（
へ）を有しており、冷蔵室（７）内の設定した上限温度
にて吐出口α沿を開放し、下限温度にて吐出口ａ４を閉
塞し℃冷蔵室（７）内を略一定の温度に自動調節する。

０はダンパーケースでありダンパーサーモスタットミツ
を覆う様に冷蔵室（７）上部背壁に取り付けられる。ダ
ンパーケース翰ｔ１プラスチックケースに成形断熱材を
内蔵しており、内部にダクトα漕と連通してバッフル板
ＱＩＣの移動する空間翰と空間（イ）を両側方で冷蔵室
（７）と連通せしめる窓孔Ｑυと吐出口Ｑ４）より吐出
されてバクフル板Ｈに衝突して斜め上方前方に向う一部
の冷気をそのまま誘導する誘導ダクト（社）を有してい
る。

ダンパーケースａｌの前方である冷蔵室（７）向上部、
仕切壁（５）直下には底板（ハ）、低温室ケース（２４
及び該ケース（２４）内に収納せられる載置皿（ハ）等
から略密閉されて構成される低温室（ホ）が形成される
。第３図乃至第５図にそれぞれの拡大斜視図を示す。底
板（ハ）は内部に断熱材を充填されており、また複数の
透孔（５）が穿設されている。低温室ケース（財）は第
４図の如く上面（ハ）及び左右面＠（至）と各面より外
側へ突出する部分を有した背面板０１）及び、前面上部
及び両側で前記各面より外側へ突出した閉塞板Ｇカ（至
）（ロ）から成り、前方及び下方に開放している。左右
面＠（至）の下縁には内側に折曲したレール（ハ）が形
成されており、このレール（至）に載置皿（２ツが摺動
自在に支持されてケース（財）内に収納される。載置皿
（ハ）は第５図の如く前縁に把手部（至）、把手部（至
）より少許奥部より両側部で立上る左右側壁ｃ３′？）
ｒ３Ｉｊ及び後辺にて立上る後壁ｅｌｌとを有し【おり
、左右側壁０７）ｃ！ａの前端には後方に高（なる如く
傾斜した傾斜部（４０と、後端に両側方へ突出する係合
爪（４１）を形成している。係合爪（４υは左右方向に
弾性を有する様に弾性片（４１ａ）の先端に形成し、奥
方に向って内側へ傾斜した形状となっている。ケース（
財）の左右面一（至）内側には前方に向って低く傾斜し
た突起（４）が形成されており、載置皿（ハ）をケース
（財）より略引き出した状態で第６図の如く係合爪（４
１）が突起（４２に当接して引き出し過ぎによる落下を
防止する。載置皿（ハ）をケース（財）内に取り付ける
作業は、先ず載置皿（ハ）をレール０！５）上に沿つ℃
挿入し、やがて係合爪（４１）が突起（４邊に当接した
後更に押し込む事によって、それぞれの傾斜面を摺動し
、係合爪０υが内側へ変位して乗り越える事によって達
成されるから取り付けは非常圧容易である。

ケース（財）の下方開口は載置皿（ハ）を収納する事に
よって閉塞されるが、前方開口は回転蓋（４３によって
閉塞される。回転蓋（４３は透明な樹脂製であり、略扇
派の左右側面（４４と断面略円弧状の前面（４つから成
る。左右側面（財）の扇の中心には外方へ突出した突起
（欄が形成され、この突起＜４６）を突起（４り前方の
ケース（財）左右面＠（至）に形成した孔（４７）に回
動自在に係合される。この時前面（４９はケース０４１
の前面開口部に位置して該開口を閉塞しており、また、
左右側面（４４）には内方に突出して載置皿（ハ）の傾
斜部（４１前方に位置する突起（橋が形成され℃いる。

従って載置皿（ハ）を手前に引き出す事によりて傾斜部
四が突起（４８に当接し、更に突起（４ｇＩが傾斜部（
４υに沿って上昇する事によって回転蓋（４□□□は第
２図中時計回りに回転して前面（４鴎が上方へ移動し、
載置皿（ハ）が引き出される、と同時にケース（財）の
前方開口を開放され、物品の給出が楽に行なえる。ここ
で回転蓋（４Ｓの重心は常に突起（４Ｅ９より前方に位
置せしめているから載置皿（ハ）を再びケースＣ２４）
内に挿入すれば突起０唱家傾斜部（４Ｇに沿って降下す
るので回転蓋（４１は第２図中反時計回りに回転してケ
ース（２菊の前方開口を閉じる。従って低温室（イ）内
への物品の給出は載置皿Ｑ鴎を手前に引く事によって奥
部に載置した物も楽に取り外せ、また、回転蓋（４３は
載置皿（２５）に連動して開閉する為に開閉の手間が省
ける。ケース（財）の上面（ハ）前部には回転蓋（４３
の前面（４つが上方に移動した際に支えないよう上方に
膨らんだ曲面部（２８ａ）が形成される。

ケース（財）の背面板０１）を底板（ハ）の後端に、ま
た、閉塞板（ハ）（ロ）を前端に結合した状態で底板（
ハ）の左右端な内箱（３）の両側壁に形成した前後に延
在する図示しない凹状の溝忙挿入係合して冷蔵室（７）
内に取り付ける。この時ケース（２４の背面板０１）は
ダンツク−ケース翰の直前に位置して底板（ハ）より上
方の空間を前後に仕切る様に仕切壁（５）下面及び内箱
（３）両側壁内面に当接している。また、閉塞板Ｏ壜ｉ
仕切壁（５）下面に当接して図示しない係合部にて係合
し、閉塞板（至）０４）は内箱（３）両側壁内面に当接
してケース（財）の前面開口以外で底板Ｃ３）上方の空
間が前後に仕切られる。また、ケース０４）の左右面一
（至）の下縁は底板（ハ）より離間しており、上面（ハ
）も仕切壁（５）より離間している為、ケースｒ２４）
の上面（ハ）、左右面一図及び載置ｆｆ１（ハ）下面周
囲で仕切壁（５）、内箱（３）及び底板（ハ）との間に
冷気通路（５０が形成される。上面一後方に位置する背
面板０１１の略中央部のダンノ（−ケース翰の誘導ダク
トＱ湯前方に対応した部分には導入口ｆ５１）が形成さ
れており、これによって誘導ダクト（財）より吐出され
た冷気は冷気通路５Ｉ内に流入し、上面（ハ）を前方に
流れた後左右に分流し、左右面一■を伝って一部は載置
ｆｆ１（ハ）下面に回り込み透孔罰より冷蔵室（７）内
に流下する。この冷気の流れによって低温室（ハ）内は
上面一及び左右面一翰と載置皿（２！９の底峨簡接冷却
される。これによって内部に収納した物品の乾燥が防止
される。ここで冷気通路−へ導入する冷気はダンパーサ
ーモスタットａ［有］を通過したものであるのでこれを
冷蔵室（７）内に帰還せしめても冷蔵室（７）内が過冷
却される事は無い。

また冷蔵室（７）内の冷気は吸入口（５２より図示しな
い冷却室に帰還される。

ケースＣ４の上面（至）にはシャフト日が突設され、こ
のシャツ）５３）には手動ダンパｒ５４）が冷気通路も
Ｑ内で水平方向に回動自在に枢支される。手動ダンパ６
４）は略中央部を枢支されており一端に導入口５１）前
方に位置して開閉自在とするダンパ板６！９と他端に閉
塞板０２を貫通して前方に臨む操作部（至）を有してい
る。この手動ダンパ５４）を任意に操作する事によって
冷気通路５（Ｉ内に流入する冷気量を適宜変化させる事
が出来る。即ち生肉や鮮魚等の比較的低温度（例えば−
５℃程度）で貯蔵する必要のある物品を収納した時忙は
ダンパ板５→に″′Ｃ導入口ｒ５１）を開放すれば良い
。また、前記以外の物品例えばｏ℃程度で貯蔵する物品
の場合は導入口６υを半開放或いは閉塞する事によりて
低温室（１）内を適温に冷却する事が出来る。また、底
板（ハ）内圧は断熱材が存在する為、低温室（２ＥＤ内
は冷蔵室（力温度（例えば＋３℃程度）に影響され難く
、独立した温度制御が可能である。

ダクト０３の吐出口α荀より吐出された冷気の一部は左
右の窓孔Ｃυより流出し、ケースＱ４の背面板０１）後
方の空間を流下して冷蔵室（７）内を循環し該室内を冷
却する。ダンパーサ−モスタラ）（１！９からはダンパ
ーケースａｌを頁通して調節用シャフト６７）が前方に
延びており、このシャフト６７）先端のダンパーケース
Ｏｎ外面に位置した部分に摘み（ハ）が取り付けられる
。ここで底板（ハ）或いは背面板ＯＤはダンパーケース
Ｈの直前即ち、摘み６１Ｏを前方より隠す形となってお
り、このままではダンパーサ−モスタラ）（１５１の設
定温度の調節が不可能である。その為摘みも８には底板
（ハ）より下方に延びた操作部（５８ａ）を一体忙形成
して操作性を良好としている。

（へ）発明の効果 本発明によれば低温室内の食品は冷気通路から間接的に
冷却されるから乾燥等の品質劣化を弓１き起こさない。

また、冷気通路にはダンパーサーモスタットを通過した
冷気が直接供給される為に低温室内を０℃以下の低温と
する事が可能であり十分なる冷却能力を有している。更
に冷気通路に供給される冷気はダンパーサーモスタット
を経た冷気であるので低温室内は冷蔵室内と略一定の温
度差を維持して冷却され、過冷却の危険性が無く、また
、例えばこの冷気を冷蔵室に流出せしめても冷蔵室内が
過冷却される事も無い等の作用を奏する。

また冷気通路への冷気量は温度調節手段によって任意に
制御できるので低温室内を生肉や鮮魚等の貯蔵に適した
低温度にも、また、通常の冷蔵室と同様の温度にもする
事ができ貯蔵室空間の有効利用が計える等実用的効果の
大なるものである。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の実施例を示すもので第１図は冷蔵庫の斜
視図、第２図は低温室部分の断面図、第３図は低温室の
斜視図、第４図は低温室ケースの斜視図、第５図は載置
皿の斜視図、第６図は係合爪部分の断面図である。 （７）・・・冷蔵室、　αか・・吐出口、　（１５）−
・・ダンパーサーモスタット、　（２Ｉ）・・・窓孔、
　（イ）・・・低温室、（５０）・・・冷気通路、　６
４）・・・手動ダンパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷却器からの冷気を冷蔵室内に吐出して該室内を冷
   却すると共に前記冷蔵室内の温度を感知して前記冷蔵室
   への冷気吐出口を自動開閉するダンパーサーモスタット
   を設けたものに於いて、前記冷蔵室内に略密閉して形成
   された低温室と、該低温室の外側に形成した冷気通路と
   、前記ダンパーサーモスタットを通過した冷気の一部を
   直接前記冷蔵室内に供給する冷気流出口とから成り、前
   記冷気通路は前記ダンパーサーモスタットを通過した冷
   気の一部が直接供給されると共に前記冷気通路への冷気
   の流入量を調節する温度調節手段を有している事を特徴
   とする冷蔵庫。