JPS6071509A - 炭化鉄を含有する針状粒子 - Google Patents
炭化鉄を含有する針状粒子Info
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- JPS6071509A JPS6071509A JP58171765A JP17176583A JPS6071509A JP S6071509 A JPS6071509 A JP S6071509A JP 58171765 A JP58171765 A JP 58171765A JP 17176583 A JP17176583 A JP 17176583A JP S6071509 A JPS6071509 A JP S6071509A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な針状粒子、その製法及びそれから成る
磁性材料、特に炭化鉄を含有する針状粒子であって、高
保磁力及び磁場配向性を有する剣状粒子に関する。
磁性材料、特に炭化鉄を含有する針状粒子であって、高
保磁力及び磁場配向性を有する剣状粒子に関する。
現在、一般に磁気記録用磁性材料は、通常、酸化鉄をベ
ースとする針状粒子が用いられ、保磁力(He)がせい
ぜい4000e程度である。しかし、最近は、ますます
高性能な磁性材料が要求されており、記録密度を上げる
ために磁場配向性があってより高い保磁力を有するもの
が要求されている。
ースとする針状粒子が用いられ、保磁力(He)がせい
ぜい4000e程度である。しかし、最近は、ますます
高性能な磁性材料が要求されており、記録密度を上げる
ために磁場配向性があってより高い保磁力を有するもの
が要求されている。
かかる要求に応するものとして、針状酸化鉄を水素によ
り還元して得られる金属鉄粒子あるいはコバルトにより
変性した針状酸化鉄粒子等が知られている。しかしなが
ら、前者は、化学的に極めて活性で、例えば大気中で容
易に酸化される性質を有する。そのため、製造、貯蔵及
び輸送時に特別な配慮を必要とするなど取扱いが面倒で
あり、極めて高価である。後者は、コバルトを成分とす
るため高価となるばかりでなく、保磁力が経時的に変化
し、これが温度変化により促進されるなど化学的及び熱
的に不安定である。
り還元して得られる金属鉄粒子あるいはコバルトにより
変性した針状酸化鉄粒子等が知られている。しかしなが
ら、前者は、化学的に極めて活性で、例えば大気中で容
易に酸化される性質を有する。そのため、製造、貯蔵及
び輸送時に特別な配慮を必要とするなど取扱いが面倒で
あり、極めて高価である。後者は、コバルトを成分とす
るため高価となるばかりでなく、保磁力が経時的に変化
し、これが温度変化により促進されるなど化学的及び熱
的に不安定である。
本発明の目的は高保磁力及び優れた磁場配向性を有する
針状粒子及びこれを含有する磁性材料を提供することに
ある。
針状粒子及びこれを含有する磁性材料を提供することに
ある。
また本発明の目的は化学的、熱的に安定で取扱い性が良
好な針状粒子及びこれを含有する磁性材料を提供するこ
とにある。
好な針状粒子及びこれを含有する磁性材料を提供するこ
とにある。
更に本発明の目的は安価で製造容易な針状粒子及びこれ
を含有する磁性材料を提供することにある。
を含有する磁性材料を提供することにある。
含有する磁性材料であり、この針状粒子は例えば針状オ
キシ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCO又はこれとH2との
混合物と接触させることにより得られる。
キシ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCO又はこれとH2との
混合物と接触させることにより得られる。
従来ただ単に、炭化鉄を磁性材料として使用することは
、知られているが、球状粒子で実用化にはほど遠いもの
である。すなわち、米国特許第3.572,993 号
には、鉄カルボニルの蒸気凝集体にCO又はこれとH2
との混合物を接触させて得た平均粒径約0.005〜0
.1μmの球状炭化鉄を磁気記録用材料として使用する
ことができることが記載されている。しかしながら、保
磁力は500〜7000e(iHc)と比較的高いもの
が得られているが、球状粒子であるがため、磁場配向性
を有せず良好な角型比の磁気記録媒体の製造に適しない
ものである。
、知られているが、球状粒子で実用化にはほど遠いもの
である。すなわち、米国特許第3.572,993 号
には、鉄カルボニルの蒸気凝集体にCO又はこれとH2
との混合物を接触させて得た平均粒径約0.005〜0
.1μmの球状炭化鉄を磁気記録用材料として使用する
ことができることが記載されている。しかしながら、保
磁力は500〜7000e(iHc)と比較的高いもの
が得られているが、球状粒子であるがため、磁場配向性
を有せず良好な角型比の磁気記録媒体の製造に適しない
ものである。
本発明の針状粒子の特徴を挙げると次のとおりである。
第一に、高保磁力を有することである。例えば1000
0e以上とすることができる。
0e以上とすることができる。
第二に、磁場配向性を有することである。これにより磁
化ヒステリシス曲線、の角型比を向上させ残留磁束密度
の大きい磁気記録媒体の原料とすることができる。
化ヒステリシス曲線、の角型比を向上させ残留磁束密度
の大きい磁気記録媒体の原料とすることができる。
第三に、化学的及び熱的に安定であることである。本発
明の針状粒子は、金属鉄粒子のように空気により酸化を
受けるようなことがなく、化学的に安定である。またコ
バルト変性針状酸化鉄のように経時変化をするようなこ
とがなく、本発明の針状粒子は、はるかに安定した保磁
力などの性能を有する。従って取扱いが容易で貯蔵、輸
送等により変質しないのみならず、記録材料として使用
するに当って安定した品質の保持が期待される。
明の針状粒子は、金属鉄粒子のように空気により酸化を
受けるようなことがなく、化学的に安定である。またコ
バルト変性針状酸化鉄のように経時変化をするようなこ
とがなく、本発明の針状粒子は、はるかに安定した保磁
力などの性能を有する。従って取扱いが容易で貯蔵、輸
送等により変質しないのみならず、記録材料として使用
するに当って安定した品質の保持が期待される。
第四に、安価である。本発明の針状粒子は、金属鉄針状
粒子のような取扱い上の配慮が不要なため低コストとす
ることができ、コバルト変性酸化鉄のように高価なコバ
ルトを必ずしも必須成分とする必要はない。
粒子のような取扱い上の配慮が不要なため低コストとす
ることができ、コバルト変性酸化鉄のように高価なコバ
ルトを必ずしも必須成分とする必要はない。
第五に、容易に製造することができる。例えば針状オキ
シ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCOと接触させて製造する
場合において、接触温度が400°C以下で反応時間も
1「時間以内という温和な製造条件下で製造することが
できる。
シ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCOと接触させて製造する
場合において、接触温度が400°C以下で反応時間も
1「時間以内という温和な製造条件下で製造することが
できる。
第六に、針状オキシ水階化鉄又は針状酸化鉄を原料とし
て製造された本発明の針状粒子は、これ保磁力を有する
ことである。すなわち、針状酸化鉄に比し磁気特性の改
良されたものとなることである。
て製造された本発明の針状粒子は、これ保磁力を有する
ことである。すなわち、針状酸化鉄に比し磁気特性の改
良されたものとなることである。
本発明の針状粒子は、−次粒子の平均軸比(長軸/短軸
〕が通常3以上であり、好適には3〜20、平均粒径(
長軸)が通常2μmPJ下、好適には0.2〜2μm、
最適には0.2〜1.0μmである。
〕が通常3以上であり、好適には3〜20、平均粒径(
長軸)が通常2μmPJ下、好適には0.2〜2μm、
最適には0.2〜1.0μmである。
ここにおいて、−次粒子というのは、電子顕微鏡(30
00〜6000倍)で観察して識別し得る粒子をいい、
例えば、本発明の針状粒子の粒子構造の電子顕微鏡写真
(6000倍ンを示す第1図に見られるように微小の細
長い粒子が束となったものが折り重なっているが、その
束を構成する一つ一つの粒子が一次粒子である。
00〜6000倍)で観察して識別し得る粒子をいい、
例えば、本発明の針状粒子の粒子構造の電子顕微鏡写真
(6000倍ンを示す第1図に見られるように微小の細
長い粒子が束となったものが折り重なっているが、その
束を構成する一つ一つの粒子が一次粒子である。
また本発明の針状粒子に含有される炭化鉄は、FehC
t 、FetC,Fe2oco (Fet、tC)のそ
れぞれ単独又は2種以上の混合物であり、Fexc(2
≦Xく3)と表示するのが適切である。一般に炭化鉄の
存在は、X線回折パターンを、既知の化学式で表示され
た炭化鉄のX線回折パターン(例えば、ASTMのX−
Ray Powder Data F iceに記載さ
れたもの)と照合することによって確認することができ
る。しかし、個々の炭化鉄相互間のX線回折パターンの
差異は、僅少であるので、主成分の炭化鉄の確認は可能
であるが、微量に存在する他の炭化鉄の確認は殆ど不可
能である。もつとも、微量に併存する炭化鉄は、磁気特
性等について影響はないので、無視することができる。
t 、FetC,Fe2oco (Fet、tC)のそ
れぞれ単独又は2種以上の混合物であり、Fexc(2
≦Xく3)と表示するのが適切である。一般に炭化鉄の
存在は、X線回折パターンを、既知の化学式で表示され
た炭化鉄のX線回折パターン(例えば、ASTMのX−
Ray Powder Data F iceに記載さ
れたもの)と照合することによって確認することができ
る。しかし、個々の炭化鉄相互間のX線回折パターンの
差異は、僅少であるので、主成分の炭化鉄の確認は可能
であるが、微量に存在する他の炭化鉄の確認は殆ど不可
能である。もつとも、微量に併存する炭化鉄は、磁気特
性等について影響はないので、無視することができる。
好ましい態様では、X線回折パターンにおいて面間隔が
2.28^、2.20 X、2.08X、2.05X及
び1.92Xを示すものである。かかる炭化鉄は、F
e s Ct に相当すると考えられ、Fe 2 C、
F e2o C。
2.28^、2.20 X、2.08X、2.05X及
び1.92Xを示すものである。かかる炭化鉄は、F
e s Ct に相当すると考えられ、Fe 2 C、
F e2o C。
(Fe22C)、Fe50等が共存することがある。
また、本発明の針状粒子における炭化鉄の含有量は、2
0重量%以上のとき針状粒子の保磁力が4500s以上
を有して好ましく、50重量%以」二のときは保磁力が
8500s以上を有して更に好ましい。
0重量%以上のとき針状粒子の保磁力が4500s以上
を有して好ましく、50重量%以」二のときは保磁力が
8500s以上を有して更に好ましい。
炭化鉄の含有量は、先にも述べたように含有される炭化
鉄のすべての種類を確認することが殆ど不可能であり、
更にそれらを単離することも一般に不可能であるので、
存在が確認できる主成分の炭化鉄について化学式を定め
、必要があれば、炭化鉄以外の成分について化学式を定
め、例えばFe、04等と定め、これらの化学式、元素
分析及び灼熱増量を総合してめることができる。
鉄のすべての種類を確認することが殆ど不可能であり、
更にそれらを単離することも一般に不可能であるので、
存在が確認できる主成分の炭化鉄について化学式を定め
、必要があれば、炭化鉄以外の成分について化学式を定
め、例えばFe、04等と定め、これらの化学式、元素
分析及び灼熱増量を総合してめることができる。
また本発明の針状粒子は、炭化鉄のみを成分とするもの
はもちろん、それ以外の成分を含有するものも包含され
る。炭化鉄以外の成分としては、製造原料に由来する成
分、例えば酸化鉄等、製造過程に由来するもの、例えば
元素炭素、その他製造原料に対する添加物に由来する銅
、マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト等の炭
化物若しくは酸化物等、カリウム、ナトリウム等の炭酸
塩若しくは酸化物等及び/又は硅素等の酸化物等がある
。
はもちろん、それ以外の成分を含有するものも包含され
る。炭化鉄以外の成分としては、製造原料に由来する成
分、例えば酸化鉄等、製造過程に由来するもの、例えば
元素炭素、その他製造原料に対する添加物に由来する銅
、マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト等の炭
化物若しくは酸化物等、カリウム、ナトリウム等の炭酸
塩若しくは酸化物等及び/又は硅素等の酸化物等がある
。
本発明の針状粒子の好適な製法は、針状オキシ水酸化鉄
又は針状酸化鉄をCO又はこれとH2との混合物と接触
させることである。
又は針状酸化鉄をCO又はこれとH2との混合物と接触
させることである。
針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄は、平均軸比が3以
上のものが通常であり、3〜20のものが好適であり、
平均粒径(長軸)は、通常2μm以下、好適には0.2
〜2 pm、最適には0.2〜1.0 pmである。後
にも述べるように、製造される針状粒子は、平均軸比及
び平均粒径が、これらの原料のそれらと比較して若干小
さくなるが殆ど変らす、先にも述べたように、本発明の
針状粒子一般について通常このようなものが好適である
からである。
上のものが通常であり、3〜20のものが好適であり、
平均粒径(長軸)は、通常2μm以下、好適には0.2
〜2 pm、最適には0.2〜1.0 pmである。後
にも述べるように、製造される針状粒子は、平均軸比及
び平均粒径が、これらの原料のそれらと比較して若干小
さくなるが殆ど変らす、先にも述べたように、本発明の
針状粒子一般について通常このようなものが好適である
からである。
針状オキシ水酸化鉄は、針状α−FeOOH(ゲーサイ
ト)又は針状γ−FeOOH(レピドクロサイト〕が好
ましく、針状酸化鉄は、針状α−Fe20.(ヘマタイ
ト)、針状γ−Fete、(マグネタイト)又は針状F
e50< (マグネタイト)が好ましい。
ト)又は針状γ−FeOOH(レピドクロサイト〕が好
ましく、針状酸化鉄は、針状α−Fe20.(ヘマタイ
ト)、針状γ−Fete、(マグネタイト)又は針状F
e50< (マグネタイト)が好ましい。
上記の針状α−Fe203又は針状γ−Fe2usとし
ては、例えば針状α−FeOOH又は針状γ−FeOO
Hをそれぞれ約200〜350°Cに加熱及び脱水して
得られたもの、あるいはこれらを更に約350〜900
°Cに加熱して結晶の緻密化を図った針状α−Fe20
s等あらゆるものが用いられる。
ては、例えば針状α−FeOOH又は針状γ−FeOO
Hをそれぞれ約200〜350°Cに加熱及び脱水して
得られたもの、あるいはこれらを更に約350〜900
°Cに加熱して結晶の緻密化を図った針状α−Fe20
s等あらゆるものが用いられる。
前記の針状p630<は、針状Fe3O4以外の剣状酸
化鉄又は針状オキシ水酸化鉄をCo 、 H2又はこれ
らの混合物と接触させることによって製造することがで
きる。もつとも、前記の針状Fe5Oaは、この製法に
よって製造されたものに限定されるものではない。特別
な場合として、CO又はこれとN2との混合物を針状オ
キシ水酸化鉄又は針状p630+以外の針状酸化鉄と接
触させて針状F e s 04を製造する場合、後述の
本発明の好適な製法における接触条件と比較して、時間
に関する以外同一の接触条件にすることができる。その
場合は、針状Fe50<の製造に引き続き同一条件で接
触を継続して目的とする本発明の針状粒子を製造するこ
とができる。
化鉄又は針状オキシ水酸化鉄をCo 、 H2又はこれ
らの混合物と接触させることによって製造することがで
きる。もつとも、前記の針状Fe5Oaは、この製法に
よって製造されたものに限定されるものではない。特別
な場合として、CO又はこれとN2との混合物を針状オ
キシ水酸化鉄又は針状p630+以外の針状酸化鉄と接
触させて針状F e s 04を製造する場合、後述の
本発明の好適な製法における接触条件と比較して、時間
に関する以外同一の接触条件にすることができる。その
場合は、針状Fe50<の製造に引き続き同一条件で接
触を継続して目的とする本発明の針状粒子を製造するこ
とができる。
また、本発明の針状粒子の好適な製法における針状オキ
シ水酸化鉄又は針状酸化鉄は、形状が針状であり、主成
分がオキシ水酸化鉄又は酸化鉄である限り、少黴の銅、
マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト等の酸化
物、炭酸塩等の化合物及び/又は硅素等の酸化物、カリ
ウム塩、ナトリウム塩等の化合物を添加して成るもので
あってもよい。
シ水酸化鉄又は針状酸化鉄は、形状が針状であり、主成
分がオキシ水酸化鉄又は酸化鉄である限り、少黴の銅、
マグネシウム、マンガン、ニッケル、コバルト等の酸化
物、炭酸塩等の化合物及び/又は硅素等の酸化物、カリ
ウム塩、ナトリウム塩等の化合物を添加して成るもので
あってもよい。
CO又はこれとN2との混合物は、希釈しであるいは希
釈せずに使用することができ、希釈剤としては、例えば
N2、C02、アルゴン、ヘリウム等を挙げることがで
きる。COとN3の混合物を用いるとき、その混合比は
適宜に選択することができるが、通常はCo/N2 (
容量比) = 110.o5〜115とするのが好まし
い。また希釈率は任意に選択でき、例えば約1.1〜1
0倍(容量比)に希釈するのが好ましい。
釈せずに使用することができ、希釈剤としては、例えば
N2、C02、アルゴン、ヘリウム等を挙げることがで
きる。COとN3の混合物を用いるとき、その混合比は
適宜に選択することができるが、通常はCo/N2 (
容量比) = 110.o5〜115とするのが好まし
い。また希釈率は任意に選択でき、例えば約1.1〜1
0倍(容量比)に希釈するのが好ましい。
接触温度、接触時間、CO又はこれとN2との混合物の
流速等の接触条件は、例えば針状オキシ水酸化鉄又は針
状酸化鉄の製造履歴、平均軸比、平均粒径、比表面積、
CO又はこれとN2との混合物の希釈比等に応じ変動す
るため、適宜選択するのがよい。
流速等の接触条件は、例えば針状オキシ水酸化鉄又は針
状酸化鉄の製造履歴、平均軸比、平均粒径、比表面積、
CO又はこれとN2との混合物の希釈比等に応じ変動す
るため、適宜選択するのがよい。
好ましい接触温度は、約300〜400°C1好ましい
接触時間は針状F e s 04に対して約1〜10時
間、その他の針状酸化鉄又は針状オキシ水酸化鉄に対し
てはFe3O4に還元された後、更に約1〜10時間、
好ましいCO又はこれとN2との混合物の流速は、原料
の針状オキシ水酸化鉄等1g当り約1〜10100OS
、 T、 P、 、7分である。なお、接触圧力は、希
釈されたCO又はこれとN2との混合物を用いる場合は
希釈剤をも含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制
限はない。
接触時間は針状F e s 04に対して約1〜10時
間、その他の針状酸化鉄又は針状オキシ水酸化鉄に対し
てはFe3O4に還元された後、更に約1〜10時間、
好ましいCO又はこれとN2との混合物の流速は、原料
の針状オキシ水酸化鉄等1g当り約1〜10100OS
、 T、 P、 、7分である。なお、接触圧力は、希
釈されたCO又はこれとN2との混合物を用いる場合は
希釈剤をも含めて、1〜2気圧が常用されるが、特に制
限はない。
前記の好適な製法で得られる粒子は、電子顕微鏡で観察
すると、例えば第1図に示すように、平均的に一様な針
状粒子であり、原料の針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化
鉄の針状粒子と同形状で、これらの形骸粒子であり、こ
れが−次粒子となって存在している。また、前記好適な
製法で得られる針状粒子は、元素分析により炭素を含有
し、更にX線回折パターンにより炭化鉄を含有すること
か明らかである。X線回折パターンは面間隔が2.28
2.2.20 X、2.08入、2.05X及び1.9
2λを示す。
すると、例えば第1図に示すように、平均的に一様な針
状粒子であり、原料の針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化
鉄の針状粒子と同形状で、これらの形骸粒子であり、こ
れが−次粒子となって存在している。また、前記好適な
製法で得られる針状粒子は、元素分析により炭素を含有
し、更にX線回折パターンにより炭化鉄を含有すること
か明らかである。X線回折パターンは面間隔が2.28
2.2.20 X、2.08入、2.05X及び1.9
2λを示す。
かかるパターンは、Fe、C2に相当し、本発明の炭化
鉄は通常は主としてFeastからなるが、Fe2c。
鉄は通常は主としてFeastからなるが、Fe2c。
Fe2oOo (Fe220)、Fe5C等が共存する
ことがある。
ことがある。
また、炭化が不完全な場合、前記好適な製法で得られる
針状粒子は酸化鉄、主としてFe5O4をも含有する。
針状粒子は酸化鉄、主としてFe5O4をも含有する。
一般に、酸化鉄については、Fe01FesO<及びγ
−Fe20sが構造的、に関連があり、これら3者とも
酸素原子は、立方最密詰込み構造を有しており、現実に
存在するFe3O4は、これらの幅で変動することから
上記の酸化鉄は、Fe0y (1<y≦1.5)で示す
のが適切である。
−Fe20sが構造的、に関連があり、これら3者とも
酸素原子は、立方最密詰込み構造を有しており、現実に
存在するFe3O4は、これらの幅で変動することから
上記の酸化鉄は、Fe0y (1<y≦1.5)で示す
のが適切である。
また、前記好適な製法で得られる針状粒子は、炭化鉄又
は場合により酸化鉄を含有するが、C1■及びNの元素
分析値を参照すると、通常、X線回折パターンで確認さ
れる炭化鉄の化学式で計算される炭素量よりも炭素を過
剰に含有する。かかる過剰の炭素は、鉄と結合して存在
するか遊離の炭素として存在するか不明である。この意
味において、前記好適な製法で得られる針状粒子には、
元素炭素が存在することがある。したがって、前記の好
適な製法で得られる粒子は、−次粒子としての形状が平
均軸比3以上の、実質的に炭化鉄から成る針状粒子又は
炭化鉄と、酸化鉄又は/及び元素炭素である針状粒子で
あ、る。
は場合により酸化鉄を含有するが、C1■及びNの元素
分析値を参照すると、通常、X線回折パターンで確認さ
れる炭化鉄の化学式で計算される炭素量よりも炭素を過
剰に含有する。かかる過剰の炭素は、鉄と結合して存在
するか遊離の炭素として存在するか不明である。この意
味において、前記好適な製法で得られる針状粒子には、
元素炭素が存在することがある。したがって、前記の好
適な製法で得られる粒子は、−次粒子としての形状が平
均軸比3以上の、実質的に炭化鉄から成る針状粒子又は
炭化鉄と、酸化鉄又は/及び元素炭素である針状粒子で
あ、る。
しかして、前記好適な製法で得られる針状粒子における
炭化鉄及び酸化鉄の含有量は、X線回折分析で検出され
るそれぞれの主成分であるFe5O2及びFe s O
4を炭化鉄及び酸化鉄の化学式と定め、更に元素分析及
び灼熱増量によりめることができる。炭化鉄の含有量は
20重量%以上が好ましく、50重量%以上が更に好ま
しい。また酸化鉄は70重量%以下が好ましく、40重
量%以下が更に好ましい。
炭化鉄及び酸化鉄の含有量は、X線回折分析で検出され
るそれぞれの主成分であるFe5O2及びFe s O
4を炭化鉄及び酸化鉄の化学式と定め、更に元素分析及
び灼熱増量によりめることができる。炭化鉄の含有量は
20重量%以上が好ましく、50重量%以上が更に好ま
しい。また酸化鉄は70重量%以下が好ましく、40重
量%以下が更に好ましい。
また、前記好適な製法で得られる針状粒子の平均軸比及
び平均粒径は、原料の針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化
鉄のそれらと比較して若干小さくなるが殆んど差はない
。したがって、この製法で得られる針状粒子の平均軸比
は、通常3以上、好適には3〜20であり、平均粒径(
長軸)は、通常2μm以下、好適には0.2〜2μm、
最適には0.2〜1.0μmである。
び平均粒径は、原料の針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化
鉄のそれらと比較して若干小さくなるが殆んど差はない
。したがって、この製法で得られる針状粒子の平均軸比
は、通常3以上、好適には3〜20であり、平均粒径(
長軸)は、通常2μm以下、好適には0.2〜2μm、
最適には0.2〜1.0μmである。
前記好適な製法で得られる針状粒子は、酸化鉄が存在す
る場合、針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCO又は
これとH7との混合物と一様に接触させるという固気反
応の結果生成したものであり、生成針状粒子の形状が原
料の針状オキシ水酸化鉄等の形状と殆ど変らないことか
ら、該生成針状粒子においては、炭化鉄又は炭化鉄及び
元素炭素は、表面部分に全部ないし大部分存在し、酸化
鉄は全部ないし大部分が内部に存在するものと推定され
る。
る場合、針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCO又は
これとH7との混合物と一様に接触させるという固気反
応の結果生成したものであり、生成針状粒子の形状が原
料の針状オキシ水酸化鉄等の形状と殆ど変らないことか
ら、該生成針状粒子においては、炭化鉄又は炭化鉄及び
元素炭素は、表面部分に全部ないし大部分存在し、酸化
鉄は全部ないし大部分が内部に存在するものと推定され
る。
本発明の炭化鉄を含有する針状粒子は、前述の特徴等か
ら明らかなとおり、磁気記録用磁性材料として用いるこ
とができるが、これに限られるものではなく、低級脂肪
族炭化水素のCOとH2とからの合成のための触媒等と
して用いることもてきる。
ら明らかなとおり、磁気記録用磁性材料として用いるこ
とができるが、これに限られるものではなく、低級脂肪
族炭化水素のCOとH2とからの合成のための触媒等と
して用いることもてきる。
以下に実施例を挙げて詳しく説明する。
実施例において、各種特性等はそれぞれ次の方法によっ
てめた。
てめた。
(1)磁気特性
特別に記載かない限り次の方法によってめる。
ホール素子を用いたがウスメーターにより試料充填率0
.2で、測定磁場5 koeで、保磁力He、残留磁束
密度Brおよび飽和磁束密度Bmを測定する。
.2で、測定磁場5 koeで、保磁力He、残留磁束
密度Brおよび飽和磁束密度Bmを測定する。
+210.H及びNの元素分析
元素分析は(株)柳本製作所製のMT2 CHN 0O
RDERYanacoを使用し、900°Cで酸素(ヘ
リウムキャリヤ〕を通じることにより常法に従って行う
。
RDERYanacoを使用し、900°Cで酸素(ヘ
リウムキャリヤ〕を通じることにより常法に従って行う
。
(3)組成のめ方
酸化鉄および炭化鉄の化学式をX線回折分析によりめて
、Cの元素分析値および次に述べる加熱処理による重量
増からめた。例えばF e s 04はその重量の10
35倍に相当するFe2usに、またFe5C2はその
重量の1.317倍に相当するFe2O,に変化するも
のとして計算を行なう。加熱処理による重量増は、試料
を白金るつぼに入れてマツフル炉により600°Cで1
時間加熱処理し、X線回折によりα−Fe2ugの存在
を確認して、常法に従って加熱処理による重量増をめる
。
、Cの元素分析値および次に述べる加熱処理による重量
増からめた。例えばF e s 04はその重量の10
35倍に相当するFe2usに、またFe5C2はその
重量の1.317倍に相当するFe2O,に変化するも
のとして計算を行なう。加熱処理による重量増は、試料
を白金るつぼに入れてマツフル炉により600°Cで1
時間加熱処理し、X線回折によりα−Fe2ugの存在
を確認して、常法に従って加熱処理による重量増をめる
。
更に具体的に述べるとpe5C2、Fe5Oa 及び元
素炭素の組成割合をそれぞれx、y及び2重量%、炭素
分析値及び加熱処理による重量増をそれぞれA及び3重
量%とすると、x、y及び2は下記の3元方程式よりめ
ることができる。
素炭素の組成割合をそれぞれx、y及び2重量%、炭素
分析値及び加熱処理による重量増をそれぞれA及び3重
量%とすると、x、y及び2は下記の3元方程式よりめ
ることができる。
x 十y + z = 100
1.317x +1.035y = 100 + Bz
+0.079x = A 実施例1 平均粒径0.7μm(長軸〕、平均軸比10 の針状の
レピドクロサイト粒子21を磁性ボートに入れて管状炉
に挿入し、窒素を流して空気を置換した後、340″C
ニ昇温し、その温度でco/N、(30/7゜容眼比)
の混合ガスを毎分75 m+eの流速で流しながら、5
時間処理し、その後室温まで放冷した。
+0.079x = A 実施例1 平均粒径0.7μm(長軸〕、平均軸比10 の針状の
レピドクロサイト粒子21を磁性ボートに入れて管状炉
に挿入し、窒素を流して空気を置換した後、340″C
ニ昇温し、その温度でco/N、(30/7゜容眼比)
の混合ガスを毎分75 m+eの流速で流しながら、5
時間処理し、その後室温まで放冷した。
黒色の針状粉末を得た。
生成物のX線回折パターンは、第2図のとおりであり、
ASTMのX−Ray Powder Data Fi
le 20−509のFe5Cv I ron Car
bide と一致した。表1に、第2図におけるピーク
の面間隔(dX)及び強度比(I/I+)を、ASTM
のX−Ray Powder Data File 2
0−509のFe5Ov I ron Carbide
のそれらと対比したものを示す。
ASTMのX−Ray Powder Data Fi
le 20−509のFe5Cv I ron Car
bide と一致した。表1に、第2図におけるピーク
の面間隔(dX)及び強度比(I/I+)を、ASTM
のX−Ray Powder Data File 2
0−509のFe5Ov I ron Carbide
のそれらと対比したものを示す。
表 1
なお、Fe5Oi のピークは検出されながった。
実施例2
実施例1で得られた粉末を東栄工業株式会社製の試料振
動型磁力計V8M 3型で測定磁場15 koeで磁気
特性を測定した結果を次ζこ示す。
動型磁力計V8M 3型で測定磁場15 koeで磁気
特性を測定した結果を次ζこ示す。
保磁力(iHc) 8780e
残留磁化量(σr) 54.7 emu/f飽和磁化量
(σs) 134.4 emu/f実施例3 実施例1で得た針状粒子を次の処方で塗料に調製した。
(σs) 134.4 emu/f実施例3 実施例1で得た針状粒子を次の処方で塗料に調製した。
針状粒子 18.25f
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 5.25fジオクチ
ルフタレー) 1.0Of ラウリン酸 0.2 9 トルエン 15.0 1 メチルイソブチルケトン 15.0.f調製した塗料を
ドクターナイフ(間隙100μm)でポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に塗布し、反撥反抗磁石方式で配
向処理をし乾燥した。
ルフタレー) 1.0Of ラウリン酸 0.2 9 トルエン 15.0 1 メチルイソブチルケトン 15.0.f調製した塗料を
ドクターナイフ(間隙100μm)でポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に塗布し、反撥反抗磁石方式で配
向処理をし乾燥した。
このようにして得られたフィルムの磁気特性を配向処理
方向に対して垂直方向及び平行方向のそれぞれについて
測定し磁場配向性(配向度Jをめた。その結果を次に示
す。
方向に対して垂直方向及び平行方向のそれぞれについて
測定し磁場配向性(配向度Jをめた。その結果を次に示
す。
配向度 Bru /Brz 1.89
測定磁場方向を配向処理方向に対して平行にした場合
保磁力 Hc〃9300e
角型比 Br///BmIO,70
測定磁場方向を配向処理方向に対して垂直にした場合
。
。
保磁力 Hcz 8270e
角型比 Brh /Bm、c 0.37実施例4
実施例1において針状のレピドクロサイト粒子2gを、
平均粒径0.7μm(長軸]、平均軸比10の針状のゲ
ーサイト粒子2gに代え、同様にして、黒色の針状粉末
を得た。
平均粒径0.7μm(長軸]、平均軸比10の針状のゲ
ーサイト粒子2gに代え、同様にして、黒色の針状粉末
を得た。
生成物のX線回折パターンは、第3図のとおりであり、
ASTMのX−Ray Powder Data Fi
le 20−509のFe5C2Iron Carbi
de と一致した。表2に第3図におけるピークA−B
の面間隔(dX)及び強度比(T/TOを、ASTMの
X−Ray Powder Data File 20
−509のFe1nt Iron (!arbセdeの
それらと対比したものを示す。
ASTMのX−Ray Powder Data Fi
le 20−509のFe5C2Iron Carbi
de と一致した。表2に第3図におけるピークA−B
の面間隔(dX)及び強度比(T/TOを、ASTMの
X−Ray Powder Data File 20
−509のFe1nt Iron (!arbセdeの
それらと対比したものを示す。
表 2
磁気特性を測定した結果は次の通りであった、。
Hc 10240e
Br 2225ガウス
Bm 3385ガウス
Br/Bm 0.573
実施例5〜7
平均粒径0.8μm(長軸)、平均軸比1oの針状のレ
ピドクロサイト粒子をマツフル炉に入れ、6o。
ピドクロサイト粒子をマツフル炉に入れ、6o。
℃で1時間加熱してα−Fe2eg粉末を得た。
次にこの粉末2fを磁性ボートに入れて管状炉にm人し
、co/Nt C30/70容量比ンの混合ガスを毎分
75 mεの流速で流しながら、340℃で表3に記載
の時間処理したところ、いずれも黒色の針状粉末を得た
。
、co/Nt C30/70容量比ンの混合ガスを毎分
75 mεの流速で流しながら、340℃で表3に記載
の時間処理したところ、いずれも黒色の針状粉末を得た
。
X線回折パターンを第4〜6図に示す。A、+1.0、
DおよびEのピークは、Fe5Ot を示し、A11B
′、QlおよびD′は、F e ! 04を示す。各図
はこれらの混合物であることを示す。
DおよびEのピークは、Fe5Ot を示し、A11B
′、QlおよびD′は、F e ! 04を示す。各図
はこれらの混合物であることを示す。
表3Iこ磁気特性、C,H及びNの元素分析、ならびに
組成を示す。
組成を示す。
表4に実施例6におけるピークA−Eの面間隔(dλ)
及び強度比CI/TI)を、AS’rMのX−Ray
PowderData File 20−509のFe
502’ Iron Carbideのそれらと対比し
たものを示す。
及び強度比CI/TI)を、AS’rMのX−Ray
PowderData File 20−509のFe
502’ Iron Carbideのそれらと対比し
たものを示す。
表 4
実施例8
反応時間を5 hrに固定して、反応温度を320.3
60及び400°Cとする以外は実施例5と同様にして
処理したところ、それぞれ450.540及び4950
eの保磁力を有する針状の磁性粉末を得た。
60及び400°Cとする以外は実施例5と同様にして
処理したところ、それぞれ450.540及び4950
eの保磁力を有する針状の磁性粉末を得た。
実施例9
実施例5のレピドクロサイトの代りに、平均粒径0.7
μm(長軸)、平均軸比10 の針状のゲーサイト粒子
を用い、同様に加熱して針状のα−p6203粉末を得
、同様をこCo/N2 (30/70容量比)の混合ガ
スで、340”Cで5 ’hr処理したところ、黒色の
針状粉末を得た。表3に磁気特性、C,H及びNの元素
分析ならひに組成を示す。
μm(長軸)、平均軸比10 の針状のゲーサイト粒子
を用い、同様に加熱して針状のα−p6203粉末を得
、同様をこCo/N2 (30/70容量比)の混合ガ
スで、340”Cで5 ’hr処理したところ、黒色の
針状粉末を得た。表3に磁気特性、C,H及びNの元素
分析ならひに組成を示す。
実施例10
平均粒径0.8μm(長軸)、平均軸比10の針状のレ
ピドクロサイト粒子をマツフル炉に入れ、250℃で1
時間加熱してγ−F6.Os粉末を得た。
ピドクロサイト粒子をマツフル炉に入れ、250℃で1
時間加熱してγ−F6.Os粉末を得た。
この粉末を使用した以外は実施例5と同様にして処理し
たところHc 5410eの針状粉末を得た。
たところHc 5410eの針状粉末を得た。
参考例1
平均粒径0.8μm、平均軸比10の針状α−Fetu
。
。
粒子3gを磁性ボートに入れて管状炉に挿入し、窒素を
流して空気を置換した後、340°Cに昇温し、その温
度でCo/N2 (30/70容厨比)混合ガスを75
me 7分の流速で1時間接触させて、黒色の粉末を得
た。そのX線回折図は、第7図のとおりであり、Fe3
0(であることが確認された。また磁気特性を測定した
ところ、He 4150e 、 Br 1500ガウス
、Bm 3390ガウス、Br/1m O,443であ
った。
流して空気を置換した後、340°Cに昇温し、その温
度でCo/N2 (30/70容厨比)混合ガスを75
me 7分の流速で1時間接触させて、黒色の粉末を得
た。そのX線回折図は、第7図のとおりであり、Fe3
0(であることが確認された。また磁気特性を測定した
ところ、He 4150e 、 Br 1500ガウス
、Bm 3390ガウス、Br/1m O,443であ
った。
実施例]1
参考例1で得た針状Fe50+粒子2gを磁性ボートに
入れて管状炉に挿入し、窒素を流して空気を置換した後
、340°Cに昇温し、その温度でCo/N2(30/
70容指比)混合ガスを75me/分の流速で5時間接
触させて、黒色の粉末を得た。得られた粉末の磁気特性
を測定したところ、He 5850e、Br 1695
ガウス、Bm 3560ガウス、Br/1m O,’4
76てあった。
入れて管状炉に挿入し、窒素を流して空気を置換した後
、340°Cに昇温し、その温度でCo/N2(30/
70容指比)混合ガスを75me/分の流速で5時間接
触させて、黒色の粉末を得た。得られた粉末の磁気特性
を測定したところ、He 5850e、Br 1695
ガウス、Bm 3560ガウス、Br/1m O,’4
76てあった。
X線回折スペクトルは、面間隔2.29λ、2.21X
。
。
2.08A、2.05Xおよび1.92 Xの各ピーク
を有した。
を有した。
参考例2
平均粒径0.7 pm、平均軸比1oの針状7−Fe0
0F(粒子3gを磁性ボートに入れて管状炉に挿入し、
窒素を流して空気を置換した後、340’Cに昇温し、
その温度でCo/N2 (30/70容量比)混合ガス
を75m17分の流速で30分間接触させて、針状F
e 、04粉末を得た。X線回折図は、第7図と同様の
ものであった。また、その磁気特性はHe 3850e
、 Rr1450ガウス、Em 3430ガウス、B
r/1m O,423であった。
0F(粒子3gを磁性ボートに入れて管状炉に挿入し、
窒素を流して空気を置換した後、340’Cに昇温し、
その温度でCo/N2 (30/70容量比)混合ガス
を75m17分の流速で30分間接触させて、針状F
e 、04粉末を得た。X線回折図は、第7図と同様の
ものであった。また、その磁気特性はHe 3850e
、 Rr1450ガウス、Em 3430ガウス、B
r/1m O,423であった。
実施例12
参考例2で得た針状Fe、04粒子2gを磁性ボートに
入れて管状炉に挿入し、窒素を流して空気を置換した後
、340°Cに昇温し、その温度でCo/N2(30/
70容量比)混合ガスを75m1!/分の流速で2時間
接触させて、黒色の粉末を得た。得られた粉末の磁気特
性はHe 9250e 、 Br 2025ガウス、B
m 3580ガウス、Br/Bm O,566であり、
組成はFe504 ’ 39.1%、Fe5c256.
3%、C4,6%であった。
入れて管状炉に挿入し、窒素を流して空気を置換した後
、340°Cに昇温し、その温度でCo/N2(30/
70容量比)混合ガスを75m1!/分の流速で2時間
接触させて、黒色の粉末を得た。得られた粉末の磁気特
性はHe 9250e 、 Br 2025ガウス、B
m 3580ガウス、Br/Bm O,566であり、
組成はFe504 ’ 39.1%、Fe5c256.
3%、C4,6%であった。
実施例13
実施例5において、Co/N、の混合ガスをHz/C0
/N、 (10150/40容量比〕の混合ガスに代え
て同様に処理して、黒色の針状粉末を得た。
/N、 (10150/40容量比〕の混合ガスに代え
て同様に処理して、黒色の針状粉末を得た。
磁気特性を測定した結果は次の通りであった。
保 磁 力 He 5360e
残残留束密度 Br 1650ガウス
飽和磁束密度 Bm、 341!5ガウス角 型 比
Br/Bm O,483 X線回折スペクトルは、面間隔2.29X、2.21X
、2.08X、2.05″k及び1.92にの各ピーク
を有した。
Br/Bm O,483 X線回折スペクトルは、面間隔2.29X、2.21X
、2.08X、2.05″k及び1.92にの各ピーク
を有した。
第1図は本発明の針状粒子の粒子構造の電子顕微鏡写真
である。第2〜6図はそれぞれ実施例1.4及び5〜7
で得られた針状粒子のX線回折図であり、第7図は参考
例1で得られた針状のFe50゜のX線回折図である。 (以上) 特許出願人 ダイキン工業株式会社 代 理 人 弁理士 1)村 巌 手続補正書(自発) 昭和58年10月31日 1、事件の表示 昭和58 年特 、許 願第171765号2、発明の
名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530大阪市北区着根崎1の2の8マルビル 電話0
6(365)0170番(代)8、補正の内容 1.明
細書第21頁第5行「1HcJとあるを1TIcJと訂
正します。 (以上) 昭和58年11月24日 掃・ 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特 許願第171765号2、発明の名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530 大阪着根区曽根崎lの2の8マルビル 電話
06(365)0170番(代)8、補正の内容 別紙添附の通シ 補正の内容 1、 明細書第6頁下から第2行及び同頁最下行r 0
.2 jとあるをそれぞれ「o、 1.Jと訂正します
。 2 明細書第9頁最下行10.2〜2」及び「02〜1
0」とあるをそれぞれ「01〜2」及び「01〜]、’
OJと訂正し捷す。 3 明細書第16頁第2〜3行「0.2〜2」及びr
0.2−1. Ojとあるをそれぞれ「0.1−2J及
び「01〜1.0」と訂正します。 (以上) 手続袖正書(自発) 昭和59年10月27日 特許庁長官殿 2、発明の名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530大阪市北区着根崎1丁目2番8号自 発 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」及び「図面の簡単な説明
」の項、並びに図面 補 正 の 内 容 1.明細i!、第31頁第13行 「有した。」とあるを次のように訂正します。 [有した。 次に第8図(a)及び(I))に実施例9で得られた剣
状粒子の結晶の構造を示す制限視野電子線回折パターン
を示す。(、)は制限視野像、(1))は電子線回折パ
ターンである。同図より該針状粒子がF e5 C2単
結晶であることが判る。微結晶の成長面はb−c面であ
り、b軸方向に伸びた針状粒子である。」 2、同第32r1第1行 [である。、1とあるな[である。第8図は実施例9で
得られた針状粒子の結晶の構造を示す写真である。]と
訂正します。 3、第8図を追加します。 第 8 図 (a)、 (b) ×20000
である。第2〜6図はそれぞれ実施例1.4及び5〜7
で得られた針状粒子のX線回折図であり、第7図は参考
例1で得られた針状のFe50゜のX線回折図である。 (以上) 特許出願人 ダイキン工業株式会社 代 理 人 弁理士 1)村 巌 手続補正書(自発) 昭和58年10月31日 1、事件の表示 昭和58 年特 、許 願第171765号2、発明の
名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530大阪市北区着根崎1の2の8マルビル 電話0
6(365)0170番(代)8、補正の内容 1.明
細書第21頁第5行「1HcJとあるを1TIcJと訂
正します。 (以上) 昭和58年11月24日 掃・ 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特 許願第171765号2、発明の名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530 大阪着根区曽根崎lの2の8マルビル 電話
06(365)0170番(代)8、補正の内容 別紙添附の通シ 補正の内容 1、 明細書第6頁下から第2行及び同頁最下行r 0
.2 jとあるをそれぞれ「o、 1.Jと訂正します
。 2 明細書第9頁最下行10.2〜2」及び「02〜1
0」とあるをそれぞれ「01〜2」及び「01〜]、’
OJと訂正し捷す。 3 明細書第16頁第2〜3行「0.2〜2」及びr
0.2−1. Ojとあるをそれぞれ「0.1−2J及
び「01〜1.0」と訂正します。 (以上) 手続袖正書(自発) 昭和59年10月27日 特許庁長官殿 2、発明の名称 炭化鉄を含有する針状粒子 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (285)ダイキン工業株式会社 4、代理人 〒530大阪市北区着根崎1丁目2番8号自 発 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」及び「図面の簡単な説明
」の項、並びに図面 補 正 の 内 容 1.明細i!、第31頁第13行 「有した。」とあるを次のように訂正します。 [有した。 次に第8図(a)及び(I))に実施例9で得られた剣
状粒子の結晶の構造を示す制限視野電子線回折パターン
を示す。(、)は制限視野像、(1))は電子線回折パ
ターンである。同図より該針状粒子がF e5 C2単
結晶であることが判る。微結晶の成長面はb−c面であ
り、b軸方向に伸びた針状粒子である。」 2、同第32r1第1行 [である。、1とあるな[である。第8図は実施例9で
得られた針状粒子の結晶の構造を示す写真である。]と
訂正します。 3、第8図を追加します。 第 8 図 (a)、 (b) ×20000
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)炭化鉄を含有する針状粒子。 (2)平均軸比が3以上である特許請求の範囲第1項記
載の針状粒子。 (3)炭化鉄の含有置か20重量%以上である特許請求
の範囲第2項記載の針状粒子。 (4)炭化鉄以外の成分が酸化鉄又は/及び元素炭素で
ある特許請求の範囲第3項記載の針状粒子。 (5)針状オキシ水酸化鉄又は針状酸化鉄をCO又はこ
れとH2との混合物と接触させることを特徴とする炭化
鉄を含有する針状粒子の製法。 (6) オキシ水酸化鉄がα−Fe201又はγ−F
e O(:)Hである特許請求の範囲第5項記載の製法
。 (7) 酸化鉄がα−Fe201、γ−Fears又は
Pe5o<である特許請求の範囲第5項記載の製法。 (8)接触温度が約300〜400℃である特許請求の
範囲第5項、第6項又は第7項記載の製法。 (9)炭化鉄を含有する針状粒子から成る磁性材料。 f+01 針状粒子の平均軸比が3以上である特許請求
の範囲第9項記載の磁性材料。 (11) 炭化鉄の含有量が20重量%以上である特許
請求の範囲第10項記載の磁性材料。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58171765A JPS6071509A (ja) | 1983-09-17 | 1983-09-17 | 炭化鉄を含有する針状粒子 |
EP84104661A EP0123318B1 (en) | 1983-04-25 | 1984-04-25 | Acicular particulate material containing iron carbide |
DE8484104661T DE3469820D1 (en) | 1983-04-25 | 1984-04-25 | Acicular particulate material containing iron carbide |
KR1019840002220A KR900005686B1 (ko) | 1983-04-25 | 1984-04-25 | 탄화철을 함유하는 침상입자물질 |
US06/918,783 US4842759A (en) | 1983-04-25 | 1986-10-14 | Acicular process for producing particulate material |
US07/327,461 US5151206A (en) | 1983-04-25 | 1989-03-22 | Acicular iron carbide particulate material and process for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58171765A JPS6071509A (ja) | 1983-09-17 | 1983-09-17 | 炭化鉄を含有する針状粒子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6071509A true JPS6071509A (ja) | 1985-04-23 |
JPH0143683B2 JPH0143683B2 (ja) | 1989-09-22 |
Family
ID=15929259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58171765A Granted JPS6071509A (ja) | 1983-04-25 | 1983-09-17 | 炭化鉄を含有する針状粒子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6071509A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61154110A (ja) * | 1984-12-27 | 1986-07-12 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 磁気記録用針状性炭化鉄微粒子及びその製造方法 |
JPS6285403A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-18 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
JPS6286537A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-21 | Tdk Corp | 磁気デイスク |
US5514465A (en) * | 1993-06-30 | 1996-05-07 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium comprising a magnetic layer containing magnetic powder, an organic dye and a binder having an amino group or ammonium salt group |
US5618637A (en) * | 1991-11-25 | 1997-04-08 | Tdk Corporation | Magnetic recording medium |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3572993A (en) * | 1968-07-23 | 1971-03-30 | Du Pont | Ultrafine,nonpyrophoric,chi-iron carbide having high coercivity |
JPS6016808A (ja) * | 1983-07-05 | 1985-01-28 | Daikin Ind Ltd | 炭化鉄を含有する磁性材料 |
-
1983
- 1983-09-17 JP JP58171765A patent/JPS6071509A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3572993A (en) * | 1968-07-23 | 1971-03-30 | Du Pont | Ultrafine,nonpyrophoric,chi-iron carbide having high coercivity |
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JPS6285403A (ja) * | 1985-10-09 | 1987-04-18 | Tdk Corp | 磁気記録媒体 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0143683B2 (ja) | 1989-09-22 |
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