JPS6070717A - 焼結型電解蓄電器の陽極製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は焼結型電解蓄電器の陽極部の合理的製造法に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 一般に焼結型電解蓄電器は粉末状の陽極材料とバインダ
ーとから成る成形材料を金型中に投入し高圧を加え加圧
成形し成形体を得、し゛かる後、焼結、絶縁層の形成、
陰極部の形成２等の工程を経て得られていた。しかし、
これらの従来の粉末冶金工法では成形金型、成形条件等
を精密にコントロールしなければ、成形体に割れ、密度
ムラ等が発生し製品歩留りの低下を来たす原因となって
いた。

これらの欠点を改良するため、材料組成、成形金型、成
形条件等に多くの工夫がなされて来た。

このような問題点を解決すべく釧意研究の結果、陽極材
料となる金属パウダーと有機バインダーとの混練物に所
定の圧力をかけパイプ状の押出し成形を行ないこの内径
に陽極端子を挿入し、後、焼結を行なうことにょシ従来
の粉末成形法で得た製品より優れた品質を示すことを発
見したのでその詳細を以下に述べる。

発−朗の目的 本発明は従来の粉末冶金等で多く用いられているダイと
ポンチを用いた高圧加圧方式での割れ、充填バラツキ、
特性バラツキ等の問題点を解消し安価で高品質な焼結型
電解蓄電器の陽極部分を合理的な製造法で提供すること
にある。

発明の構成 本発明の構成は、粉末状の陽極材料とセルロース系化合
物及び他の添加剤から成るバインダーとを２０〜３０℃
で混合、混練しその後、粉砕を行ない微粉状の組成物を
得た。この微粉を用いてプランジャー型押出し機で目的
とする製品サイズの押出しを行ない、その後、陽極端子
を挿入し、有機バインダーを仮焼の後、本焼成する工程
から成るものである。

実施例の説明 実施例１〜１８ 平均粒径４４μのタンタル粉末、２０℃における２％メ
チルセルロース・水溶液の粘度が３０００〜５６００ｃ
ｐｓのメチルセルロース、グリセリン、水を表−１に示
す組成で混練し、組成物を得た。その後、表−１に示す
条件で押出し筒状のメンタル組成物の成形体第１図を得
た。この組成物を所望の長さに切断後タンタルの陽極端
子線を第２図に示す方法で挿入し仮焼〜本焼成およびタ
ンクルコンデンサーが通常行なわれるその他の工程を経
て最終のタンタルコンデンサー第３図を得た０この特性
の測定結果および充填量のバラツキ測定結果を表−２に
示す。

参考例−１ 平均粒径４４μのタンタル粉末、／ヨウノウ。

添加剤等から成る粉末成形用組成物を従来の一般的なタ
ンタルコンデンサーの製造法で得たタンタルコンデンサ
ーの特性値を表−３に示す。

以下′余白 第１表 第２表 （注）第２表の説明 の１０ン）２０００ケにおける充填量のバラツギをとっ
たものである。

一〇、１μＦ　の電気特性測定結果である。

第３表 発明の効果 本発明によると第２表及び第３表の比較結果からもあき
らかな様に充填量のバラツキは従来の粉末請合方式で得
られる±１０〜２０％よシも優れ、その値は±５％以下
といっだ値を示した。これはその成形工程での取扱いが
粉体状でなく流動可能な粒状であり、タンタル粉末自体
の金型内へ投入時の計量精度の向上によるもの、又、流
動性向上る。父、コンデンサーとしての特性値も第２表
に示したごと〈従来の粉末成形品となんら変わることの
ないものであった。又、更に充填精度の均一な成形体が
得られることからそのコンデンサーとしての特性値の安
定なものが得られるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の方法で得た押出し品の斜視
図、第２図は押出し品にタンタルの陽極端子線を挿入す
る金型の断面図、第３図ｉｒｉ完成したタンタルコンデ
ンサーの斜視図である−代理人の氏名　弁理士　中　尾
　敏　男　ほか１名＠１図 ／ 第３図 ／４ −（

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）蓄電器用粉体陽極材料と有機高分子材料、滑剤お
   よび水から成る結合剤との混線物を用いて陽極端子の外
   径に略等しい内径を有する筒状の押出し物を得る工程、
   およびこの押出し物を所定の長さに切断する工程、およ
   びこの切断した押出し物に陽極端子を挿入する工程から
   成る焼結型電解蓄電器の陽極製造法。
2. （２）蓄電器用粉体陽極材料がタンタルである特許請求
   の範囲第１項記載の焼結型電解蓄電器の陽極製造法。