JPS606947Y2 - 磁気テープカセツト - Google Patents

磁気テープカセツト

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JPS606947Y2
JPS606947Y2 JP9940980U JP9940980U JPS606947Y2 JP S606947 Y2 JPS606947 Y2 JP S606947Y2 JP 9940980 U JP9940980 U JP 9940980U JP 9940980 U JP9940980 U JP 9940980U JP S606947 Y2 JPS606947 Y2 JP S606947Y2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic tape
cassette
magnetic head
head
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Expired
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JP9940980U
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English (en)
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JPS5722885U (ja
Inventor
桂二 鈴木
郷志 国井
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5722885U publication Critical patent/JPS5722885U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、磁気テープカセットに関し、特にたとえば
垂直磁気記録する磁気記録装置に用いられる磁気テープ
カセットに関する。
従来のリング形磁気ヘッドを用いた記録方式では磁気テ
ープの走行方向に磁化が行なわれる。
一方、記録のための磁化を磁気テープの垂直方向(厚み
方向)に行なう垂直磁気記録方式がある。
この垂直磁気記録方式は、高密度記録が可能なため特に
ディジタル記録等に利用される。
第1図aおよびbはこの考案の背景となる垂直磁気記録
方式の構成を示す図解図であり、第1図aはその正面図
を示し、第1図すはその側面図を示す。
磁気テープ1は磁性層2とベース層3とを含む。
この磁性層2に含まれる磁性粒子は磁気テープ1の厚み
方向に磁化容易に配向されている。
垂直磁化用磁気ヘッドは主磁気ヘッド4と補助磁気ヘッ
ド5とを含む。
主磁気ヘッド4はガラスやSi等によって形成される非
磁性のサブストレート6.6とこのサブストレート6.
6によって挟持される主磁極7とを含む。
この主磁極7はパーマロイ等の磁性薄膜である。
一方、補助磁気ヘッド5は補助磁極8とその周囲に巻回
されるコイル9とを含む。
これらの主磁気ヘッドと補助磁気ヘッド5とは磁気テー
プ1をはさんで対向して設けられる。
磁気テープ1は矢印の方向に走行し、その磁性層2は主
磁気ヘッド4に摺接するように配置される。
補助磁気ヘッド5の電流駆動端子10.10からコイル
9に信号電流を流すことによって補助磁極8からその信
号に応じた磁界が発生する。
ここで主磁極7は1μmもしくはそれ以下の磁性薄膜で
構成されているので、補助磁極8で発生した磁界は収束
されて主磁極7に入り、主磁極7の後端から補助磁極8
の後端にリターンする。
この結果、磁気テープ1の磁性層2は磁気テープ1の厚
み方向に磁化される磁区で構威されるように記録が行な
われる。
以上の構成の垂直磁気記録方式では、磁気テープ1を主
磁気ヘッド4と補助磁気ヘッド5との間で走行させる必
要がある。
そして、この主磁気ヘッド4と補助磁気ヘッド5との間
隙は非常に狭く設定される。
そのため、特に磁気テープカセット方式の記録再生装置
においては、再生や記録の際に主磁気ヘッド4を磁気テ
ープに摺接させ、補助磁気ヘッド5を磁気テープ1に近
づけるなどの機構が必要となり、その構成が非常に複雑
になるという欠点がある。
それゆえに、この考案の主たる目的は、簡単な垂直磁気
記録システムを構威し得る磁気テープカセットを提供す
ることである。
この考案は、要約すれば、垂直磁気記録方式に用いられ
る磁気テープカセットにおいて、主磁気ヘッドおよび補
助磁気ヘッドのいずれか一方を磁気テープカセットに内
蔵するようにし、磁気テープカセットを用いた垂直磁気
記録システムの構成を簡単にするようにしたものである
この考案の上述の目的およびその他の目的と特徴は、図
面を参照して行なう以下の詳細な説明から一層明らかと
なろう。
第2図aおよびbはこの考案の一実施例を示す図解図で
あり、第2図aはその平面図であり、第2図すはその正
面図である。
構成において、磁気テープカセット15はカセットケー
ス11を含み、このカセットケース11内には磁気テー
プ1が巻回されたl対のリールバブ12.12が収納さ
れる。
また、カセットケース11内には1対のプーリー13.
13が収納されており、これらのプーリー13.13に
よって磁気テープ1の走行経路が規定されている。
すなわち、磁気テープ1はカセットケース11の一方側
面に沿って走行される。
このカセットケース11の一方側面中央部には台形状の
くぼみ14が形成されている。
そして、このくぼみ14の底部には主磁気ヘッド4が接
着もしくはモールド等によって固定されている。
また、この主磁気ヘッド4はその先端が磁気テープ1に
摺接可能となっている。
なお、カセットケース11には磁気テープ1を駆動する
キャプスタンもしくはピンチローラ等を収納するための
穴やリールハブ12.12を巻取るための穴などが設け
られるが、この考案の説明には特に必要としないのでそ
の説明は省略する。
上述のように、この実施例では主磁気ヘッド4が磁気テ
ープカセット15に内蔵される。
この主磁気ヘッド4の製造法は以下の通りである。
すなわち、ガラス等のサブストレート6上に蒸着、スパ
ッタ等の成膜技術を用いてパーマロイ等の磁性膜すなわ
ち主磁極7が皮膜され、さらにこの磁性膜の上にガラス
等のサブストレート6が貼り合わせられる。
その後、細かく短冊状に切断され、磁気テープ1と接触
する端面が研磨されて仕上げられる。
このように、主磁気ヘッド4は簡単な工程で大量かつ安
価に製作できるため、個々の磁気テープカセット15に
主磁気ヘッド4を内蔵してもコストの面で問題となるこ
とは少ない。
このように、主磁気ヘッド4を磁気テープカセット15
に内蔵することによって、磁気テープ1の磁性層2が磁
気テープカセット15の内側に向くので、磁性層2に直
接手などが触れることがないので、磁性層2が傷つけら
れることが少ない。
一方、磁気記録装置(図示せず)には補助磁気ヘッド5
が設けられており、磁気テープカセット15の装着によ
り、第2図aに示すごとく磁気テープ15内の主磁気ヘ
ッド4と対向するように配置される。
この補助磁気ヘッド5の配置のための構成は従来のリン
グ形磁気ヘッド゛によるヘッド配置のための構成とほぼ
同様であっても良く簡単に構成できる。
なお、上述の実施例では磁気テープカセット15に主磁
気ヘッド4を内蔵する例を示したが、補助磁気ヘッド5
を内蔵する場合においても同様の効果を奏する。
ただし、この場合は、磁気テープカセット15を磁気記
録装置に装着する際補助磁気ヘッド5の電流駆動端子1
0.10に記録装置からの記録信号が与えられるように
構威しなければならない。
また、上述の実施例では主磁気ヘッド4を薄膜磁性体構
造の例で示したが、この主磁気ヘッド4にその底部から
延びて補助磁気ヘッド5側に折り曲げられるバルク磁性
体を付加してもよい。
この場合、補助磁気ヘッド5の補助磁極8の底部にもそ
の底部から延びて主磁気ヘッド4側に折り曲げられるバ
ルク磁性体を付加する。
これらのバルク磁性体は、補助磁気ヘッド5から主磁気
ヘッド4にリターンする磁界の補助磁路として作用しそ
の磁路の磁気抵抗を減少させるこができる。
したがって、補助磁気ヘッド5の駆動電流を小さくする
ことができる。
以上のように、この考案によれば、垂直磁気記録方式に
必要な2つの磁気ヘッドのうちいずれか一方を磁気テー
プカセットに内蔵させるようにしたので、磁気ヘッドの
配置のための磁気記録装置の構成を簡単にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbはこの考案の背景となる垂直磁気記録
方式の構成を示す図解図であり、第1図aはその正面図
を示し、第1図すはその側面図を示す。 第2図aおよびbはこの考案の一実施例を示す図解図で
あり、第2図aはその平面図であり、第2図すはその正
面図である。 図において、1は磁気テープ、4は主磁気ヘッド、5は
補助磁気ヘッド、11はカセットケース、15は磁気テ
ープカセットを示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)走行する磁気テープの厚み方向に対向して設けら
    れる第1の磁気ヘッドと第2の磁気ヘッドとが協働して
    前記磁気テープの厚み方向に磁化記録するような磁気記
    録装置に用いられる磁気テープカセットであって、 前記磁気テープを収納するカセットケースを含み、 前記カセットケースはその収納された前記磁気テープが
    その一部において露出するように形成される窓を有し、
    さらに 前記磁気記録装置は前記窓から露出した磁気テープの一
    部に対向する位置に設けられる一方の磁気ヘッドを有し
    、 前記カセットケース内において前記窓の近傍にかつこの
    カセットテープが前記磁気記録装置に装着されたとき前
    記一方の磁気ヘッドに対向するように設けられる他方の
    磁気ヘッドを含む、磁気テープカセット。
  2. (2)前記カセットケース内に収納される前記磁気テー
    プはその磁性層が前記カセット内に向くように収納され
    、 前記カセットケース内に設けられる前記他方の磁気ヘッ
    ドは前記一方の磁気ヘッドからの信号に応じた磁界を収
    束させるための主磁気ヘッドであり、 前記主磁気ヘッドは前記磁気テープの磁性層に摺接可能
    に設けられる、実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の磁気テープカセット。
  3. (3)前記カセットケース内に設けられる前記他方の磁
    気ヘッドは補助磁気ヘッドであり、 前記磁気記録装置は記録信号を導出する信号出力端子を
    含み、 前記カセットケースは前記磁気記録装置に装着されたと
    き前記信号出力端子に電気的に接続される信号入力端子
    を含み、さらに、 前記信号入力端子を前記補助磁気ヘッドに電気的に接続
    するための接続手段を含む、実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の磁気テープカセット。
JP9940980U 1980-07-14 1980-07-14 磁気テープカセツト Expired JPS606947Y2 (ja)

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JPS5722885U JPS5722885U (ja) 1982-02-05
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ID=29461063

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176575A (en) * 1981-04-24 1982-10-29 Canon Inc Magnetic tape cassette
JPS59155255A (ja) * 1983-02-23 1984-09-04 テルモ株式会社 弁体付連結具

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JPS5722885U (ja) 1982-02-05

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